ゼオルート・ザン・ゼノサキス

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ゼオルート・ザン・ゼノサキス(Zeoroot Xan Zenosakis)

ラ・ギアス世界で「剣聖」シュメル・ヒュールと並び称される剣の達人で、「剣皇」と呼ばれる。プレシアの父であり、のちにマサキの養父にもなった。先祖にはマサキの聖号の元になった「ランドール・ザン・ゼノサキス」がいる。総じて聡明で紳士的な人物だが、飄々としてつかみどころが無く、生活能力に乏しい。また好き嫌いが多く(作中で確認できるのは赤ピーマン、アスパラガス、ネギ)、度々プレシアにたしなめられるなど子供っぽい一面も持つ。色々な意味で懐の深い人物である。流派は神祇無窮流

LOE第一章「背教者」で、ラングラン王国と敵対することを宣言したシュウ・シラカワと交戦して死亡した。遺言として生前に残していた映像レターでは自分が死んだ後のことを案じ、マサキとプレシアに対して的確な助言を与えていた。

ラ・ギアス人の宿命でプラーナは弱いものの、その卓越した剣術のためか、彼が乗った状態の魔装機ギオラストは反則的なまでに強い。

登場作品と役柄

魔装機神シリーズ

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
第一章のみに登場。初対面のマサキに赤ピーマンをあげようとしていた。また、弁当に入っているアスパラガスを食べるのを拒んでいたことからアスパラガスも苦手なようである。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
すき焼きパーティーでネギも食べられないことが判明。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
限定版におけるIに登場。それに伴い声が付いた。IIではマサキを鍛えるべくイブンが精霊界で召喚。残留思念が登場し、マサキを導いた。また、シュウもゼオルートについて「尊敬している」「技量では足元にも及ばない」とまで言い、プレシアにかつてゼオルートとの戦いで学び取った技を伝授している。

OGシリーズ

第2次スーパーロボット大戦OG
既に死亡しているので直接登場はしないが、序盤のマサキ側のルートではリョウト達にマサキがゼオルートの事を語る場面がある。

人間関係

プレシア・ゼノサキス
娘。家事を任せている。
マサキ・アンドー
義理の息子であり弟子。
ファング・ザン・ビシアス
弟子。後にギオラストは彼が引き継ぐこととなる。ゼオルート曰く「自分より見所がある」との事。
シュメル・ヒュール
ライバルであり友人でもある。
トールス・ザン・ゼテキネス
士官学校での後輩。
シュウ・シラカワ
彼の邪気を感じ取り、止めようと彼の駆るグランゾンに対して圧倒的に性能で劣るギオラストで挑む。その結果彼の手にかかって命を落とすことになるが、その姿は彼に深い感銘を与え、強い敬意を抱かせるに至る。
ピア
元妻。現在は離婚しているが、プレシア曰く「お母さんにはお母さんの事情があった」との事。リメイク版においては彼女がバゴニア人と言うことが明かされている。
エルシーネ・テレジア
魔装機神IIの6年前に彼女の護衛を務めていた。
ウーフ
魔装機神IIの6年前にエルシーネを襲撃してきた彼と一戦を交え彼の顔に傷をつけた(実はこの襲撃事件はヴォルクルス教団による自作自演であった)。

名台詞

「トホホ……」
苦手な赤ピーマンを食べるように勧められた時の台詞。剣皇の威厳はまるで感じられない。
「……あなたの気、邪悪すぎますよ、クリストフ。何があったかはわかりませんが、野放しにはできませんね」
ついに自らの邪神信仰を公言し、ラングランとの敵対を宣言したシュウに対して。作中でゼオルートが最もシリアスになった瞬間だった。
「クリストフのまとった気は、あまりにも危険なのです。放っておいてはいずれ、世界に災厄を運ぶでしょう。そう、予言の魔神のように……倒せるチャンスがあれば、たとえ低くても可能性にかけなければいけません。……とはいえ、これを見てると言う事は、私は失敗してるんですよねぇ~。なんか、気合がそがれちゃいます。とにかく、そういう事ですからプレシア、負けちゃダメですよ。間違ってもマサキをうらんじゃダメです。あなたと同じくらい、マサキだって悲しいんですからね。あ、なんか、私も悲しくなっちゃいましたよ」
遺言にて。死を覚悟しているにもかかわらず悲壮感を感じさせないのは、彼の気質なのだろう。
「ええ、私の役目はここまでです。プレシアの事、くれぐれもよろしく頼みましたよ」

余談

  • ファンの間では「ゼオルートに声を付けるなら田中秀幸氏が合っているのではないか」と長年囁かれていたが、スタッフ側も同じ認識を持っており、魔装機神IIでのキャスティングは簡単に決まったらしい。