ゲイツ (フルメタル・パニック!)

2014年1月17日 (金) 21:27時点における221.95.64.196 (トーク)による版 (→‎他作品との人間関係)

ゲイツ(Gates)

アマルガムの幹部で、アニメ化に当たり、原作小説から最もイメージが改変されたキャラクター。

明るくおちゃらけたコミカルな振る舞いが多い愉快な男ではあるが、その本質は残虐非道。口答えする部下は問答無用で撃ち殺したりするなど、かなり危ない男。そのクレイジーさはあのガウルンにすら「イカレ野郎」と言われてしまうほど。
また、状況証拠から何が起こったかを完璧に推測する他、驚異的な速度での早撃ちやASの操縦技能も長けているなど幹部にふさわしい実力を誇っている。

禿げあがった頭とかなり長い揉み上げが特徴で、揉み上げへの思い入れも深い。

部下の扱いが非常に悪い点では、ゲイツと同じ声優の版権キャラであるヤザン・ゲーブルとはある意味で正反対な上司と言える(ヤザンも相当に凶暴なキャラではあるが、部下の面倒見は良く優しい一面もあり、ゲイツとは異なり人間的な良心も持ち合わせてはいる)。

小説版での扱い

小説版ではラムダ・ドライバを自在に使いこなせるようになった宗介の初対戦の相手として登場。

相当な実力者であるという設定とコードネームが仰々しく語られ、ミスリルの機体を強襲するが、そこにヒーロー然として駆け付けた宗介によってあっさりやられてしまう…という、いわゆる典型的な「かませ犬」なキャラであった。
ミスリルを強襲するために初登場してから宗介に撃墜されるまでわずか数ページ。しかも最後までアームスレイブに載ったままだったので、キャラクターとしての外見描写も一切されていない。揉み上げという特徴もアニメ版で初めて判明した。
それどころか、あまりにあっさりやられたため作中ではコードネームしか描写されなかった。「ゲイツ」という名前はアニメが初出である。

これらのことから、小説版の読者であってもゲイツが小説にも出てきていたこと自体に気付けない人も多数いる。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦W
第2部で登場。殆ど分岐ルートでのみの活躍で、ルートによっては戦えない。原作でのヤバい描写は大分薄められているので、原作以上にいい感じにコミカルでクレイジーな敵役の印象が強い(それでも名セリフの項にある通り下ネタも言っていたりするが)。活躍自体は概ねアニメ本編をなぞっており、最期は香港ではなく月面都市にて戦死する。敵としてはガウルンと同等な位強く、例に漏れずラムダ・ドライバの効果で機体も硬いので生半可な攻撃ではまともなダメージも通らなかったりするので、全力で集中攻撃を仕掛けよう。
なお、流石に原作の最終話でゲイツが行った後述のイベントまでは再現されなかった。

人間関係

レナード・テスタロッサ
同僚。
ガウルン
同僚。相当にクレイジーなキャラクターである彼からも「イカレ野郎」と呼ばれている。
夏玉芳
部下。後に反逆されるも、返り討ちにする。
夏玉蘭
部下。死亡した彼女の死体を弄び、玉芳の怒りを買う。

他作品との人間関係

デッド・エンド
Wでは一時的に部下だった。彼の事を「ベイビーちゃん」と呼んでいる。夏姉妹と同じく、彼にもウザがられており、後に「揉み上げを引っこ抜いてやる」と言われてしまう。
ギムレット
Wでは彼からかなめとテッサの身柄を引き渡される。
タカスギ・サブロウタ
Wでは彼に「ハイテンション野郎」と称される。
カズマ・アーディガン
カズマ曰く「妖怪」「お前の存在はミヒロに悪影響」とのこと。
ジェイソン・ベック
Wでは彼を彷彿させる台詞が存在しており、両者の声優は大塚芳忠氏である。第3次Zで共演するかは不明である。

名台詞

「お前はママに教わらなかったのかぁ? 怖い人に出会ったら、サイフとケツの穴を守りなさいってな」
取引の現場で代金の支払いを拒否した相手を射殺する前の台詞。この台詞の直後に驚異的な早撃ちでその相手を撃ち殺してしまう。
「何だこれは? …全員死んでる? これでは残金を回収できんではないか! うわあ! あああああああ!」
上述で射殺した相手の一味を皆殺しにした後、全員殺してしまっては代金を回収できないことに気付いて激しく後悔してしまい…。
「デタラメを言うな! 人のせいにしちゃいけないって、ママにいつも、言ってるでしょ!」
「あーあー、聞こえますかー!? なんと…死んでる、また死んだ!」
「 ああ、この世界はどうなっとるんだあ! 残酷な死で満ち溢れているではないかあ! ああ、私は悲しい、とても悲しい…!」
上の場面の直後に「あなたが命じたのでは?」とツッコミをいれた部下を射殺したときの台詞。
「ハ~イ、ごた~いめ~ん! ハイ、妹さんで~す! 君のために特別に連れてきました」
「でもちょっと元気無いなあ…あ~玉蘭ちゃん、どしたのかな~? う~ん、だってとっても強くてセクシーなゲイツたまに捕まっちゃったから、あたちションボリ…でもあたちうれちいの、だってやっとお姉たまに会えたんだもの」
「おお、そうかそうか良かったねえ…ぐすっ。ねえお姉た~ん、もう戦いはやめて~。争いは何にも生まないよ~。それにあたち、ゲイツ様にメロメロなの~♪」
原作アニメの最終話にて、ノリノリな口調でゲイツが玉芳の目の前で玉蘭の死体で人形遊びをした時の会話。数々の奇行・狂行が目立つゲイツだが、中でも特に強烈な狂行である。
上述の通り、あまりにも描写や演出が危険な事もあってか、Wではこのシーンが再現される事は無かった。
ちなみにそれに相当する原作小説版では飛鷲の目の前で、飛鴻の生首を取り出してそれを投げ捨てていた
「あらゴメン、折れちゃったみたい」
上の台詞の直後に玉蘭の腕を折ってしまい…。当然、それを見ていた玉芳の怒りを買ってしまうが、ゲイツはこれを一瞬で返り討ちにする。
「ちょっと、短かったかな…」
最期の台詞。もみあげを軽く撫でながら呟いて。宗介に追い詰められた際には激しく取り乱したゲイツだが、死の瞬間はこのように、落ち着き払った最期だった。彼らしく、最期までマイペースだった。

スパロボシリーズの名台詞

「うほ!いいねえ、妹萌えだねえ! そういうのだ~い好きだよ!」
Wの終盤の月面都市での戦いにて「お前の存在はミヒロに悪影響だ」と言うカズマの言葉に対しての返答。当人はすごく嬉しそうである。こんな変なクレイジーなおっさんとよりによってクリスマスに戦う事になってしまって、ミヒロはそれはそれは嫌そうであった。
「可愛い顔して言うねぇ! どうせむしってくれるんなら、ケツの毛をお願いしてぇなぁ!」
Wの中盤に足抜けしようとしたデッドを追い詰めた際に「揉み上げをむしってやる」と言われて。
「駄目だっての! おじさん、モミアゲを抜かれると死んじゃうんだからよ!」
Wの終盤の月面都市での戦いにて、デッドと再び対峙し、またも「揉み上げを抜いてやる」と言われて。彼の場合、揉み上げを抜いたら本当に死んでしまいそうな気がしないでもない。