- 外国語表記:Baruch Ben
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 分類:汎用人型機動兵器
- 全長:21.4 m(一般機)
- 22.8m(キャリコ機)、21.4m(スペクトラ機)
- 重量:57.0 t(一般機)
- 58.6t(キャリコ機)、57.9t(スペクトラ機)
- 所属:ゼ・バルマリィ帝国ゴラー・ゴレム隊
- 主なパイロット:キャリコ・マクレディ、スペクトラ・マクレディ、バルシェム
- メカニックデザイン:吉野修広
概要
ゼ・バルマリィ帝国の技術とバルマー戦役で得た地球の技術を応用して開発された機体。
ゴラー・ゴレム隊が使用する主力機体で、ヴァルク・バアルとヴァルク・イシャーの量産型。偵察・潜入任務のため高性能のジャミングシステムを搭載。機体を構成しているパーツの一部に地球の機動兵器と同様の物が意図的に使用されている。特徴的な武装として手持ちのツイン・ホイール・バスターがある。
ヘブライ語でヴァルク(バルク)は「祝福された」、ベンは「息子」を意味する。
登場作品と操縦者
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α
- ディフレクトフィールドでダメージが与えにくいうえにジャミング機能による高い回避能力を持ち、攻撃が当て辛い。そのうえ、他の量産機よりも高い攻撃力を持つ。常に小隊集団で掛かって来る為精神コマンドと全体攻撃でまとめて撃墜すると良い。パイロットのバルシェムの小隊長能力により、凄まじい命中率を誇る為、回避を選択してもかなりの確率で当ててくる強敵。下手な中ボスよりも厄介な場合もある。プレイヤーユニットとしては、シヴァーの思惑により、アイン専用として調整されたヴァルク・ベンにクォヴレー・ゴードンがイベントで搭乗する。本来のヴァルク・ベンに比べて、運動性・装甲が共に弱体化しており、特殊能力のジャミング機能も消失しているので、命中率・回避率に難がある代わりに、一般機には無い機能としてディフレクトフィールド(終盤の強化型にも搭載される)を搭載しただけでなく、HP・ENも大幅に上昇した事で、高い継戦能力を誇るようになった。
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- 新たにキャリコ機とスペクトラ機の両専用機が登場。両機ともヴァルク・バアル&イシャーの飾りが付き、カラーリングも同様のものになっている。専用機にはディフレクトフィールドが追加。
装備・機能
武装・必殺武器
- オウル・ブレード
- エネルギーソード、バルマー軍の主力武器。原型機のバアル・イシャーには搭載されていない武装であり、本機の近接戦闘能力に貢献しているが、何故か切り払いが出来なくなっている。
- ガティフ・キャノン
- 両肩の2連装のエネルギー砲。
- ツイン・ホイール・バスター
- 上下にカッター状のホイールと、真ん中にキャノンで構成されたヴァルク・ベンの主力武器。ホイールはヒュッケバインMk-IIのチャクラムシューターと同じ武器である。第3次αではゲーム序盤、アイン・バルシェムが自身の捕獲したアストラナガンに奇襲を駆けられた時、この武装のキャノンで抵抗を試みたが、念動フィールドが生きていたのか全くダメージを受けておらず、抵抗空しく捕食されてしまった。
- ヤラー・イリュージョン
- キャリコ機とスペクトラ機のみ。
- ジャミング機能を応用した幻惑でガティフ・キャノンを掃射、ツイン・ホイール・バスターで打ち上げからホイールを射出して連撃、止めに背後に回り込んでホイールで切り裂く。
特殊能力
- ディフレクトフィールド
- あらゆるダメージを1500軽減するバリア。気力制限・消費ENなし。この機能はアイン・バルシェム専用に調整されたヴァルク・ベンとゲーム終盤の強化型ヴァルク・ベンに搭載されている。序盤のヴァルクには装備されていない。
- ジャミング機能
- 小隊全機の最終命中率・最終回避率を10%アップする。小隊内にジャミング機能持ちが複数存在しても効果は重複しない。アイン・バルシェム専用機にはバリアを搭載した弊害か、オミットされている。OGシリーズでも「最終命中率・最終回避率」の効果あり。
- EN回復(中)
- 自軍フェイズ開始時にENを最大値の20%回復する。第3次αでは味方機で数少ないEN回復能力持ち。他にはディス・アストラナガンのEN回復(小)のみ。
移動タイプ
サイズ
- M
機体BGM
- 「ZEST SEVEN」
- アイン専用機はこのBGM。シヴァーが改造を施した本機だからこそこのBGMになるのだろう。
- 「CLOWN MASTER」
- バルシェム達が搭乗するヴァルクは全てこのBGM。