アクティヴレイド -機動強襲室第八係-

2023年7月25日 (火) 16:18時点における1.75.10.75 (トーク)による版 (→‎ストーリー)

アクティヴレイド -機動強襲室第八係-』はプロダクションアイムズ制作のテレビアニメ作品。

アクティヴレイド
-機動強襲室第八係-
外国語表記 ACTIVE RAID[1]
原作 創通
フィールズ
フライングドッグ
総監督 谷口悟朗
監督 秋田谷典昭
シリーズ構成 荒川稔久
キャラクターデザイン 佐伯俊(原案)
西田亜沙子
メカニックデザイン 森木靖泰
谷裕司
鈴木勘太
音楽 中川幸太郎
制作 プロダクションアイムズ
放送局 TOKYO MXほか
放送期間 1期:2016年1月 - 3月
2期:7月 - 9月
話数 全24話
初登場SRW スーパーロボット大戦DD
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概要

創通・フィールズ・フライングドッグの3社共同企画によるオリジナルアニメ。アニメーション制作はAICスピリッツの元スタッフによって設立されたプロダクションアイムズ、総監督はコードギアスシリーズの谷口悟朗氏が担当している。

近未来の東京を舞台に、パワードスーツ「ウィルウェア」による凶悪犯罪に対抗する警察庁警備局によって設立された第五特別公安課第三機動強襲室第八係の活躍を描く。

等身大パワードスーツの活躍を基本に描きつつ、シリアスとコミカルが入り混じったバラエティに富んだシナリオが特徴。

分割2クールで制作され、同年7月からは後半にあたる『アクティヴレイド -機動強襲室第八係- 2nd』が放送された他、少年ジャンプ+でコミカライズ版が、ジャンプ ジェイ ブックスから小説版が刊行された。

ストーリー

西暦2035年。東京東部は21世紀初頭に発生した第三次流砂現象と呼ばれる災害からの復興が進められていたが、復興作業に用いられるパワードスーツ「ウィルウェア」を使った凶悪犯罪が増加の一途をたどり、世界規模で警察などの治安維持組織に対する新しい動きが加速する。

これに対抗するため警察庁警備局は第五特別公安課第三機動強襲室第八係、通称「ダイハチ」を新設した。

ダイハチのメンバーによって次々と事件は解決していくが、その裏で暗躍する犯罪集団「ロゴス」の存在が明らかになっていく。

これは日本のアクティヴ、その活躍を描く物語である。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

第五特別公安課第三機動強襲室

黒騎猛
主人公の一人。階級は警部補。コードネームはオスカーII。
瀬名颯一郎
黒騎の相方で階級は同じく警部補。コードネームはオスカーI。
花咲里あさみ
主人公の一人。ダイハチに配属された女性隊員。階級は警部補。コードネームはオスカーVI。
星宮はるか
オペレーター兼ウィルウェア装着者。階級は巡査部長。コードネームはオスカーIII。
舩坂康晴
係長兼ウィルウェア装着者。メンバー最年長で階級は警部。コードネームはオスカーIV。
山吹凛
一見最年少に見えるがダイハチの室長。階級は警視正。コードネームはオスカーV。
天野円
オペレーター。階級は巡査。
協会さん
ウィルウェアの整備を担当する民間から派遣されてきた技術者。
エミリア・エデルマン
『2nd』から登場。ポーランド警察から派遣されてきたメンバー。コードネームはオスカーVII。
鏑木まりも
『2nd』から登場。ダイハチに配属された新人隊員でオペレーター担当。階級は巡査部長。

ロゴス

ミュトス
ロゴスのリーダーで天才ハッカー。
八条司稀 / バード
ロゴスのメンバーで光貴教育学園の生徒会長。
堂本カケル / ドック
ロゴスのメンバー。他のメンバーよりも短絡的な行動が目立つ。

その他

山吹陽
山吹凛の年の離れた妹。光貴教育学園の生徒。
稲城光太郎
山吹や黒騎の知り合いの国会議員秘書。『2nd』では都知事に就任している。
A子
黒騎に逮捕されたスリの常習犯。
小湊恵里子
ニュースキャスター。TVでダイハチの行動を批判する。
神明天夢
あさみによく似た人気アイドル。男の娘。
凡河内みほ
瀬名の統合自衛隊時代の同僚で元カノ。
アビゲイル・マルチネス
『2nd』より登場。ラテン系の女性で、登場すると必ず銃声が鳴り響く危険人物。
Liko
デジタルデバイスの汎用支援ソフトのアバターキャラクター。
本作のマスコット的存在でもあり、本キャラクターをモチーフとしたスマートフォン用アプリが放送期間中に配信された。

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

ストライクインターセプター
黒騎専用の近接戦闘特化型ウィルウェア。
エルフΣ
瀬名専用の遠距離射撃特化型ウィルウェア。
ファインファミリア
花咲里専用の最新型多機能型ウィルウェア。
メーティストラクチャーibuki
星宮専用の地上活動用情報処理特化ウィルウェア。
甲徹陣七竃
舩坂専用の防御重視型ウィルウェア。
プリマヴェーラ・パンテーラ
山吹専用の高速戦闘特化型ウィルウェア。
ファウンデーションΩ
エミリア専用の多機能型ウィルウェア。
ファウンデーションΩ with ケンタウロスユニット
ファウンデーションΩがポーランドが開発したウィルウェア機能強化装備ケンタウロスユニットの宇宙空間対応モデルと接続した形態。
機動強襲指揮車両
ダイハチメンバーが出動の際に搭乗する鉄道車両。道路走行用のタイヤを備え、ティルトローターの装着によって飛行も可能。

用語

第三次流砂現象
21世紀初頭に発生した東京東部の地下水位が急激に上昇したことで発生した大規模液状化現象。
泥濘化地帯
第三次流砂現象により居住困難となったエリア。
ウィルウェア
民生用に開発されたパワードスーツ。泥濘化地帯の復興作業に用いられているが、入手や改造の容易さから世界的にウィルウェアを使った凶悪犯罪が増加傾向にある。
装着時は下着姿になり、「インナーウェア」と呼ばれるナノマシンを組み込んだ電動強化スキンスーツを高性能3Dプリンタで出力し、その上から装甲化するという形で着装が行われる。バッテリー駆動で、バッテリーが切れると搭乗者保護のため自動的に装甲がパージされ、インナーウェアが消失する。
巨大人型重機
ウィルウェア以前に開発されていた巨大ロボット。しかし、燃費や狭所での活動が可能なことによる汎用性の高さによってウィルウェア側に軍配が上がり、現在では一部の愛好者によって開発されている。
アクティヴプロジェクト
増加するウィルウェア犯罪に対処するための計画。「アクティヴ」はArmored Combined Tactical Intelligence Vanguard Element(装甲複合戦術諜報前衛部隊)の略で、この計画の下に開発されたウィルウェアは強力な武装やリミッター解除にあたる「昇華機構」といった特殊機能を有している。
このためダイハチが所有するウィルウェアの扱いは非常に厳重で、出動や武装の使用のたびに超法規的な手続きで決裁を行う必要がある。
第五特別公安課第三機動強襲室第八係 / ダイハチ
警察庁警備局によって設立されたウィルウェア犯罪広域統括部署。実験部隊のため所属メンバー、ウィルウェア装着者の正体などは家族にすら秘密にされている。
出動するたびに建造物などに被害が出るためマスコミや関係各所から問題視されており、部署名の数字の語呂合わせで「538(ゴミ屋)」と呼ばれる。
ロゴス・インシデント
1期終盤でロゴスが起こしたテロ事件。実際はほとんどミュトス単独での犯行で、ダイハチによって解決された。
惨劇の果実
本編の10年ほど前に起きた新興宗教の信者たちが多数の人間を巻き添えに集団自殺した事件。当時5歳の男の子を教祖に祭り上げた両親は事件後死刑になったらしいが、男の子は行く先々で疎外され、まともな生活を送れなかった。
オロチ
日本国内の公的機関を統括管理してあらゆる情報を電子化して集積した国家公共統合情報基盤。

楽曲

オープニングテーマ
「Golden Life」
作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:鴇沢直 / 歌:AKINO with bless4
エンディングテーマ
「透明な夜空」
作詞:山本メーコ / 作曲・編曲:鴇沢直 / 歌:相坂優歌

登場作と扱われ方

単独作品

スーパーロボット大戦DD
初参戦作品。2023年7月のショートシナリオイベント「君がいない世界」にて参戦。時系列は第1期から『2nd』の間に起こった出来事で、『デビルマン (原作漫画版)』とクロスオーバーする。
『2nd』の設定に準拠しているため、一部メンバーは退職・異動で登場しないが、ラストにエミリアとまりもが登場し『2nd』第1話と繋がる。

各話リスト

第1期

話数 サブタイトル 登場メカ 備考 再現スパロボ
File 1 コード No.538
File 2 学園崩壊
File 3 アリーナからの挑戦
File 4 旋回空域
File 5 消失のポーカーフェイス
File 6 夢は、彼方の黄昏
File 7 ロングレールライフ
File 8 アルティメイドロンド
File 9 ロゴスの名のもとに
File 10 姿なき征服者
File 11 ジャパン スタイル
File 12 誰がための秩序

第2期

話数 サブタイトル 登場メカ 備考 再現スパロボ
File 1 西から来た男
File 2 果てなき復讐者
File 3 天使と破壊神
File 4 再びのミュトス
File 5 利するは誰か
File 6 逆襲のルドラ
File 7 絶対ピーピング宣言
File 8 異邦人は風のなか
File 9 第八係 出撃せず
File 10 訣別の宴
File 11 偶像の夢
File 12 素晴らしき日常

余談

  • 脚本の荒川稔久氏がスーパー戦隊シリーズなどの特撮作品を多く執筆していることから、本作も特撮のような描写が多い。特にスーパー戦隊シリーズの一作で荒川氏がメインライターを務めた『特捜戦隊デカレンジャー』とは共通項が多く見られる。
    • 映像ソフト付属解説書のインタビューによると「レッドのいない戦隊のイメージ(1人1人が主役でチームの一員)」との事。
  • また、第三次流砂現象や泥濘化地帯は版権的に難しいものがある場所一帯を丸ごと埋めてしまうという制作の都合による設定であることが明かされている。

脚注

  1. タイトルに併記

商品情報

Blu-ray

書籍

楽曲関連

リンク

公式サイト