紐育華撃団
紐育華撃団(にゅーよーくかげきだん、NewYork Fighting Troupe)とは、『サクラ大戦』シリーズに登場する組織。
概要
賢人機関が帝国華撃団と巴里華撃団に続き、紐育で発足させた第3の華撃団。
本部は、ブロードウェイに位置する「リトルリップ・シアター」。シンボルマークはアメリカ合衆国の国章をベースに、ハクトウワシが持つオリーブの枝と13本の矢をそれぞれナイフとリンゴに置き換え、更にアレンジを加えた文様。
表の顔であるリトルリップ・シアターは現地のブロードウェイ・ミュージカルの流れを踏襲しており、劇場での共同生活は行わずに各々が自身の居住地で暮らしている。賢人機関が所有する資料から紐育での大規模な霊的災害が具体的に予見されためか、組織としての規模は帝撃に次いで大きい。前線での戦いを主とした星組の隊員も、その資料に基づいて集められている。
『新サクラ大戦』では、太正十九年に勃発した「降魔大戦」にて帝国、巴里華撃団と共に「消滅」した事が語られている。
登場作品
単独作品
- スーパーロボット大戦30
- DLC第1弾として追加参戦。大河とジェミニが登場。
人物
司令部
- マイケル・サニーサイド
- 「人生はエンターテイメント!」をモットーとした、紐育屈指の実業家。紐育華撃団の総司令とリトルリップ・シアターのオーナーを務める。掴み所のない性格をしており、時には憎まれ役として大河や紐育星組の怒りを買うが、誰よりも彼らの成長を見守っている。
- ラチェット・アルタイル
- 天才的な才能を持つ、元欧州星組の隊長。『V』開始時点では紐育星組の隊長を務めていたが、同時にその霊力は徐々に低下し始めていた。日本からやって来た大河にサムシング・エルスの輝きを見出し、彼の初陣の際に隊長代理に指名、ラチェット自身は副司令の立場で星組をサポートする事になる。
- 『V』では条件を満たすと攻略対象のヒロインとなる。
構成員
星組
霊子甲冑を用いて、霊的戦闘に赴く実働部隊。主要メンバーはここに所属。表の顔であるリトルリップ・シアターでは、大河を除いてミュージカルスターを担当。隊員は全員『V』では攻略対象のヒロインとなる。欧州星組と区別する為、便宜的に紐育星組とも呼ばれる。大河を除いた5人全員で「スターファイブ」の異名も持つ。
- 大河新次郎
- 隊長。
- ジェミニ・サンライズ
- サジータ・ワインバーグ
- 元暴走族という異色の経歴を持つ、ハーレム地区に事務所を構える敏腕弁護士。冷静な判断力と情熱的な行動力を併せ持つ。
- リカリッタ・アリエス
- 大好きなゴハンの為に賞金を稼ぐ、凄腕のバウンティハンター。相棒のフェレット「ノコ」は「もしものゴハン」。
- ダイアナ・カプリス
- 微笑みを絶やさない、女神のような研修医。「後天性過霊力性」という病を患っていた。
- 九条昴
- 全てが謎に包まれた、孤高の天才。ラチェットと同じく、元欧州星組。
虹組
星組のバックアップを主に行う部隊。。
- プラム・スパニエル
- シアターのウエイトレス、有事の際のオペレーターを担当。そのプロポーションばかりが注目されがちだが、実は才能に恵まれた論理的思考の持ち主。
- 吉野杏里
- シアターの売店の売り子、有事の際のオペレーターを担当。人見知りで受動的な性格。
月組
敵地への偵察や情報収集等を担当する諜報部隊。
- フライ
- 隊員。市の清掃局員として、各種情報を集めている。事実上の先輩にあたる、加山雄一に心酔している。
整備班
霊子甲冑や武装飛行船「エイハブ」の整備、兵器開発を担当。
- 王行智
- メカニックチーフ。豊富な知識で、司令のサニーサイドに助言を与える参謀も務めている。チャイナタウンで治療院を開業している。
その他
紐育華撃団に所属しながらも隊が不明な人物や、一時的に身を置いていた人物等。
- O.Gシンプソン
- 帝国華撃団の大道具係の広井によく似た男。『サクラ』原作者の広井王子氏がモチーフ。『歌謡ショウ』が出自のオリジナルキャラクター。
- 大河双葉
- 大河新次郎の母。極度の親バカ。息子を一目見ようと紐育を訪れ、OVA『ニューヨーク・紐育』ではそのまま日本へ帰ったが、『歌謡ショウ』の方では戻らずに居座っている。
- ボブ・ラッシー
- リトルリップ・シアターの振付師。『歌謡ショウ』が出自であると勘違いされがちだが、実はドラマCD『オーバー・ザ・レインボー・サンシャイン』から登場している。
- レッドベリー・トランプ
- プラム不在時にサニーサイドが代理として連れてきた女性。麻生かほ里氏が都合で『紐育レビュウショウ~歌う♪大紐育♪2~』への出演が一部のみとなっため、その穴を埋める形で産み出された。『歌う♪大紐育♪2』以降の舞台にも出演してる。