泰北三太遊
泰北三太遊(Thaihou Samdayu/たいほうさんだゆう)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 声優:三宅健太
- 種族:仙人
- 性別:男
- 年齢:半不老不死
- 髪型:禿頭
- 所属:バラル
- キャラクターデザイン:河野さち子
バラルの中では古参の部類に入り、禿頭と蓄えた白い髭が印象的な、いかにもな仙人の格好をしている。また、左目には金属の眼帯をしている。度量が深く思慮深い性格で、武王機との意思疎通も完璧にこなしている。優れた仙術の腕を持ち、武雀王の装符を何度でも完全修復してしまう。
「善哉、善哉」を口癖とする道者。行動の規範に「無為自然」があり、弟子の夏喃潤の行動や光龍の要請はもとより、あくまで自分達との敵対を選ぶクスハ達の意志や、バラルへの恭順を拒む龍王機・虎王機にも異を挟むことはない。彼らの有り様そのものを素直に歓迎して喜んでいる。
総人尸解計画遂行のため、夏喃と組んで幾度も鋼龍戦隊の前に姿を現す。いかなる状況においても常に泰然自若としており、驚いたのは「蒼炎の逆鱗」における龍虎王の復活の時程度。その時ですら「いずれにしても善哉」とやはりいつもの調子だった(大笑してはいたが)。
万事全てを「善哉」で片づけてしまう彼の言動は、見方を変えれば無気力にも見えるが、その実は、泰北の持つ「全ての物事は、結果は最後まで分からないが、どうなったにしろそれはあらかじめ決められている」という思想によるもの。なので、目的を果たすためには力を惜しまないが、一度結果が出てしまえばそれに対して抗うことはせず、ただ粛々と受け入れるという、ある意味潔い行動を取る。何事も流れのままにと言うその性格ゆえ、非常に仙人らしい人物とも言える。
最終的には鋼龍戦隊に敗れ、爆散する雀武王と運命を共にしたが、逆上して結果を認めなかった夏喃とは逆に、これが天命だとして、いつものように「善哉、善哉」と大笑しながら散って行った。
登場作品と役柄
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 今作で初登場。概ねプロフィール通り。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
イメージ通り防御に優れる耐久型だが、それよりも何よりもイベントで連発して来る完全回復が問題。
精神コマンド
特殊技能(スキル)
人間関係
名台詞
- 「善哉、善哉」
- 泰北の代名詞でもある口癖。何かと言うとこれを口に出す。
- 「青龍よ、そこがお主の在所か。それも善哉」
- 対龍王機。最後までバラルに従わなかった龍王機とクスハだが、泰北にとってはそれもただの結果でしかない。
- 「さて、装符を修復しておこうかのう。神農炎帝、来護我身、此刀一下、何鬼不走、何病不癒、急々如律令」
- 装符修復の真言。
- 「ワシらは天命に殉ずる。お主らは、お主らの道を往くがよい」
「いかなる意志も事象も、太極の内。善き哉、善き哉。フワッハッハッハッハッハ!!」 - 最期の台詞。全てを良しと受け入れ、雀武王の爆発に消えた。「太極」の言葉でZとの関わりを推測する向きもあるが、泰北はそもそも中国系統の人間であり、五行思想において太極は世界の中心=世界意志を意味するため、早計であろう。