ヒタチ・イズル

2021年11月10日 (水) 00:26時点におけるエンドラン (トーク | 投稿記録)による版 (→‎精神コマンド)

ヒタチ・イズルは『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』の主人公

ヒタチ・イズル
登場作品 銀河機攻隊 マジェスティックプリンス
声優 相葉裕樹
デザイン 平井久司
初登場SRW スーパーロボット大戦X-Ω
SRWでの分類 パイロット
テンプレートを表示
プロフィール
異名 ザンネンリーダー
種族 地球人(MJP計画第三世代
性別
年齢 16歳
所属 グランツェーレ都市学園(~6話) → MJP機関特殊宇宙戦闘大隊第十二作戦中隊
軍階級 少尉
テンプレートを表示

概要

チームラビッツのリーダーでありレッドファイブのパイロット。グランツェーレ都市学園でパイロット訓練を受けていたところ、MJP司令官シモンにより緊急招集され、戦闘母艦ゴディニオンに配属された。

性格はポジティブで、「ザンネン5」として周囲から色々と言われる中でも常に明るく過ごしている。一方で考える前に反射で行動することがあり、チームの面々から突っ込まれている。

自身の寮に置いてあった昔の漫画雑誌(『月刊ヒーローズ[1])の影響から趣味で漫画を書くようになり、常にスケッチブックを持ち歩いている[2]。しかし絵は大して上手いとは言えず、内容も理解されないことが多い[3]

当初チームラビッツのリーダー的存在は年長者のアサギであったようで、1話でリーダーに任命された時はチーム内でも不満が挙がる程であったが、オペレーション・サルヴァーレでの圧倒的戦果、そしてオペレーション・ナイトブロウでチームが死地に追いやられ萎縮してる時も仲間を励まし続け、命懸けで守った事でリーダーとして認められていくことになる。明るさとマイペースっぷりでチームを引っ張る(ただし、常々容赦なく仲間から総ツッコミを受ける)反面、戦術的な面での指示が苦手でそういった部分はアサギに任せることも。チームメンバーの中でもジュリア・システムとの相性が飛びぬけて高い描写が多く、アッシュの戦闘力を最大限引き出せるパイロットとしてエース級の相手を担当する事が多い。

物語中盤から交流するウルガル人の皇女テオーリアに惹かれていくようになり、戦場では彼女の兄にあたる皇子ジアートに獲物(ラマタ)として狙われるようになる。また、オペレーション・ナイトブロウ以降好意を寄せてくるケイの感情には全く気付かず一方通行の関係になっている。

夢は漫画家かヒーローになること。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
初登場作品。2016年11月のイベント「僕らのヒーロー」で参戦となる。イベント予告も担当している。
2018年11月の復刻参戦イベント「目覚めよ、ヒーロー!」にてボイス付きパイロットパーツが登場。担当声優の相葉裕樹氏は当作品にてSRW初参加。
スーパーロボット大戦30
宇宙ルート第2話「目指せ、ヒーロー」、もしくは第3話「チームラビッツ出撃」から登場。家庭用初参戦のため、音声が新規収録されている。
チームラビッツ全体の仕様として、戦闘時にチーム内での掛け合い台詞が存在する。サブパイロットや同乗している非戦闘員が掛け合うことは過去にもあるが、別々のパイロット同士が掛け合うというのはレアケースとなる。2021年10月25日放送の「生スパロボチャンネル」の公開プレイでは、体験版時点では未加入だったアンジュとの掛け合いも確認できる。

パイロットステータス

精神コマンド

X-Ω
加速信頼
パイロットパーツ装備時
直感正義覚醒
正義は普段使いでは黒子と同じく装甲がさほど高くないので攻撃バフ目当てとなる。アリーナでは必殺スキルが防御無効もバリア貫通も持たないという弱点を補ってくれる。特にレッドファイブ[Ω]は自前で分身無効に加え特殊装甲無効付与を持ち、これと合わせると相手の防御アビリティを完全に無視できるようになる。ただしバリア無効も付与されるのでバリア貫通が無駄になってしまう。
30
加速直感不屈友情覚醒

特殊スキル

X-Ω
ザンネンリーダー、インファイトLv2、JURIA-SYSTEM、超ポジティブ
30
底力L7、見切りL2、気力限界突破L2、気力+(ATK)

エースボーナス

出撃時の自身のハーモニック・レベル+20、ExC+2。他メンバーのハーモニック・レベル+10。
『30』で採用。自身だけでなく、チームラビッツの強化に繋がる。

人間関係

チームラビッツ

アサギ・トシカズ
パイロット適正の高さはイズル以上だが、実際のリーダーはイズルになったことにわだかまりを感じていた。イズル本人はそんなアサギの気持ちも知らずに頼りにしている。共に前衛の要であり任務でも行動を共にする事が多い。
クギミヤ・ケイ
相談や窮地を救われたことでイズルのことを意識するようになる。テオーリアに思いを寄せていることに関しては複雑な感情を抱いていた。
イリエ・タマキ
イズルの突飛な行動に突っ込んだり、テオーリアとの関係に恋愛面でのアドバイス(?)を送ったりしている。テオーリアのことで躍起になるイズルを追走するなど単純さでも似通っている。
スルガ・アタル
メカニック知識を信頼しており、戦闘中に壊れた爆弾の修理を指示した。テオーリアとの関係に戦術になぞらえてのアドバイス(?)を送っている。
クロキ・アンジュ
加入当時は探りながらではあったがチームで初めて接しており、数々の戦闘を共にする内にアンジュのスタンドプレー気味の戦闘も変化していった。余談だが、リーダーがイズル以外だった場合、激しい衝突になっていたことが示唆されている。

チームドーベルマン

ランディ・マクスウエル
先輩として尊敬しており、彼からヒーローに必要な3つの心構え(決断をする、仲間を信じる、最後まで諦めない)を教授される。またアダルト映像の記録メディアも渡される。

ゴディニオンのクルー

スズカゼ・リン
グランツェーレ都市学園在籍時の教官であり、ゴディニオン艦長となったためそのまま上官となった。
西園寺レイカ
整備士長。初対面時は出撃の緊張のあまり無反応だったが、二度目の出撃時は彼女のセクシーさに顔を赤くしている。
ルーラ・チャン、ナオミ
軍医と看護師。チームラビッツの健康管理を担う。ナオミはイズルを蘇生したこともある。
山田ペコ
チームラビッツのマネージャー的存在。
ダンマユデガワ
レッドファイブのピット艦のクルーたち。ラビッツ以外の人物と交流が少なくコミュニケーションが上手く行ってなかったイズルに交流を続けた。

MJP司令部

シモン・ガトゥ
MJPの上官。
テオーリア
朧げに彼女と面識があった記憶があり、気になっている。
ダニール
テオーリアと同じくイズルのことを知る。

汎銀河統一帝国ウルガル

ジアート
初戦において唯一反撃できたことでラマタ認定され、以後の戦闘では執拗に狙われることになる。ケレス大戦の際にジアートが姿を見せてメッセージを残した(ウルガル語でだが)ため、イズル達はウルガルの正体が地球人に似た異星人であることを知る。尚、ライバル関係にあるが一度も会話を交わした事がない(一回だけ一方的にジアートが呟いただけで、その言語もウルガル語であったため全く聞き取れなかった)。

その他

ヒタチ・O・イズル
漫画「マジェスティックプリンス」の主人公にして、同じ遺伝子の持ち主。「二代目イズル」と記述されている。スパロボ未登場。
TVアニメ第17話にカメオ出演しており、他のグランツェーレ都市学園の生徒たちと一緒にバス避難する途中でチームラビッツの戦闘を目撃している。

他作品との人間関係

獅子王凱
X-Ω』イベント「僕らのヒーロー」で共闘、勇者としてヒーローについて説いたり、致命傷からイズルを庇った。イズルはGGG機動部隊を「チームライオン」と呼んでいた。
破嵐万丈
「僕らのヒーロー」で共闘、ヒーローに憧れるイズルに対し、「そんなに恰好良いものではない」と万丈らしいどこか陰のある言葉を返した。
壇闘志也ジュリィ野口吉良謙作
「僕らのヒーロー」で共闘、特にキラケンはイズルが呼んだ「キラキラ3」に好意的だったり、ヒーローの条件に顔と答えるなど良く接していた。
獣戦機隊
「僕らのヒーロー」で窮地に駆け付ける、イズルは「ワイルド4(ワイルド5)」と呼んでいた。
葵豹馬らコン・バトラーチーム
『X-Ω』『30』にて共演。うち西川大作とは漫画繋がりという事もあり、『X-Ω』ではアドバイスを受け『30』では互いが互いに刺激を与えていた。

名台詞

「あの、僕は…ヒーローになりたいです!」
第1話でシモンに「」を聞かれた際の台詞。
「ここで逃げたら、ヒーローにはなれないだろ!」
第1話「オペレーション・サルヴァーレ」中、に残る市民を残し撤退するよう命令され、無視した際の台詞。チームからは「キャラじゃねー」とその変わりっぷりを小馬鹿にされた。
(逃げろ……戦え……逃げろ……戦え……)
「逃げろ……戦え! はああああああああああっ!」
上記の命令無視後、迫りくるウルガルの大群を前にして。ジュリアシステムによりイズルの感情が揺さぶられ、アッシュの真価が引き出される。このイズルの奮闘に引っ張られる形で萎縮していた他のメンバー達も持ち直した。
「関係無いから、例え過去が無くても、運命が過酷でも、ヒーローには。」
「養成所に入った頃、寄宿舎にあった漫画ばかり読んでて…そこには恰好良いヒーローが溢れてた。僕もあんな風になれたらって思った。何も無いからこそ、何かが出来れば僕らが生まれた意味もあるんだって。」
「僕たち、ザンネン5かも知れないけど、みんなでヒーローになろう。」
第3話でケイに自分たちが戦うために生まれてきた存在であることの不安を打ち明けられた際の台詞。
「ありがとう、レッドファイブ! 行くぞ、お前も一緒にヒーローになろう!」
第4話オペレーション・ナイトブロウ中。タマキのローズスリーが大破し、チームが錯乱してる中、イズルは生き残るために自分を鼓舞しハーモニックレベルを上昇させる。事前に訓練してたお蔭でアームガードを使用しタマキを守った。
「しっかりしろタマキ!」
「皆で生きて帰るんだ!」
第4話、タマキを守った直後。自分を置いて逃げてと言うタマキに、全員で生還すると宣言する。イズルの行動によってタマキが調子を戻しチームラビッツは落ち着きを取り戻した。
「いや、ヒーローは孤独なものなので」
第7話、食堂でピットクルーとの交流中。家族のように思ってくれて構わない、と言うクルーに対し、ヒーローは孤独だから、と返す。イズルの無自覚が悲しい台詞だが、直後にクルーに助けられ家族がいるヒーローも良いと考えを改める。
「僕には守りたいものがあるんだ。僕が戦うのは、戦いたいからじゃない…! 大切な人を守る為…そして! ヒーローになる為っ!!」
第24話「宇宙に散る花」より、チームラビッツの面々を逃がすためにジアート機と戦いを繰り広げながら。この直前までイズルは闘争本能に飲まれて死ぬまで戦おうとしていたのだが、仲間達の説得(総ツッコミ)により己を取り戻す。そして仲間を守りヒーローになるといういつものイズルらしい想いにより、レッドファイブを真の覚醒状態へと導くのだった。なお最後の部分にはチームラビッツの四人から「結局そこかよ!」とツッコミが入っている。
X-Ω』では完全覚醒使用時の台詞に採用。
「みんなの所に生きて帰るんだっ!」
同上、ジアートに止めを刺されそうになった際に。迫り来るジアート機に対してレッドファイブのアサルトイェーガーを分離し、その隙をついてコアモジュール状態で繰り出した起死回生のパンチは敵機の胴体を貫通し、かろうじて勝利を収める。

迷台詞

「テーマは正義で!」
第1話でアサギに描いてる漫画を見られた際の台詞。
「いや、特訓してくる」
「ヒーローは失敗した時、8割くらいの確率で特訓するんだ!」
第3話、次の任務までのリゾート休暇中、どう過ごすかに対して。残り2割は覚醒だろうか。
「ああ、僕、皆にツッコまれてる!」
第4話、任務帰還後。死地から帰還した事で普段通りのチームに会い生を実感したのだが、チームには理解されなかった。
「シャイニングミラクルターンスマーッシュ! って、あれー?」
第5話、重力化訓練中。劣勢のチームラビッツを救おうと必殺技を使うつもりだったが、訓練機はあらぬ方向へすっ飛んでいった。
「し、心配ないよケイ。徹夜したせいで眠かったけど、リフレッシュ剤飲んだから」
第5話、オペレーション・ナバロン開始後。アサギと共にランディに託されたAVを徹夜で見てたらしい。当然ケイからは叱られた。
「5人で、チームザンネンで頑張ろう!」
第6話で卒業式が終わりバスの中でチームの4人に言った台詞。当然のことながら総ツッコミを受けるのであった。ちなみに、「チームザンネン」とは後輩がチーム名を呼び間違えたもの。
「えーっと、ゴールドフォーは艦隊と速度を合わせつつ後退して砲撃、ブルーワン・パープルツーを支援。えーっと、えと、ローズスリーはえーっと、えっとあの……」
第8話、オペレーション・サンダーボルト中。チームに指示を出すが非常に頼りない上に言いよどみ、案の定イライラしたタマキが敵陣に突っ込んでしまう。
スルガ「イズルのタネが割れたんですよ」
アサギ「それ違う作品だろうが!!」
イズル「大丈夫!キャラデザの人同じだからバレないって!!」
コミカライズが掲載されたニュータイプエースの次回予告にて、この後当然アサギにキレられた。

搭乗機体・関連機体

レッドファイブ
DNAが登録されているため、基本的にイズルしか動かせない専用機となっている。
レッドファイブプラス
『劇場版マジェスティックプリンス 覚醒の遺伝子』での乗機。

余談

  • 担当声優の相葉裕樹氏は俳優が本業であり、特撮ヒーロー番組のスーパー戦隊シリーズ『侍戦隊シンケンジャー』ではシンケンブルー・池波流ノ介を演じていた。
    • なお、特撮番組の出演者は特色上アフレコを行うため、経験が生かせる声優業に進出することはしばしばある。SRW出演者に限っても内田直哉氏や土田大氏、松風雅也氏等が他に挙げられる。

脚注

  1. 実在の漫画雑誌であり、マジェプリの漫画版の掲載紙である。他にはULTRAMANが掲載されている。
  2. 劇中の時代は漫画の購読・制作は全てデジタルとなっているがイズルはそのことを知らず、漫画雑誌と共に見つけた漫画の描き方の本からアナログの画材で書くことに拘っている。
  3. 12話でピットクルーに見せた際は頭に「?」を浮かべられる、13話でアンジュには面と向かって「面白くない」と言われる等