ディドは『スーパーロボット大戦DD』の主人公。
ディド | |
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外国語表記 | Dido[1] |
登場作品 | |
声優 | 阿座上洋平 |
デザイン | ヤスダスズヒト |
初登場SRW | スーパーロボット大戦DD |
SRWでの分類 | パイロット(ディーダリオン名義) |
プロフィール | |
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種族 | 不明(人間形態) |
性別 | 男 |
所属 | ディバイン・ドゥアーズ |
変身形態 |
ディーダリオン ディーダリオン・ザアム |
概要
謎の巨人・ディーダリオンが非戦闘時にとる人間形態。過去の記憶を失っており無口で物静かな性格だが、激しい闘志を秘めている。
人間形態を取れることはMARTも把握しておらず、巨人形態と人間形態のどちらが本来の姿なのかは本人も覚えていない。
作中で検査を受けたが、高い治癒能力を持つ以外の身体構造は人間と変わらない、との結果であった。巨人へ変化するための器官なども存在せず、なぜディーダリオンへと変身できるのかも不明。治癒能力を有するにも関わらず胸には大きな傷跡が残されているなど、謎は多い。
號同様にタイツで身を覆い、その上から白衣を着ているように見えるが、実は擬態であるため髪同様に裾から黒い霧のような物が漏れている。また、公式画では裸足で描かれている。
年齢は不明だが、作中では少年と呼ばれることが多々ある他、メグと一緒にいると「姉弟みたい」と称されているので、外見年齢は10代後半くらいと思われる。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦DD
- 初登場作品。担当声優の阿座上洋平氏は、今作で初のネームドキャラ役としての出演となる。戦闘時はパイロット表記なども含めてディーダリオンに変化するが、ディドとしてのボイスも支援ユニットパーツにて収録されている。
- 序盤のワールド1~4ではそれぞれで状況が異なるが、いずれも再び記憶喪失となり使命に従って戦う。1章Part1は最後にプレイしたワールドの状況を引き継ぐため、版権キャラ達の関わり方もそれによって変化する。
- スーパーロボット大戦30
- 家庭用作品初参戦。2021年12月の無料アップデートにて追加参戦。アップデートの追加エリアミッション「Dimension Diver」にて登場。
- 『DD』と同じく戦闘時はディーダリオンとなるが、中断メッセージにも登場するため、ディドとしてのボイスも新規収録されている。『DD』の支援パーツは一言二言程度のため、長台詞となると本作が初となる(そのため、収録時に阿座上氏は「ディドはどのように喋るのか」という点についてスタッフと相談をしたと2021年12月配信の「生スパロボチャンネル」にて語っている)。
- 時系列はディバイン・ドゥアーズ結成前かつ、ロンド・ベルやラー・カイラムの名前を口にしていることからワールド02から来たらしく、鉄血勢等他のワールドにいるキャラに対しての反応はなし。ただし、特殊戦闘台詞で「この世界のあしゅら男爵か…!」「俺の知るKMFと違うが…!」等、他のワールドを経由しているかのような台詞もある。
- 特殊スキルは『DD』から「ディカアス」が独自スキルとして採用。底力の互換スキル、かつ底力と同時発動できるため、長所を伸ばすためにまずは底力を強化したい。
- エースパイロット認定時の獲得スキルプログラムは「技量アップ」。
パイロットステータス
パイロットステータスは「ディーダリオン」名義でのもの。
精神コマンド
- DD
- 奮起、我慢、根性、忍耐、激闘、怒涛
- 30
- 不屈、根性、直感、気合、鉄壁、魂
- 『DD』の精神ラインナップを『30』の採用精神で再現した形となっている。
- 不屈・直感(ひらめき)に加えて鉄壁と防御系の精神が豊富。また直感で命中率を補強できるようになっているのも大きい。
特殊スキル
- DD
- ディカアス
- HPが25%減少する毎に、攻撃力・防御力に補正がかかる。
- 闘争心(ディド)
- 気力が100から10増加するごとに、必殺技威力に補正がかかる(気力低下時には同じ値が減少する)。
- アタッカー(ディド)
- 攻撃力が増加する。LV10まで上がると気力上限が20増加する。
- 期間限定ミッションでのみ入手可能。
- ネシェフェ
- HPが増加する。気力130以上のとき、ステージ中一度だけ「魂」(LV20で「必中」が追加される)がかかる。
- 期間限定必殺技でのみ入手可能。
- ザアム・ネガー
- 攻撃力・防御力が増加する。
- 30
- ディカアス、底力L6、闘争心L2、ガードL2
- ディカアスは「HP50%以下で与ダメージ1.1倍、被ダメージ0.9倍」という効果。
- エースボーナスを獲得すると効果が強化され、特殊スキル側のテキストが強化適用後の数値に書き換わる。
エースボーナス
- 特殊スキル「ディカアス」の効果が強化される。
- 『30』で採用。条件に変化はないが純粋に補正が強化され、「与ダメージ1.2倍、被ダメージ0.8倍」と強力な補正を得られる。逆に言えばHPが減らないと何の恩恵も得られないのが難点。一度削れれば、底力とガードも合わせて相乗効果で硬くなる上に与ダメージ倍率まで獲得し、格段に強くなる。
- 活用するなら「鉄壁」をかけて敵陣に放り込むか、マップ兵器でほどよく削るかになるか。
支援効果
パーツ | メイン効果 | サブ効果 | 精神コマンド | 専用演出対応 |
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ディドの意志 | 実弾強化III | タイプ強化III(命中・回避)(大門恵留) | 奮起 | メラフディン (大門恵留) |
人間関係
版権作品との人間関係
スーパー系
- サッちゃん他ジンメンの被害者一同
- 『DD』で真ゲッター1のゲッター線と自らの血肉、ジンメンの死体を用いて蘇生させた。
- 碇シンジ
- 『DD』でメナケブに敗れた際、彼に助け起こされている。ヤシマ作戦でEVA初号機が損傷した後にも関わらず、なおも戦おうとする彼の姿勢に感化され、ディドも覚悟を決めていた。
リアル系
- キリコ・キュービィー、ヒイロ・ユイ、テンカワ・アキト
- 『DD』での戦友。4人で食卓を囲んでいた際には全員一言も発さず、あまりの迫力に周囲がどよめいていた。
名(迷)台詞
DD
- 「『赤いかげき団』…」
- 1章Part10「あしゅら男爵、起死回生の作戦」にてメンバーが部隊名を考えている中でディドが出したアイデア。
- 「生スパロボチャンネル」にて、担当声優の阿座上氏が提案した案が元ネタ。いわゆる、声優ネタである。
- 「俺は…ディーダリオンだ」
- 1章Part10「希望の灯火」にて。マスード・ラフマディーを拉致していた傭兵たちの前に現れて。先に傭兵たちを追い込んでいた自称死神と悪魔に続いて現れる巨人…先に本物だのオチだの言われていたが、傭兵からしたら死刑宣告も同義であろう。これでは希望ではなく絶望の灯火である。
- メグ「それって、トンカチで頭を叩くとか?」
ユニス「は?」
「そんな簡単な方法で記憶が戻るなら、やってくれ。4、5発なら耐えられる」 - 1章Part12「夏の終わり」にて。ディドの記憶喪失を治すためにユニスの挙げたショック療法に対して。冗談が通じない上に、4、5発というのもまた不安になる自己申告である。ちなみにショック療法の真意はマービュオンとの接触(捕獲)である。
- ちなみに記憶を取り戻すためにトンカチというのは、頭を叩くと無くした記憶を映し出せるというドラえもんの秘密道具の記憶映写とんかち(わすれとんかち)が元ネタだろうか。
- 「その通りだが…俺が自分を取り戻せたのは、メグのおかげだと思う」
「だから、ありがとう」 - 第2章Part1「新たな旅の始まり」。アンギルオンの血により操られた後だというのに、その身に異常はなく、アンギルオンの血を逆に取り込み力としたのではないかとの推測を受けて。操られ自我を失ったディーダリオンが正気を取り戻したのはメグの影響で、自らを救ってくれたメグに珍しく微笑みを見せている。
- メグ「あ、あたしはその…メラフディンを止めるのに精一杯だっただけで…」
「だが、メグでなければ、俺はメラフディンに処刑されていたかも知れないと聞いた」
「だから、もう一度言う。ありがとう」 - 直後。慌て謙遜するメグに対してもう一度の微笑み。明確に自覚をもって感謝を示しているのは、今まで多くの仲間たちに触れてきた影響だろうか。
- 「俺はやるべきことをやっただけだ。それより、サッちゃんとの約束を守れ。またあの子と遊んでやるんだ」
- 第2章Part2「恐怖のジンメン」より。ジンメンに取り込まれてしまったサッちゃんを、真ゲッターの助力を得て救出に成功した後、不動明に対して。メグはディドのこの発言に、徐々に人間性が根付いていることを察して喜んでいた。
- 「エギリゴから与えられた力だろうと…」
「アンギルオンの血だろうと、今の俺が持つ力は、全て使う!」
「ここで俺が! やるべきことをやるために!!」 - 『DD』第2章Part4「耀う光」より。碇シンジの戦う意思に触れて再起したディドは、自らの身に宿している力の全てを揮うことを決意する。たとえ己の存在自体がわからないことだらけでも、やるべきことをやる、その決意により自らをディーダリオン・ザアムへと多段変異させる。
30
中断メッセージ
- 「俺はディーダリオンに乗るのではなく、変身する。そのことについて、珍しいとよく言われるが…」
「スーパーロボット大戦30では、そうでもない?」
「そうか……」 - 「そんなに珍しくない」より。いずれも新規参戦だが、『SSSS.GRIDMAN』に加えDLCでは『ULTRAMAN』があるため、ディドの仲間は割といる。本来は『DD』でもデビルマンという仲間がいること自体が珍しい[2]のだが、もっと変身するキャラクターの多い『W』という作品もあるのだからスパロボは恐ろしいものである。
本編
- 「あれが人類の…生命ある者の敵…」
- キーミッション「覚 -MEZAME-」で覇界王キングジェイダーが出現した際の独白。
- (やはり、決戦の舞台は南極になったか…)
- キーミッション「審判」で覇界王ジェネシックが出現した際の独白。
- ちなみに『30』への参戦時点では『DD』ではガオガイガーはTV版のストーリーの途中である。プレイヤーのミッション選択タイミング次第ではザ・パワーの秘めた危険性やGGG勇者達の未来を先に知ってしまうことになるのだが、後々影響は無いのだろうか(さらに『NT』など『DD』で参戦しているより未来の参戦作品は他にもある)。
脚注
- ↑ 『30』Steam英語版にて確認。
- ↑ ディドは「激突、王と王の戦い」には未登場のため、期間限定参戦である『機界戦隊ゼンカイジャー』の面々とは出会っていない。