高機動型ザク

2013年7月13日 (土) 15:54時点における180.46.125.18 (トーク)による版 (→‎関連機体)

MS-06R-2 高機動型ザクII 後期型 
(Zaku II High Mobility Type)

ジオニック社が開発したジオン公国軍の試作型モビルスーツザクIIを宇宙用に再設計しており、見た目は脚部と背部が変更されただけのようにも見えるが、実際には内部構造が全面的に異なっているため、全くの別機体である。改良された脚部と背部にはバーニアが装備され、機動性が向上している。その分、推進剤の消費量も増加しているため、プロペラントタンクも追加された。

R-2型と呼ばれる本機はさらなる改良を加えており、性能も非常に高く、それ以前に開発されていたR-1型やR-1A型などとはもはや一線を画す機体となっていると言っても過言ではなかった。その事から、本機は「ザクの皮を被ったゲルググ」と言われている。本来はビーム兵器の搭載を前提にしていたが、ジェネレーターの出力に問題があったために実弾兵器を装備した本機が開発される事となった。

本機はコンペティションにてリック・ドムと次期主力機の座を争ったが、生産性の低さから不採用となった。そのため、4機が製造され、その内の3機はジョニー・ライデンを初めとするエースパイロットに配備され、残りの1機はゲルググの開発のために使用される事となった。

登場作品と操縦者

スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
第1部にてバーニィベンメルコレクションシャア専用ザクを撃墜していると入手。回収されたシャア専用ザクアナハイム・エレクトロニクス社が改造したという設定。
スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
第2部のデータを引き継いでいると引き続き使用可能。

装備・機能

武装・必殺攻撃

120mmマシンガン
通称「ザク・マシンガン」。上部にドラムマガジンを装備し、そこから給弾する。
ヒートホーク
接近戦用の斧。刃の部分から高温を発し、敵機の装甲を焼き切る。対モビルスーツ戦を意識して、キシリア・ザビが提案した事がきっかけで装備される事となった。
ジャイアント・バズ
口径360mmの実弾兵器。ドムの物と同型。

特殊能力

剣装備、盾装備
切り払いシールド防御を発動。
シールド
右肩に装備されている実体盾。

移動タイプ

関連機体

ザクII
リック・ドム
ゲルググ
試製高機動型ザクII
R型の中で一番最初に開発された機体。型式番号はMS-06RP。他の機体と違ってF型を改造して造られている。エリオット・レムが搭乗してテストを行った。スパロボ未登場。
高機動型ザクII 初期量産型
型式番号はMS-06R-1。RP型のデータを基に再設計しているが、推進剤の積載量が少ないなどの問題もある。スパロボ未登場。
高機動型ザクII 改良型
型式番号はMS-06R-1A。R-1型の問題点を改良している。主に黒い三連星やシン・マツナガらが搭乗している。スパロボ未登場。
試製高機動型ザクII 後期型
R-2型のプロトタイプ。型式番号はMS-06R-2P。試験的にビームライフルを装備しているが、ジェネレーターの出力に問題がある。スパロボ未登場。
高機動型ザクII ゲルググ先行試作型
型式番号はMS-06R-3。高機動型ザクの最終型で、形状なども含めてゲルググとの中間点に位置する機体。スパロボ未登場。
フルバレットザク
長谷川裕一氏の漫画作品「MSV戦記ジョニー・ライデン」に登場。ジョニーのR-2型を改造した機体。大量の実弾兵器を搭載し重量を持ち前の推力でカバーしている。フルアーマーガンダムに対抗して名付けられた。
サイコ・ザク
漫画「機動戦士ガンダム サンダーボルト」に登場。正式名称は「リユース・サイコ・デバイス装備高機動型ザクII」。外観はジョニー・ライデンが搭乗したR-2型に酷似しているが、バックパックにシュツルムファウストやジャイアント・バズ、マシンガンを多数装備している。ちなみにリユース・サイコ・デバイスとはパイロットの思考だけで機体を操縦するシステムだが、まだ試作段階であるため能力を最大限発揮するためにはパイロットは両手足を義肢化、つまり四肢切断する必要がある。劇中では適正が一番高いとされたダリル・ローレンツ少尉が搭乗。その恐るべき機動性と破壊力でムーア同胞団の艦隊を一瞬の内に単機で壊滅させた。

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