祝福

スーパーロボット大戦COMPACT2より登場。指定したユニットに幸運をかけ、次の戦闘で敵を撃墜した時の獲得資金を2倍にさせる精神コマンド。幸運に準じて略字も「幸」。自分のユニットにもかけられる。また、小隊制の場合は指定した小隊全員に有効。

敵ボスや戦艦を撃墜する時や、マップ兵器・全体攻撃・コンボ・ダブルアタックなどで多数の敵を一掃する時非常に需要の高い精神コマンド。また、幸運持ちだが他に優秀な精神コマンドを持つキャラのSPを節約できるのも魅力的。

この精神コマンドの登場により、それまで幸運を習得しているキャラに偏りがちだった獲得資金の多いユニットへのとどめ役が、幸運を持たないレベルの低いキャラや原作でライバル関係にあたるキャラでも担当できるようになった。特に単機出撃制の作品では需要が多い。

登場作品

実装後の作品でも、無限のフロンティアシリーズでは登場していない。

実装後の多くの採用作品: 消費SPは固定だと45～60前後、個別だと30～60前後のことが多く、応援などのように対象指定可能な分だけ高コストである。だが、稀に幸運も真っ青の超低コストで使えるキャラも。
スーパーロボット大戦Z: 応援共々、早めに修得するパイロットが減少。中盤はエマやアデットに頼ることとなる。
スーパーロボット大戦NEO: Lv1～3のレベル制で、レベルが上がると効果範囲が大きくなる（Lv1で効果範囲3）。NEOの精神コマンドでは珍しい消費SP30固定。

主な使用者

ヒロインタイプの女性パイロットが覚えることが多いが、必ずしもそうとは限らない。祝福を覚えるパイロットは一軍に登用される事が多い。

版権作品

弓さやか: 主にαシリーズや携帯機シリーズで習得。最初期から使えるうえ、SPの関係から回数も多く、「ミス祝福」ぶりを見せる。昔の作品やスパロボZでは覚えず、代わりに幸運を持つ。
早乙女ミチル: αシリーズではデフォルトでSP回復を習得している為、SPアップと併用して使用回数を増やせば、回復分込みで長期戦にも重宝する。
氷室美久: 自らの搭乗する天のゼオライマーに祝福をかけて、マップ兵器版の『メイオウ攻撃』は定番。マップ兵器にもかかわらず、最大ダメージが4万を超える脅威の資金製造機である。
神北恵子: ザンボット3のサブパイロット。ザンボットの面々は全員不幸なので、意図的に幸運を覚えるキャラがいないとスタッフが発言した事もあったが、近年では彼女が祝福を覚えて自前で金を稼げるようになった。
カトル・ラバーバ・ウィナー: 数少ない男性パイロットの習得者。任天堂の携帯機作品では早くから覚えることが多く、資金が稼ぎづらい序盤で登場する場合は特に重要。
バーディ・ショウ: 消費15という格安な応援を持つが、祝福も30とこれまた格安。ブルースの幸運と併用して稼ぎに大活躍である。
アデット・キスラー: Z序盤唯一の祝福使い。おそらくゲーム全般を通じて祝福か加速担当になるだろう。Kでは修得しない。
ステラ・ルーシェ: Zのセツコルートで複雑なフラグ達成条件を満たせば、終盤仲間になる。消費SPが破格の35。小隊員としても優秀。原作での死亡した事や、ルナマリアがシンと結ばれた事を鑑みると、むしろこちらが祝福してあげたいくらいである。

バンプレストオリジナル

カティア・グリニャール: Jの主人公機のサブパイロット候補の一人。最初期から祝福を使える貴重なキャラなので、資金稼ぎのために同伴させられることも多い。
ラーダ・バイラバン: OGシリーズ屈指の祝福係。消費SPが低めの上、最初からSP回復を持つので積極的に使っていける。
レフィーナ・エンフィールド: OGシリーズに登場。消費SPは割高だが、ヒリュウ改の艦長であるため強制出撃の機会が多い。SPに余裕があれば使ってもいいだろう。
ガーネット・サンデイ: OG1ではラーダと双璧を成す祝福係だったが、ジャーダと結婚して軍を退役し、OG2以後はパイロット未登録。その為、優秀な精神コマンド要員が1人減った事態に対して、結婚相手である事も含めて、ジャーダを恨んだプレイヤーも多いだろう。

同じ効果を含む要素

幸運として効果を発揮するものは、同項目を参照。

希望: 指定した小隊全員に祝福の他『応援』『気合』『友情』までかかる。稼ぎのみならず、HP回復や気力アップにも使える。