アファームド・ザ・ハッター
MZV-36T-H アファームド・ザ・ハッター(APHARMD THE HA-T)
※マーズ作中での機体名表記はMZV-36T-H アファームド・ザ・ハッター(APHARMD THE HATTER)となっている。
- 登場作品:電脳戦機バーチャロン マーズ
- 分類:第3世代バーチャロイド・アファームドT系列
- 型式番号:MZV-36T-H
- 全高:17.05m
- 動力:V・コンバータ
- 所属:特捜機動部隊「MARZ」→「バーニング一匹狼」(本人談)
- 主なパイロット:イッシー・ハッター軍曹
歴戦の勇士、ハッター軍曹が特捜機動部隊「MARZ」での公安活動における愛機として搭乗する、近接戦闘特化型の主戦闘バーチャロイド。
アファームド・ザ・ハッターの外観は、VR開発プラント「トランスヴァール(TV-02)」により開発されたVRである、アファームドT系列VR、通称"アファームド・ザ・タイガー"のそれと酷似している。
しかし、アファームドT系列は本来、同社の開発したアファームドJ系列VRの火力不足を補填し“大火力による戦場での衝撃力”として機能することを主眼に開発された支援戦闘用VRである。本機はその卓越した機動性能、特異な兵装、その破壊力、どれ一つとしてT系列とは比肩し得るべくもない異次元のポテンシャルを内包する。
このVRがいつ、如何なるVR開発工廠・開発スタッフにより製造されたのか。また、常に機体の完動状態を維持し、運用を可能とする整備補給手段を如何にして確保しているのか。
現時点では、その全ては一切明らかにされていない。
(※アファームド・ザ・ハッター/TタイプF 機体解説より引用)
原作である『電脳戦機バーチャロン マーズ』において、主人公の戦友として登場するハッター軍曹の愛機。
激戦での頼れる味方として、また時に相対する存在として縦横無尽にストーリーをかき回す。
元々アファームド系VRは高い地上機動性と格闘戦能力を有するが、激化する限定戦争においては第二世代アファームド・ザ・ストライカーや第三世代アファームドT系列(アファームド・ザ・タイガー)のように、その長所を減殺してでも重火器を組み込む機体設計も成されるようになっていった。
しかしこのアファームド・ザ・ハッターは、第一世代アファームド、第二世代アファームド・ザ・バトラー、第三世代アファームドJ系列(アファームド・ザ・ジャガー)などの近接戦闘特化機体が装備していた小型火器すら排除されており、格闘戦特化をより極端に推し進めたチューニングとなっている。
第三世代のアファームドシリーズは、格闘戦向きのJ系列がやや小柄でスリムなスポーツマン体型なのに対し、砲撃戦向きのT系列は少し大柄でボディービルダーのようなマッチョ体型である。本機体はT系列のマッシブな外見と装甲・パワー、J系列の機動性と近接戦能力をよりハイレベルなスペックで併せ持つ、極めて特異な機体である。
基本的にバーチャロイドは、右腕・左腕・両腕の3箇所での射撃と格闘攻撃を持っていて当然なのだが、アファームド・ザ・ハッターはその戦闘スタイル(キャラ付け)から、右腕に一切の射撃武器を装備しておらず射撃の距離では右腕武器の残弾ゲージが常時「弾切れ」状態となっている数少ない例外的VRのうちの一体である。
その性格上、所謂隠しキャラクター扱いであり、プレイヤーが使用するには
ゲームの難易度を「ベリーハード(最高値の一歩手前)」の状態にしてクリアしなければ使用できないようになっている。
ガチンコ一辺倒で人を選ぶ機体である点は如何ともし難いが、段違いの機動力とクセだらけの戦闘性能は、一見の価値アリ。
登場作品と操縦者
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- スパロボシリーズへの初参戦だが、ストーリーには殆ど絡まない。しかしながら戦闘演出は非常に凝っており、その評価は高い。
- スーパーロボット大戦K
- 今回は第3次αの頃とは違い、だいぶ目立つ。戦闘セリフや作中での他作品との絡みなど、チーフより彼のほうが優遇されている場面も多々ある。
装備・機能
アファームド・ザ・ハッターの主兵装は以下の3点。格闘戦に特化しており、本来なら装備されて然るべき右腕部分の射撃兵装が存在しない。 SRWでは、これらのモーション単体や組み合わせで戦闘アニメが構成されている。
- 両前腕部装備:ドラマティック・トンファー ver.SSS
- 両前腕部に設けられたハードポイントへ装備される、ビームトンファー。使用時にはハードポイントを支点に180度展開、先端部よりビーム刃が発振され、さらなるリーチを確保可能。
- 左腕兵装:スーパー・ボム typeM
- 左腕より投擲されるナパーム弾。着弾後、火柱を上げながら延焼する。また、エネルギーを球体状に凝固させ、蹴り飛ばして敵機に直接叩きつけるという乱暴な運用も可能。
脳筋キャラという設定からか、SRWの戦闘アニメでは一度も使用された事はない。 - 頭部兵装(?):スーパーソニック・テンガロン
- 頭部に装備されたテンガロンハット状の物体を、敵機めがけて投擲する。投擲後はブーメランのように自動的に手元へ戻ってくるようになっている。
余談だが、原作シリーズのアファームド系VRには、マチェット(ナタ)や青龍刀をぶん投げる物騒な機体も存在する。
武装・必殺攻撃
- シュート・ザ・トンファー
- CW(Kでは前歩きCW→前ダッシュCW)。トンファーから発せられるソード(?)ウェーブを発射する。第3次αでは小隊攻撃武器。
- スーパーソニックテンガロン
- ターボCW。頭部のテンガロンハットを投擲する。第3次αでは全体攻撃。射撃攻撃っぽいが、ちゃんと格闘武器なのでご安心を。Kでは反撃時にはこの武装をメインに使うことになる。
- ドラマティック・トンファー
- 近接CW(Kでは近接LW→近接RW→アッパー近接)。低消費かつ威力もある主力武器だが、Kでは射程が1しかないのが難点。
- ドラマティック・ザ・ハッター
- ハイパーモードへと移行し、ダッシュ近接LW→回り込み近接LW→ダウン追い討ち→近接CW→T近接LW→T近接CW→アッパー近接からライダーキックで締め。トドメ演出でパーフェクト勝利ポーズ(KではT近接LW→T近接RW→T近接CW→キック・ザ・ドラマティック)。第3次αでは気力制限も緩く使い勝手が良かったが、Kでは射程1・気力130と必殺技らしく制限が強化されてしまった。
特殊能力
- 剣装備
- ドラマティック・トンファーによる切り払いが可能。
移動タイプ
サイズ
- M
機体BGM
- 「Burning muscles-ichiban☆boshi-」
- 電脳戦機バーチャロン マーズでの、ハッター軍曹のメインテーマ。原作中では、彼の登場シーンや戦闘ステージにて使用される。
余談
- 第3次αでの「ドラマティック・ザ・ハッター」のモーションで使用しているハイパー化(オーラを纏った状態・二段ジャンプ上昇中CW)とライダーキック(空中前ダッシュCW)は、原作ではアファームド・ザ・ハッターの技ではなく、「オラトリオ・タングラム」にて格闘特化機体である「アファームド・ザ・バトラー」が使用可能な特殊技である。
- なお、ライダーキックは正式名称が無かった頃の俗称であり、バーチャロンフォースでは同系統の後継機が持つ空中から回転きりもみキックを見舞う特殊技に「キック・ザ・ダイナミック」、マーズのアファームド・ザ・ハッターの同特殊技には「キック・ザ・ドラマティック」という正式名称が付けられている。
- アファームド・ザ・ハッターの右腿部には白文字で「GUTS」のマーキングが施されているが、直近部分には「K/ara/age-system」と記述されている。が、その意味する所は不明。
- スーパーソニック・テンガロンの下には、逆毛の頭髪を模した装甲が隠されているが、これは第3次αへの参戦時に追加設定された部分である。原作では、テンガロンハットの下はグレーの坊主頭である。
- 実際のバーチャロンのゲームでドラマティック・ザ・ハッターをやるとコントローラーがぶっ壊れる(マジ)のでやらないこと。ハッター軍曹とのお約束だぞ!
- むしろ全部命中させる前に敵機がぶっ壊れるだろう、という野暮なツッコミは無用だ!ハッター軍曹との(ry
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