ルリア・カイツ
ルリア・カイツ(Luria Qayits)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 声優:加藤夏希
- 種族:バルマー星人
- 性別:女
- 所属:ゼ・バルマリィ帝国
- 役職:ロイヤル・ガード
- 主な搭乗機:シュムエル(ルリア機)
- キャラクターデザイン:河野さち子
ゼ・バルマリィ帝国の十二支族の一つカイツ家の出身であり、バルマー帝国の最重要人物である「ズフィルードの巫女」アルマナ・ティクヴァーの護衛を務める女性。侍女として彼女の日常の雑事をこなすだけではなく、戦闘時には専用のシュムエルを駆って優れた操縦技術を発揮し、また生身でも高い剣技を併せ持つ才媛である。
ハザル・ゴッツォとは幼馴染の関係にあり、幼い彼の傍でその成長を見守っていたが、任務のため彼の下を離れる。その後は、帝国軍の司令として、帝国から離脱を図ったアルマナを抹殺すべく暗躍するハザルからアルマナを守るべく、αナンバーズに協力。バラン・ドバンと共にSRXチームに拉致されたアヤを救出し、送り届けるなどの活躍を見せる。
戦いの後は、アルマナ達バルマーの生き残りと共に、新天地を探すために外宇宙へと旅立っていった。
登場作品と役柄
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- ストーリー後半にて味方に参入。能力の高さと精神コマンドのバランスが良く、安心して小隊員を任せられる。専用のシュムエル以外にもアルブレード・カスタムに乗り換え可能である為、バンプレイオスへの改造引き継ぎがある上に性能面でシュムエルを上回るアルブレード・カスタムに乗っている事も多いだろう。
パイロットBGM
- 「ACE ATTACKER」
人間関係
- ルアフ・ガンエデン
- 彼女の主君。しかし、ルアフはバルマーの臣民をモノ扱いする人物であり、その本性を知った後は反旗を翻す。
- アルマナ・ティクヴァー
- 彼女の護衛の対象。実際は主従以上に強い信頼関係で結ばれている。
- バラン・ドバン
- 十二支族の一つ・ドバン家の当主であり、同じバルマーの軍人としてルリアが尊敬する人物。
- ハザル・ゴッツォ
- 彼女の幼馴染であり遊び相手だった。ルリアは彼の幼い頃を知る数少ない人物。傲慢で野心的な性格に成長したハザルを見て嘆いていた。
- シヴァー・ゴッツォ
- 彼女とハザルを会わせたのは、ハザルに人の心を教えようと考えた彼である。
- ケイサル・エフェス
- ルアフの背後にいた、真の「霊帝」。念動力を持たない彼女であるが、彼の存在を感じ取ったことがある。それだけ戦士として研ぎ澄まされた感性を持つという事であり、その一方で、そんな彼女にさえ伝わるほどケイサルの力は別次元であるということでもある。
- トウマ・カノウ
- アルマナが想いを寄せた時期があり、それが原因で彼を警戒した事がある。第3次αのスペシャルシナリオを見る限り、こちらが正史として採用されている模様。
- クォヴレー・ゴードン
- アルマナが想いを寄せた時期があり、それが原因で彼を警戒した事があるが、こちらは正史として扱われていない模様。
- クスハ・ミズハ
- 彼女の人間性に触れる事でアルマナと共に考えを改め、良き友人になる。
- セレーナ・レシタール
- 不覚を取り、アルマナ同乗のシュムエルを危うく撃墜されそうになるという最悪の邂逅や、アルマナに対して一切の敬意を示さない不遜な態度もあって、各主人公達の中でも特に彼女を警戒していた。しかしアルマナを一人の人間として扱う彼女に次第に心を開いていき、結果的には最も親しい間柄に進展した。仲間になった際には彼女の性悪な側面もある程度把握しており、それに合わせる接し方も心得ていた。
版権作品との人間関係
- ヒイロ・ユイ
- ルリアを演じる加藤夏希氏が彼の大ファンなので、戦闘時特別台詞がある。
名台詞
- 「無礼者! アルマナ姫に対し、馴れ馴れしい口を利くな!」
「無礼者! 地球人ごときが姫様に触れるな!」 - 第3次αの中盤で自身とアルマナと一緒にαナンバーズが閉鎖空間内に閉じ込められた時の台詞。前者はアルマナに話しかけたアラドに対して、後者はアルマナを大文字博士のところへ案内しようとしたリュウセイを責めたときの台詞。
- 「ふむ…悪くないな」
「身体の底から活力が甦るようだ。伊達に健康茶という名ではないな」 - 第3次αの第44話「四神招魂、ここに」より。前者は出撃前にクスハが作ったチョコと梅ジャムのおむすびを食べた時の反応、後者はクスハのお手製健康茶を飲んだ時の台詞。バルマー星人の味覚の凄まじさを垣間見た瞬間である。
- 「あの頃のあなたは無邪気でよく笑う子供だったのに…」
- ハザルに「お前の姉貴面は見飽きた」と吐き捨てられて。もしルリアがハザルの侍従のままでいれば、こんな性格にはならなかったかも…?
- 「そういうことか、この女狐…!」
- 第54話より。アヤの幻影を利用して、マイを操ろうとしたエツィーラを阻止した時の台詞。
- 「そんな…これが今日まで私達が信じてきた創世神の姿なのか…」
- 終盤でルアフの本性を知った時の台詞。
- 「私の真の主はお前ではない!アルマナ様だ!」
- ルアフとの戦闘台詞。
- 「もう我々には縋るものは無い。ならば、この手で全ての決着をつけたい…」
- αナンバーズに敗れ、逃亡を図ったルアフを追撃する際に、悲痛な表情を浮かべ洩らした決意。
- 「あなたはそれでいいの!? 生きる喜びも痛みも知らないままで!」
- バルマー星の地下聖堂での決戦でαナンバーズに敗北したエイスに対して。
- 「私がただのゲストキャラクター…」
「もとい、ただの侍従ではないと教えてやる!」 - スペシャルシナリオより。メタフィクション的な台詞である一方で、ゲストキャラである彼女の悲哀を感じずにはいられない。
- 「ヒイロ、援護する!」
「ヒイロ、ここは私が引き受ける!」 - ヒイロへの援護台詞。前者は援護攻撃、後者が援護防御時の台詞。変則的な「中の人ネタ」と言えるだろう。
迷台詞
- 「ナッキー! いや、ラッキー…いや…」
- 攻撃を回避したときの台詞の一つ。『ナッキー』は加藤夏希氏の愛称である。
- 「必殺、ナッキーパンチ!…だぞ」
- 戦闘で攻撃したときの迷台詞。『…だぞ』は、照れ隠しのニュアンスである。
- 「ナッキーパンチ!…やはり無理があるか」
- こちらも戦闘で攻撃した時の迷台詞であるが、上の台詞とは比べると、通常の時とはかけ離れた高い声で「ナッキーパンチ!」と叫んでいた。凛々しい女戦士である彼女が『可愛い女の子』に憧れているという一面が垣間見える。
搭乗機
- シュムエル(ルリア機)
- ルリア専用のシュムエル。性能的にはそこそこなのだが、自軍に入った時の改造段階が4段階で、アルブレード・カスタムが総合的に見て優秀なので、大半のプレイヤーに使ってもらえない悲劇の機体。ただし、HPやEN、運動性に装甲……という、基本性能やPLA兵器はこちらの方が優秀。
- アルブレード・カスタム
- 自軍に加わった際に乗り換え可能。バンプレイオスへと改造が引き継がれつつ機体が残るので、優先的に改造される。その為、ルリアをこちらに乗り換えさせる方がお得。シュムエルと比べると、空が飛べる点やALL兵器がある点で優れている。基本的にはこちらを使うだろう。