ミチル・ハナテン
ミチル・ハナテン(放出 満/Michil Hanaten)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 声優:園部好徳
- 種族:地球人(日本人)
- 性別:男
- 年齢:20歳
- 所属:民間人⇒鋼龍戦隊
- 役職:学生(留年3回)
大阪にある萬南無学園(バンナムがくえん)の3年生(留年中)で、同校の番長を務める男。関西では名の知られた男であり、ケンカには滅法強いが、可愛い女の子には滅法弱い。何でも力で解決しようとする悪癖があるが正義感が強く、ゼオラの「忌まわしい過去」を公然の前でバラすことで彼女の心を抉ろうとしたシエンヌを弱い犬の遠吠えと一蹴した。コウタと同じく硬派純情、そして漢気のある男。一見すると単なるバカに見えるが、その実頭の回転は意外と早く、語彙や思慮のある一面も見せる。
生まれてすぐ東京へ引っ越し、10歳の時また大阪に戻ってきた過去がある。そのため、使う関西弁はかなり怪しい(平たく言ってエセ関西弁レベル)。
浅草で有名なコウタを倒して全国制覇へ突き進むべく東京へやって来たが、肝心のコウタはこの時エンドレス・フロンティアに飛ばされていて不在であった。そのため、彼が戻るまで家の前で張り込むつもりでいたが、見かねたショウコが家に上げ、キサブローがこれ幸いと機動兵器のモーションパターン取り(本人にはバーニングPT用と説明)を依頼、代わりにコウタが戻るまで居候させることになった。
その後、コウタが戻って来た際には早速ケンカを売ろうとしたが、ショウコに怒られて実現しなかった。その直後の量産型ジンライ襲来に際し、覚悟を買ったキサブローの計らいでGバンカランを与えられ、出撃。持ち前の強さと底力でいきなり大戦果を挙げた。
合流直後にはカチーナにケンカを売って完敗し、以後彼女の舎弟となったようだ。
登場作品と役柄
OGシリーズ
- ドラマCD「無限の扉絵」
- 名前のみ登場。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 本格登場。37話「頑鉄番長Gバンカラン」から参戦。機体性能と本人の能力も合わさっていきなり大活躍してくれる。空中の敵が苦手なのが玉に疵か。なお、全くの一般人にも拘わらず初期撃墜数が39と意外と多い。今まで潰して来た不良とかだろうか?
パイロットステータス設定の傾向
能力値
一般人とは思えないほどの高いステータスを持つ。特に格闘・防御に優れ、Gバンカランの性能と合わせていきなり一線が晴れる。闘争心、低消費の気合、加入時点で「ハチマキ」付きと、とにかく気力が上がりやすい。乗機がサポートロボというにはあまりにも前線向きの戦闘力を秘めている。
精神コマンド
- ド根性 必中 気合 不屈 熱血 修行(ツイン)
- 絵にかいたようなスーパー系。「鉄壁」がないのが残念だが、痛手になるほど脆くはない(あれば凄まじいことになる)この戦闘力にして「修行」持ちであるため、PPを稼ぎたいときの相方にうってつけ。
特殊技能
- 底力L7 闘争心 気力+(ダメージ)
- 完全な受け型のラインナップ。ガードを追加するだけで継戦能力が跳ね上がる。後はEセーブと援護防御があれば、前線で優秀な盾になれる。ただ、素のままでは特殊効果武器には滅法弱いため、後半のボスラッシュに対しても引き続き盾役として使うならば、ブロックアビリティによる補強は必須。
エースボーナス
- 精神コマンド「ド根性」の消費SP15
- 耐久力が上がるのは確かにありがたいが、底力が高レベルなうえGバンカランがやたらと頑丈なので、正直使いづらい。
が、終盤のボス敵に時折見られる「ド根性連発」を味方側で再現するにもうってつけの機体であり、あっても損はない。
人間関係
- ショウコ・アズマ
- 恩人その1。心底彼女に惚れ込んでおり、頭が上がらない。
- キサブロー・アズマ
- 恩人その2。愛機となったGバンカランは彼が造ったもの。
- コウタ・アズマ
- 当初は彼を倒すために浅草にやって来ていた。ジンライ襲撃時になりゆきで共闘、以後肩を並べることに。
- 子分たち
- 読んで字の如く。「無限の扉絵」でコウタに叩きのめされた。
- シエンヌ・アルジャン
- ゼオラの「忌まわしい過去」をバラそうとした彼女を弱い犬と吐き捨てた。
- カチーナ・タラスク
- 鋼龍戦隊への合流直後、彼女にケンカを売って返り討ちにあった。以後、彼女を「姉御」として一目置くことに。…なんか女番長と子分の関係に見えなくもない。
BGM
- 「頑鉄番長Gバンカランの歌」
- 専用曲。葉山氏による楽曲で、つい口遊んでしまう。
名台詞
- 「さあ、どんな忍法見せてくれるんや?」
「忍者か、なかなかオモロイやっちゃ!」 - 対ジンライ。能力の高いミチルの場合、必中さえあれば適当に戦っても特に問題なかったりする。
- 「そこ動くなや!」
「動いたら! ブッ飛ばすでぇぇ!!」
「動くなっちゅーとんじゃ、このボケェ!!」 - と言いながら、有無も言わさず「カラン・キック」を敵にお見舞いする。というか、すでに台詞の2行目からすでにブッ飛ばしている。…無茶言わんとってください。
- 「メリオルエッセがナンボのもんじゃい!」
- 破滅の導き手が相手でも容赦ナシ。
- 「オドレに天下が取れるかい!」
- 大ボス相手にも遠慮ナシ。
- 「あんなタコ焼きはいらんわい!」
- 対AI1。MXの頃から外見についてさんざん言われたボスではあるが、それにしてもタコ焼きとは。
- 「惚れた女のために戦う! それが漢の心意気!!」
「萬南無学園番長、関西轟学連合総番! ミチル・ハナテン! ほんで、こいつは!!」
『頑鉄番長Gバンカラン』 - 3番ゲートに現れ、一人のバンカラの名乗りと共に現れたのは、時代錯誤の番長とも形容される機動兵器「Gバンカラン」。頑鉄番長を駆り、ミチルはガイアセイバーズに殴り込みにかかる。なお、最後の台詞はサブタイトルで表現される。ちなみに「関西轟学連合」は「魁!男塾」ネタ。
- カチーナ「てめえが見かけ倒しじゃねえってんなら掛かって来いや!!」
ミチル「このアマ! そこまで言うんなら泣かしたるわ!」 - 鋼龍戦隊に合流して間も入れず、カチーナにタイマンを張った時のやり取り。なぜそうなったかというと、Gバンカランに突っ込みを入れたタスクを締め上げようとしたところをカチーナに邪魔されてこの様に至った。
…その後、描写はされていないがカチーナにボコられて完敗した。まあ、軍人である彼女が相手では分が悪いのは火を見るよりも明らかである…。 - 「フン……弱い犬ほど、よく吠えるゆうてのう」
- ゼオラの抱えている「惨めな過去」を皆の前で暴露でしようとしたシエンヌを弱い犬とぶった切って捨てた。続いて、街を平気で焼いている連中を「ロクなものではない」とも発言した。
- 「いくらワイでもな、どいつがホンマもんのワルかぐらいわかるわい。 おどれらは、それに尻尾を振っとる犬や」
「そんな連中にな、ワイらの道を塞ぐことはできんわい!」
「脇に行って、電柱にしょんべんでも引っ掛け取れ! チャーとなッ!」 - シアンに「場違い」と罵倒されても彼は、地球を荒らす「偽りの地球の守護者」とそれに尻尾を振る「飼い犬」達に啖呵を切り続け、最後の言葉はシエンヌをブチ切れさせた。そのため、彼は結果的にゼオラを救ったとも言えなくもない。
- 「何や、そりゃ? アラドにあないなこと言うといて、おどれの台詞もありがちやんけ」
- 直後、アラドの啖呵を「ありがち」と嘲笑し「勝った奴が正しいんだよ!」と吠えるシアンに痛烈な切り返しを見舞う。単純なだけではないことが伺える一幕。
- 「早いもんやのう。アダマトロンとの戦いから一ケ月……また生きて雷門を潜れるとはのう」
- ハードルートのエンディングより。「魁!男塾」の新エピソード開幕のパロである。