アンジュ

2016年12月23日 (金) 02:19時点におけるケニー (トーク | 投稿記録)による版 (→‎次回予告)
  • 英語表記:Ange
  • 登場作品クロスアンジュ 天使と竜の輪舞‎‎
  • 声優:水樹奈々
  • 本名:アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ
  • 種族:地球人(ミスルギ皇国出身・ノーマ)
  • 性別:女
  • 年齢:16歳
  • 髪色:金
  • 髪型:ロングヘア→ショートヘア(第3話以降)
  • 瞳の色:ピンク
  • 身長:164cm
  • 所属:ミスルギ皇国→アルゼナル
  • 役職:第一皇女→兵士

概要

クロスアンジュ 天使と竜の輪舞‎‎』の主人公

ミスルギ皇国の第一皇女。気品を身に着けた皇女として国民からの人気と信頼も高かったが、ノーマ根絶を理想とした歪んだ思想に染まっていた。洗礼の儀の際に兄ジュリオによってノーマである事実を暴かれ、アルゼナルへと追放。その際に皇女の身分と名前を剥奪され、一兵士「アンジュ」へと身を堕とされる。

当初は自身がノーマである事を受け入れられず、他のノーマを人として見なさず見下し、ミスルギ皇国へと帰すよう嘆願書も書くなど身勝手な振る舞いが目立っていた。だが、初出撃の際にドラゴンを目の当たりにした事で自身の現状と歪な平和を認識する。初陣後、自身の好戦的な面を受け入れ、徐々にたくましさを身に着けていくが、ノーマを見下す姿勢は続いており、傲岸不遜で排他的な性格へと変わっていった。しかし、後に中隊の面々を始めとする様々な人物との出会いと交流を深めていくうちに、その態度は徐々に軟化していく。

なお、侍女のモモカ曰くアンジュの性格は「男勝り」と評しており、強気な性格の土台は皇女時代から既に出来上がっていたようである。

皇女時代はエアバイクに搭乗して行う球技エアリアの選手として活躍しており、その時の経験からパラメイルの操縦にもすぐに適応している。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦V
初登場作品。担当声優の水樹奈々氏はネージュ・ハウゼン役を経て初の版権スパロボへの出演となる。

人間関係

アルゼナル

サリア
アルゼナルへと来たばかりのアンジュの世話役となった他、問題行動の多いアンジュをよく叱咤する。
しかし、ヴィルキスに執着しているためその意味でも因縁があり、その結果アンジュに憎悪を抱いてエンブリヲ側に寝返り、敵対する事になる。
ヒルダ
当初のアンジュの言動から「痛姫(いたひめ)」と呼び、徐々に頭角を表していった事から敵視。互いに犬猿の仲に。
エルシャ曰く「アンジュは、昔のヒルダに似ている」そうだが…。
ヴィヴィアン
アンジュに好意的に接しており彼女の明るい性格もあってか、隊内で一番最初に打ち解け友人関係となった。
エルシャ
ヴィヴィアン同様アンジュの事を気に掛けている。
ロザリー、クリス
ゾーラを間接的に殺したために、アンジュを憎んでいたが後の戦闘でアンジュに助けられた事で和解する。
ゾーラ
第一中隊隊長。アンジュが初出撃の際に狼狽し機体を組み付かれた所為で戦死。
出撃前にアンジュに「ノーマは闘争心が強い」と問い掛けており、アンジュがノーマとして生きる決意をする遠因となった。
ジル
アンジュに厳しく接し、一方で気遣う場面も多々あったが、リベルタスを強引なやり方で遂行しようとするジルの姿勢に対して、アンジュは嫌悪感を抱き敵対する。
ココ、ミランダ
アンジュと同期の新兵達。何かとアンジュの世話を焼き、特にココは自分がノーマであることを認めず、孤立していたアンジュの唯一の味方だった。
ナオミ
PS Vita用ソフト『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞‎‎tr.』(SRW未参戦)のオリジナルキャラクターにして、プレイヤーが操作する事になる主人公。ココとミランダは、アルゼナルで幼い頃から共に育ってきた幼馴染。
アンジュとの関係は、ゲームの進め方次第で親友やライバル等に変化していく。
ちなみに、第2話からアンジュが着ているメイルライダースーツは元々ナオミが着ていたものである。すなわち、原作ではナオミは既に死亡している

ミスルギ皇国

ジュライ・飛鳥・ミスルギ
父親。母と共にアンジュがノーマである事を秘匿していた。
ソフィア・斑鳩・ミスルギ
母親。洗礼の儀において、アンジュを庇って死亡する。死の間際に「何があっても生き抜きなさい」と遺言を残しており、それはアンジュの心の大きな支えとなった。
ジュリオ・飛鳥・ミスルギ
兄。洗礼の儀において、アンジュがノーマである事を明かす。物語の始まりを作った人物とも言える。
シルヴィア・斑鳩・ミスルギ
妹。過去の事故で歩行能力を失っており、その事もあってか気に掛けている。
モモカ・荻野目
筆頭侍女のメイド。アンジュがマナの使用を必要とする場面では全て彼女が代行していた。アンジュを公私共に強く慕っており、単身アルゼナルまで追いかける程の行動力を持つ。

その他

タスク
最初の出会いが原因で険悪感を抱くが、打ち解ける。
エンブリヲ
ある事が原因で一方に好意を抱かれる。

名台詞

「不可能です。ノーマは人間ではないのですから。早く忘れる事です。そして、次の子を産むのです。今度はノーマではない「正しい子供」を…」
第1話より。ノーマである事が発覚し、セーラを連れ去られる母親に対して。皇女時代のアンジュがどのような思想だったか、そして作中世界の常識が歪んだものである事を表した台詞。
この言葉が、直後に自分へと跳ね返ってくるとは思いもしなかったであろう…。
「死にたくない…死にたくない…死にたくないぃ!!」
「お…お…お前が…お前が死ねえぇぇぇぇ!!」
第3話より。自棄のままヴィルキスへと乗りドラゴンに殺されようとするが、恐怖により死ぬ事を咄嗟に拒否。
直後指輪が輝いた事でヴィルキスが覚醒して、ガレオン級ドラゴンを撃墜。戦いが終わった後、アンジュは自身の狂暴な一面を受け入れられず涙を流した。
「さようなら…お父様…お母様…お兄様…シルヴィア…」
(私にはもう何もない…何もいらない。過去も…名前も…何もかも…貴方たちのように簡単には死なない…生きるためなら地面を這いずり、泥水を啜り、血反吐を吐くわ…。私は生きる…殺して…生きる…!)
同上話ラスト。自身が過去―アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ―へと戻れない事を悟って長かった髪を断ち切り、ノーマの一兵士―アンジュ―として生きる事を決意する。
「好きだった。私ここが好きだった。最低で…最悪で…劣悪で…何食べてもクソまずかったけど…好きだった。ここでの暮らし。それを壊された。あいつに。だから…行くの。邪魔したら…殺すわ!」
第13話より。ドラゴン襲撃後、さらに現れた兄ジュリオ率いるミスルギの軍勢によりアルゼナルは壊滅。命令に背きヴィルキスへ搭乗するも制止に来たサリアへ向け理由を述べる。
兵士として過ごしていくうちにアルゼナルでの日常が代えられない大切な物となっていき、それを破壊したジュリオは既に憎むべき敵となっていた。直後、ヴィルキスのミカエル・モードが発動する。

迷台詞

次回予告

「第1話いかがでした? って最悪よ! あんな事やこんな事、セレブでハイソな皇女様に、何なのこの扱い!? 理不尽とリムジン、一文字違いで大違いよ! そもそもこれって、美少女ロボットアニメでしょ!? 美少女はともかくロボットは!?」
第1話次回予告より。衝撃的な展開が続いた第1話の予告でコレである
以降もアンジュを始めとした多くの人物が色々な事をぶっちゃけるのが予告のお約束となるのであった。
「あぁ騙された! 綺麗な海と神秘のジャングル、素敵な出会い…と思ったら、いつもの通りの血みどろバトル! バカンスもロマンスも無いサバイバルだったわ。もう騙されない。どうせこの予告も嘘っぱち。モモカなんてどうせ来るわけ無いのよ」
第5話次回予告より。今までに色々な意味で散々な目に遭ってきたとはいえ、言い過ぎである。なお、実際にはモモカはちゃんと来たのでご安心を。
「予想通りの展開で気に食わないわ。しばらく誰も死んでいないし。仲良くなったら死んじゃうの法則で、来週辺りあなた…」
第10話予告にてヒルダから「やっとあんたとダチになったって感じ」と言われたことに対し。これはアンジュが悪い。

本編

「まっずぅ~~~!!」
第3話ラスト。第2話にてゴミ箱へ捨てたプリンを手に取り、食べる…が口に合わなかった様子。もっとも、一日ほど放置されていたため、既に傷んでいた可能性も否定できないが…。
「私、汚れちゃった…」
第15話より。とある事情から、うがいをした後の台詞。「今更何を…」と思った視聴者も少なくないはず。

搭乗機体

グレイブ
初出撃時の搭乗機。
ヴィルキス
愛機。

余談

  • アンジュを演じた声優の水樹奈々氏は、『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』が放送終了された2015年のハロウィンにおいてアンジュの仮装を行っている(TOKYO FMラジオ番組『水樹奈々のMの世界』2016年10月17日放送分より)。
    • なお、水樹氏曰く「アンジュの衣装はヘソや太ももが多く露出しているので、身体が冷えて大変でした」との事。

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