概要
プリンス・ハイネルの側近。
ボアザン屈指の科学者で、獣士の製造を担当するが、皇帝派と内通していたスパイであり、ハイネル暗殺を企む。しかし、その策謀が露見してハイネルに粛正された。
登場作品と役柄
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 極秘裏にキャンベル星のオレアナと内通する。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- スーパーロボット大戦J
- グラドス軍の無人機コントロールに成功して戦力を蓄えてハイネルの失脚を謀るが、結局は粛正される。
- また、超電磁妨害装置の開発にも成功しているが、利用されたのは結局彼の死後になる。
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 密かにデスクロス四天王と内通する。条件次第ではハイネルが自軍と共闘するのでまさかの本作における『ボルテス』の大ボスでもある。
- なんと、精神コマンドを使えるAIを開発する。…20年近く後に語られたあの設定を考えると実はとんでもない事をしていたのではなかろうか。
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場。
人間関係
他作品との人間関係
名台詞
- 「う! …御免!」
- 第22話。己が切り捨てられることを悟ったズールが、進退窮まって直接寝所に刃を打ち立てようとしたところ、ハイネルの怒りの形相を向けられてとっさに言った一言。
- ズールの土壇場での脆さを露呈している。
- 「なんとワシはバカだったのか。おのれハイネルめ、このワシを殺すつもりで。これが、将軍ズールに対する奴の仕打ちか! ワシは、あの若造が憎い! あのハイネルが憎い!」
- 助命の条件としてボルテスチームを討ち取ることを要求され、同情を引いてビッグファルコンに入り込むも、ハイネルの仕込んだ爆弾によってもろとも死にかけた際の台詞。
- 担当声優・増岡弘氏の鬼気迫る声色が光る怪演技である。
- 約束を守る気が無かったハイネルも非道だが、元はと言えば先に殺そうとしたのはズールなので自業自得である。
- 「あー!」
- 断末魔の台詞。窮地に追い込まれても、他人を信じて助けを求めることをせず、騙して利用する策謀に邁進した老人の末路はあっけなかった。