真希波・マリ・イラストリアス

真希波・マリ・イラストリアス(Makinami Mari Illustrious)

NERVユーロ支部所属のエヴァンゲリオンパイロット。視力が低くEVAに搭乗する際も、常に眼鏡をかけている。巨乳であり旧型のプラグスーツでは胸元がきついらしい。
出撃時に歌を歌いながら移動したり、被弾時に「面白いから、いい!」と発言するなど戦闘を楽しんでいるかのような言動が散見される。
『破』冒頭にて第3の使徒(SRW未登場)を殲滅後、日本に密入国。第10の使徒襲来の際には封印されていたEVA2号機を勝手に起動し出撃、裏コード「ザ・ビースト」を発動させるがあえなく返り討ちにあってしまう。しかし2号機は甚大な損傷を負うものの、マリ本人は負傷こそしたが重傷を思わせる素振りはしなかった。

エヴァンゲリオン旧世紀版には登場せず、新劇場版から新たに登場したキャラクター。
初登場した『破』においては登場場面は少なく、劇中での台詞からゼーレともNERVとも異なる目的のために行動しているように思われ、EVA2号機の裏コード「ザ・ビースト」を知っているなど素性を含め謎に満ちた部分が非常に多く、『Q』でも謎は明かされるどころかさらに増えており、完結編である『シン』の展開での真相解明が待たれる。

なお、エヴァパイロット唯一の揺れるキャラでもある。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
仮設5号機のイベントを経て終盤で加入。ただし、日本ルート「成功確率0.0001%」を通過した場合、クリア時のゲンドウの選択で「3号機の起動実験を凍結する」を選択すると登場するだけで加入しない(代わりにアスカが続投。メリダ島ルートに進むと合流時に入れ替わっている)。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦L
初登場作。顔グラで5号機登場の際のヘルメット着用姿が再現されている。…が、スポット参戦すらしてくれない。そもそも『破』の時点では作中での立ち位置がさっぱり分からないため、扱いようがないと言えばそうなのだが…。この他、エンディングでも少しだけ登場し、シンジに話しかけてくる場面が存在(後述)。

人間関係

碇シンジ
日本に密入国した際に偶然遭遇。マリ曰く「ネルフのワンコくん」。第10の使徒戦では旧世紀版における加持の役割を果たした。
綾波レイ
第10の使徒との戦いにおいて、特攻を仕掛ける彼女を瀕死の身でありながら援護した。
加持リョウジ
彼から「問題児」と評されている。
式波・アスカ・ラングレー
『Q』にてよくタッグを組んでいる。彼女からは「コネメガネ」と呼ばれている。

名台詞

「ありがとう5号機。お役目ご苦労さん。」
自爆した5号機の爆炎を見上げて。
「LCLの匂いがする……」
学校の屋上でシンジと遭遇して。この時の仕草は猫科を思わせる動きであった。
「2号機、最後の仕事だよ!」「あと、1枚!!」
満身創痍になりながらも、第10の使徒のA.T.フィールドを食い破る。この場面に限らず、マリはEVAを「仲間」として扱っている模様。

スパロボシリーズの名台詞

「あー、せっかく日本に来たのに私の出番はなしだなんてにゃ…。残念残念。君も残念でしょ?」
LのEDにてシンジと出会い頭に。一応この台詞の対象はシンジだが、参戦を期待していたプレイヤーに対するメタ発言のようにも思える。
「あたしは真希波・マリ・イラストリアス。通りすがりのEVAパイロットだよ」
第3次Z時獄篇のマリ加入ルート「禁断の領域」にて。特撮作品『仮面ライダーディケイド』の名乗り向上のパロディ。
「真希波・マリ・イラストリアス。でも、この名前は忘れてくれていいよ。もう姿を見せることはないからね」
「ちょっとした運命のイタズラでこんな展開になったけど、本当ならあたしもZ-BLUEで戦っていたからね」
「そんなこんなで、ちょっと顔出しに来たってワケ」
第3次Z時獄篇のアスカ続投ルート「再来する絶望」クリア後、Dトレーダーにて。本来の歴史、および「3号機の起動実験を行う」展開の場合は負傷離脱したアスカの後任だったのだが、こちらではゲンドウの判断により3号機がお蔵入りとなったため、それに伴い出番がなくなったことに対するメタ発言である。

搭乗機体・関連機体

EVA仮設5号機
当初の乗機。
EVA正規実用型2号機
負傷したアスカに代わって搭乗。
EVA8号機
『Q』での乗機。マリのプラグスーツに合わせたピンクの機体色が特徴。

商品情報

余談

「マリ」という名前の由来は、『勇者ライディーン』のヒロイン桜野マリから。これはライディーンの登場人物の一人明日香麗の名前が、エヴァンゲリオンのヒロイン2のファーストネームを繋ぎ合わせたものと同じという事に気付いた庵野監督が、なら新劇場版の新ヒロインもライディーンから拝借しようと考えたためである。