夏玉蘭
概要
アマルガムに所属する一兵士。刃物類など格闘術のエキスパートで、姉の夏玉芳を溺愛しているが、姉以上の無感情かつ無表情。姉共々、幼い頃にガウルンに育てられ、戦闘技術が仕込まれている。暗殺者としての腕は超一流で、接近戦闘の体術はマオをも圧倒する。南京の事件では人質にスリーピングテロリストとして潜伏し、ミスリルの兵士3人を瞬殺した。マオ曰く「まるで何もない、完全な絶望」。
半ばガウルンの暴走による命令によりアマルガムを離反。玉蘭は日本にいる千鳥かなめの暗殺へ赴き、対峙することに。しかし、素人であるかなめにショックガンに反撃されて気絶されたところで、レナード・テスタロッサと遭遇。レナードから今までの行為に懲罰を加えないと慈悲を受けるが、彼女はそれを断りレナードに反撃するものの、人型アーム・スレイブ・アラストルの手により絞殺されてしまう。さらに、組織の掟に反したとして姉の玉芳に、ゲイツにより玉蘭の遺体を使って玉芳の感情を玩ばれるという悲惨な仕打ちを受けた。
漫画版の名はジュリア、原作小説では飛鴻(フェイホン)という名の男性だが、感情がない点や兄(弟)を溺愛している点は同じ。
登場作品と役柄
原作ではASに搭乗していないが、ゲームでは独自要素としてパイロット扱いとなっている。
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 声が入った。ほぼ原作通りの経緯を辿る。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦W
- 初登場作品。今作では北辰に粛清される。
単独作品
- スーパーロボット大戦V
- フルメタが『TSR』以降の時系列から始まるが、生き延びた設定で登場。
パイロットステータス設定の傾向
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
- 夏玉芳
- 実姉。溺愛されている。
- ガウルン
- 育ての親。「先生」と呼んでいる師である。
- ゲイツ
- 彼の部下であったが、裏切った後で彼に遺体を弄ばれる。
- レナード・テスタロッサ
- アマルガム幹部。彼の慈悲を無視したため、殺害されてしまった。
- 千鳥かなめ
- 暗殺しようとしたが、複数の修羅場をくぐった事で予想以上に粘り強くなっていた彼女に抵抗され、電気銃で返りうちにあう。
他作品との人間関係
名台詞
- 「馬鹿みたい」
- ゲイツに対して。姉妹共々任務の命令自体には忠実だが、普段の態度は不遜かつ反抗的。特に玉蘭は他の部下の前でも平然とゲイツを小馬鹿にする。この後、怒り心頭のゲイツに拳銃の先を口に乱暴に捩じ込まれ、口内出血を起こしている。
スパロボシリーズの名台詞
- 「相良宗介…。 先生の思い人…」
- 対宗介。ガウルンの方に原因があるとは言え、そう見なされた宗介の心境は如何に……。
- 少なくとも、彼女は別にどっかの誰かさんみたいな腐女子でないとは思うが。
搭乗機体
- Zy-98 シャドウ
- 上記の通り、原作では搭乗していない。