グランカイザー(Gran Kaiser)
来るべきゼラバイアとの戦いに備え、クライン・サンドマンが250年の時を重ねて完成させた対ゼラバイア専用戦闘ロボット。ゴッドグラヴィオン、ソルグラヴィオン、アルティメットグラヴィオンの核となる機体。
「エルゴフォーム」と呼ばれる重力フィールドを発生させる事が可能。これにより武装の攻撃力を飛躍的に高められるが、搭乗者の負担も大きい。エイジが斗牙への対抗心から無断で搭乗した際は大きなダメージを負ってしまっている。ゴッドグラヴィオンの重力子臨界は「グランディーヴァがエルゴフォームの負荷に耐えられる限界」であり、グランカイザーそのものに臨界は存在しない。
グランカイザー用の武器も開発されているが、どれもエルゴフォームの負荷に耐えられなったため実戦で使われる事は無く、サンジェルマン城の格納庫に保管されている。このため武器なく、専ら肉弾戦をしていた(原作では敵に憑依された時のみ、グラヴィトンアークも使用していた)。前述の携帯武器を使用したのはたったの1話のみで、それも特殊状況下により止むを得ずだった。
合神のため一応飛行は可能だがあくまで補助的なものに過ぎず、長時間の飛行は不可能。
登場作品と役柄
- スーパーロボット大戦Z
- セツコ編では第6話から登場。正式参戦は15話から。リアルロボット並に装甲が薄く、かといって避けるわけでもないという難儀な機体性能。何も考えず敵陣に突っ込ませると集中攻撃ですぐ撃墜されてしまうので、装甲は要徹底改造。移動タイプは空陸だが、設定をちゃんと反映しており機体の空適応はB。強化パーツなどで手を加えていない場合は、戦闘する時陸に下ろす事。斗牙の気力が130以上になると合神可能になる。1MAPに1回、3ターンしか合神出来ないのでタイミングは慎重に。合神するとHP・EN共に全快するが、ゴッドグラヴィオンからグランカイザーに強制分離した場合は低下した%分は引き継いでいるので注意。セツコ編第28話でゴッドグラヴィオンの重力子臨界がなくなるため、同時にグランカイザーも使えなくなるが、ソルグラヴィオンのGグラディウスアタックの演出で登場する。
- 第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇
- Gグラディウスアタックの演出で登場。
- 第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
- Gグラディウスアタックの演出で登場。
装備・機能
合神するとHP・EN共に全快するので、グランナイツ・アタックをどんどん使いENが切れたら合神という戦法がおすすめ。合神が解除されて戻ったら後方に待機させるなり、小隊員に引っ込めるなりしていいだろう。
- 格闘
- Zでは唯一のP兵器・単体攻撃。
- ガトリング砲
- サンジェルマン城の格納庫に保管されていた武器の一つ。Zではトライチャージ専用武器。他の保管武器と何ら扱いは変わらず、1話しか登場しなかったマイナー武器なのに採用されたのは恐らくトライチャージのためだろう。
- グランナイツ・アタック
- 原作の連携攻撃を参考に手を加えたZのオリジナル技。全体攻撃。GアタッカーとGスティンガーが先行攻撃し、グランカイザーがGドリラーを下駄のように放つ。レフトドリラーがトルネードパンチの状態で突っ込み、ライトドリラーが後ろから手で押し込む(パイルトルネードパンチ)。最後はGシャドゥが翼を刃として体当たりする。原作ではグランカイザー&Gドリラー、Gアタッカー&Gスティンガー&Gシャドゥの別々の連携攻撃で、後者はGシャドゥの体当たりの後、更にGアタッカー&Gスティンガーが同様の攻撃で止めを刺した。これらの戦法はグランディーヴァへの負担が大きい。使用は1度のみ。
特殊能力
- 合神
- 斗牙の気力が130以上になるとサンドマンの合神指令カットインが挿入され、個別コマンドから合神可能になる。選択するとゴッドグラヴィオンへと変形し、HPとENも全快する。ゴッドグラヴィオンでいられるのは3ターンのみで、1MAPに1回しか合神出来ない。
ゲーム未登場の兵装
- グラヴィトンアーク
- 胸のスフィアから発射される。2期第7話でザログロスにコントロールを奪われた時のみ使用。どちらかというと憑依によって固定されたグランカイザーから無理やり引き出した能力に近い。
機体デフォルトBGM
- 「合神!ゴッドグラヴィオン」
- 挿入歌。主に合神シーンで流れる。また「Zwei」2話でのみ流れたサンジェルマン城のメイドによる合唱バージョンがある。メイド合唱バージョンは内川藍維、水樹奈々、高橋美佳子、釘宮理恵、間宮くるみ、大前茜、桃井はるこ(+シャウト担当の速水奨)という錚々たるメンバーによる合唱だが、残念ながらアルバムにも収録されていない。