ジェイデッカー
ジェイデッカーは『勇者警察ジェイデッカー』の主役メカ。
ジェイデッカー | |
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外国語表記 | J-Decker |
登場作品 | 勇者警察ジェイデッカー |
声優 | 古澤徹(現・古澤融) |
デザイン | 大河原邦男 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦30 |
SRWでの分類 |
機体 パイロット |
スペック | |
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全高 | 18.16m |
重量 | 11.49t |
最大出力 | 12900ps |
最高飛行速度 | 3750km/h |
最高走行速度 | 380km/h |
AI | デッカード |
合体形態 | ファイヤージェイデッカー |
所属組織 | 警視庁 |
所属部隊 | ブレイブポリス |
概要
警視庁が開発したブレイブポリス1号機BP110型デッカードが大型トレーラー型のサポートメカ・ジェイローダーと警察合体した姿。
戦闘能力の向上だけでなく、飛行能力が備わったことで空中戦にも対応が可能となる。
当初はデッカードが心を持った影響で元々用意されていた合体プログラムが消失してしまい、合体することが出来ず、合体シミュレーションを行い、成功した時のデータを記録する作業が行われることになった。そして、キャトー・ノリヤス事件の最中、勇太とデッカードが現地で意思疎通して、合体シミュレーションを行うことで合体成功するのだった。
ビッグ・マザー事件ではハーメルンの笛に対抗すべく、レジーナ・アルジーンの案の下、シークレットサーキットが埋め込まれている部分の超AIの機能を停止させ、代わりにそこへデッカードの運転席に赴いた勇太の心を専用のヘルメットで接続させ、デッカードの心を維持しつつ、万が一のためには手動操縦も可能な改造が施された。
合体プロセス
友永勇太が勇者警察手帳に「ブレイブアップ・ジェイデッカー」の指令を送ることで合体プログラムが起動。ジェイローダーがボディに変形。そこにジャンプしてきたデッカードがパトカーモードに変形した状態でジェイローダーと合体。最終的にはデッカードの頭部がジェイデッカーの頭部内に移動することで合体が完了する。初合体時は勇者警察手帳ではなく、プロポ型リモコンが用いられ、合体コードもなかった。
構成機体
- デッカード
- 頭部、胸部を構成する。
- ジェイローダー
- 本体を構成する。
登場作品と操縦者
単独作品
- スーパーロボット大戦30
- 初登場作品。最速登場は地上ルート「ブレイブアップ」。初登場時には原作アニメでの合体シーンが流れる。
- 機体の方はジェイバスター系が弾数消費型、電磁警棒系が運動性ダウン付きのEN消費型に分かれている。ジェイバスター系の弾数の少なさもあって弾切れ時には最大射程が下がってしまう為Bセーブはぜひとも取得しておきたい。
- それでもカスタムボーナスである程度の移動と射程の延長が確保できるうえ、エースボーナスで他のブレイブポリス持ちと共に攻防がよくなるので出し惜しみなく改造したい。
- 反面、移動後に使用できる武器は射程が短いので、ジェイバスターの長射程を生かすためにもヒット&アウェイは早めに取得しておきたい。
- 原作同様、中盤離脱が発生するがすべての育成要素と撃墜数はデュークファイヤーに引き継がれる。離脱後は敵対するが、本作ではサタンジェイデッカーは登場しないため、ジェイデッカーのまま敵対する。敵対時にもブレイブポリスを持っているため、地味に厄介。
- 担当声優の古澤徹氏はイングラム・プリスケン役を経て、今作にて初の版権キャラクターでのスパロボ出演となる。なお、古澤氏は2021年4月に芸名を改名したが、本作では旧芸名のままクレジットされている。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- キャノン砲
- 脛に畳まれているキャノン砲。ジェイローダー形態でも使用可能。
- 射角の関係で使い勝手が悪いからかジェイデッカーでの使用は見られず、サタンジェイデッカーが使用した。
- それもあってか現状ではSRW未採用。
- 電磁警棒
- サイドアーマーに収納する伸縮式の警棒。直接電撃を飛ばして攻撃することも可能。
- サタンジェイデッカー使用時は先端部から三叉の槍がついた球体状のビームを生成した。
- 『30』では運動性ダウン付き。
- 電撃
- 電磁警棒から放つ電撃。なお2話ではジェイデッカーの手から離れた警棒を勇太が操作し、電撃を放っている。
- 『30』では運動性ダウン付き。
- ジェイバスター
- 右足サイドに収納している手持ち式の銃。銃身下部に折りたたまれた砲身を変形させる事で射撃モードを切り替えられる。
- なりきり玩具は同制作会社・玩具販売会社で繫がりのある『機甲警察メタルジャック』(未参戦)の武器であるバスターショットが流用されている。
- ジェイバスター(ハンドガンモード)
- 砲身を折りたたんだ基本形態。実弾を連射できる。
- ジェイバスター(ライフルモード)
- 砲身を展開し、高出力のビームを発射。狙撃にも使用される。
- 明確には必殺技ではないもののジェイデッカー単体での攻撃では必殺技に位置する。
- 『30』では敵対時に使用する場合、ジェイデッカーのシルエットがサタンジェイデッカーのものとなるカットインが使用される。
召喚攻撃
- マックスキャノン
- ガンマックスとガンバイクが変形したマックスキャノンと合体して放つ必殺技。
- 『30』ではサイドミッション「7人の刑事」で追加される最強武器で、最大射程9という長距離を持ちサイズ差修正無視まで完備されていてジェイバスターが弾切れでも距離短縮不安が解消できるが、欠点は自身のエネルギーも取り込むためか燃費の悪さ(消費EN80)が露わになってるのでEセーブやEN回復系強化パーツは必須と言える。加えてヒット&アウェイも用意しておけば撃った後のリカバリーもできる。
- 「7人の刑事」を通らなかった場合はキーミッション「勇者の魂」で追加されるが、同ミッションでジェイデッカーが離脱するので、使用機会が1話限定で終わってしまう。
合体攻撃
- タイガーファング
- スーパービルドタイガーとの合体攻撃。ジェイバスターの砲身をスーパービルドタイガーのタイガーキャノンに接続し、2体分のエネルギーでビームを発射。
- 両者の全エネルギーをほぼ使い尽くしてしまい、使用後は(人間で言う)疲労困憊状態になるため、めったなことでは撃てない。
- 『30』ではスーパービルドタイガー側からのみ使用可能。
- ダブルジェイバスター
- ジェイバスターをデュークファイヤーのファイヤーバスターと共に同時に発射する技。第38話でヌエ相手に使用するも逆にエネルギーを吸収されてしまう。SRW未採用。
- ブレイブキャノン
- ハイジャス人の力で巨大化・大筒変化したシャドウ丸をブレイブポリス全員で支えて撃つ。トリガーを担当する。
- 『30』ではゲームシステム上ではファイヤージェイデッカーから分離できないため、本機から撃つ機会は無い。
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
- EN+50、移動力+2。全ての武器の射程+1。ジェイデッカーの最大SP+30。
- 『30』で採用。
機体BGM
- 「HEART TO HEART」
- オープニングテーマ。『30』で採用。DLC適用時は原曲となる。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊スキル
エースボーナス
- 特殊スキル「ブレイブポリス」を持つユニットの与ダメージを1.1倍、被ダメージ0.9倍にする
- 『30』で採用。自身だけでなく他のブレイブポリスにも効果が反映される。
- 最終命中率+50%
- 敵対時はこちら。
対決・名場面
- その名はジェイデッカー
- 勇太との連携によるマニュアル合体で初合体を果たしたジェイデッカーはキャトー・ノリヤスがエアマニア共和国から強奪した重爆撃機バルバロッサと交戦。フライトバトラーを一掃後、ジェイバスターでバルバロッサを破壊し、キャトーを逮捕する。
- 大倒壊
- 軌道エレベーター倒壊による被害を最小限に抑えるべく、ジェイデッカーはビルドチームに投げてもらったロケットモーターを軌道エレベーターに取り付けていくも倒壊が早まった為、ジェイバスターで軌道エレベーターの先端から順に破壊していく。最終的には合体成功させたビルドタイガーの助けで事なきを得た。
- デッカード殉職
- 悪の超AIロボ・チーフテンと交戦するブレイブポリスだが性能差に加え、同じ超AIロボと戦うことへの迷いも災いして大苦戦。起死回生のマックスキャノンも通用せず、ジェイデッカーはチーフテンコンビの連携ビームで中波。合体解除するもデッカードはチーフテンIIに撃ち落とされ、チーフテンIの剣でボディを貫かれて殉職。その残骸はサタンジェイデッカーとして利用されてしまうことに…
- デッカード再び
- ブレイブポリスの仲間たちの奮闘で復活を果たしたデッカードは最初は記憶を失っていたがメカザウラー事件の最中、記憶を取り戻す。現場に駆け付けたデッカードはジェイデッカーに合体。仲間たちにメカザウラーをかく乱してもらい、デュークファイヤーがメカザウラーの口の中に投てきしたファイヤーソード目掛けて、ジェイバスターを放ち、メカザウラーを撃破。見事な復活戦を飾るのだった。
- ハートtoハート
- ビッグ・マザーのハーメルンの笛に対抗するための改造を施されたジェイデッカーはそのためのパイロットになった勇太を乗せた状態でビッグ・マザーに赴く。高出力のハーメルンの笛でデッカードの超AIは破壊されてしまうもロボット生命体に進化・復活を果たし、その影響で同じように進化した超AIロボの仲間たちと共にマッド・マザーを撃破し、その影響でビッグ・マザーも崩壊するのだった。
関連機体
- デュークファイヤー
- 合体しファイヤージェイデッカーとなる。
- ガンマックス
- ジェイデッカーの武装マックスキャノンに変形する。
- ガイゾナイト
- 隕石生物。自我のない機械を操る力を持ち、チーフテン事件で殉職したジェイデッカーはガイゾナイトの力でサタンジェイデッカーにされてしまう。
- サタンジェイデッカー
- ガイゾナイトの力で変貌したジェイデッカー。その姿はジェイデッカーのフォルムを残しつつも凶悪な形になっており、ジェイデッカーの残骸が変貌したためにゾンビジェイデッカーとも呼べる存在でもある。また、ジェイデッカーの脚部キャノン砲はこの形態でしか使っていない。
- 『30』ではガイゾナイトが登場しない為、素のジェイデッカーのままビクティムに操られる展開となっている。なお、洗脳状態の武器演出ではサタンジェイデッカーがシルエットで登場している。
- ソーデッカー
- 『ブレイブサーガ2』にてソドラ女王[1]が、前作『新世代ロボット戦記ブレイブサーガ』を研究して作り上げた偽物。性能はジェイデッカーを当社比で22%上回るという。SRW未登場。
余談
- 名前の由来は「日本のお巡りさん(日本→JAPAN→J、刑事=デカ)」から。ジェイデッカーなどのデザインに日本の警察章(旭日章、いわゆる桜の代紋)が取り入れられていることもあり、日本特有の要素が非常に強い。
- さらに言うと、「ジェイ」部分は日本プロサッカーリーグの略称「Jリーグ」も間接的に由来となっている。ジェイデッカー放送前年にこのJリーグがブームになり、その影響を受けて発生した、日本をJと言い換える流行に乗ったネーミングであるため[2]。
- この日本特有の要素がローカライズの際他国で通じないためか、日本で『勇者警察ジェイデッカー』が放映された2年後の1996年より韓国で「K캅스(K-COPS、ロボット捜査隊Kコップ)」というタイトルで放映された際は、日本の警察章意匠は韓国国旗にある赤青の太極図に変更されている。
- トレーラー型のサポートメカと自動車型の主役メカとの合体は、『勇者エクスカイザー』のキングエクスカイザー以来だが、合体方法がキングエクスカイザーはエクスカイザーがキングローダーを纏う形で行うのに対し、ジェイデッカーは頭部胸部をデッカードが、それ以外の部分をジェイローラーが担う形で合体する仕様となっている。
- 勇者シリーズの主役ロボの基本合体形態では唯一、単独で放つ必殺技を一切持たない。
脚注
- ↑ ソドラ女王自体はゲームオリジナルの登場人物だが、「名前の一部が「ソ」に変わった本物より強い偽物メカ」という点も含め、大本は同作にも参戦している『黄金勇者ゴルドラン』(SRW未参戦)のネタを下地にしている。
- ↑ https://twitter.com/takama2_shinji/status/1455664942422446080
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