機械帝国ガルファとは、『GEAR戦士電童』の敵勢力。
概要 編集
自立稼働する機械だけの星間帝国。とはいえ、機械だけでは凰牙を動かすことができない為、アルテアのように洗脳された人間(アルクトス人)も含まれている。「ガルファ」及び「ガルファ帝国」ともいう。
事の発端は惑星アルクトス(現ガルファ本星)の自然を管理するコンピュータ「ガルファ」が「自然を破壊しているのは人間」と判断し、さらにはバグによって暴走、人類に反乱を起こしてその大半を虐殺した。
その後は全ての知的生命体の抹殺・DWの奪取及び機械の解放と進化・全宇宙の支配を目論むために幾つの銀河系を滅ぼし、遂には地球に目をつけようとした。戦闘員は上から順に「機将」「機士」「重機獣」「機獣」「機兵」とランクがあり、重機獣より上は会話が可能(一応、機兵も片言で喋るシーンはある)。
当初は螺旋城を月面に送り込み、そこから作戦を行っていたが、アルテアの洗脳が解かれ先遣隊の螺旋城が陥落したことで、ガルファ本星そのものを無理矢理動かして太陽系内に侵攻。数千に及ぶ螺旋城と共に一気呵成に地球を殲滅しようとしたが、本星に封印されていたフェニックスエールが電童により解放されたことで形勢が逆転。ガルファ皇帝とゼロが同時に撃破されたことに伴い、全ての螺旋城が機能停止し滅亡した。
なおガルファ本星はよくSFものに出てくる「悪の機械帝国」のイメージとは異なり、ガルファ皇帝が自然を支配していたために緑豊かなまま残され、恒星を持たずデタラメな軌道で宇宙を移動していたにもかかわらずさんさんと日が差していた。
逃げ延びたアルクトス人もごくわずかながら存命しており、ガルファ滅亡後は改めてアルテアにより再統治が行われることとなる。
登場作品編集
携帯機シリーズ編集
- スーパーロボット大戦R
- 初登場作品。過去編のみの登場。ティスの仲介を受け、ガイゾックと提携する。また、終盤ではネオ・ジオンが地球と和議を結び、居場所がなくなったフロスト兄弟が亡命している。
- 序盤から登場するものの、惑星1つ容易く破壊するという兵力ゆえに作中の版権勢力の中では最後の敵となり、本作の最終決戦はガルファ本星で行われる。
- また、本作ではガルファのシンギュラリティ到達にはラスボスが関与している。ベガを始めとするアルクトスの人々からしてみればとんだトバッチリである。
単独作品編集
- スーパーロボット大戦MX(PORTABLE)
- ギャンドラーと手を組む。終盤まで残る強大な勢力であり宇宙人組織の中では一応最後の敵になるのだが、本作の場合上には上がいた。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 既に壊滅済みだが、ゼロが生き延びて暗躍している。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 期間限定イベント『希望はいつもその胸に』に本作が参戦しているが、既に壊滅済み。