ジルクスタン王国とは、『コードギアスシリーズ』に登場する国家。
概要
「戦士の国」の異名を持ち、E.Uや中華連邦よりも小さな国でありながら世界制覇を推し進めていた神聖ブリタニア帝国の大軍をも退け、ナンバーズ化されなかった強力な国。
周辺は砂漠に覆われており、サクラダイトをはじめとした資源にも乏しい。その代わりに高い力量を持つ兵士を各国に傭兵として輸出することで経済を支えている。
聖神官シャムナと国王シャリオの姉弟により統治されており、神事を担当するシャムナの予言(という名のギアス)に従い戦闘の方針を探る。
このほかにも「褐色の城壁」の異名を持つ大将軍ボルボナ・フォーグナーはブリタニアとの戦闘経験もあり、コーネリア・リ・ブリタニアにもその名が知られている。またボルボナの息子であるシェスタール・フォーグナーもシャムナの親衛隊長を務める等高い身分についている。
また自国製のナイトメアフレームの開発も行っており、ブリタニアや中華連邦のように人型ではないもののゲド・バッカを筆頭にシェスタール専用機ジャジャ・バッカとボルボナ専用機のガン・ドゥ・グーン、更にフロートシステムを標準装備としたシャリオ専用機ナギド・シュ・メインやベルク・バトゥム・ビトゥル専用のナイトギガフォートレス、バタララン・ドゥを保有するなど「戦士の国」の名に恥じない高い軍事力および技術力を有する。
実はこの国の裏側にはファルラフというギアス嚮団の分派が存在しており、王家と近親者、それらの配下はギアス能力の持ち主、あるいはギアスの存在を知っている。ブリタニアがこの国を狙ったのは、思想犯やテロリストを収監する監獄「嘆きの大監獄」の地下にあるアラムの門というCの世界にアクセスできる門を狙っての事だった。
ルルーシュとゼロによって行われたゼロレクイエム後、世界が平和への道を歩み始めたことで各国の争いや紛争が激減し傭兵のニーズが減ったことで、エナジーフィラーすら不足するほどの経済不振に陥っている。シャムナはこの祖国と不自由な身体を傷つけながら戦うシャリオやジルクスタンの民を救うために、ゼロ(枢木スザク)とナナリー・ランペルージを襲撃・拉致するという計画を立てた。
ブリタニアが「イエス・ユア・ハイネス」「イエス・マイ・ロード」という上官に対する返礼があるように、ジルクスタンにも「ナム・ジャラ・ラタック」と言って手で目を覆う返礼がある。
関連人物
ジルクスタンの聖神官でシャリオの姉。死に戻りのギアスの持ち主で、それを使った予言を行う。
ジルクスタンの若き国王。体が不自由であり、車いす生活を送っている。
ジルクスタン軍の大将軍。「褐色の壁」の異名を持つ。
ボルボナの息子。シャムナ親衛隊長。
ジルクスタンの暗殺集団のリーダー。「誤認識」のギアスの持ち主。
嘆きの大監獄の獄長。山賊上がり。
登場作品
単独作品
初登場。カギ爪の男の集団と結託しており、彼らの保有するヨロイも戦力として登場する。
シナリオ攻略時にはシャムナのギアスの妨害を受け、ステージをリセットされ仕切り直しさせられる。
シャムナがルルーシュのギアスで永遠の眠りについた後、ギアスすら通じないカギ爪の男の底知れぬ恐怖にルルーシュが動揺したすきにシャリオとビトゥルは逃亡。以後はカギ爪の男一派と行動を共にするようになる。