マグアナック隊とは、中東諸国が編成した独自の自警部隊。40機のマグアナックにより構成されている。
全員がカトル・ラバーバ・ウィナーを慕っており、「カトル様親衛隊」という表現がぴったり。
本来、マグアナックは局地戦用の機体で、しかも年代的にリーオー並の旧式化が進んでいる機体であるが、局地のみならず「EVE WAR」の決戦時には、宇宙でもホワイトファングのビルゴやトーラスを相手に活躍しており、メンバーのパイロットとしての技量の高さは相当な物である事を伺わせている。
ちなみに、間違えやすいが「マグアナック隊」であり、「マグナアック隊」ではない。
新機動戦記ガンダムW EPISODE ZERO
アニメでは語られなかったカトルとの出会いが描かれる。資源衛星で強制労働をさせられていた人々を逃がすために反乱を起こしていたときに、家出をしたカトルが乗っていたシャトルを捕らえ、カトルを人質にウィナー家の支援を取り付ける(ただしカトルの父は、内心マグアナック隊の行動を支持していた)。
その際、連合に情報を流していたメンバーがラシードを負傷させてしまい、ラシードの代わりにカトルが隊長機に乗ることになった(カトルのゴーグルはその時受け取った隊長の証)。カトルの指揮によりマグアナック隊は目的を達成、このときはカトルがウィナー家に戻ったために別れたが、以降彼らはカトルを慕うようになった。
劇中ではマグアナック隊全員が試験管ベビーの生まれであり、それゆえに家族を意味するマグアナックをチーム名に使っていることや生まれよりも生き方を重んじる誇りを持つようになったことも語られた。
登場作品
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- ガンダムサンドロックカスタムの武装として登場。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- ガンダムサンドロック改(EW版)の武装として登場。
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 名前のみ登場。中盤に本隊とはぐれたプリベンター一行はウィナー家の財力とマグアナック隊の援助で難を乗り越えている。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦D
- ガンダムサンドロック改の武装として登場。
- スーパーロボット大戦W
- ガンダムサンドロック改(EW版)の武装として登場するが、使えるのは二部以降。その演出はなかなか力が入っており、全機登場とはいかないまでも、多数のマグナアック隊が撃ちまくり斬りまくる様は必見。
- スーパーロボット大戦L
- とあるイベントから使用可能なガンダムサンドロック改(EW版)の武装として登場。ラシード以外の一部メンバーのセリフも入るようになった。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- 初登場作品。NPC。アルビオンの修理を行ったり、デビルアクシズ戦の助っ人としても活躍。
人物
- ラシード・クラマ
- 隊長。
- アフマド
- 副長格の一人。口髭を蓄えている。副長らしく冷静で穏やかな性格。
- アブドル
- 副長格の一人。ウォン・ユンファのしているようなサングラスをかけている。乗機にはカメラが増設されている。
スパロボ未登場の人物
- アウダ
- 副長格の一人。切り込み役を務めており、乗機も格闘戦を重視してクローを装備している。
- サダウル
- マグアナック隊の司令官(スポンサー?)。カトルとデュオを匿ったことがある。
- ユダ
- 『EPISODE ZERO』(SRW未参戦)に登場。連合に情報を流していたが、カトルに見つかり拘束される。その後、縄を解き、ラシードを銃撃・負傷させるも他の隊員に撃たれて死亡。『EPISODE ZERO』時のマグアナック隊は彼を含めて40人だったため、TV版で少なくとも1人はメンバーが入れ替わっていることになる。
- 名前の由来は裏切り者として有名なイスカリオテのユダと思われる。
余談
- 中東系のデザインに40人という人数から、童話『アリババと40人の盗賊』がモチーフではないかという説もあるが真偽は不明。