ライトナンバーズとは、『ロックマン』に登場するロボット。
概要編集
Dr.ライトことトーマス・ライト(SRW未登場)が製作した人型ロボット群。型式番号は「Dr.ライトナンバーズ」の略称で「DRN.」から始まっている。
ロボットの平和利用に尽力したDr.ライトの方針そのものが表れた作業用ロボット達。試作機のブルース、家庭用のロックおよびロールを経て、DRN.003以降はいずれも局所的な作業を担当する。
ライトナンバーズはワイリーナンバーズとは異なり、名称や性別にも例外[1]が存在するものの、基本的に男性型かつ「○○マン」名称の機体が大多数である。
すれ違いによりブルースが失踪した後、Dr.ワイリーことアルバート・W・ワイリーがライトナンバーズを奪い違法改造。各所でライトナンバーズが暴れ出してしまい、事態の対処のためにやむなくDr.ライトはロックを戦闘用に改造。こうしてスーパーロボット・ロックマンが生まれ、ワイリーの野望はロックマンによって砕かれたのであった。
『ロックマン11』時点で、ライトナンバーズとして扱われている機体は19機登場している。うち初代『ロックマン』に登場した6機は、ブルース・ロック・ロールの後に続いた連番。
『ロックマン9』の8大ボスもライトナンバーズに該当するDr.ライト作のロボットだったが、作中登場時点では使用期限が過ぎて廃棄処分の段階であった。形式番号はワイリーナンバーズの欠番を埋める「DRN.065~DRN.072」だったが、設定上ワイリーナンバーズとは無関係に製作されている筈である。リメイク作『ロックマンロックマン』に登場した追加機体2機はそもそも正式な形式番号が不明であり、ライトナンバーズの規模も同様に不明である。
なお、結局『9』のライトナンバーズも全機ワイリーに改造されており、戦闘用になったことがないのはロールだけ[2][3]である。
SRWに登場したライトナンバーズ編集
関連機体編集
余談編集
- 海外版ではDr.ライトのスペルが変更されているためか、形式番号も同様に変化し、「DLN.」となっている。
- 『1』の6大ボスはロックマンと同じDr.ライト作のロボットであるためか、その後の作品ではロックマンの味方として登場することも多い。
- リメイク作『ロックマンロックマン』では、ロックバスターのみで6大ボス+追加2大ボスを倒すとそのライトナンバーズを救出した扱いにでき、救出したナンバーズを操作キャラクターとして実際に使用可能となる。
- 有賀ヒトシ氏の漫画版でも、『1』の6大ボスは『2』に該当するエピソード以降もほぼレギュラー格として登場し、ロックマンの心強い味方として活躍する。
- Dr.ライトが直接開発したのはブルースとロックとロール、『1』に登場したライトナンバーズの計9体のみで、『9』の8体は設計のみを行い、実際に組み立てて運用していたのは民間企業や団体であると設定されている。また『9』のサウンドトラックに有賀氏が寄稿した『誰が為に』では、「反乱を起こした『9』のナンバーズを止めるべく立ち向かう『1』のナンバーズ」という、ライトナンバーズ同士の対決がダイジェスト的に描かれている。
脚注編集
- ↑ SRW未登場機体では、『9』に登場するスプラッシュウーマンが女性体である。
- ↑ SRW以外のクロスオーバー作品や、リメイク作『ロックマンロックマン』の隠し要素などではロールも戦闘に参加しているが、客演用の補正やおまけ要素に留まる。
- ↑ Dr.ライトの遺作であるため最後のライトナンバーズと疑われている『ロックマンX』シリーズの主役機エックスは、最初から純然たる戦闘用ロボット。また、Dr.ライトの助手ロボットであるライトットは研究所に居ながらライトナンバーズには計上されておらず、そもそもライトットはライト製であるかどうかも不明である(両者ともにSRW未登場)。
- ↑ 『ロックマンメガミックス』では、当初『3』のボスはDRWN(ライトワイリーナンバーズ)として設定されていたが、復刻版以降はワイリーナンバーズに改められ、劇中でもワイリーが単独で製作したと明言している。