ギムレット
ギムレット(Gimlet)
- 登場作品:勇者王ガオガイガーFINAL
- 声優:青野武
- 種族:地球人(メタルサイボーグ)
- 性別:男
- 所属:バイオネット
- 主な搭乗機:ギムレット・アンプルーレ
- キャラクターデザイン:木村貴宏
道化師か魔法使いのような格好をしたバイオネットの作戦指揮官で、全身のほとんどを機械化したメタルサイボーグ。
性格は狡猾にして残忍だが、口調はおどけており演じた青野武氏の怪演もあってそういった印象は薄い。
ファッションデザイナーを志していたが挫折したという過去があり、その憂さを晴らすために『エヴォリュダーGUY』(後述)では人質に取った命にいろんな服を着せて弄んでいた。
セルン中央研究所よりQパーツを強奪し、追跡したシャッセールやGGGの機動部隊を翻弄する。Qパーツの力でパワーアップしたメカノイド・ギムレット・アンプルーレでガオファーを圧倒するも、ガオファイガーにファイナルフュージョンされると一気に形勢逆転、ゴルディオンハンマーであっさりとコクピットごと摘出された。
凱に対して命乞いをして逃げだそうとしたところで、ルネによって顔面にバズーカ砲を撃ち込まれ、さらに吹っ飛んだ頭部を光竜に轢き潰されて完全に死亡した。
初出はOVAの前日談にあたる漫画作品『エヴォリュダーGUY』で、この時点ではまだ生身の人間であり、コミカルな部分は少なかった。凱の旧友である鰐淵シュウ(SRW未登場)と共に新型ガオーマシンを強奪するが、最後は帽子型機動要塞「シャポー・ド・ソルシエール」(SRW未登場)にガオファイガーのブロウクンファントムを受け、轟沈した。この時負った傷のため、メタルサイボーグに改造された、と思われていたが……(後述)
なお、OVA1話における「香港では大変お世話になりましたねえ」という台詞はこのエピソードを指しており、OVA6話にて一部映像化されている。
後に、漫画とOVAの間に入るエピソードであるドラマCD『五月(メイ)探偵リオン』にも登場。復讐のためGGG関係者の女性を次々と誘拐し、裏世界のファッションショーでモデルをやらせようとしたが、ルネによって阻止された。このエピソードで香港の事件の直後はまだ半分程度しか機械化していない「ハーフサイボーグ」だったことが判明する。しかしこのエピソードのラストで切れたルネにボコボコにされ、メタルサイボーグへと再改造される羽目になった。
また、『獅子の女王・その後』で、エスパーサイボーグを作るためにパピヨンと楓を誘拐し、救出に来たルネ・八七木と戦っている。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
人間関係
- 獅子王凱
- ハーフサイボーグになる原因を作った張本人。
- 卯都木命
- 着せ替え人形代わりに弄んだ。彼が直接着替えさせたのかどうかは不明。
- ルネ・カーディフ・獅子王
- メタルサイボーグになる原因を作った張本人。実は初出作品では会ってすらいないが、その後で何度か(ドラマCD含む)戦う機会があったものと思われる。
- パピヨン・ノワール
- エスパーサイボーグに改造すべく、催眠術を使って彼女を誘拐した。
他作品との人間関係
名台詞
- 「いけませんねぇ……」
- 口癖。状況を選ばず使えるため汎用性は高い。
- 「戦いはもっとスマートにするものですよ……こういう風にね――!」
- 凱の動揺を誘うため、人質に取った命を空飛ぶ要塞から突き落とした際の台詞。彼女は地面に落ちる前に自ら回収した。
- 「じゅ、獣人たちよ、あの猛犬をなんとかしなさい~~~!」
- パピヨンをさらわれ、怒りに燃えるルネが、あの悪名高い「獅子の女王」と知って、部下に始末を命じる。が、「犬」呼ばわりが逆にルネを噴火させることに。
- 「だっこ♪」
- OVA第1話でルネにしがみついた際の台詞。おどけてはいるが、サイボーグの力で締め付けられているため、ルネは苦悶の表情で絶叫していた。
- 「貴方との腐れ縁も今日でおしまいです!」
- ギムレット・アンプルーレに搭乗し、ガオファイガーと激突した際の台詞。Qパーツによって引き出された超パワーは、一瞬凱を驚かせたものの、この台詞に「そいつはありがたいぜ!」と切り返され、返り討ちに遭ってしまった。