概要
『新スーパーロボット大戦』において、兜甲児にボスボロットが宇宙で活動できない事を馬鹿にされたボスが、三博士を更に脅迫してボスボロットを宇宙戦用に改造した機体。
そのデザインは「コックピットである頭部に金魚鉢のようなガラスを被せて酸素ボンベらしきものに繋いだ」という、宇宙を舐めているのかと言いたくなるような、いい意味でも悪い意味でもコメディリリーフ担当らしいものである。特筆点としては、脇に抱えたミサイルがマップ兵器という事。これに驚いた甲児がボスに頼みこんで乗り込んだが、「何処に飛んでいくか分からない」というとんでもない欠点がある辺り、やはりボロットである。
それまでの作品で機密性が無いとの理由で、宇宙MAPでは出撃不可能だったボスボロットを出撃可能にするために考案されたスパロボオリジナルの改造機だが、その後の作品では「パイロットが宇宙服を着て操縦すればいい」ということになったため、登場しなくなった。『スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE』193回にて、スーパーボスボロットが1回限りの登場となったのは、この事にスタッフが気付いたためであるという事が寺田プロデューサーの口から明かされた。『新』開発中はその事実に誰も気付かなかったらしい。
登場作品と操縦者
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 現時点では本作にのみ登場している。マップ兵器は戦意が必要だが、部隊に激励を使えるパイロットが何人もいるためいきなり使用可能。「どこに飛ぶかわからない」という言葉とは裏腹に、ちゃんと指定したマスに飛ぶ(ただし命中率は低い。また、本作ではマップ兵器による獲得資金や経験値にバグがある)。デフォルトのパイロットであるボスよりも、必中・幸運を使えるさやかか奇跡を覚えるムチャを乗せた方が相性がよい。甲児と機体を交換したりと強制出撃のステージもあるが、基本性能は低いので、使うならフル改造する意気込みで使ったほうがいい。
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場。
- また、おまけマップではボスが乗り味方機として出撃させられる。同マップにおける唯一のマップ兵器装備ユニットだが、『新』本編同様プレイステーション本体の型番によっては使用時にフリーズする。
装備・機能
武装・必殺武器
以下は通常のボスボロットのものと同じ。
- ボロットパンチ
- スペシャルボロットパンチ
- スペシャルDXボロットパンチ
- スーパーDXミサイル
- 本機を代表する秘密兵器。脇に抱えた大型ミサイルを発射する。『新』では直線一列のみのマップ兵器持ちが多い中、唯一の着弾点指定型マップ兵器であり、必中を使えるパイロットが乗ればボロットとは思えないほどの殲滅力を発揮できる。
- ちなみに、寺田プロデューサーの提案で実装されたとのこと。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- M
機体BGM
- 「マジンガーZ」
余談
- まさかの宇宙戦仕様になってスーパーになったボスボロットだが、マジンガーシリーズのファンからは「この程度の改造でスーパーと名乗るのはおこがましい」と顰蹙を買ったとか、なかったとか。
- とは言え、ボロットが宇宙に出撃するというインパクトはデカかったらしく、『F』のアンソロジーコミックにはボロットが制御用ブースターの追加だけで宇宙に出れるようになった事に対して「スーパーボスボロットはどうしたんだ」とツッコミが入るというネタがある。