量産型ゲシュペンストMk-II・タイプTT

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量産型ゲシュペンストMk-II・タイプTTは「OGシリーズ」の登場メカ

量産型ゲシュペンストMk-II
タイプTT
外国語表記 Gespenst Mk-II MASS PRODUCT MODEL TT TYPE
登場作品

バンプレストオリジナルOGシリーズ

初登場SRW スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 念動力者専用パーソナルトルーパー
ゲシュペンストシリーズ
生産形態 データ取得用改造機
型式番号 RPT-007TT-01,02,03
全高 21.2 m
重量 69.1 t(DWでは72.4 t)
動力 核融合ジェネレーター
フレーム GIIフレーム
基本OS TC-OS
補助MMI T-LINKシステム
原型機 量産型ゲシュペンストMk-II
開発者 イングラム・プリスケン
開発 マオ・インダストリー
所属 地球連邦軍
主なパイロット アヤ・コバヤシ(1号機)
リュウセイ・ダテ
(2号機)
ブルックリン・ラックフィールド(3号機)
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概要

SRX計画の一環として、念動力者専用の念動力感知増幅装置「T-LINKシステム」を搭載した量産型ゲシュペンストMk-II。タイプTTは「T-LINK TEST TYPE」の略。暗めの色調が多い従来のゲシュペンストシリーズと違い、真っ白な機体色が特徴。念動力で操作する特殊な武器「T-LINKリッパー」を装備したほか、左腕部装備をプラズマ・ステークから非実体剣のペイロードへと変更するなど、原型機からの変更点は少なくない。

操縦系統が『バーニングPT』のゲーム筐体とほぼ同一に造られているため[1]、同ゲームに慣れ親しんでいたリュウセイはレクチャー無しで操縦することができた。

搭載されているT-LINKシステムは、パイロットのテレキネシスαパルスのパターン計測、およびT-LINKリッパーの制御MMIとしての機能に限定されている簡易型であり、後のシステム搭載機のような念動フィールドを展開することは不可能。パイロットがT-LINKシステムの基礎的な扱い方を習熟するための訓練機的な機体である。

都合3機が同仕様として改修を受け、その内2機は極東支部伊豆基地のSRX計画で、1機は北米支部ラングレー基地のATX計画で、それぞれ念動力の素質を持つテストパイロット養成兼T-LINKシステムのデータ取得用として運用されていたが、DC戦争勃発に伴い、そのまま実戦へと参加することとなる。半ば訓練機に等しい本機であったが、当時の連邦軍はPTが希少だったこともあり、貴重なPT戦力として扱われた。この内リュウセイ・ダテが搭乗した機体はDC戦争初期に伊豆基地の格納庫損壊に巻き込まれて大破・抹消されたものの、残る2機はDC戦争、その後のL5戦役をパイロットを変えながら戦い抜いた。L5戦役終戦時点でも健在であったが、その後の実戦参加は確認されておらず、現在所在は不明。

表記上の文字数制限の為、ゲーム中の表記には『量産型』という表記が無く、戦闘台詞でも敵味方共に量産型扱いされない。しかし量産型ゲシュペンストMk-IIのバリエーション機のひとつである為、れっきとした量産型である。

なお、伊豆基地周辺の土産物屋には限定品として本機のプラモデルが売られている。リュウセイは初めて乗ったPTということで愛着があったのか、DWDVD版限定最終話でそのプラモデルを購入している。

登場作品と操縦者

魔装機神シリーズ

スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
「メモリアル・デイ」にリュウセイとともに登場する。当然だが、戦うこともできなければ自軍での運用もできない。

OGシリーズ

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
初登場作品。「ゲシュペンストMk-II・TT」表記。リュウセイ、アヤ、ブリットの初期機体。リュウセイ機はイベントで格納庫ごと破壊されてしまう。また改造段階が若干低く、破壊イベント後に改造を引き継ぐビルトラプターと同値。アヤ機とブリット機は専用機が登場するまでの間運用するが、アヤ機は途中でリオが乗って強制出撃する。なおブリット機が使用できるのはキョウスケ編のみで、リュウセイ編では合流時点で乗換済みのため登場しない。T-LINKリッパーの使い勝手がいいため量産型ゲシュペンストMk-IIよりも使いやすいものの、キョウスケ編前半でこの武器を使えるのはブリットかタスクのみ。専用のある二人だが、部隊合流まではどちらかの機体を誰かに譲り、一人はこの機体に乗せておいた方が自軍全体の戦力底上げになる。
スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
「ゲシュペンストMk-IIタイプTT」表記。OG1に準拠。
スーパーロボット大戦OGクロニクル
「UNSUNG HERO」において、シミュレーター訓練に登場。タイプTTとは明言されていない白いゲシュペンストにリュウセイが搭乗し、エイタ・ナダカが繰り出した「究極!ゲシュペンストキック」を「究極!ゲシュペンストキック返し」で返り討ちにした。
スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ
序盤はリュウセイ、アヤ、ブリットが乗り込み、アヤ機は途中からリオが、リュウセイ機(ゲームとは違い、破壊されない)は途中からリョウトが乗り込んだ。DVD版最終話では前述の通り、意外な形で登場する。
スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ Record of ATX
ヒュッケバインシリーズが出ないため、ゲームよりも出番が増えている。
また、アヤ機は登場せず、リュウセイ機も一応登場するが既にビルトラプターに乗り換えているため彼が乗ることはない。

装備・機能

武装・必殺武器

固定武器

格闘
本体による直接攻撃。GBA版のOG1のみで、以降の作品には実装されていない。
T-LINKリッパー
背部コンテナに搭載された本機の主武装。スラッシュ・リッパーをT-LINKシステム連動仕様に改装したもの。パイロットの念動力をT-LINKシステムを介することで伝達し、パイロットの意図した軌道でリッパーを飛ばすことができる。構造自体もスラッシュ・リッパーと異なっており、三枚刃から四枚刃に変更されている他、基部も新規設計となっている[2]。時系列上、最初に実戦で使用された念動兵器である。
『OGs』では刃部分に小規模な念動フィールドと思しき緑色の光が確認でき、エフェクトもスラッシュ・リッパーより派手になっている。射程と攻撃力もスラッシュ・リッパーより上でP属性を持つ為、使い勝手の良い武装だが、弾数が少ないのが難。
『OGDW』では幕張で偶然(に見せかけたイングラムの企みであったが)機体に乗り込んだリュウセイが素人ながら本武装を起動、メギロートを撃破している。

換装武器

プラズマカッター / メガ・プラズマカッター / ロシュセイバー
格闘戦用のプラズマソード。原型機の量産型Mk-IIではプラズマ・ステークだった左腕部がペイロードとなっており、設計上での先祖返りを起こしている。
換装武器の一つ。DWではメガ・プラズマカッター。Record of ATXにおいてブリット機は途中からロシュセイバーに換装している。
メガ・ビームライフル
ビームライフルの強化版。換装武器の一つ。タイプTTの標準装備。
コールドメタルナイフ
実体剣。換装武器の一つ。水中戦用として支給される。
M950マシンガン
量産型ゲシュペンストMk-IIの主武装。換装武器の一つ。DWではメガ・ビームライフルではなくこちらがTTの標準装備。ゲームでは水中戦用の実弾兵器として支給される。
スプリットミサイル
背中に装備されたオプション兵器。GBA版のOG1でのみ換装武器として扱われている。
設定上は搭載場所として使う背部コンテナをT-LINKリッパー用に使用している為、タイプTTにはスプリットミサイルが標準装備されない。Record of ATXにおいて、ブリット機がT-LINKリッパー用コンテナの横にスプリットミサイルを追加装備して出撃しているので、装備自体は可能(ただし、ブリットと整備班との会話から、仕様としては存在しておらず、あくまでアルトアイゼン出撃までの手数を増やすための緊急装備である)。

移動タイプ

極東支部に配備されたリュウセイ機とアヤ機は海への適応がある。

サイズ

M

カスタムボーナス

装甲値+15%

関連機体

量産型ゲシュペンストMk-II

脚注

  1. 厳密には『バーニングPT』の方がパーソナルトルーパーの操縦系統を模倣して造られている。
  2. 『OGDW』コミック1巻、88頁。