レオナ・ガーシュタイン

2017年5月18日 (木) 02:20時点におけるエンドラン (トーク | 投稿記録)による版
レオナ・ガーシュタイン
外国語表記 Leona Garstein
登場作品

バンプレストオリジナル

声優 榊原ゆい
デザイン 河野さち子
種族 地球人(ドイツ系と日本系のハーフ)
性別
年齢 18歳
所属
αシリーズ
民間人ロンド・ベル
OGシリーズ
コロニー統合軍トロイエ隊地球連邦軍ヒリュウ隊所属・オクトパス小隊
軍階級 少尉
コールサイン オクト3(OGシリーズ)
オクト4(DW第26話)
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概要

初出は『スーパーヒーロー作戦』。その後、『スーパーロボット大戦α』の主人公の1人として登場する。OGシリーズではライディース・F・ブランシュタインの従兄妹という関係が強調されているが、設定自体はαの時点で既に存在していた。α設定ではドイツ系と日本系の血を牽くハーフ。

OG1では伯父であるマイヤー・V・ブランシュタイン率いるコロニー統合軍のエリート部隊『トロイエ隊』に所属していたが、ヒリュウ改と統合軍との決戦では、隊長のユーリア・ハインケルに後事を託された為に出撃せず、結果としてトロイエ隊のただ一人の生き残りとなった(数少ない念動力者である事も理由とみられる)。

その後、DC・統合軍残党の多くがマイヤーの大義を理解せず、自らの欲望や怨念を優先させるのを見て彼らに不信感や失望を抱くようになる。レオナはマイヤーやユーリアの後を追わんと死ぬつもりで出撃するも、ハガネヒリュウ改の部隊に撃墜・回収され、ライの説得と口添えもあって地球連邦軍に加わる。

L5戦役後はタスク・シングウジの誘いに応じてカチーナ・タラスクが隊長を務める『オクト小隊』に所属。同部隊ではオフェンスを担当している。ゲーム的な能力値だけでなく作中でも技量が高い扱いを受けているようで、彼女に対する援護台詞では操縦技術に言及する例がちらほらある。

DC戦争から始まったタスクとの関係は作品を経るごとに深まっており、凸凹と評するに相応しい二人のやり取りはOGシリーズの名物になっている。タスクが熱烈なアプローチをしているのに対し、レオナがそっけない態度を取っている事が多い。しかし内心では彼を深く愛しており、はたから見れば、タスクへの態度はまさにツンデレお嬢様のそれである(αの頃はいわゆるツンデレの定義がなかった時代だが、その気は既にあった)。特に彼が無茶をして大怪我を負った際には、普段の冷静な態度を一変させて痛々しいまでに取り乱すことも。無意識かどうかは不明だが、タスクがヴィレッタを初めて見た際に「クールビューティー」と評した際になんとレオナは(一応同じクールキャラだからか)嫉妬のような感情をタスクに見せる。これにはタスクもこの時は訳がわからず困惑していた。が、この頃あたりからレオナはタスクをかなり意識しだしたようである(後述のガーネット・サンディも参照)。また、タスクがレオナに本気である事をOG1のホワイトスター突入前で知る事となる。OG2ndでは、遂に彼女の方からキスを求めるほど仲が進展していた。

一見すると何でも完璧にこなせるお嬢様のように見えるが、実は料理が壊滅的に下手で、その腕前はエクセレンのアドバイスを受け、「自分がまずいと思う味付け」で美味しいお粥が出来てしまうほど。しかも、その後の描写から「美味しい料理」はお粥しか作れないらしい。ただし味覚は正常なようで、あくまで料理が下手なだけである。彼女の場合、味覚は正常なのに『まずいと思う味付けで美味しいお粥が出来る』という事から、味見をせず、感覚だけで料理を作っているものと思われる。さすがに何も知らないで食べたタスクには申し訳ない心情であった。

ちなみにお食事イベントでタスクが気絶している為か『レオナの料理は気絶するほど不味い』とよく勘違いされるが、タスクが気絶したのは口直しにうっかりクスハ汁を飲んだ事による(アヤも「トドメはクスハの栄養ドリンクだった」と言っている)ものでレオナの料理自体は気絶する効能(?)はないと思われる。…ただし、レオナの料理を食べたタスクはブリットが心配するほど顔色が悪くなっているので体調を悪化させる代物であるらしい(クスハ汁との併用とは言え、倒れた際には泡まで吹いていた)。

また、音痴という設定も存在している(まだ使われていない)。しかし、レオナ役の榊原ゆい氏は歌手活動も行い、抜群の歌唱力を持つ為、寺田プロデューサーはこの設定を持て余している事をネットラジオで言及している。更にその後、専用BGMをアレンジした歌まで制作されている(詳細は専用BGMの項参照)為、現在も設定が残っているのかは疑問である。なお、音痴設定が残るとなると『音痴な上に料理の腕が壊滅的』な某ガキ大将の特徴を彷彿させてしまう事に…。そのほか、ライが言うには乗馬も上手いようだ。

恋愛に関しては、身内以外の異性と交流が少なかったのか奥手気味の傾向があり、片思いの失恋(?)を匂わす過去がある。

乗機はガーリオンガーリオン・カスタム(トロイエ隊仕様)、ヒュッケバインMk-IIIズィーガーリオンなど、機動性の高い機体が多い。ちなみに、ゲシュペンストMk-II・タイプSの『究極!ゲシュペンストキック』を使用した時の戦闘セリフはかなり独特で、必聴モノである。反面、特機タイプは不慣れなのかジガンスクード・ドゥロのジガンテ・ウンギアを使うと「タスクに出来て、私が出来ないはずがないわ!」といったセリフがある。

なお、ゲーム中のイベント等で乗り換える機体はカチーナのパーソナルカラーの赤に対して青系統のカラーの機体がほとんどである。これはかつて所属したトロイエ隊のパーソナルカラーが青だった事も理由の一つであるが、リンから一時預かっていたヒュッケバインも青でありとことん縁がある模様。

登場作品と役柄

コンパチヒーローズ

スーパーヒーロー作戦
ブリットリョウトクスハと共にガイアセイバーズのセーブ要員として登場、条件次第でいつの間にかイングラムの恋人となり、EDにも登場する。
主人公との初対面の際には「アールガンに乗せてください、必ず乗りこなして見せますわ」と自信家な性格を見せる。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
主人公の1人として登場する。クスハブリットが正史における主人公となった為、以降のαシリーズには登場しない。念動力と切り払いの初期LVが4と高い為、序盤、特にリアル系の場合は楽ができる。反面、終盤の伸びはいまひとつである(逆に恋人のタスクは終盤に一気に伸びる)。主人公固有の先天技能の1つ集中力を所持しているため、消費の多い精神コマンドとの相性が良い。

OGシリーズ

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
コロニー統合軍のエリート部隊『トロイエ隊』のエースパイロット(事実上の副官)として登場し、後に地球連邦軍に加わる。敵側からの投降者というポジションとしてはリョウトと同様だが、参入は彼よりだいぶ遅い。
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
カチーナ・タラスク率いる『オクトパス小隊』に正式に編入される(ただし、アーチボルトとの決着を付ける事を望むため、オクト小隊と別ルートになる事が多い)。他の直撃持ちと違って専用機を持たないので本作で猛威を振るうビルトビルガー・タイプLのスタンショックを最大限に生かせるキャラ。
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
タスクが設計を担当したズィーガーリオンを受け取り、愛機にする。精神コマンド直撃が消費10で使えるのが強み。OGシリーズでは共通している事だが、射撃値がずば抜けて高い(ズィーガーリオン受領前に乗っているガーリオン・カスタムはソニックブレイカーが格闘扱いなことに注意)。これはブランシュタイン家の分家であるガーシュタイン家の出の為か。加えて、性格が『冷静』の為、射撃・回避主体のユニットの相性が抜群である。今回は専用機が出来たことと、カイ直撃を習得したため、格闘重視のビルトビルガー・タイプLに乗せる必要性がだいぶ薄れた。なお、榊原ゆい氏がαから引き続き声を担当する事は前以てスパログで公表されていた(当時榊原氏は『α』以降に芸名が現在のものに変更していた・成人向けゲームを中心に活動していた等の理由のためと思われる。なお、事情を知らない一部のプレイヤーには少なからずとも誤解や混乱はあった模様)。
スーパーロボット大戦OG外伝
概ね能力値はOGSと同じ。加速を使えるため、パートナーとしては非常に有用。
第2次スーパーロボット大戦OG
ズィーガーリオンのデフォルトパイロット。
ラ・ギアスに召喚されて間もなくヴォルクルス教団に捕まりあろうことかヴォルクルスの生贄にされかける。尤も、タスクや鋼龍戦隊に助けられ事なきを得られたが(即ちEXにおけるフォウ・ムラサメの役目を担当)。なお、ヴォルクルス復活には負の感情(信頼されていた者から裏切られた気持ち)が必要なのだが、レオナの場合は念動力に目を付けられていた模様。リューネルートを通ると早めに参戦する。GBA版時代の横目グラフィック(全身図設定画の表情)が復活しており、新録台詞で見ることが出来る。
スーパーロボット大戦OG ダークプリズン
「亡者の栄光」冒頭で上記のルオゾールに捕えられる場面が描かれた。その2話後にリューネの章とのクロスポイントに登場しているところから、時系列の推察が可能。
スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
宇宙ルートでは6話後の共通シナリオから、共通ルートでは10話から参入。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

防御が低いことを除けば全般的に高い水準でまとまっている。

精神コマンド

集中加速直感直撃熱血
『第2次OG』『OGMD』でのラインナップ。

ツイン精神

連撃
『第2次OG』『OGMD』。元々足が速いので、MAP兵器持ちと組んでどんどん切り込んでいくのもいいだろう。

特殊技能(特殊スキル)

念動力、気力+(回避)、ヒット&アウェイ
『第2次OG』『OGMD』。これでもかと回避に特化している。「連撃」を生かすために集中力も欲しいところ。

エースボーナス

最終命中率+10%、最終回避率+10%
シンプルだが、彼女の強みを引き出すボーナス。
念動力+1
『OGMD』ではこちら。やはりシンプルながら効果は大きい。

専用BGM

「TREUE」
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONSで採用された専用BGM。読み方は『トロイエ』で、ドイツ語で忠誠を意味する。彼女がトロイエ隊に所属していた事に起因する。トロイエ隊壊滅後も引き続き使用している。
榊原ゆい氏の個人名義アルバム「Ringing」にてアレンジソング「TREUE~蒼麗の閃光~」が収録されている。これはスパロボ製作サイド側の企画ではなく榊原氏の個人的意向で製作されたものであり、演者自身による作詞かつ歌唱というスパロボでの音楽関係では珍しい形での発表である。また、α主人公キャラBGMの中でも唯一の歌詞付きとなった。
ちなみにこの曲はレオナ個人の専用曲ではなく、ユーリア含むトロイエ隊全員に設定されている。
「ACE ATACKKER」
αシリーズでのBGM。GBA版OG2では彼女を含むα主人公&ヒロイン全員に設定されている。

人間関係

タスク・シングウジ
限りなく恋人に近い存在、というか恋人。αでは基本的に君づけで彼を呼んでいたりする。愛持ちかつ、ラッキー持ちでしかもレオナが直撃持ちというとんでもないカップルである。
ライディース・F・ブランシュタイン
従兄妹。兄のエルザムとの間に確執があり、レオナはその事に胸を痛めている。レオナは彼を『ライディース』とファーストネームを略さずに呼び捨てる。
エルザム・V・ブランシュタイン
従兄妹。軍人として尊敬しており、『エルザム様』と呼んでいる。タスクが彼を恋敵として見ていた事から、男性としても好意を持っていたかもしれない。
カトライア・F・ブランシュタイン
エルザムの妻。エルザムと同様に彼女のことも尊敬していた。
マイヤー・V・ブランシュタイン
伯父でコロニー統合軍の総司令。レオナは本家ブランシュタイン家に尽くすという分家の使命に従い、彼の下で戦っていた。
ユーリア・ハインケル
コロニー統合軍の女性だけで編成されたエリート部隊『トロイエ隊』の隊長。ビアンマイヤーの真意を汲んで、ヒリュウ改との決戦前にレオナを離脱させた。
カチーナ・タラスク
オクト小隊の隊長。最初はレオナはカチーナについて、その短気さ故に指揮官として不適格だと評していたが、オクト小隊の一員として戦う内に、その評価は良い方向へと改められたようである。確かに一見すると対照的な二人であるが、気が強い・一つの色にこだわるという共通点がある為か、何だかんだでお互い上手くやっている様子。「タスクの女房」扱いされるのは少々不服であるようだが。ちなみにOGsのアインスト空間脱出の際にタスクとレオナが交わしたロマンかました会話を実は聞いてたりする。
ラッセル・バーグマン
オクト小隊のメンバー。主にディフェンスを担当する。オクト小隊で一番の苦労人。
レフィーナ・エンフィールド
レオナ達が配属している戦艦ヒリュウ改の若き艦長。真面目でおっとりとした性格の才媛。
ショーン・ウェブリー
ヒリュウ改の副長。豊かな知識と経験で、新米艦長のレフィーナを支えるベテランの軍人。
ユン・ヒョジン
ヒリュウ改のブリッジオペレーター。真面目で潔癖な性格なので、レオナとも馬が合うと思われる。
エクセレン・ブロウニング
料理が下手なレオナに一風変わった助言を与えた人物。尤も、OGSではそれで本当に美味しいお粥が出来た事に呆れ気味だったが。
ガーネット・サンデイ
レオナが自軍に参入してしばらくした頃にレオナがタスクを気になっている事をいち早く見抜いた人物。理由はタスクのお調子者っぷりや女好きな所をレオナがガーネットにかなり細かいところまで無意識の内に愚痴っていた事からである(つまりレオナは常にタスクを事細かに見ているという事)。
クスハ・ミズハ
料理(ドリンク)に難ありの点で共通点を持つ。また、中断メッセージにおいてタスクとの仲を聞いてくるあたり、彼女も他人の恋愛に対しては興味津々の様子。
リオ・メイロン
クスハと同じく、中断メッセージでタスクとの仲について核心をついた質問をしている。ちなみにタスクとレオナの仲についてはクスハ同様かなり興味津々の様子。
マリオン・ラドム
タスクが提出したズィーガーリオンの設計プランにマ改造を加え、攻撃偏重型の機体に仕上げた張本人。レオナはこの改造に満足しているようだ。
リン・マオ
マオ・インダストリーの社長。レオナとはあまり繋がりがないと思われるがレオナの腕前を認めており、ヒュッケバインを一時的に預けた。レオナにとってはある意味同じツンデレ属性の先輩といえる。イルム曰くレオナはリンと同じタイプらしい。
アーチボルド・グリムズ
間接的にカトライアを死に追いやった張本人である為か、ライやエルザムと同様に彼を憎んでいた。
スレイ・プレスティ
かつて模擬戦で対決した事があり、その事が縁でアイビスに憎悪を向けるスレイの事を、レオナは心配していた。
ミザル・トゥバル
OG1で高潔な死を覚悟して戦った彼女らしく、OG外伝では命乞いをしてまで生にすがりつく彼の小物ぶりを軽蔑していた。
テンペスト・ホーカー
コロニー統合軍時代に面識があったらしい。彼の復讐心を何とか止めようとしていたが、結局叶う事はなかった…。
メイシン、シャマル
スーパーロボット大戦OGディバイン・ウォーズ Record of ATXにおいて、共にハガネに投降したトロイエ隊メンバー。黒髪長髪がメイシンで、金髪褐色肌がシャマル。以降レオナと共にDC残党やエアロゲイターとの戦いに身を投じるが、メイシンはテンペストのヴァルシオン改、シャマルはレビ・トーラージュデッカとの戦闘で戦死。
ルオゾール・ゾラン・ロイエル
OG2ndではラ・ギアスに召喚された後、彼に捕まりヴォルクルスの生贄にされかけるが、タスクたちによって救出された。

名台詞

「私に出会った不幸を呪いなさい!」
ブランシュタイン家の血が流れる者が共通して発する決め台詞。だが、そのセリフに反して戦場で運命の出会いを果たしたタスクにとっては幸運だったとしか…。
しかし不味い料理を食べてしまった事に関しては不幸が的中したが。
「私は新たにガイアセイバーズへ配属となった…レオナ=ガーシュタイン伍長です。 以後、行動記録を担当することになります。 本来は現在開発中の量産型パーソナルトルーパーのパイロット候補生なのですが…ライディース参謀次官の命令でここへ仮配属となりました。 今度、機会があったらアールガンに乗せて頂けませんか?必ず乗りこなして見せますわ。それでは、セーブを行います」
SHO初登場時。ちなみに、OG1で実際にR-GUNに乗る事が可能で、しかも相性もいい。

戦闘台詞

「その顔、その笑み……不愉快だわ!」
対タッドポールにて。あの不気味な笑顔にはかなり不満の様子。なお原作のOGクロニクルでは、攻撃したら体液を撒き散らして苦しみ悶えるという反応の生々しさに引きつった顔で嫌悪感を示していた。
「さぁ…私の靴をお舐め!」
究極!ゲシュペンストキック開始時の台詞。この武器はネタの宝庫というべきほど使用者が崩壊するが、その中でも特に顕著なのがこれとマイの台詞。印象通りと言えないこともないわけではなくもない……のか? 少なくともこれと似たセリフを持つ、サドでマゾなサフィーネとは違うだろうが。
ちなみに「究極!ゲシュペンスト…キック」のパターンの場合は叫ぶのに照れがあるらしく、キックの「ク」の部分は聞こえるか聞こえないかぐらいのフェードアウトになっている。なお、このセリフの前に「タスクがリクエストしたわけではない」という事を聞いてもいないのに前置きするあたり、彼にリクエストされた疑惑が浮上している。
「疾風のように、空を駆ける! 蒼麗の閃光! 悪しき影を砕け!!」
ソニック・アクセラレーション使用時の台詞。この台詞はアレンジBGM「TREUE~蒼麗の閃光~」の歌詞の一部が元ネタ(BGMに関しては後述する)。
「ゼゼーナン、悪あがきはおよしなさい」
対ゼゼーナン。この時の顔グラはGBA版でデフォルトとして使われていたグラフィック(左への流し目)の再デザイン。

シナリオデモ

「確かに、あなたの計画はよくできていた。それは認めるわ」
「でも、詰めが甘かったことをあなたの命と引き替えに教えてあげる!」
αの最終話より。ユーゼスとの戦闘前会話であり、DVE台詞。その台詞がのちに意外な形で体現されることになる…。
「こうして、私の戦いは終わりを告げた。私は、フォッカー少佐やグローバル艦長の勧めもあり、SDFへ所属することにした。私の家系には、軍人が多いから、親族は誰も反対しなかったけど、両親はさすがに、私が地球圏を離れることには、難色を示した。でも、何かがおきれば、いつでもロンド=ベル隊へ戻ってくるつもりよ。だって、そこには苦楽をともにした、かけがえのない仲間がいるから」
αのEDより。これもDVE台詞。
「タスク」
OGシリーズで度々登場する台詞。これは単にタスクを呼んでいる……のではなく、彼が他の女性に目移りした時のみに発しており、強い嫉妬心が含まれている。ちなみにこの台詞が出る場合、彼女はタスクの側にほとんどいる。
「このまま生き恥をさらすつもりはなくてよ」
「私はトロイエ隊の名を汚さぬ為にも…ここで戦って死ぬ」
OG』第24話「リューネ、そしてヴァルシオーネ」より。ジーベル・ミステルらDC・統合軍残党に失望して、高潔な死をも辞さぬ覚悟で奮戦するが、その想いはライやタスクによって阻まれ、新たな戦いに身を投じ、誇りを捧げる事になる。身内のライはともかく、同じ念動力者のタスクが「運」に例えて様々な要因の積み重ねで生き延びた事を諭した事が彼女にとっては敵味方のわだかまりを越えた救いとなったのは否めないであろう。
「あなたは…カトライア様を撃たなければならなかった少佐の気持ちを…考えたことがあるの?」
「あの人は、私達を含むコロニー内の住民の命を救うため、苦渋の決断をしたのよ」
「その時のエルザム様の気持ちを…」
「愛する人を、自分の手で撃たなければならなかった気持ちを…理解しようとしたことがあるの?」
「それが出来ないあなたに、ブランシュタインの名を名乗る資格はなくてよ…!」
『OG1』第25話「毒蛇の牙」より。仲間になった後の台詞。エルザムと対立していたライにキツい言葉をぶつけた。
「ごめんなさい、タスク。私……」
OG2』第27話冒頭より。アーチボルトとの決着をつけるべく、ハガネ隊のリクセント奪還作戦への参加を希望した際に。希望が受け入れられた後、真っ先にヒリュウ改に残るタスクに謝っている辺り、タスクの側にいてあげたいという気持ちに揺らいでいた模様。
「あ、あなたはワンパターンなんだから……いつも同じ手口なんだから……」
「ま、毎回心配するだけ損なんだから……!」
OG外伝』第10話宇宙ルート 「泳する異形」より。遊泳する異形の宇宙ひらめ戦後にて。ムラタ、ウォーダンに続き3度目ゆえにこう言ってはいるが、それでも本気で心配しているあたり根は素直である。
「見苦しい命乞いをした上に、その態度の変わりよう……最低ね」
『OG外伝』第34話「生まれ落ちた過ち」より。一度はフォルカ達に命乞いをしたにもかかわらず、デュミナスの援軍が来た途端にがらりと態度を一変させたミザルをこの台詞で吐き捨てた。
『OG』で誇りを持ったまま自決しようとした体験をしたレオナからすれば、ミザルのやったことは「最低」にしか見えなかっただろう。
「醜い己に打ち勝つからこそ、人間の誇りは美しく気高い……! それを証明してみせる! あなたという闇に打ち勝つことで!」
『OG外伝』第35話「ザ・グレイトバトル」に於けるダークブレインとの戦闘前会話より。
「こ、こんな所でそんなこと出来るわけないでしょう! バカ!!」
OG外伝の中断メッセージにて、タスクにキスを迫られての一言。『場所が問題なだけ』とも解釈できる。ツンデレ属性でありながら、ゲーム中では意外と少なめの部類のツンデレセリフでもある。ところがその後の第2次OGでは…。
「それは……まあ……嫌いではなくてよ、一応」
こちらも上記同様のOG外伝の終了メッセージにおいて、クスハとリオにタスクの事を好きなのかと核心を突かれた質問に対しての反応。クスハは微妙な答えと評しているが、この時のレオナは頬を染めての発言であり、先述の終了メッセージとは逆にタスク本人がいない所でデレてしまっている。
「そ、そんな大きな声で……!」
第2次OG』第9話リューネルート「ヴォルクルスの影」より。タスクと再会時、「俺の愛の力を舐めるな」と張り切るタスクに対して。やはり否定はしないあたり、満更でもなかったようだ。余談だが、彼は精神コマンドの持ちである。
「よ、ようやく会えたのよ…… わ、私の口から……言わせる気……?」
タスク「レオナ……」
「だ、誰かが来る前に……」
同上。上記の後二人きりで再開の口付けを交わした……(この時のレオナの表情は頬を染めている)。このシーンを以て他のαシリーズ主人公を差し置いてキスまでするほど親密な関係となった。シチュエーションにとしては無限のフロンティアEXCEEDのエピローグを思い起こさせる。
まあ、出歯亀の二人にこっそり見られてしまうが……。

搭乗機体

コスモリオン
トロイエ隊時代に搭乗していた機体。
ガーリオン・カスタム
トロイエ時代から通じて愛機として使用していた機体。ちなみにトロイエ隊でカスタムタイプのガーリオンを与えられたのは隊長のユーリアとレオナのみ。
ズィーガーリオン
愛機であるガーリオン・カスタムをタスクのプランを元に、マリオン・ラドム博士が強引にカスタマイズした機体。
ガーリオン
OG1で仲間になったときはカスタムタイプに搭乗していなかった。状況から考えて、カスタムタイプは置いて行ってジーベルの元に付いていったのが正しいか。
ヒュッケバイン
OG2ではリンがマオ社の建て直しを図るため、一時的に預かって搭乗した。

余談

  • クスハ以外のα主人公の中で唯一フィギュア化がされている。
  • ジ・インスペクターのEDでは水着姿を披露している。髪型も若干変化あり。ちなみにレオナはOG2・OGsでは日焼けが嫌で海水浴に行くのを嫌がる描写がある。
  • αの時のレオナの声の演技と、それ以降に出た作品での声の演技が色々な意味で別人のようになっているが(αからOGの間に芸名の変更・榊原氏の声の演技の幅が広がった為といった理由で)、αの音声はオーディションの際に収録されたのがそのまま使われたものであると榊原ゆい氏が発言した事がある。なお、OGsのレオナのセリフ音声の一部にαでの音声データが使われているものが存在するが、OG外伝では声色の違和感を無くす為か該当するセリフを収録し直したとみられるものに変更されている。
  • 女性エースパイロットで歌が下手という点ではマクロスシリーズのミリアと似通っている。一方、演者自身(ミリア役の竹田えり氏、レオナ役の榊原ゆい氏)に関しては抜群の歌唱力を持っているという点でも共通している。
  • 第2次OGではレオナは19歳になっているとみられるが、実は榊原氏は永遠のナインティーンを自称している。これは榊原氏の主な出演作品の関係上、セブンティーンが名乗れないからである。

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