香貫花・クランシー(Kanuka Kranshe)
- 登場作品:パトレイバーシリーズ
- 声優:井上瑤(原作)、天野由梨(SRW代役)
- 種族:地球人(日系アメリカ人)
- 性別:女
- 所属:ニューヨーク市警察、警視庁警備部特科車両二課(出向)
- 階級:巡査部長(第二小隊員)
- 出身:ハワイ
- キャラクターデザイン:ゆうきまさみ、高田明美
イングラム2号機バックアップ(指揮)担当員。
ニューヨーク市警から日本へと出向してきた女性警察官でクールな性格の現実主義者。
ポリスアカデミーを首席で卒業し、特捜部在任中にマサチューセッツ工科大学を聴講生として在籍。電子工学科を優秀な成績で修了している他、柔道四段、合気道三段、茶道裏千家師範など数多くの資格を持ち、スポーツも万能。射撃と爆発処理物にも長け六カ国後(日本語・英語・仏語・独語・・蘭語・北京語)も堪能でレイバーの操縦技術も高いなど、かなりのキャリアウーマンでもある。
性格はメディアによって異なり、アーリーデイズでは太田以上の「猪突猛進の熱血馬鹿」で、無許可で90mmライアットガンを2号機に装備させたり、「口止め料」として米軍から接収したガトリング銃を教習用レイバーに無理やり装備させて突撃するなどの無茶をやっており、進士から「研修の名目で島流しになった」と評された。ただし、太田よりは精神的に大人のため、出向してからは暴走しがちな彼を抑えている事がほとんどとなっている。
テレビ版ではアーリーデイズのような無茶はしなくなったが、代わりに太田への抑えが弱くなって暴走を止めきれなくなっており、始末書を書かされる事もしばしば。また、方針の違いなどから泉と口論になる場面もあった。
漫画版では、終盤に人身売買組織の捜査の為にニューヨーク市警の警官として来日。レイバーには搭乗しないが辛辣な毒舌家で、迂闊な一言でバドリナードを大泣きさせた事もある。
コルト・ガバメント(劇場版ではオートマグ)を愛用しており、銃砲等不法所持となる日本でも堂々と持ち歩いている。米軍横田基地経由で来日したため持ち込めた様子。
両親は幼少時に強盗に襲われて死亡しており、この事件が警官を目指す切っ掛けとなった。両親の死後は祖母に育てられた為、かなりのおばあちゃん子となっている。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦OperationExtend
- 初登場作品。太田との掛け合い要員の他、レイバーでも戦う。井上氏が故人のため天野由梨氏が代役を努めている。
人間関係
- 太田功
- 2号機フォワード担当。彼のブレーキ役で無茶苦茶に行動する彼をボロクソに評価した事も多々ある……が、実は似た者同士である。
- 実際、相性が良いらしく香貫花の誕生日の際に国際電話を使用して会話するなど親密な関係を保てた様子。
- 進士幹泰
- 当初は彼がバックアップ担当だったが、太田の暴走を抑えきれなかったためバトンタッチされる。ただし、キレた彼を「逆噴射」と評した事も。
- 熊耳武緒
- TV版では後任。共に実力主義者ではあるが、価値観の違いにより相性は最悪である。
- 泉野明
- 同僚。評価は微妙で、褒めているのか、貶しているのかよく分からない内容だった。ちなみに彼女に次ぐ酒豪。
- 篠原遊馬
- アーリーデイズでは香貫花に好意を寄せる場面も見られたが、冗談をやった彼に銃を向けた事がある。
- 山崎ひろみ
- 交流がほとんど無かった為、レポートには「データ不足」としか書いていなかった。
- レイ・クランシー
- 祖母。若い頃の姿は香貫花と瓜二つである。
- ブレディ
- 漫画版で香貫花と共に来日したニューヨーク市警の警官。
名台詞
- 「最悪の事態というのは、往々にしてたちの悪い冗談に聞こえるものよ」
- 漫画版でバドが自身がグリフォンのパイロットだということを明かし、それを聞いた野明が「悪い冗談」と言った際に諭すように言った言葉。この言葉を聞いていた後藤隊長は「いいこと言うなあ」と感心していた。
搭乗機体・関連機体
乗り込んだ機体の種類は太田に次ぐ数となっている。実は最強のレイバーパイロットで、レイバー戦で彼女に勝てた者は誰も居ない。
- AV-98イングラム
- 2号機バックアップ。対ファントム戦の時に半壊した2号機や対グリフォン戦で3号機に乗り込んだ事もある。
- AV-98Tドーファン
- テレビ版第2話で使用。五味丘の97式を一蹴し、泉のイングラムを翻弄してバッテリー切れに持ち込んで勝利している。
- MPL97AV-T教習用レイバー
- アーリーデイズ第4話で使用。
- AV-X0零式(TYPE-ZERO)
- 劇場版で使用。圧倒的な強さで暴走レイバーを次々と粉砕していくが……