アズ・セインクラウスは『スーパーロボット大戦30』の女主人公。
アズ・セインクラウス | |
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外国語表記 | Az Sainklaus[1] |
登場作品 | |
声優 | 相沢舞 |
デザイン | 糸井美帆 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦30 |
SRWでの分類 |
パイロット 主人公 |
プロフィール | |
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種族 | 地球人 |
性別 | 女 |
誕生日 | 4月20日 |
年齢 | 16歳 |
血液型 | A型 |
所属 | A機関→なし→ドライストレーガー |
概要
第30士官学校に流れ着いた謎の家出少女。成り行きでヒュッケバイン30のパイロットとなり、万能戦闘母艦ドライストレーガーに乗艦する事になる。
寡黙な性格で、自分から他人に働きかける事は少ないが、接触してくる相手を拒む事はない。口数が少ないだけで感情自体は豊かで、多感な少女の一面を見せる。背が低めで子どもに見られがちだが、子ども扱いされることを嫌う。また、お金には謎の執着を見せる「お金好き」でもある。
ドライストレーガー乗艦前の経歴については一切不明で、本人も自らの過去を話すことを避けている。初めて搭乗する筈のヒュッケバイン30を直ぐに乗りこなす等、パイロットとしての腕は立ち、機動兵器の操縦に関しては専門的な訓練を受けていた事が推測されている。
素性
ファイクス・ブラックウッドが設立したA機関の被験体の1人である「認識番号1054、コード:AZ[2]」。自身の才能を隠して機関の人間が興味を失った隙にEDGEと共に機関を脱走し、その後は彼と約1年間、兄妹として過ごしていた。
アズという名前は上記のコードネームに由来するものであり、本名は不明。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦30
- 初登場作品。本作の女主人公。
- 地上ルート1話では機械獣、宇宙ルート1話ではザンスカール帝国が第30士官学校を襲撃した際にヒュッケバイン30を発見し、自身の搭乗機とする。
- 特殊スキルの「???」およびエースボーナスの与ダメージ上昇の効果が強力。ヒュッケバイン30thに乗り換え後には、特殊スキル「???」が「ギフト」に変更されさらに強化される為、火力面がかなり伸びる。
- エッジを主人公とした場合は「黄金の遺産 終章」にてヒュッケバイン30の2号機と一緒に加入。この場合の能力値、初期スキル、精神コマンドはデフォルト誕生日と同じだが、特殊スキルは「???」のままで「ギフト」に変化しない。
- 今作のエーストークは主人公とミツバ担当だが、性格の違いもあって、ミツバとエッジ以外の相手でもアズに温和な対応を取るが多い(一部の元敵パイロットを除く)。
パイロットステータス
能力値
- 格闘・射撃は完全に同じ。回避が高いが防御は低めの、典型的なリアル系の傾向。レベルが同じなら男主人公のエッジと完全に同一能力値。
- 最終的な能力値指標はほぼウッソと同水準かつ、固有スキルの効果で更に増加するためトータルではトップエース級。
精神コマンド
- 30
- 直感、気合、集中、突撃、決意、魂
- 女性主人公のデフォルト誕生日における構成。自身の固有スキル・エースボーナス・機体との相性は完璧で、武装追加後はボスキラーとしても活躍できる。
- 特に「突撃」を覚えるのはエッジ・アズのデフォルト誕生日と「しし座・AB型」の3パターンのみな事もあり[3]、デフォルトのままでも十分に活躍させられる。
特殊スキル
- 30
- ???(ギフト)、底力L6、援護攻撃L2、サポートアタック
- 歴代主人公同様援護に特化したスキル構成を持ち、底力の初期レベルも高めの水準。
- 「ギフト」は序盤は「???」名義で、気力140以上で発動し、すべての能力が5上昇するうえ、与ダメージが1.1倍になるという効果。
- その後地上ルート「定められた運命」 / 宇宙ルート「進むべき道の先に」にて「ギフト」に変化。気力上昇に応じて全ての能力と与ダメージが増加する。気力151以上で最大効果となり、全能力+10、与ダメージ1.15倍となる。
- その特性上、最大効果を得るには気力限界突破などを追加育成して気力上限を上げる必要がある。
エースボーナス
- 気力130以上で与ダメージ1.1倍。移動力+1。
- 『30』で採用。主人公キャラの定番。
- 発動条件が重なる固有スキルとの相乗効果で1.2倍以上の倍率となる。
人間関係
味方からは「放って置けない少女」と認識されており、ほぼ全員との仲が最初から良好。
- エッジ・セインクラウス
- 男主人公。A機関の脱走者仲間で、一時的には仲良しの兄妹として共同生活していたが、アズがA機関にいた頃のトラウマを思い出させたくないエッジの意向により別れる。彼のことは「お兄ちゃん」と呼んでいるが、他の人がいる時は「兄さん」と呼んでいる(エッジには「兄離れのため」と主張している)。エッジルートでは多少なりに異性として意識したところもあるが、アズルートでは両方とも純粋な兄妹感情のまま。
- お金好きやお人好しなど性格の共通点は、エッジの教えによるものである。また、アズの髪型と服装は彼がコーディネートした。
- ミツバ・グレイヴァレー
- アズが主人公の場合、ドライストレーガーの初陣に居合わせたことで彼女に拾われる。その後は姉妹や友人のように親密な関係になり、戦うことしかできないアズは彼女なりのやり方でミツバを支え続ける。
- 普段のアズはミツバの名前を公然と呼び捨てにしないが、「審判」後の激励シーンにて敢えて呼び捨てにしている。
- ミツバもアズのことを大事にしているが、本編終盤の行動は「呼び方についてからかう」くらいで、もっと明確な言動はエキスパンションパック関連シナリオまでお預け。
- 一方、エッジが主人公の場合は三角関係から身を引き、ミツバへの感情が(悪い意味で)多少複雑となってしまった。
- レイノルド・ハーディン
- 副長の職務およびオルキダケア対策のため、主人公とミツバの動向を見守る人物、オルキダケアへの反逆成功後も引き続き彼女たちを補佐する。
- アズが主人公の場合、「可憐だ…」と呟きながらアズに見惚れる場面が度々あり、気に入られている様子。
- リアン・アンバード
- アズルートにおける、最初に出会った第30士官学校の生徒。その後は友人同士になり、アズがサブ主人公の場合でもリアンと知り合ったと語られている。
- ミユウ・インカムス、イレーヌ・ベクレール
- リアンの同僚。アズルートは主にオペレーター組と絡み、こちらは4人一緒にお茶をするほど仲が良い。
- ジークン・リュー、ロックン・ニートテイト、カンナ・クランチェット
- メカニック。アズルートの出番はエッジルートより少ないが、アズの真面目な性格もあって彼らとの仲は最初から良好。
- ファイクス・ブラックウッド
- 自身とエッジが過酷な経験をすることになったA機関の設立者であるため、エッジ程ではないがあまり快く思っていない。
- 一方ファイクスはアズの弱点を気付き、敢えて厳しい態度で彼女に戦う理由を掴むと促す。
- カールレウム・ヴァウル
- ライバルキャラクター。中盤まではミツバに馴れ馴れしく近づく敵としか認識しないが、(内容はルートによって変わるが)後半の展開によっては彼のことを多少理解できるようになる。
- 天然かつ上から目線なところもあってか、仲間になった後も彼を気になる異性として見ていない。
- オルキダケア
- ドライストレーガー乗組員を操り、アズの心も支配しようとした黒幕。アズの精神面はエッジより脆いため、30th関連シナリオでは一度オルキダケアの囁きによって心折れたが、ミツバの激励によって乗り越えた。
- この経歴のためか、アズには「あんな人」「いじわるオバサン」と呼ばわりされる。
版権作品との人間関係
エッジルートとは正反対で、アズルートの会話シーンは主に女性陣や同年代組(チームラビッツとグリッドマン同盟)と絡み、からかわれる理由も別物になる。
ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- アズルート1話でドライストレーガーとその乗組員達の窮地を救った結果、ミツバからその戦いぶりをアムロと同じだと高く評される。
- 後にシャイアン基地で、実際本人の戦いぶりを見て「全身に目があるみたい」と驚嘆している。
- シュラク隊
- 女性メンバーほぼ全員が友人となり、宇宙ルートやアズ版エーストークでは彼女達に可愛がられる。特にジュンコとは大切な人がいる者同士として意気投合する場面がある。
- 後に合流した男性隊長であるオリファーも、エーストークでアズをスカウトしようとしている。
- ヨナ・バシュタ
- 施設被験者の繋がりで、どちらのルートでも一足先に主人公の過去を知ることになり、アズルートの場合ではその後も彼女のことを気にかけている。
- 三日月・オーガス
- 彼とオルガの信頼関係を自身とミツバの関係を重ねて、親近感を覚える。
- ケイ曰く「何となく(アズと三日月の)雰囲気が似てる」とのこと。
リアル系
- ヒタチ・イズル
- 宇宙ルートでは同年代であることからチームラビッツのメンバーとは比較的早く打ち解け、彼の描く漫画のモデルに選ばれる。彼の漫画とヒーローにまつわる夢を追う事については素直に応援しているが、その画力の余りのザンネンさには「ありえない」の一言も満足に出ないほどの衝撃を受けたようで、物凄い形相の顔で凍り付く場面も(エッジルートと共通する内容だが、リアクションが露骨なアズの方がより印象的)。
- ダバ・マイロード
- 義兄妹を取り戻そうとするダバへ積極的に協力する姿勢を見せている。
スーパー系
名(迷)台詞
戦闘台詞
性格故かコミカルな台詞はエッジより少なく、敵対者には正論や辛辣なことを言う。本作のシステム上、対ミツバまたはカールレウムの援護や一部の対サブ主人公援護と対版権敵キャラ台詞はメイン主人公限定(主人公エッジの場合も同様)。
- 「戦場では臆病なぐらいがいいから」
- 回避台詞。彼が聞いたら真っ先に頷くだろう。
- 「出来る事を精一杯やろう…!」
- フルインパクト・ブラックホール・キャノン最初の台詞の一つ。ミツバの口癖にしてモットーであり、アズルートでも彼女の人生に影響を与えた。
- 言い方は違うが、ロシュセイバー・オーバーブレイクもこの台詞を言うパターンがある。
- 「連携で戦うって、いい感じ…」
- 援護攻撃時台詞。この言葉から仲間と手を取り合うことは嫌いではない模様。
- 「艦長のためにも…!」
- メイン主人公時の対ミツバ援護攻撃台詞、30thに乗り換えた後も変化無し。
- 性格違うの故にこれくらいしか言えないが、作中のアズもアズなりにミツバのことを重視している。序盤とサブ主人公ではミツバへの台詞パターンが出ない、エッジの場合でも同様。
- 「艦長と約束したんだから!」
- 30th搭乗後の対ミツバ援護防御台詞。兄妹どちらも「約束」を言及している。
- 後の展開から考えると約束は「ミツバを守る」あるいは「無茶はしない」だが、実際の内容と約束を交わした時期は特定しにくい。
- 「艦長のためにも、自分のためにも…!」
- 30th搭乗後の大ダメージ台詞。ミツバの激励を受け、自身のことも考えるようになったが、やはりミツバを守ることを最優先する。
- 「どいて、兄さん! 邪魔!」
- 対エッジ援護攻撃時台詞の一つ、サブ主人公アズ時も見られる。他の対エッジ援護台詞は真っ当な兄妹ものに対して、これだけが冷たい内容となってる。目上の相手であるためか、主人公時でも名前を呼び捨てにする台詞パターンが確認されていない。
- 「カールレウム! 終わったら、さっさとどくの!」
- 対カールレウム援護攻撃時台詞の一つ、上の対エッジ台詞とは別の意味で冷たい。
- 「ネコの目だけど可愛くない…!」
- 対ザンスカール帝国系MS台詞の一つ、猫好き少女視点の猫目カメラネタといったところか。ザンネックなどの後半ネームド機にも言うことがある。
- アズの猫好き疑惑については、後のエキスパンションパック「去りし日の二人(後編)」でエッジから「昔からネコが好き」と明言された。
- 「うねうねして気持ち悪い…!」
- 対ドッゴーラ。
- 「お金は大事だけど、世界はそれだけじゃないから…!」
- 対ベルク・バトゥム・ビトゥル。揶揄無しの正論である。
- 「あの機体、売ったらいくらになるんだろう…」
- 対オージェ。少女キャラとは思えないお金好き台詞だが、これでもエッジ版よりテンション低い。
- 「やだ…何か気持ち悪い…!」
- 対インベーダー (宇宙形態)台詞の一つ。
- 「大きくて気持ち悪いなんて、もう最悪…!」
- 対大型インベーダー(直角貝、甲虫、ワーム)の場合は上記の台詞に加え、このパターンも発生する。
- 「あなた達、少し黙っててくれる?」
- 対クェーサーまたは師父台詞の一つ。名指しをしてないが、エッジの「少しは黙ってろ」パターンに相当する。
- 「やだ…可愛い…」
- 対巨大サンユン。すっかりメロメロ状態である。
- 「ちょっと色っぽいからって調子に乗って…!」
- 対ファサリナ。ファサリナはよく誘惑や甘言を行うため、同性からすれば気に食わないと思われても仕方ないだろう。
- 「オルドナ・ポセイダル! あなたは女性の敵です!」
- 対ポセイダル。
- 「私の幸せは、私自身で見つけてみせます…!」
- 対カギ爪の男。
エーストーク
- 「は、はい! 加速、必中、不屈、突撃、気合、熱血の精神で頑張ります!」
- 凱のエーストークにて。勇気で掛かる精神コマンドを全て挙げている。ちなみに、説明文では突撃と熱血の順番が逆である。
- 「恥ずかしいけど、私も出ていますから、こっそり見てくださいね」
ランディ「何ぃぃぃっ!?そ、それはダメだ!!」 - ランディのエーストークにて、アズが用意されたビデオに関する怪しい紹介。
- もちろんそれは倫理的にあぶない物ではなく、アズが友人と一緒にネコカフェに行った時の映像である。
- 「そんなこと言われたら、私、甘えちゃいますよ」
- メイン主人公版アズエーストークより。エッジ版同じくミツバと一緒に終戦後の計画を語るエピソードで、この台詞はミツバのとある直接な提案に対する反応。
- アズは序盤からミツバに優しく接されたとは言え、本来ならミツバにも心を許していない・戦う意味を知らない状態なので、こちらのエーストーク内容も「審判」後の状態と思われる。
- (この先、どんな困難が待っていても私は大丈夫です…)
(だって、私に生きる意味を教えてくれた艦長が一緒だから…) - 上の続き。全編を通してアズの精神面は未だ脆いが、テーマ曲歌詞の通り強い絆を結んだ親友と出会い、彼女から困難に立ち向かう自信を得た。
- (ごめんなさい、艦長、お兄ちゃん…。あれを飲んだら、私… 今までの私でいられないかも知れない…)
- クスハエーストーク最後の独白。エッジと同じくクスハ汁を飲む前に終了したが、大切な二人への遺言のような内容となっている。
- 「ええ…。指輪やバッジ、コンパクトとか」
- ディドのエーストークより。アズルートの内容は彼の変身方法を尋ねるが、アズが言った変身アイテムの例はほとんど変身ヒロインの物である(一応指輪やバッジはウルトラマンシリーズに使われていた)。
- (もしかして、私… 気軽に地獄の門をくぐっちゃったかも…)
- 速杉ハヤトエーストーク最後の独白。うっかりでハヤトとの鉄道の旅を約束してしまい、ハヤトの鉄道マニアっぷりを知った後の反応で、表情も例の青ざめた顔に。
シナリオデモ
アズルート
- 「ジェイデッカー…。かっこいい…」
- ジェイデッカーの初合体を見ての呟き。地上ルートを選んだ場合、体験版の時点の序盤でこの台詞を見ることができた。クールに見えて内面は多感であることが既に伺える。
- (ちょっとお姉さん役をやってみたかったのに…)
- 地上ルート「吹き荒れる戦いの風」より。甲児に「面倒を見てやってくれって頼まれたから…」と言われたために、勇太と相部屋になることを提案(直後にミツバが割り込む)するが、勇太自身が一人部屋でも構わないと希望した事に対して。周りから見ても不満そうな態度だったらしく、ミツバや甲児に感付かれていた。
- 「艦長が突っ込めと言ったら、命懸けで突撃します…」
「艦長が盾となれと言ったら、ためらう事なく前に出ます…。だから…!」 - 「戦いの宇宙へ」または「戦いの大地へ」開始前会話より。エッジルートと同じくミツバを守る決意を表明するシーンだが、アズルートのものは彼よりも物騒な内容となっている。
- ちなみにアズルートのミツバもオルキダケアの影響か、アズが単身でカールレウムを追撃する提案を許し、結果的には二人どちらも有言実行した。
- 「やりましょう、艦長! 出来る事を精一杯!」
- 「戦いの宇宙へ」または「戦いの大地へ」出撃後、未だ自信喪失状態のミツバに対して。
- 公然と名前を呼び捨てはせず、あくまでアズなりの精一杯な激励だが、それ故にミツバだけでなくリアンとレイノルドもアズの行動に好感を持った。
- 「でも、私は…艦長を守るために…」
- 「進むべき道の先に」または「定められた運命」より。「ミツバを守ること」はどちらの主人公にとっても最上の命題だが、アズの場合は無理して再出撃の状態なので、こちらではミツバを怒らせる結果となった。
- 後のエキスパンションパック「解放される力」も、これと似た台詞が出てくるが、ミツバは「私を悲しませるのは私を守ってない」と返答した。
- 「もう悲しい思いを誰かにさせたくない…!」
「そのために戦いを終わらせたい!私が救えなかった人達のためにも!」 - 上の続き。怒るミツバの激励を受け、遂にアズなりの戦う理由を見つけた覚醒シーン、テーマ曲「翼はシュヴァルツ」もこの台詞と一緒に流れ始める。
- 「ごめんなさい、艦長…。 私…自分のために戦います」
「でも、それに気づかせてくれた艦長のためにも戦いたいんです!」 - 上の続き。「ミツバの為」という理由は捨てることなく、信頼関係が強くなっていく。
- 「全力で任務を遂行する事を誓います、ボス」
勇太「へへ…。何かアズさんにボスって呼ばれると不思議な感じ」
「そうですか、ボス?」 - 「調停者」より。アンデス山脈にて勇太率いるブレイブポリスと共に光の柱の調査任務に当たり、勇太にブレイブポリス特別隊員と言われた時の台詞。
- エッジルートではエッジは流れ者である事を理由に拒否するが、アズの場合はどこか嬉々として応じる微笑ましい一場面。
- 「私を見て、ミツバ!」
「私もそうだった…。全てが怖くて、目をそらしていた…」
「誰とも関わりたくないのに、誰かに優しくしてほしかった…。そんな時にあなたに会ったんです」
「そして、私は変わる事が出来た…。だから今度は、私があなたを変わるためのお手伝いをします」 - 「審判」クリア後、ミツバへの激励シーンの冒頭。エッジの場合は既に男女として親密な関係になっていたため簡単に激励できたが、あくまで友人兼部下であるアズも、彼女なりに一生懸命にミツバを説得する。顔グラこそ普段と同じだが、後にこの時のアズは泣いていたと判明している。
- 「艦長…。改めて誓います」
「私は艦長と共に戦います。艦長を守り、艦長が守ろうとするものを一緒に守るために」 - 同じく「審判」におけるアズルート版の誓いシーンより。再起したミツバに、改めてアズなりに精一杯の決意表明とする。
- 「もう…! 艦長って意外にイジワルだったんですね…!」
- 同上。ミツバの「二人っきり時の呼び捨て許可」に対して、恥じらうアズは未だミツバの名前を呼び捨てにしてないが、どちらも大事な友人の前に本来の一面を晒すことができた。
- この時では未だアズに明言しないミツバ側の本音は、後の「解放される力」で明らかになる。
- 「メイヴィー主任に聞きました。強化人間の過酷な人生について…」
ゾルタン「ならば、俺の怒りも理解できるな!」
「それをわかっても、あなたのやろうとしている事を認めることは出来ません」
「過去は過去…。私は今とこれからを守るためにあなたと戦います!」 - 「天使の輪の上で」/「天使たちの昇天」におけるゾルタンとの戦闘前会話。憎しみと怒りのままに世界を破壊しようとするゾルタンを、自分も同じような目に遭いながら今ははっきりとした戦う理由を見つけたアズは認めようとはしなかった。
- 「やめてください、艦長」
「あんな人に頭を下げる必要なんてないです。だって、私達は負けないんですから」 - 「深淵への扉」(ライトルート)開始前会話より。未だオルキダケアに逆らえないミツバに対して、アズは悲しい表情でミツバを引き止め、その上にオルキダケアを「あんな人」呼ばわりする。
- 「艦長…。決戦に向かって、勇気を分けてください」
「どんな敵が待っていても絶対諦めないように」 - 「決戦の序曲」クリア後会話より。ミツバに鼓舞のお願いをするシーンだが、エッジルートとは違い一人称代名詞が無いため、テキストだけなら少々意味深な内容となっている。
- 「すごい…。後ろにも…ううん、全身に目があるみたい…」
(どんなに訓練したって、あんな風にはなれないと思う…) - サイドミッション「白き流星の軌跡」でドライクロイツ登場後、アムロがギラ・ドーガを撃破した場面を見ての呟き。実際にアムロの活躍を見て、他のキャラクターが魅入られる場面は珍しくないが、魅入られながらも彼の戦いぶりを言葉で表現するキャラはアズが初めてかもしれない。
- またかつてアムロがカミーユに向かって「後ろにも目をつけるんだ!」と言ったことを考慮すると、パイロットとしてまた更にアムロが強くなったといえる。
- (せっかく、水着を着る決心したのに戦闘になるなんて…!)
「許さない! 私の勇気を返してよ!」 - サイドミッション「陽炎、再び」における初戦闘時の戦闘前会話。
- 皆がバカンスに興じる中、一人水着を着るのに躊躇していたところ、遊ぶ前に戦闘が発生してしまったことでおじゃんになり、敵に怒りをぶつける。こういう所は真っ当な年頃の少女である。
- 「…そう? あれくらい普通じゃない?」
- キーミッション「新しい翼」にて、ケイのケーキが甘すぎると言う話題に対する反応。どうやらケイと同等の甘党らしい(30によく似た機体に乗ってた少年も大の甘党だったような…)。
- 余談だが、エッジの場合は「スルガとキャオと一緒にナンパする予定」なのでケーキと味覚の話題が出ない。
- 「モデルにするのはいいけど、もう少し可愛く女の子が描けるようになってよね…」
- キーミッション「新しい翼」にて。せっかくの休息だったところを、ヒタチ・イズルに頼み込まれて漫画のモデルにされていた中のぼやき。リアン達とパフェを食べに行く予定だったのを断らざるを得なくなったため、かなり不機嫌。しかし、可愛く描いてもらいたいと年頃相応に思っているのか、はたまた単にイズルの画力がザンネンなだけなのか…。
- (かわいい…)
(かわいい…! かわいい! かわいいっ!!)
(かわいすぎて、滅茶苦茶にしたくなっちゃう!) - サイドミッション「ファーレンの皇女」における巨大サンユンとの戦闘前会話。完全に魅了されたのか照れた顔をしながらとんでもないことを考えている。
- 「生きていくには、お金がかかる…! だから、生きるためにお金を稼ぐ!」
「お金は生命の証…! だから、私はお金を稼いで生きていく!」 - 遺産ミッション「黄金の遺産」(中南米エリア)における初戦闘時の戦闘前会話。このミッションではお金好きという設定のもと調査への協力を願われていたが、その背景になかなか厳しいものの一端が伺える台詞。
- 「そんなたくさんのお金がこの世に存在しているなんて夢みたい…」
- 同上。クリア時、無事に大量の金(きん)を手に入れ、部隊に資金が加わった時のリアクション。
- ミツバ「でも、得られた資金は部隊全体のものだから、ボーナスとかも出せないわよ」
アズ「ええっ!?」 - その後、別の遺産の調査の話題になった時のシーン。レイノルドも直後に突っ込んだが、いつになくリアクションが大きい…。金に目がないあの人だったら卒倒ものである。
- (ありがとう、お兄ちゃん…。助けにきてくれて、うれしかった…)
(私…もっと強くなる…。お兄ちゃんに頼らなくてもやっていけるように…)
(だから、お兄ちゃんもお兄ちゃんの幸せを見つけてね…) - アズルート「黄金の遺産・終章」クリア後の兄離れ独白。エッジルートは三角関係から身を引く宣言に対して、こちらは純粋にエッジの幸せを祈る内容となっている。
- なお、主人公版アズもミツバにエッジのことを紹介するが、サブ版エッジは「妹を見守る者」の立ち位置を徹するため進展が不明である。
- 「え! お金、取るんですか!?」
- 「未知との戦線」(1回目)で、アドヴェントから「(帰還の方法を教えるのは)タダというわけにはいかない」と言われての反応、その後レイノルドの突っ込みも(エッジルートより)呆れ気味な内容になる。
- 「…イズルがおかしいって今さらじゃない?」
「メイヴィー主任を呼んで頭の中を調べてもらった方がいいんじゃ…」 - DLCミッション「ヒーロー覚醒」にて、「イズルの様子がおかしい」という相談をラビッツから持ちかけられて。元からおかしいと思っていた上に豹変したイズルを見て脳の異常を疑いだすなど酷い扱い(アズだけではないが)。
- 「…危なかった…。C.C.さんの気分次第じゃ私もメンバーだった…」
(でも、ちょっと選ばれたかったかも…) - DLCミッション「始動、連邦軍アイドル化計画」で、アイドルグループのメンバーではなかった事に対して。
- 「だったら、みんなに発破をかけてください。ミツバンバン! って」
- 同上。ドライストレーガー初攻撃時の戦闘前会話の一部。エッジも同じようにミツバを揶揄うが、アズがミツバを揶揄うのは滅多に見られないシーン。
- (女の子だけの世界…)
(ちょっとステキかも…) - DLCミッション「清く正しく美しく、そして強く」で、メイン主人公版アズ初攻撃時の戦闘前会話。本編ではサート・スターと管理人のフル・フラットを警戒していたが、アズルートはミツバを始めとした女性友人との交流の影響か、こちらの独白は義兄への愚痴ではなく「女の子だけの世界」に興味を示す内容となっている。
- (い、いいのかな、あれ…)
(もしかして、チェーンさん…アムロ大尉からカミーユさんに乗り換えて…)
(確かにカミーユさんもかっこいいけど、年齢はチェーンさんの方がそこそこ上だし…)
(あ…でも、男の人って年上の女の人に甘えたいって願望があるって聞くし…)
(でも、そうだとしたら、この部隊で私の事をいいな…って思ってくれるのってごく限られた子になるんじゃ…) - DLCミッション「二人の光」にて、チェーンがカミーユを伴って外出する様子を見送りながらの内心。恋人が欲しいお年頃の少女であるが…。
- リアン「アズ…?」
アズ「な、何でもない!別に私、モテたくないから!」
リアン「はぁ…」 - 様子がおかしいアズを見かねて話しかけたリアンに対して。
- (ジークンさんに頼んで、ヒュッケバインも二人乗りにしてもらおうかな…。相手がいないけど…)
- DLCミッション「我等ニ敵無シ」にて、クスハとブリットの関係を羨ましく思っての独白。
- (私にとってのミツバ艦長が、三日月さんにとってのオルガさんなのね…)
(そう思うと何か親近感が湧くな…) - DLCミッション「鉄の絆」クリア後の独白より、彼とオルガの信頼関係を自身とミツバの関係を重ねる。
- タマキ「当番手当が欲しいんだ! アズ、お金が好きだもんね!」
「う、うん…。バレちゃったか…」 - エキスパンションパック「消せない傷」開始前会話より。タマキの勘違いを利用して自分の事情を誤魔化す。
- こちらはアズのことを可愛がる女友達と不調の理由を知っているエッジと一緒にいたが、やはり兄妹どちらもミツバとヨナ以外の仲間に自分の事情を話さない。
- 「私は、ただのアズ・セインクラウスです」
「気が弱くて、怖がりで、一人では何もできない甘ったれですけど…」
「このドライクロイツの一員のつもりです」 - 上の続き、友人であるリアンの質問に対する答え。こちらは自嘲ではなくやや低めの自己評価となっている。
- 「大丈夫です、艦長。思い出は思い出ですから」
(消えない傷も今の私を作っている…。だから、正面から向き合いたい)
(私が、これからも私であるために…) - 同話戦闘終了後、アズのことを心配しているミツバに対して。こちらは二人をからかう者がなく、その後メイヴィーとの会話より先にタイトル回収と心情を描くことになる。
- 余談だが、「消せない傷」は「対-VERSUS-」クリア後に(本編EDを見る前に)プレイ可能なため、両ルートともこの時点で初めてサイクラミノスの精神攻撃を喰らうことになる。
- (艦長…)
(私の戦う意味…生きる意味…)
(艦長の声が…私の意識つなぎ止めてくれる…)
「…そうだ……。私は…私の力を認めて、その力で生きていくを決めたんだ…」
「そうやって生きる事を艦長に教えてもらった…!」 - エキスパンションパック「解放される力」におけるロシュセイバー・オーバーブレイク解放イベントより。「進むべき道の先に」(「定められた運命」)とは違い、兄妹どちらも同じく「サイクラミノスの精神攻撃から再起する」展開となり、その後の会話内容もエッジ版とほぼ同じ。
- 「ダメです、そんなの!艦長は笑顔の方が素敵なんですから!」
- 同話クリア後、ミツバの「アズに何があったらずっと泣く」に対して。ちなみにその後アズを励ますミツバの表情は、これまでのエッジルート本編でしか見られない笑顔であった。
- (ありがとうございます、艦長…。また生きていく理由が出来ました)
(だから、負けない…。私の心を縛ろうとする者なんかに…) - 上の続き、アズ側の締め独白。初めてミツバの本音を知り、寄り添って戦う関係が更に深くなっていく。
- それぞれ違う形で決意を改めたとは言え、サイクラミノス関連エピソードは兄妹どちらも同じ展開のため、両ルートともこの時点では事実上精神攻撃対策を出来ず、最終的にはそれを逆手に取った策略でサイクラミノスを誘き出すことになる。
- 「本能…獣…。だったら…」
「私も獣になる!」 - エキスパンションパック「去りし日の二人(後編)」より。ある意味は(口調と戦法が)猫化直前のアズ。
- 「私はネコになる!怪獣なんかにつかまらにゃい!」
「大丈夫にゃ、兄さん。二人にゃら、きっと何とかにゃるから」
「え…あ…!私…ネコになんてなってにゃいよ!」 - 同話における猫化アズの迷言の一部。2と3段目は戦闘後の台詞で、エッジも呆れて「後でカツオブシをあげる」と返答する。
- なお、この展開は前編のエッグベネディクトと同様、エッジルート版でも見られる。
- 「互い助け合う…。仲間って、そういうものですよね?」
「私、それを艦長に教えてもらいましたから」 - エキスパンションパック「これからの二人」にて、金塊の処理方法が決定した後に発するアズルート限定台詞。厳密には「互いに助け合う」ことを教えた人物はミツバだけではなく、元々は艦内ミッション「二人と未来」で二人の行動を見たレイノルドの台詞。
- 「…いじわるオバサン…」
- エクストラチャプター「泥沼の死闘」における、オルキダケアへの悪口。エッジルートはある意味で彼女をツンデレ扱いするだけだが、アズの場合は容赦ない台詞となっている。
エッジルート
- (すぐにわかったよ…。あの艦長さんが、お兄ちゃんの戦う理由だって…)
(頑張ってね、お兄ちゃん。お邪魔な妹は陰から応援してるから…) - 「黄金の遺跡・終章」にて加入後の独白。こちらのルートでは二人の間にある愛にいち早く気づいており、エッジとミツバの仲を認めて二人の恋を応援することに決めた。
- しかしアズルートの「曖昧な女性親友同士とその片割れの義兄」とは違い、こちら三人とも明確な恋愛関係描写ありのためか、三人の関係への悪影響はアズルートより大きい。
- 「兄さん…。だったら、私もミツバをぶっていい?」
- 会話ミッション「兄と妹」より。アズはエッジとミツバの関係を知った上に、エッジの過保護言動に対してこの台詞を言う。一応その後のアズは感謝を述べたが、会話の雰囲気はアズルートの「妹と兄」より重い。
- DLC以外の本編描写はここまでだが、エッジルート時のDLCミッション「清く正しく美しく、そして強く」アズの戦闘前台詞はエッジへの愚痴となっており、その後のエキスパンションパックでは更に明確な悪影響が出て来る。
- 「やっぱり、私…ミツバさんには勝てないんだね…」
(やっぱり敵わないな、ミツバさんには…)
(ミツバさんは、お兄ちゃんが見つけた希望なんだね)
(でも、私はずっとお兄ちゃんの妹…それで十分だよ) - エキスパンションパック「これからの二人」にて。一応エッジも関係の悪化を気にしており、三人で一緒に暮らすことを誘うなどのフォローをするが、結局断られる。会話の内容は依然としてアズルートの同一ミッションより重い。
搭乗機体
- ヒュッケバイン30
- ルートにより状況は異なるが、敵の襲撃から逃れるために自ら乗り込み、以降は愛機とする。本機を見て自身の境遇に重ね合わせており、愛着を見せる時もある。
- ヒュッケバイン30th
- キーミッション「定められた運命」or「進むべき道の先に」でこちらに強化される。