マジンガーZERO

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マジンガーZERO(Mazinger ZERO)

漫画真マジンガーZERO』に登場するマジンガー。別名「終焉の魔神」「究極の破界神」。

マジンガーZが「魔神パワー」と呼ばれる力を全て解放した姿。自らの意志を持ち、マジンガーZEROという名称もマジンガーZERO自身が名乗ったもの。意思疎通の際には声を発さず、空中に光の文字を表示する。

デザインは元のマジンガーZに似ているが、全身が鋭角的にディティールアップされ、全体的にマッシブな体型はどことなくマジンカイザーを彷彿とさせる。目には黒目があり、口部は牙のように上下に開く等、まさしく「魔神」と呼ぶべき禍々しいデザインが特徴的である。

ジェットスクランダーも変貌しており、アルファベットの「Z」や、数字の「0」の形状に変形する。その上に乗ることで空中での浮遊も可能。元々は後付け装備であるはずのスクランダーだが、この姿では魔神パワーの一つを使い、体の一部のように作り出していた。

登場作品と操縦者

単独作品

スーパーロボット大戦V
初登場作品。強すぎて出せない、と言われていたが驚愕の参戦。リアル系に傾いている作品群でありながら、補って余りある圧倒的な存在感を放っている。

装備・機能

武装・必殺武器

旧来のマジンガーZとほぼ同様の武装を持つが、その一つ一つが世界を滅ぼせるほどの破壊力を持つ。

格闘
左フックからの右ストレート。殴り飛ばしているだけにも関わらず相手の装甲を抉り飛ばす。

武装

光子力ビーム
目から放たれる拡散する無数の光線。地球の裏側まで貫通する威力。
アイアンカッター
腕から生えたアイアンカッターの刃を弓状に変形させて打ち出す。
サザンクロスナイフ
無数の光の十字を放つ。
ルストハリケーン
口から放つ巨大な竜巻。
強酸の風かどうかは不明だが、富士山を消し飛ばす威力の前では些細な違いだろう。
ブレストファイヤー
胸部の高熱版から熱線を放射するが、マジンガーZ同様の3万度なのかどうかは不明。
その破壊力はマジンガーZのそれとは比べ物にならず、言葉通り触れた物を塵一つ残さず吹き飛ばす。
劇中では地表を掠っただけで太平洋を地殻ごと蒸発させ、直撃すれば地球に大穴を開けて崩壊させた。
ダイナミックファイヤー
スクランダーを「魔神パワー」で超巨大化し、さらに放熱板に変化させて放つ熱線。

特筆機能

魔神パワー
マジンガーZの時点から内包されていた特殊能力で、全部で7つの能力が封印されており、甲児の強い意志や脅威となる存在との邂逅で以下の能力が段階的に解放される。マジンガーZEROに変貌した時点で全てが解放済み。一つ一つが完全にインフレを起こしている。その恐ろしさはマジンカイザーが霞んでしまうほどで、あのゲッターエンペラーといってもいい破壊力と進化を発揮していく。
第一段階:自己再生
戦闘で負ったいかなるダメージをも自己修復する。
第二段階:吸収
あらゆるエネルギーを吸収し、自らのものとすることができる。ZEROに変貌した後は敵を喰らうことで相手を取り込むことも可能になる。
第三段階:強化
マジンガーZの性能を飛躍的に向上させる。旧来のマジンパワーはこちらに近いが、出力のブーストアップだけに留まらず機体の性能から魔神パワーにまで恒久的に効果が発揮される。
第四段階:高次予測
未来予知にも匹敵する状況シミュレーションを可能とする。
後述の「因果律兵器」と組み合わさり、マジンガーZEROを無敵たらしめている。
第五段階:変態
物理法則の常識を超え、マジンガーZの形状・性能を変化させることができる。
第六段階:因果律兵器
因果律に干渉し、他の平行世界で発生した事象と結果の因果関係を自分の今いる世界にも適用し発生させる。
簡潔に言えば、相対する敵が何者であろうとも、勝利の可能性が万に一つでもある限り100%確実に勝利できるというもの。
スパロボ的に例えると、命中率が1%でもあれば攻撃が必中し・回避率が1%でもあれば完全回避する、と言えば反則ぶりが伝わるだろうか。
ただし、ZEROの予測を越えた未知の出来事・存在に対しては効果を発揮できない。(もっとも、素でも強すぎる上に予測を超えるなんて皆無といっていいので弱点になっていない)
第七段階:魔神化
マジンガーZEROとしての意思と力の発現。第六段階まで魔神パワーを開放した状態と比較してさえ天と地ほどの力の差がある。
この段階まで解放された時点でマジンガーZは暴走、甲児を吸収あるいは排除し、「終焉の魔神」と化してしまう。

関連機体

マジンガーZ