アゾエーブは『スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd』の登場メカ。
アゾエーブ | |
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登場作品 | |
デザイン | 岸武彦 |
SRWでの分類 |
機体 ラストボス |
スペック | |
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分類 | ネメシスシリーズ |
動力 | オリジン・ユニット |
開発者 | シュウイチロウ・ユキムラ |
パイロット | シュウイチロウ・ユキムラ |
概要
ネメシスシリーズの最終にして、最強の完成機。
動力源としてセレスチアル・リアクターの原型であるオリジン・ユニットが搭載されている。当初オリジン・ユニットが搭載されていた鳥の人は、時空間崩壊波を発して時空間構造に穴を空けることで宇宙外の脅威から逃げるための平行宇宙を創造して移民するために作られたものであった。しかし「それだけの力があるならば敵を滅ぼした方が早い」と開発した古代人は脅威に立ち向かう道を選び、オリジン・ユニットを兵器転用したことで、10万年前のゼロポイント・ブレイクが引き起こされ、無数の平行宇宙の時空に傷を付けていずれ時間減速による宇宙滅亡が起こる状態にしてしまった。その時空間崩壊の力を行使できるアゾエーブは時空間構造破壊兵器であり、時空間の基本構造を瓦解させることで全ての平行世界を始原の混沌に還元することが可能となった。
その力は、神にも等しい力を持つ真聖ラーゼフォンにオーラ力やミンメイ達の生命の歌で力、そしてラ・ムーの星を発動させ増幅されたライディーンの助けを加えた力をも上回った。(ただしユキムラ自身が語っている通り、同等の力でも破壊の力の方が常に優位に立てるとの発言から単純な力自体は同等と考えられる。)
SC2の最終局面にてその姿を現し、強力な時空間崩壊波「破滅の波導」によって真聖ラーゼフォンに守られて残った僅かな空間を除いて全ての世界を破滅に追いやるという、SRWシリーズ史上類を見ない大破局を引き起こした。「破滅の波導」の第2射で全てを混沌に還そうとするも、遥とバレンティナの特攻により機体とオリジン・ユニットの接続が一部切れてしまい、即座の発射は不可能となる。 それでも混沌空間での最終決戦においてAフォースと真聖ラーゼフォンを圧倒し、また混沌となった世界の可能性からアスカロンやハイザックなど様々な機体をサルベージして使役するなど絶望的な力を見せる。死闘の末、ついに自己修復機能によりオリジンユニットとの接続が修復したことで「破滅の波導」の第2射で今度こそ全てを無に帰そうとするも、ケイジの駆る天羽々斬の特攻を受け、ユキムラやケイジ、天羽々斬諸共消滅する。
最終的には世界が真聖ラーゼフォンに修復されたとはいえ、全ての平行世界を一撃で破滅させた機体であり、他にその規模の災厄となるとケイサル・エフェスと無限力が戦った場合の余波(因果律を歪めて全平行宇宙が崩壊)やアダマトロンが目指した創造など、事前に食い止められたものばかりである。その破壊力は歴代スパロボシリーズのラスボスの中でも最強クラスである。だが、それほどまでに強大なこの機体の唯一の弱点……それは、アゾエーブが「人の手によって造られたスーパーロボット」である点といえるのかもしれない。人が造ったものであるからこそ、人の手で破壊できるのだから。
登場作品と操縦者
装備・機能
武装・必殺武器
- ブラスター・アーム
- ツイン・カオティック・ランサー
- ヘルハウル
- ダムド・スタナー
- ブーム・スフィア
- デモニアック・タロン
- 滅却の波動
- 「破滅の波動」をダウングレードしたような武器だが、それでも圧倒的な威力と攻撃範囲を誇る脅威の武装。必殺武器として一定秒数毎に使用してくるが、スタンを切らさなければ使用を防ぐことが可能。
- 破滅の波動
- イベントで使用した最強技。万物全てに宿る破壊エントロピーを利用した攻撃で、上記のとおり真聖ラーゼフォンにオーラ力、生命の歌、ラ・ムーの星の力を上乗せしてなお、次元の壁を突き抜けて平行世界全てを消滅させた。なお、あまりに規格外な攻撃のせいか、通常兵器では存在しない。
移動タイプ
サイズ
LL
機体BGM
- 「Volt」