- 放送局:テレビ東京ほか
- 2004年4月3日~2011年4月2日(全357話)
- 2010年4月4日~2011年4月3日:「ケロロ軍曹乙」(全51話)
- 連載「月刊少年エース」(角川書店・刊) 1999年~連載中
- 初参戦スパロボ:スーパーロボット大戦Operation Extend(PSP)
概要
月刊少年エースに連載中の吉崎観音作の人気SFギャグ漫画をアニメ化した作品。幅広い層からの支持を受け放送時間の変更を複数回挟みながらも丸7年のロングラン放送となった。これは単独タイトルとしてみた場合にはスパロボ参戦作品の中でも断トツの最長記録である(次点は全92話で約2年間放送された『マジンガーZ』)。
ケロン星から地球を侵略するべくやってきたカエルに似た宇宙人ケロロ軍曹とその仲間達や周囲の人々の織り成す日常と巻き起こる騒動や冒険を描いたドタバタSFコメディである。
登場人物や登場するメカニックのプラモデル、外伝コミック、単独ゲーム作品など各メディアのタイアップも多く行われ、劇場用長編作品も5本作られた。
スパロボ参戦作品では「フルメタル・パニック?ふもっふ」以来となる、所謂「日常系」作品。バンダイナムコゲームスのクロスオーバー作品としては先に『ヒーローズファンタジア』にて参戦済である。
作中では様々な作品のパロディが豊富に盛り込まれているが、アニメ版では特にガンダムシリーズ(宇宙世紀作品)関連のネタが頻繁に登場している。これはアニメ版の製作がガンダムシリーズでお馴染みのサンライズであり、番組スポンサーもバンダイが努めていたことが大きい。また、ガンダムシリーズにおける主要キャストの殆どがケロロ軍曹にも様々な役どころで参加している。
作品の性格上、ロボットやメカに乗っての戦闘シーンは多数存在するがそれが主体の作品というわけではないため、本作品のスパロボ参戦発表は驚きを持って迎えられた。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
ケロロ小隊
日向家
その他の登場人物
- 西澤桃華
- サブロー
- 北城睦実のアニメでの呼び名。
- アンゴル=モア
- 東谷小雪
- アリサ=サザンクロス
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
- ゴッドケロン
- 下記Mk-IIシリーズが合体した姿。
- ケロロロボMk-II
- ギロロロボMk-II
- タママロボMk-II
- クルルロボMk-II
- ドロロロボMk-II
- リアルPGガンダム
- 超劇場版3に登場。バンダイのプラモデル「パーフェクトグレート RX-78-2 ガンダム」を本当のモビルスーツに改造したもの。劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-に先駆けて、初めて映像作品で異星人勢力と戦ったガンダムである。
登場作と扱われ方
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 初参戦作品。ゴッドケロンの戦闘アニメが確認されている他、集合絵にはケロロロボMk-IIを駆るケロロがセンターを飾っている。リアルPGガンダムも登場する予定で、全8章パック&ダウンロードカード版購入特典によりケロロの参戦とともに使用可能になる。(この特典が無くても入手自体は可能)ケロロが歴代のガンダムと共演するのでどう絡むのかが気になるところである。
用語
主題歌とBGM
7年間という長さのためオープニングやエンディングのみでも各10曲以上存在する。またお笑い芸人などとのタイアップ曲が多いのも特徴。
- 『ケロッ!とマーチ』
- (作詞:もりちよこ 作曲・編曲:沢田完 歌:角田信朗&いはたじゅり)
1stシーズンオープニング。ケロロを代表する曲で財津一郎&小倉優子の歌う『帰ってきたケロッ!とマーチ』、超劇場版で使用された『KERO`T MARCH〜ソラミミングリッシュであります!〜』『ケロッ!とマーチ 2008』、ケロロ小隊全員の歌う『ケロッ!とマーチ <小隊Ver.>』など多くのバージョンが存在する。
主要スタッフ
- 制作
- サンライズ(第6スタジオ)
- 総監督
- 佐藤順一
- シリーズ構成
- 池田眞美子(1~103話)
- 横谷昌宏(104~358話)
- キャラクターデザイン
- 迫崎史敏
- 音楽
- 鈴木さえ子
余談
- 藤子・F・不二雄が開拓した「不思議な同居人もの」へのストレートなリスペクトとして作られた作品。アニメ版はガンダムのパロディが多いことで知られているが、原作版ではむしろ国民的漫画作品『ドラえもん』のパロディの方が顕著である。(ただし、不思議な同居人が複数の家庭にいる構造と、彼らの少しマヌケな性格づけは『オバケのQ太郎』の影響の方が大きいようだ)
- 7thシーズンではそれまで30分放送だったのが15分に短縮され、深夜に30分の完全版『ケロロ軍曹乙』を放送するという珍しい手法が使われた。
- ちなみに残りの15分で放送されていたのは『SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors』である。