破壊ロボ

2013年10月12日 (土) 02:56時点における180.60.76.193 (トーク)による版 (→‎関連機体)

破壊ロボ(DESTROYER ROBOT)

ドクター・ウェストが独自に開発した巨大ロボット。アーカムシティではこのロボットによる破壊活動が頻繁に行われており、ブラックロッジの悪名を轟かせている。
ドラム缶に四本の腕を生やしたような不格好な外見(胴体の巨大さと比較して足が異常に小さく、物理的に考えると到底歩行不可能なフォルムなのだが平然と歩行している)とは裏腹にパワーは高く、治安警察でも歯が立たない。しかし、本物の鬼械神との性能差は歴然であり、紛い物であるとはいえデモンベインの敵ではなくあっという間にやられてしまった。原作のウエストの研究所には何体も破壊ロボがあると見受けられる背景絵がある上、ボコボコに破壊されようと極めて短期間で修理可能なようで何度も何度も戦いを挑んでくる。

その後もウェストの手で改良が進められ様々なバリエーション機が登場し、その度に「28號」以下の部分が変わる。

なお外伝小説によると、このロボットは元々ウェストがギターを披露する為の移動ステージであり各種武装は自衛用の兵装だったのだが、改良していく内に目的と手段が逆転しこのような姿になってしまった…らしい。
この設定の元になった描写か、よく顔面の上に生身のドクター・ウェストが登場し、ギターをかき鳴らしている。
なお、この顔面部はコクピットと脱出装置を兼ねており、アニメ版では爆発寸前に顔面だけ飛び立つ、小説版では魔術的な転移で研究室にコクピットを移送するといった機能を持つ。

登場作品と操縦者

スーパーロボット大戦UX
初出演作品。第1部では敵だが、第2部では味方になる。また、本作に登場する破壊ロボの外見は頭頂部と腕にドリルを搭載した「スーパーウェスト無敵ロボ28號改ドリル・エディション~男の夢よ永久に~」がベースになっている。
ネタ的な位置づけと思いきや、非常に高性能のスーパーロボットタイプ。当初はウェストの一人乗りだが、アル復帰後はエルザとの二人乗りで、しかも何気に修理装置持ち。原作でデモンベインを修理したシーンが実際にあるのでそれの再現か。ボーナスに「海A」があるので「スーパーウェスト(中略)28號GR2」仕様らしい。更に資金ボーナスも付いており、貧乏な九郎の怨嗟が聞こえてきそうである。
ただし鈍足なうえ飛行能力が無く、弾数制限・移動後使用不可の武装が大半なのでやや運用が難しい。パートナーがエルザになってからが本領発揮。PUの候補としては空適応をカバーでき、射程もぴったり噛み合っている劇場版マークドライあたりか。
なお、ディスィーブ同様にステータス画面では前述の正式名称が表記されている。

装備・機能

武装・必殺武器

機関砲
胴体中部に内蔵している機関砲を発射する。『UX』では撃ち落としにも使用するが、攻撃に使っている際と明らかに弾のサイズが違う。
ミサイル
胴体上部に内蔵しているミサイルを撃ちまくる。
ドリル・トルネード・クラッシャー
腕のドリルで敵を貫く攻撃。装甲値ダウンの効果があるが、空中の敵に対して攻撃できないデメリットがある。
原作ではドリルを高速回転させて竜巻を起こす攻撃だった。
ジェノサイド・クロスファイア
内蔵している火器(原作の説明によると機関砲、ミサイル、ビームなど。具体的にどこに仕込んでいるかわからないがとにかく多種多様)を全て相手にぶち込む技。
原作では全方位を砲撃する攻撃だったが、『UX』では胴体上部に内蔵された機関砲を連射した後にミサイルをぶち込む攻撃になっている。

ゲーム版のみの武装・必殺武器

破壊ロボ砲
破壊ロボの腕はドリルだけでなく、通常のマニピュレータとその下にカノン砲と思しきものを搭載したタイプがあり、それで砲撃する。
『UX』ではドリル装備の腕のみであるため未使用。
破壊ビーム
コックピット・脱出装置兼用の頭部顔面、目から照射するビーム。地面に照射すると火柱が立つ。
原作ではジェノサイド・クロスファイアと同時に使用している場面がある。
ドリル・トルネード・クラッシュ・アッパー
破壊ロボのバリエーション機「スーパーウェスト無敵ロボ28號改ドリル・エディション~男の夢よ永久に~」が使用した「天才ドクター・ウェストの無敵戦法」。
頭頂部のドリルで地面を掘り進み、相手の真下から奇襲をかける。
『UX』では頭頂部にドリルが無いため未使用。
ハイパー・ドリル・ロケット・オーバードライブ ~男の浪漫、宇宙へ~「人間にとっては小さなドリルだが人類にとっては偉大なドリルだ」そして我輩は星になった(殉職)
続編『機神飛翔デモンベイン』に登場した破壊ロボのバリエーション機「蒼穹のスーパーウェスト無敵ロボ28號DESTINY~その力見せ付けろガグ!~」が使用した必滅奥儀。
全ての腕を切り離した後、頭頂部からドリルを露出させて天空へと飛翔し、敵に向かって突貫するという理不尽極まりない大技。
名称の通り自爆技なのか、穏やかな表情のウェストとエルザのカットインと遺言のような台詞が挿入される。
劇中ではウェストがこの技で本来倒せない敵を倒してしまった結果、あまりの超展開にシナリオの続行が不可能となり、強制的にエンディングへと移行してしまう。

特殊能力

銃装備修理装置
修理装置は自軍加入後に搭載。

移動タイプ

陸、海

サイズ

L

機体BGM

「機神咆吼―交錯する刃金と刃金」

関連機体

量産型破壊ロボ
本機の量産型。造形は似ているが、ドリルは搭載していない。
デモンペイン
正式名称「スーパーウェスト無敵ロボ28號DX」。デモンベインのコピー機体。
蒼穹のスーパーウェスト無敵ロボ28號DESTINY~その力見せ付けろガグ!~
続編である『機神飛翔デモンベイン』に登場したバリエーション機。何の因果かスパロボUXで機神咆吼デモンベイン名前の元ネタである作品と共演することになった。ちなみに最後の『ガグ』とは、クトゥルフ神話作品に出てくる『夢の国』の地底世界に生息するクリーチャーのこと。
スーパーウェスト無敵ロボ28號過渡期リファイン(Ver.Ka)
上に同じく『機神飛翔デモンベイン』にて、後半~終盤でエルザとともに搭乗。その姿は身も蓋もなく言えば、破壊ロボの胴体にデモンペインの両腕・脚部と、量産型破壊ロボと同じ形の背部飛行ブースターをつけた代物。ちなみにこの機体が持っているハンマーは『吸血殲鬼ヴェドゴニア』の登場人物「モーラ」のスレッジハンマーとほぼ同じデザイン。
(Ver.Ka)の表記でお気付きの諸兄も多いだろうが、この名前はガンダムシリーズなどにおけるロボットのリファイン等でお馴染みのカトキハジメ氏に引っ掛けたネタ。作中でウェスト自身が語っているが、過渡期(カトキ)なだけに見事な「カトキ立ち」をしている。

余談

  • 劇中での強烈な印象からか、後のニトロプラス作品の一部にもファンサービス程度ではあるが登場している(『装甲悪鬼村正』ではヒロインの一人「三世村正」が変身に失敗して胴体だけ破壊ロボの姿になった)。
  • バリエーション機として以下のものがある。
    • 『スーパーウェスト無敵ロボ28號改ドリル・エディション~男の夢よ永久に~』
    • 『スーパーウェスト無敵ロボ・バージョン情報28.72、前バージョンからの変更点:とにかく強くなった』
    • 『スーパーウェスト中略28號GR2
    • 『スーパーウェスト無敵ロボGR1~すべてはビッグ・アフロの為に~』
    • 『スーパーウェスト無敵ロボ28號+スピードコントローラーと連射機能付き』
    • 『スーパーウェスト無敵ロボ28號ターボR・FM音源内蔵』
    • 『スーパーウェスト無敵ロボ28號FXドリル・エディション3倍リターン』
    • 『スーパーウェスト無敵ロボ28號スペシャル~皇帝の紋章~』
    • 蒼穹のスーパーウェスト無敵ロボ28號DESTINYその力見せつけろガグ!~』
    • 『スーパーウェスト無敵ロボ28號過渡期リファイン(Ver.Ka)』