リ・ガズィ
リ・ガズィ | |
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外国語表記 | Re-GZ[1] |
登場作品 | |
デザイン |
永野護(原案) 佐山義則(クリンナップ) |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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正式名称 | リファイン・ガンダム・ゼータ |
異名 | ガンダムもどき |
分類 | 攻撃用モビルスーツ |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 | RGZ-91 |
頭頂高 | 20.5 m |
本体重量 | 24.7 t |
全備重量 | 55.2 t |
動力 | 核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 2,550 kw |
スラスター推力 |
14,200 kg×2(バックパック) 11,000 kg×4(腰部) 8,600 kg×2(脚部) |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
センサー有効半径 | 18,900 m |
開発 | アナハイム・エレクトロニクス社 |
所属組織 | 地球連邦軍 |
所属部隊 | ロンド・ベル |
主なパイロット | アムロ・レイ → ケーラ・スゥ → チェーン・アギ |
概要
アナハイム・エレクトロニクス社が開発した、地球連邦軍の対戦艦用試作モビルスーツで、「Ζガンダム」の量産化を目指して改修も兼ねた量産型Zガンダムである。
リ・ガズィは「リファイン・ガンダム・ゼータ」の略。つまり、ガンダムタイプの機体である。
生産コスト削減の為に複雑な変形機構を廃し、BWS(バック・ウェポン・システム)と呼ばれる変形用追加モジュールを装備することでΖガンダム系列機のWR形態に相当する「スペース・ファイター形態」の機能を得る[2]。リ・ガズィ本体も下半身に簡易的な変形機構を持っている。
カタログスペックではΖガンダムに匹敵する(ジェネレーター出力とセンサー有効半径はZガンダムより上である)が、Ζガンダムのピーキーな操縦性も引き継ぎ、操縦の難しい機体となった。 操縦系統にはバイオセンサーも搭載されているとする資料もある。
原型機と比べてコストは低下したものの依然高価な機体であり、またBWSにも問題点が多く、正式採用はされなかった。
なお、νガンダムの設計にはアムロ・レイが本機に搭乗していた頃の経験も活かされている。
バック・ウェポン・システム(BWS)
リ・ガズィが宇宙戦闘機形態になるために追加されるオプション装備。武器と飛行ユニットを合わせたもので、特に火力の強化に主眼を置いている。戦場での分離は可能だが再装着は不可[3]。
しかし、BWSを使い捨て前提で運用するためコストが嵩み、また大きな紛争がない為リ・ガズィより安価のジェガンが採用される事になった。
劇中での活躍
ロンド・ベル隊に配備され、当初はアムロ・レイが搭乗。ギュネイ・ガスのヤクト・ドーガを撃墜寸前まで追い詰めるも、シャア・アズナブルのサザビーが援護に来たため形勢は逆転。アムロと互角の機体での決着を望んでいたシャアは手加減して戦闘を行い、アムロが撤退した際も追跡はせずに見送っている。
アムロがνガンダムに乗り換えてからはケーラ・スゥがパイロットとなり、アクシズ落下を阻止するために出撃したが、ギュネイのヤクト・ドーガに発見され交戦。この時ケーラはあくまでアクシズに向かうことを優先してヤクト・ドーガを振り切ろうとしたが叶わず被弾しBWSを破壊される。その状態で武装を連射するもことごとく躱されアムロをおびき出す餌として拘束されてしまった。直後ギラ・ドーガにまるで嬲るように各部を破壊され中破。
その後回収され、スラスターを応急修理しただけの状態の本機にチェーン・アギが乗り込み出撃。クェス・パラヤのα・アジール[4]を撃墜するが、味方であるはずのハサウェイ・ノアが逆上し、彼のジェガンによって撃墜。同時にチェーンも戦死してしまったが、アムロやブライト・ノアを始めとする連邦軍達はそれに気が付いていない。
上述の通り「ガンダム」なのだが、ギュネイから「ガンダムモドキ」と呼ばれる屈辱を受けている。
徳間書店の小説版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(ハイ・ストリーマー)では製作の経緯が違い、リ・ガズィは「Ζガンダムを入手出来なかったアムロがΖのフレームをコピーして作った自作MS」という設定で、チェーンに「ホビーに過ぎない」と言われる。
『機動戦士ガンダムUC』のOVA版ep4では白色にカラーリングされた本機がラー・カイラムのデッキに搭載されているのが確認できる。
登場作品と操縦者
MS形態はそこそこの性能を持つものの、武装が貧弱で決して強くない。しかしバック・ウェポン・システム(BWS)に換装すれば飛行可能で、強力な「メガ・ビーム・キャノン」も使用可能。また、この状態は撃墜されてもモビルスーツとしてのリ・ガズィが現れるだけで、修理費が不要。作品によってはこれを利用した自爆戦法もとれる。その為、BWS形態で運用するプレイヤーが多い。
換装の無い作品では任意で分離(変形)が可能だが、BWS形態に戻すことは出来ないという特徴を持つ。稀にイベントやロボット大図鑑登録のため分離が必要な作品もあるが、基本的には前述の通り分離しない方が有用なため、モビルスーツ形態は単なる脱出装置と考えて自分から分離はしないプレイヤーが大多数だろう。
アムロの搭乗機として序盤~中盤に登場する事が多く、原作での二人目のパイロットケーラ・スゥが搭乗する事は稀。また原作パイロット以外にも、サウス・バニング、エマ・シーン、フォウ・ムラサメ、ルー・ルカが搭乗する場面が目立つ。 バニングなど専用機のない強いパイロットを乗せて運用される事が多い。また小隊制が採用されている作品では、小隊員向けに重宝される(飛行可能なため)。
設定上ガンダムに類する機体であるが、名称に直接含まれないためかアムロのエースボーナス『ガンダムと名のつく機体に搭乗している場合~』の対象外になっている。
原作では量産される事はなかったが、スパロボシリーズでは量産機としての設定が生かされ複数機入手できる場合もある。登場回数もかなり多く、原作の扱いに比べると中途半端ながらも使い勝手の良いユニットである。
旧シリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。νガンダムと同時にカムランから1機入手できるほか、ルート次第ではルーの乗機としても入手でき、最高で2機まで所有できる。
- 射程7・移動力11・空/宇宙適応7と優れた性能を誇る。MS形態も射程こそ下がるが移動力9、かつライフルが高威力で十分に強い。地形の大半が海でかつ、本作の味方増援の仕様上(SFC版はロンド・ベル本隊が増援として出現する場合、出撃ユニット選択後に個別で母艦から発進させる必要がある)『赤道直下』では多いに活躍が見込める(Zガンダムやメタスなどは、一度MSで移動する必要がある)。
- 勿論それだけだと他にも優れた機体が存在するが、本機にはBWSというアドバンテージがある。本作には運動性の概念がまだないのでMSの被弾率が高く、以降の作品ほど攻撃力がインフレしていない。従って「一度撃墜されても戦闘を継続できる」という特徴は、Iフィールドや分身に次ぐ強力な特殊能力として作用する。HPと装甲を入念に改造しておけば、よほど運が悪くない限り撃墜とは無縁。
- 尤も欠点も少なくない。MA形態に命中補正100以上の武器が無いので当てにくく、できるだけ命中が高く必中・集中を使えるパイロットを乗せたい。終盤はファンネルが飛び交う戦場になるので、ファンネル系より射程が1~2短く、ビームバリアに弾かれるメガビームキャノンでは苦しくなる。「空専用ユニットは基地マップで出撃できない」という本作の仕様もネック。とは言え二軍落ちさせるのも勿体ないため、準エース級パイロットを乗せて搦め手やトドメ役に使っていこう。
- 第4次スーパーロボット大戦
- 序盤のミデア護衛シナリオで、隊列から最も遅れている一番撃墜されやすいミデアを守り抜くと入手できる。
- 機体性能は勿論、MA形態の火力が序盤のMS群では段違いに高く、本機の有無で今後の難易度が変わるので是が非でも入手したい。MS形態の武装も良好で、ビームライフルの射程が長い他、ハンドグレネイドの攻撃力が比較的高い。特に後者はP属性、かつ本作のP属性武器の中では珍しく弾数3であり、3~4段階ほど改造しておくとグっと使いやすくなる。中盤以降は他MSの充実から息切れするが、大半のプレイヤーはそれまでに相応の改造を施しているはずなので、脇を固めるユニットとしてなら十分使える。
- なおMS形態は、実際にマップ上で分離させるか、もしくはインターミッション画面で変形させ、機体性能をチェックしないと図鑑に登録されない。これは『F/F完結編』も同様。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 機体の地形適応がMA形態は空Bが、MS形態は陸BがそれぞれAに改善。与ダメージが向上し、より使いやすくなった。
- このため地形適応が空B陸Aのアムロより、空陸Aのカミーユの方がパイロットに向いている。
- スーパーロボット大戦F
- 今回は最大2機入手できる。『第4次』同様Ζガンダムに次ぐ火力を持っているため、大抵はアムロとジュドーが乗っているはず。
- MA形態はメガビームキャノンが弾数制からEN制にされており、5段階まで改造しないと『第4次』と同じように6発撃てない。MS形態はMS形態で、ハンドグレネイドの射程が短くなった上に何故か格闘属性にされてしまったため、使いやすいP属性武器ではなくなった。また『第4次』の本機は、運動性・限界反応が可変機としては珍しくMA形態・MS形態で変わらなかったが、本作では他可変機と同様にMA形態の方が低くされている。総括すると「依然として戦力にはなるが『第4次』と比較してやや弱体化」という形になった。
- 今作ではやり込み要素の一環としてハマーン様のキュベレイやゲスト製ボスの撃破があり、その場合はバーニィを乗せての自爆戦法が多用される。改造と強化パーツ次第では11000ものダメージを与える事も可能。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 強力なMSが続々と加入するため、流石に第一線での活躍は厳しい。早ければΖΖガンダムやGP-03デンドロビウムが加入した辺りでお蔵入りになると思われる。前述の自爆戦法は今作でも有効だが、その場合はHPの高いGP-03を使った方がダメージが大きくなる。一方でリ・ガズィの方が移動力に秀でるためボスに接近しやすいという利点もあるが。
- 『F』と比べてかなり戦力が充実しているので、縛りプレイでもない限り役立つ場面はあまりない。
- スーパーロボット大戦コンプリートボックス
- BWSの優れた耐久性は本作でも健在だが、本機は元々攻撃力が控えめな上、システム変更によりパイロット攻撃力よりも武器攻撃力が重要になったため、相対的に弱体化する結果となった。『第3次』は終盤の出撃枠がカツカツであり、更に本作は幸運持ちの大幅な減少やΖΖガンダムの弱体化で資金を稼ぎにくくなったため、改造費をまわす余裕が無くプレイヤーによっては二軍落ちする事も多い。しかもメガビームキャノンは射程2が死角になった上に改造効率が非常に悪く、最終的な攻撃力はビームキャノンやビームライフルに抜かれてしまう。『F』とは違ってMS形態になると運動性が低下してしまう事も地味ながら痛い。
- ちなみにMS形態のグレネイドランチャーは、ハンドグレネイドに名前が変わった上で射程1~2のP属性という使いやすい武器になっており、かつグレネイドランチャーは射程2~5の非P属性武器として続投している。また、ビームライフルの射程も1伸びた他、屋内シナリオではMS形態で出撃可能になったという改善点もある。それ故に終盤は二軍落ちしてしまう事が惜しい。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- Ζガンダムと同時に入手。通常は1機だが、条件を満たしていれば2機入手する。入手後はアムロがガンダム(G-3)から勝手に乗り換えてしまい、何度か強制出撃も。メガビームキャノンは威力や燃費があまり良くないので改造してまで使うかは微妙なところ。ライフルは空陸Aと良いためENが切れたら分離してしまうのも悪くない。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 第6話では条件次第でアムロかバニングが搭乗して出撃することがあり、未来ではエマがデフォルトパイロットに。『α』よりパーツスロットが3に増加しており、メガビームキャノンの威力や燃費も良くなっているため使い勝手はかなり良くなった。改造費が安めなのも魅力の一つ。ライフルは変わらず空陸AなのでMS形態になってもそれなりに役立てるだけでなく、何故かサーベルのCT補正が+40へと激増しているため、パイロット次第では接近戦で意外と活躍できる。
- なお、進め方によっては一度もマップ上で姿を見ずに終わることもある。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- フォウ機とルー機の最大2機入手。全体攻撃の欠如により小隊長には向かないが、小隊員としては低コストで飛行可能と優秀。ただし地上ではBWSが外れた時も想定した小隊編成にしておかないと思わぬピンチを招くことも。MS形態のほうが小隊攻撃の火力が高く、移動力も変わらないので、BWSをあえて外すのも良い。
- Hi-νガンダムの隠しフラグを成立させるにはMS形態になる必要がある点にだけ注意したい。ちなみにPVで本機MS形態とサザビーの戦闘が描かれており、ある種のヒントとなっていた。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- フォウ機、ルー機、補充機の3機入手。『第2次α』より武器の燃費など若干強化されているが、やはり今作でも小隊員向きの機体。またMS形態の火力が下がっており、『第2次α』のようなフラグも無いため今作ではわざわざMS形態になる意味は殆ど無くなってしまった。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 同作に登場する可変MS同様にBWS形態にMS形態が統合される形となり、BWS形態の武装が増えたが形態変化がパージ式という都合からか防御に剣・盾が使えなくなっている。加えて分離が使えなくなっており、過去作と比べると耐久面がかなり弱体化したといえる。
- 半面武装周りは優秀で、新たに追加された「BWS攻撃」といった必殺技の他に「メガビームキャノン」が小隊攻撃の為、小隊員として最大級の火力を誇る。カツを育てるならこれで。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 本作ではアムロ機の他に、バイアラン・カスタムの入手条件を満たさなかった場合フォウが2機目に乗ってくる。
- MS形態と分離機能が復帰した代わりにBWS攻撃やMS形態の武装が削除され、Zシリーズ以前の仕様に戻された。
- 本作では、BWS装備状態が空・陸Bになり[5]地上戦の場合、いっそBWSをパージしての運用も考慮に入れる必要がある。ただしこの場合は移動力の他に、最強武器がビーム・サーベルとなってしまうため武装面にも影響がある。BWSの地形適性を、強化パーツのA-アダプターで補うのが理想的。
- なお、BWSが建物上空など地上が進行不能な個所といった分離ができない場所で撃破された場合はMS形態にならず、そのまま撃破されるので要注意。
- ちなみにこの作品ではフル・フロンタルからはっきりと「情けないMS」呼ばわりされてしまっている[6]。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 今回は第1話から参入する。バイアラン・カスタムが無条件加入になったので、入手できるのはアムロ搭乗の1機のみ。
- 空適正がAに上がった為、地上戦でも特に問題なく運用できるようになった。但し、陸適応は相変わらずBのままなので、空陸ユニットだが空専用と割り切った方が良い。なお、アムロは序盤で早々にνガンダムに乗り換えてしまう為、機体がジェガンのせいでいまいちパッとしないハサウェイ辺りにでも回してしまおう。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- バニングが乗ってくるが、この時点でのMSとしては最強クラスにあたるため、エースであるアムロやカミーユに搭乗させることが多くなるだろう。
- スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor
- 今回もバニングが搭乗してくる。今回は援護システムを採用している作品なので援護面で活用させる場合はバニングを乗せ続けると良い。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇
- アムロが乗る。地下に隠していたらしいが、2発で堕ちる脆さが問題。バイストン・ウェルルートでは乗り換え出来ないため、武器を強化しないとオーラバリアによってアムロが戦力外と化す。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
- 今回もアムロが乗ってAB相手に強制出撃する。熱血をかけないとドラムロにすら攻撃を弾かれる。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- νガンダムの入手時期が極めて遅いゆえ長期間に亘ってアムロの搭乗機体となるが、リメイク前とは一味違う。P武器でありながら射程が6、おまけにEN消費30で済むメガ・ビームキャノンがとにかく強力。本体の空適応がSなのも強さに拍車をかけ、おまけに強化パーツスロットは3つ。V-UPユニットによる恩恵も大きい。流石にνガンダムHWSやG-3ガンダムより見劣りする所があるが、敵の運動性や切り払いで避けられまくる事情も考えると切り込み役として屈指のポテンシャルを持つ。火力は抑えめなので、そこを補強したいところ。
- 科学要塞島など地上ユニット侵入不可の部分で撃墜されるとMS形態にならずにそのままMSも撃墜扱いになるので注意。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- チェーンが乗ってくる。オメガミサイルに突っ込ませて安全に自爆させるのに使える。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 序盤の分岐終了後、すぐにケーラの乗機として登場する。登場直後に多くの敵が襲ってくるが、3PPまで持ちこたえれば良く、相手はダイモス系の雑魚が大半であり、ドラグーン4機が囮になってくれる上に基地上で迎撃が可能なので、単騎特攻でもしない限り負ける方が難しい状況である(しかも、ドラグーン破壊のペナルティは一切なし)。修理費が要らないので盾持ちユニットの底力発動のためにBWSを自爆させられたりさせられなかったり…。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- 中盤に入手するMSの多くに該当する事だが、性能がやや中途半端。HPが高くデフォルトで宇宙Sという特長を持つ一方で、運動性・装甲・攻撃力は控えめ、特に装甲はメタスと同レベルである。カスタムボーナスは「撃墜されるダメージを受けても一度だけ生き残る」というもので、ケーラのエースボーナスを意識してのものと思われる。ちなみに、アムロのエースボーナスは「機体名にガンダムが含まれているMS」が対象なので、設定上はガンダムタイプでありながら、彼のエースボーナスの対象外となっている。
- スーパーロボット大戦R
- 現代編で序盤アムロが搭乗。νガンダムに乗り換えた後について、量産型νガンダムフラグが立っていない場合はケーラ、立っている場合はチェーンが搭乗。その後、過去の時代へ舞台を移したあとは再びアムロの搭乗機となる。過去ではνガンダムが終盤まで手に入らないため実質的にこの機体で戦っていくことになる。
- スーパーロボット大戦D
- 攻撃力と射程に優れ、飛行可能でパーツスロットも3つあるなど、MSの中では非常に扱いやすい。序盤から中盤にかけて回避しづらい地上戦が続く本作ではνガンダムやサザビーより安定しやすい。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- イベントで何度かカミーユの乗機として登場。35話でカミーユと共に加入するが、直後のシナリオデモでルーがZガンダムを譲るため以降はルーの乗機になる。ただし、36話開始時点でカミーユが乗っていた場合、Zガンダムにルーが乗っていても誰も乗る人がいない状態になってしまう。以降の分岐シナリオ合流時にはちゃんとルーが乗っている。機体改造を施せば単分離機能で一度落ちても大丈夫、武器の攻撃力、射程、移動力もまずまず良好という点を考えると、ファのようなサポート要員に強化パーツの「レスキューユニット」装着で、一定の戦闘力はある修理補給ユニットとして運用する手もあれば、乗る機体に恵まれてないキャラの育成ユニットとして使う手も考えられる。イーノやモンドなどデフォルト機が無いキャラや、デフォルト機を改造するのは正直勿体無いけども、パイロットの育成だけはしてあげたい、というニーズに応えられる程度には性能はある。
- スーパーロボット大戦X
- ルーの初期乗機として登場。『V』同様、Zをカミーユに譲ってからはルーのデフォルト乗機に再設定される。
- カスタムボーナス込みなら機動力・射程ともにそこそこだが、基礎攻撃力が不足気味。レスキューユニットを装備して足の速い支援機として使うのが無難。
- 『V』でもそうだが、レスキューユニットを装備して支援機として運用する場合、ファのデフォルト機であるメタスと比べると、攻撃力や射程や移動力や運動性といった戦闘面で優れるが、『レスキューユニットにパーツスロットを消費する』『そもそもパーツスロットが1つ少ない』といった点で劣る為、一長一短。
- スーパーロボット大戦T
- 今回もルーの初期乗機として登場。ロンド・ベル結成に伴いジェガンと共にラー・カイラムに納入されたという、珍しい設定も存在する。
- カスタムボーナスが変更され、射程が変わらなくなったため使い続けるなら高性能レーダー等によるテコ入れが必要になる。
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 宇宙編でロンド・ベル合流時にアムロ機とケーラ機の2機が手に入る。両機は基本パラメータが異なっており、アムロ機の方がHPと装甲が若干高い。
- MSの総数が少ないせいか、今作ではかなりの高性能に仕上がっている。ちなみにグレネードだけ改造上昇値が他の武器より高く、フル改造するとなかなかの攻撃力になるため、手を入れておけば分離してからも強い。
- 準主力MSとして優秀な性能を持つので、アムロが乗り換えた後もどんどん改造し、シュラク隊の搭乗機として活躍させよう。
- ヒイロを仲間にする際、ゼクスに味方機を1機撃墜させなければならないが、本機の飛行形態にその役目をさせれば修理費ゼロでヒイロを仲間にできる。
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場。
- スーパーロボット大戦64
- 基本性能は『F』とほぼ同等なのだが、終盤に近づくにつれ攻撃力不足の問題が浮上。その頃には足の速さを活かした戦法をさせることになるだろう。
- スーパーロボット大戦MX
- 今回はなんと『ナデシコ』のゴート・ホーリーが操縦して持ってくる。イベント限定だが、作品の壁を超えて機体を操縦した例として印象深い。また、ディジェSE-Rの入手条件が未達成の場合は、カミーユが2機目を持ち込むという珍しいシチュエーションがある。無改造のままでは平凡な性能だが、飛行可能で移動力8に加え、強化パーツが3つ付けられるので、改造を施すことで強さが引き立つ。特に、飛行可能な点とEN制(しかも消費ENはたったの5)+P属性+ダブルアタック可能なビーム・キャノン、そしてEN消費20の低燃費+射程1~8で宇宙Sのメガ・ビーム・キャノンが光る。BWS装備のままでは地上の味方に援護攻撃できず、武器の陸適応自体もBなので、防塵装置を付けると良い。最大火力は控えめだが、飛行可能+移動力8+ビーム・キャノンによるダブルアタックで素早く敵陣に切り込み、メガ・ビーム・キャノンによる低燃費・長射程の援護攻撃を行える。ボスキラーには不向きだが、それ以外の用途で広く使える、使い勝手の良い機体。ただし、BWSを外すと凡庸な機体になってしまうので要注意。
- スーパーロボット大戦GC
- 中盤のサブシナリオでフォウが乗ってくる。
- スーパーロボット大戦XO
- 『GC』の移植版のため扱いはほぼ『GC』と同様だが、フォウ搭乗時にMS形態でカミーユのガンダムMk-IIとの合体攻撃が可能に。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- ケーラが搭乗。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- イベント「アクシズの攻防」の特効ユニットとして登場。今作はアムロ機とケーラ機が入手可能。どちらもレアリティSRのシューターユニット。ユニットとしての参戦はMS形態のみだが、クエストのテキストでBWS形態も登場している。アムロ機は回避に重きを置いたタイプ、ケーラ機は防御に重きを置いたタイプ。また、ケーラ機はアムロ機に比べてコストが1低い。
装備・機能
武装・必殺武器
本体武装
- バルカン砲
- 頭部に2門装備。頭部スペースに余裕があり、装弾数も増加。
- 腕部グレネード・ランチャー
- 両腕に2門ずつ計4門装備。
- 腰部グレネード・ランチャー
- 2連装式で両腰に計4門装備。腕部のものより大型のグレネードが搭載されている。クェスのα・アジールを沈めた事で有名。
- 『第2次α』『第3次α』 ではグレネード・ランチャー表記で腕部と腰部を連続で発射する。
- バルーンダミー
- 機雷入りのバルーンダミーを放ち、ギュネイのヤクト・ドーガにダメージを与えている。
- ビーム・サーベル
- バックパックに2本装備。鍔部分にもビームが発生し、西洋剣のような十字形状のビーム刃となる。
- 『Z』でのみBWSの状態でも使用可能。戦闘アニメ内ではBWSと分離し、シールドによる体当たり後に斬撃する。
- ビーム・ライフル
- 手持ちの中口径ライフル。
- 『Z』でのみBWSの状態でも使用可能。TRI武器でビーム・サーベル同様使用時にBWSと分離する。
- シールド
- 防御用の実体盾。裏側にビームライフルをマウント可能。BWS装備時には下部に装備されている。
- ミサイル・ランチャー
- シールド内に3基装備。BWS形態でも使用可能。
BWS
- ビーム・キャノン
- 対艦用のビーム用で2門装備。
- SRWシリーズではBWS形態のP兵器の場合が多い。『MX』ではダブルアタック可能+低燃費で、非常に役に立つ。
- メガ・ビーム・キャノン
- 機首の先端に内蔵。ビーム・キャノンと同時に一斉射を行えば巡洋艦クラスなら撃沈可能。
- 本機のメイン装備で、『Z』を除く作品ではMS形態含め最強武器。
必殺技
- BWS攻撃
- MS形態が統合された『Z』でのみ使用できる技。BWS形態でビームキャノンとメガビームキャノンを連射し全武装を乱射、最後はビームサーベルで切り付けるという派手な演出。
- P属性の全体攻撃だが、弾数の少なさと射程の関係で接近されると使えないのがネック。
合体攻撃
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
- 撃破されるダメージを受けても一度だけ耐える
- 『A PORTABLE』で採用。ただでさえ単分離を持つ本機がこのボーナスを習得しているため、生存能力にかけては規格外の機体となる。とはいえ上述した通り、同作では生存性以外に大きな問題があるわけなのだが…。
- 移動力+1、マップ兵器及び射程1以外の全武器の射程+1
- 『第3次Z』以降の作品で採用。
- 移動力+1、全ての武器の攻撃力+300。
- 『T』で採用。射程が攻撃力に変えられた。
機体BGM
対決・名場面
- 対ヤクト・ドーガ (ギュネイ専用)、サザビー
- 5thルナ戦域にてギュネイのヤクト・ドーガ、シャアのサザビーと交戦する。シャアが本気で戦っていなかったとはいえ、サザビーの懐に入ってライフルを破壊し、その最中にもヤクト・ドーガの右足を撃ち抜く等、アムロの高い技量が描写されている。しかしサザビーとの性能差はアムロも自覚しており、既に5thルナが突入コースに入っていた事も相まって撤退、対するシャアも互角のMSでの決着を望んでいたため追跡はしなかった。
関連機体
- リ・ガズィ・カスタム(SRW未登場)
- CCA-MSVに登場するリ・ガズィの改良機。変形機能が備わっており、よりガンダム顔になっている。
- Ζガンダム
- 原型機。
- リゼル
- RGZ系列機体で、ΖIIの量産機。
他作品の関連機体
- 孔明リ・ガズィ
- SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriorsに登場した、リ・ガズィが演者のキャラ。
余談
脚注
- ↑ MS、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』公式サイト、2022年2月6日閲覧、2022年2月5日閲覧。
- ↑ SRWなどではゲーム内の分類の簡略化上「MA(モビルアーマー)形態」扱いされているが厳密にはこれは間違いである。
- ↑ 「ベルトーチカ・チルドレン」ではユニットをバックパックとして本体に装着することで、モビルスーツ形態のままでも運用する描写が見られた。
- ↑ 徳間書店の小説版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(ハイ・ストリーマー)ではクェス用のヤクト・ドーガ
- ↑ 一応宇宙戦闘機なので仕方ない部分はある。武器の適応自体は空・陸ともにA。
- ↑ これは原作と異なりνガンダムには既にサイコフレームが搭載されているため。
- ↑ 後にケーラがリ・ガズィに乗った際には同じギュネイのヤクト・ドーガに完敗していることもそれを後押ししている。
商品情報
- プラモデル
- フィギュア