キエル・ハイム(Kihel Heim)
地球のハイム鉱山の経営者の長女。
女性も実社会に進出すべきと考えており、その先進性をグエンに見込まれ、秘書に起用される。
ディアナ・ソレルに瓜二つのため、遊び半分で彼女と入れ替わるうちに戻るタイミングを失う。 女王としての日々を送るうちに、ムーンレィスも地球人と何ら変わらないことを知り、双方の和解に積極的に取り組む。 入れ替わりに一番最初に気づいたハリー・オードに護衛を受け、秘密を共有していくうちに、彼に思いを寄せるようになる。
登場作品と役柄
αシリーズ
Zシリーズ
人間関係
- ソシエ・ハイム
- 妹。
- ロラン・セアック
- 家の使用人。原作序盤では「あられもない姿」を見られるが、恐縮しきった態度に気を許す。
- 後述するディアナの行動のおかげで、彼との仲を疑われたこともある。
- ディアナ・ソレル
- 当初は「父の仇の首魁」と見ていたが、瓜二つの容姿に加え「雇用主・グエンの交渉相手」ということもあって親しくなり、2人きりで喫茶に興じるようになる。
- 後に彼女と入れ替わることで、計らずとも地球とムーンレィス双方の事情を知り、転機を得る。
- なお、彼女が「キエル」として生活していた間にロランと急接近したため、「キエルとロランの仲があやしい」と噂された。
- ハリー・オード
- ディアナと入れ替わっていた時期に、彼から護衛を受ける。
名台詞
- 「あなたがいくら慕ったところで、ディアナ・ソレルには伝わらない。百五十年前にも、そうしてひとりの人間の運命を弄んだのがディアナなのよ?恋愛に生きられないで、理念だけで月と地球を往復しているディアナは、もう女ですらないのだから」
- 小説「月に繭 地には果実」において。どこまで本心であったかは不明だが、この言葉はディアナの心に痛く響いたようで、最後にもう一度服を取り替える際に、彼女のこの言葉を肯定している。