ボラー (SSSS.GRIDMAN)

2023年12月12日 (火) 18:56時点におけるXE (トーク | 投稿記録)による版

ボラーは『SSSS.GRIDMAN』の登場人物。

ボラー
外国語表記 Borr[1]
登場作品 SSSS.GRIDMAN
声優 悠木碧
デザイン 坂本勝
初登場SRW スーパーロボット大戦30
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プロフィール
種族 アシストウェポン
性別
身長 133cm
体重 32kg
所属 新世紀中学生
趣味 FPS(シューティングゲーム)
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概要

グリッドマンをサポートする「新世紀中学生」の一人。小柄で中性的な顔立ちの少年で、ツインテールの髪型がトレードマーク。

その正体は人間ではなく、グリッドマンを支援する「アシストウェポン」。本来の姿はドリルタンクの「バスターボラー」。ジャンクの前で「アクセスコード・バスターボラー」とコールすることで変身する。同じアシストウェポンであるサムライ・キャリバーマックスヴィットと共に活動しており、普段はジャンクショップ「絢」にいることが多い。口より先に手が出る性格で口調も荒いが、その口の悪さは主にボケに回ることの多い仲間たちへのツッコミとして用いられる。

生身での戦闘ではサバイバルナイフ型の武装である「スクラップメーカーダガ―」を扱うが、人間態のアンチに向けた程度で実際に戦うシーンはなく、彼自身の戦闘能力がどれ程なのかは不明。なお、なにかと余計な発言が多い内海将に対してよく蹴りを入れており、その際は身長差から毎回彼のスネに当たることとなる。

実年齢は不明だが、外見よりは上らしい[2]

バスターボラー

ボラーの変身する、大型のドリルタンク。シドニー凝固弾頭弾やフォレスター消火弾など各種ミサイルによってグリッドマンを支援する。履帯で移動するが、悪路での走行は苦手。

グリッドマンと合体することでバスターグリッドマンとなる。履帯ユニットはそのままグリッドマンの武装となり、ドリルもツインバスターグリッドビームを放つためのビーム砲に変形する。パワードゼノン時には胸部と頭部を担当。特徴的なドリルは腿を構成する。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦30
初登場作品。グリッドマンの戦闘時の掛け合いで登場。
本編ではサブパイロットとしては登場しないが、2022年4月8日に公式サイトにて公開された攻略情報のパイロットページには、フルパワーグリッドマンのサブパイロットとして記載されている。これが記載ミスなのか没データなのかは不明だが、SPや精神コマンドといったサブパイロット用のステータスがしっかり記載されているため後者の可能性が高い。

パイロットステータス

精神コマンド

30
気合狙撃突撃
公式サイト掲載の攻略情報にのみ記載されており、ゲーム本編では確認できない。

人間関係

新世紀中学生

サムライ・キャリバーマックスヴィット
同じアシストウェポンに変身する仲間。

グリッドマン同盟

グリッドマン
彼の支援者。
内海将
普段は影ながら彼の護衛に当たっている。彼に厳しく当たることが多いが、次第に信頼しあっていく。
響裕太宝多六花
グリッドマン同盟の仲間達。

その他

六花ママ
彼女の店に入り浸ることから世話になる。
アンチ
懲りずに何度もグリッドマンに挑んで来る彼をウザがり、「連敗キッズ」と呼んだことも。

名台詞

「お前らほんとキモいな。気になるなら付いてけよ」
「手遅れんなるぜ?」
第4回より。六花やアカネが合コンに行くと知り、うじうじ悩む裕太と内海に対して。
「服着て来いよ」
第5回より。水着姿のまま駅へ駆けつけた裕太へのツッコミ。それ所じゃなかったんです…。
「雑魚にはかまうな! 無限の火力で、でかい奴を焼き尽くすぞ!」
同上。アンチを雑魚扱いして無視し、ゴーヤベックを狙う。
『30』では「無限の火力で焼き尽くすぞ!」とアレンジされてバスターグリッドマン使用時の戦闘台詞に採用されている。
「ああ、全然ドリルっぽい活躍できなかったわ」
ヴィット「伊達ドリルだな」
同上。ゴーヤベック撃破後のやり取り。確かにドリルを使っていないが、余談にもある通り元からである。
「ふーん。意外な展開だー」
第6回より。怪獣の話で盛り上がる内海とアカネを目撃する。
「グリッドビームが効いてないんだから、俺が行っても結果は同じだろ」
「飛べる奴が行ってこいよ」
第7回。ヂリバーUFOに苦戦するグリッドマンの姿に対して。ただ、当の本人であるヴィットはこの台詞の後も自覚がなく、しばらく沈黙が続いてようやく「あ、俺か」と急かされたことに気づいている。
「好きな話題ん時だけ生き生きすんのな」
第8回。宇宙人や空の街の話題で興奮する内海のスネを蹴りつける。
「キャリバー、お座り」
同話より。六花ママの店に来たアンチを見て臨戦態勢に入ったキャリバーを諫める。
「おい待てキッズ。ママさんに言うことあんだろ。…礼儀教えてやろうか?」
同話より。六花ママの好意でランチをご馳走になったものの、無言で帰ろうとしたアンチに対して。ダガーを突きつけ、冷徹なほどの声で凄むが、キャリバーの介入でその場は有耶無耶に。
「なんだそのリアクション。アメリカ人か」
同話より。キャリバーがアンチの電話番号を入手後逃がしてしまい、それをマックスに愚痴るも、腕組みをして大きくため息をつくという反応に呆れる。
「あいつほんとに素直だな」
第9回。グリッドマンが出ないのは外の怪獣が原因だと聞き、早速倒しに向かったアンチへの感想。
「くっそ弱、なんだこいつ?」
第10回。対峙したナナシAのあまりのあっけなさに唖然としてしまう。
「ほんとしつっこいなお前。何回負けりゃ気が済むんだよ!」
同話より。ナナシA戦後、またもや戦いを挑んできたアンチを一蹴して。
内海「いつもと、違う朝だ…」
「今までは怪獣がやられたら次の朝にはリセットされてたのにな」
第11回。直らないままの街を六花や内海達と見上げながら。
「こいつは人間のふりをした怪獣だよ」
「いつも絡んで来るあいつだよ」
同話より。アンチの正体を知らない六花と内海に彼が怪獣だと真実を教える。
「内海のくだらない予想とか発想には、かなり振り回されたけどな」
「…でも楽しかったぜ」
最終回。ハイパーワールドへ帰還前に六花や内海との別れに際して。1行目の後は内海の足を蹴るも回避されてしまうが、彼の成長と思ったのかどこか満足そうである。

迷台詞

「リビングに置いといて…家族共用のグリッドマンに、すればいいじゃん…」
ボイスドラマ5.5回「グリッドマンは悪くない」より。買い取ったジャンクを内海の家に置けばいいと提案した後、「実家だから無理」と拒否する内海に対して。「家族共用のグリッドマン」というパワーワードもさることながら、直後に内海に「想像して笑っちゃってるじゃないっすか!」と突っ込まれた通り、必死に笑いをこらえる声にも注目。
「おい!こんな時ウルトラシリーズならどうなるんですかぁ~?」
内海「…」
「なんだよ…」
第11回より。裕太の病棟の窓からアンチ改めグリットナイトと再生怪獣軍団との戦いを見てボラーが内海に話しかけた時の台詞。だがこの時の内海は落ち込んでいてボラーの冗談交じりの質問に返答する余裕がなく無言で、ボラーはふて腐れてしまう。
「聞けよババア!」
「あんたシャーリーズ・セロンじゃありませんー!」
「シャーリーズ・セロンは腐ったほうじ茶ラテ出さねえからだよ!!」
ボイスドラマ9.9回「反省します反省しました」により。ヴィットが持っていた「ドブみたいな臭いのほうじ茶ラテ」への苦情から始まった六花ママとの大人気ない応酬の結果、ブチ切れて凄まじいダミ声で怒鳴る。このボイスドラマは六花ママ(新谷真弓氏)とボラー(悠木碧氏)のアドリブの掛け合いがメインであり、最終的に悠木氏は「負けた」と感じたらしい。

スパロボシリーズの名台詞

マックス「いくらグリッドマンでも、このまま攻撃を受け続けていてはまずいぞ」
ヴィット「これが訓練でよかったね」
「他人事みたいに言ってんじゃねえ!訓練でもリハーサルでも負けは負けだ!そんなのは我慢ならねえ!」
30』艦内ミッション「砲・撃」より。メイヴィーの制作したシミュレーション内で集中砲火を受けるグリッドマンをジャンク前で見ながらのやり取り。状況を打開するため、この後ボラーは出撃を決意する。
台詞の元ネタは『SSSS.GRIDMAN』のオープニングテーマ「UNION」の歌詞「これは訓練でもリハーサルでもない」からか。

余談

  • 原典である『電光超人グリッドマン』では「ツインドリラー」として登場している。名前はツインドリラーの英語名「ボラー」から。
  • バスターボラーのシンボルとも言えるドリルであるが、アニメ中でドリルとして使われたのはオープニング以外ではフルパワーグリッドマンの武装としてのみであり、本機が単独で使用するのは小説版の描写を待つ必要があった[3]
  • 元々少女のような外見ではありつつも、本編では終始スーツ姿だったが、放送終了後のWEBくじの景品で、「男女再逆転喫茶」というコンセプトの企画が行われた際、ジャンクをモチーフとしたメイド服姿の六花やアカネたちに混じって、メイド服で女装した描きおろしイラストを作成された。
  • 少女的な外見であることから役の悠木氏はTwitterで「ボラーちゃんくん」と呼称したことがあり、ファンの間でもボラーへの愛称として用いられることがある。

脚注

  1. 登場人物|SSSS.GRIDMAN 2023年4月7日閲覧。
  2. 演じる悠木氏は、大学6年生ぐらいを想定して演じていたという(宇宙船別冊のインタビューより)。
  3. 原典である「電光超人グリッドマン」でも初登場での10話で地中潜行や合体時の武装としての運用がメインで、多くのシーンでは戦闘機のごとく空中を飛び回りビーム攻撃を行っていた。