ヴァングレイ
ヴァングレイ | |
---|---|
外国語表記 | Vangray |
登場作品 | |
デザイン | 清水栄一 |
分類 | 対異星人戦用試作機動兵器 |
全高 | 16.4m |
重量 | 28.2t |
OS | システム99 |
開発 | ERS-100 |
主なパイロット |
叢雲総司 如月千歳 |
概要
『スーパーロボット大戦V』の主人公機。
第三特殊戦略研究所で開発された、対異星人戦用試作機動兵器。高機動、重装甲、高火力といった異なる三つの要素の並立をコンセプトとしたマルチロール機。
既存の機体フレームにあり合わせの装備を付けた急造の機体で、機体バランスは劣悪、パイロットの負荷や各種パーツの耐久性等の問題を抱えており、機体の完成度としてはかなり低い状態である。だがコクピット周辺は全方位モニターやリニアシートを採用しており、パイロットスーツ無しでも問題ないレベルの安全仕様である。
ソウジからは「空飛ぶ武器庫」や「武器に手足が生えた機体」と称され、チトセをはじめ多くの人々からは「失敗作」と酷評されるほど。
これだけの問題を抱えた欠陥機である本機が実戦投入できるのは、本機に搭載された制御OSである「システム99」の優秀さのおかげである。なお、ナイン曰く手先が器用な機体で、彼女のアンドロイド体やファクトリーで購入可能な強化パーツは本機を使って作成しているらしい。
主人公機としては異例なまでの重厚なデザインになっており、ミサイルポッドになっている前後に張り出した肩部や、特徴的な形状の脚部が目立つ。頭部には大小のブレードアンテナが設けられ、シャープな印象を与える。
実際は第三特殊戦略研究所が開発したのではなく、ナインことERS-100(システム99)が研究所の所員から提供された資材を用いて制作された機体。当時のナインは人間に対する理解がなかった為、乗るパイロットの事を想定しておらず、制作した当人も再改修を検討していたが、物語中盤に大破。主人公と共に後継機に乗り換えるも、当機は3つの並行世界の技術によりパーツ変更などのアップデートをされてヴァングレイIIとして蘇る。
ゲーム中での発音からは「ヴァング・レイ」で区切るらしいことが聴いて取れる。「ヴァング」は超文明ガーディムの言葉で「希望」の意。
登場作品と操縦者
単独作品
- スーパーロボット大戦V
- 本作の主人公機。男女でシナリオこそ違うものの参戦は第1話から。
- 劣悪な機体バランスとは何だったのかと言わんばかりの高めの運動性および装甲を備えており、おまけに修理装置まで備えている至れり尽くせりの機体。武装も遠近そつなくそろえており、EN制弾数制と兼ね備えている。
- 反面火力はやや控えめであり、ある程度武器改造しなければ討ち漏らしを出してしまう事も。また、使用頻度の多い旋風や迅雷はビーム兵器であるため、火星の後継者戦では注意が要る。
- なお下記の「装備・機能」でも記述しているが、さりげなくヤマトとの共通点が見られる。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- 電磁加速砲「月光」
- 右腕に備えるレールガン。
- 可変速粒子砲「旋風」
- 両肩部に懸架している可変速粒子砲。P+カウンター武器。
- 反撃時に乱射していると、あっさり「カウンターパンチャー」のトロフィーを入手できていることも。
- 大口径陽電子衝撃砲「迅雷」
- 背面に懸架している大型の陽電子衝撃砲。別名「ポジトロンカノン」。
- 使用時は右腕部に構え、陽電子を高速で撃ち出す。発射後は冷却のために砲身を凍結させる。
必殺技
- 突撃戦術機動「烈火」
- アサルトコンバットパターンの1つ。「システム99」のサポートの元行う。
- 両肩に搭載されたミサイル(煙幕弾、閃光弾、通常弾)を発射し進行方向に煙幕を形成、発射したミサイルをくぐり抜きつつ煙幕の中から「月光」と「旋風」で攻撃、煙幕を出た閃光弾が敵をかく乱したところで「旋風」が着弾、ミサイルが着弾する中、敵を円の動きで追い込みそこへ集中砲火(武装欄に無い胸部の機関砲で攻撃)、パージしたミサイルポッドへ追い込み遠隔操作で背後から攻撃といった流れ(このミサイルポッドはバルーンで浮いているため水中や宇宙では別の意味で浮いていることになる)。
- 参戦当初は使用できず、少ししてからイベントで追加される。ソウジと違い、実戦経験の乏しいチトセを選択した場合、ソウジから教えられたコンバットパターンという事になっている。
特殊能力
- 盾装備
- 修理装置
- 急造した機体の保全の為か所持。
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
- 強化パーツのスロット+1
- 付けておいて損はないボーナス。そしてこれもヤマトと同一である。
機体BGM
- 「ザ・リターナー」
- 男性主人公選択時のBGM。
- 「誓いのスターライト」
- 女性主人公選択時のBGM。