リディ・マーセナス

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リディ・マーセナスは、『機動戦士ガンダムUC』のもう一人の主人公

リディ・マーセナス
外国語表記 Riddhe Marcenas
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 浪川大輔
デザイン 安彦良和(原案)
高橋久美子(アニメ版)
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人
性別
年齢 23歳
出身 地球
所属組織 地球連邦軍
所属部隊 ロンド・ベル
軍階級 少尉
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概要

高いニュータイプの素質を持つが、ニュータイプを災厄のように忌み嫌い、自分自身がニュータイプである現実さえも全力で否定しようとした数少ない人物。

保守的な考えを持ちつつも後に柔軟に成長する、という現実的な思想を持つキャラクターであり、最初から浮世離れした思想を持つ主人公バナージ・リンクスとの対比となっている。

地球連邦政府初代首相にしてラプラス事件で非業の死を遂げたリカルド・マーセナスの後裔であり、連邦議会の大物ローナン・マーセナスの嫡男。父ローナンとマーセナス家に反発し、連邦軍に入った。家の七光りではなく、自分の腕だけで名をあげようと地球連邦軍MSパイロットになりロンド・ベルに所属するも、いつもついてまわる家の影響に辟易している。

家柄に縛られずに生きることを標榜しながらも、実際には思想の根底で立場に縛られている面が強い。自身が地球連邦の重鎮の家系であるがゆえに、好意を寄せたオードリー・バーンジオン公国の人間であることや、自分がジオニズムの象徴とも言えるニュータイプであることを受け入れられずにいた。やがて父親からラプラスの箱の秘密を明かされると、地球連邦の立場を守るためにラプラスの箱に関わる全てを闇に葬ることを決意する。立場に縛られず自由に生きようとするバナージやオードリーへの嫉妬心もあり、バンシィのNT-Dを暴走させてしまうが、マリーダ・クルスの死を賭した説得により「受け入れて分かり合うこと」を教えられた。

その後はマリーダの遺志を継ぐかのようにバナージに協力し、ラプラスの箱を葬るのではなく秘密を開放するために戦いに赴いた。戦争後は自身がニュータイプであることを受け入れ、ラプラスの箱に記された「新人類への参政権」を体現するかのように地球連邦の閣僚に参画している。

航空機が好きで、マンフレート・フォン・リヒトホーフェンの複葉機[1]のプラモデルを持ち歩いている (既に絶版になっており簡単には手に入らないモデル)[2]

登場作品と役柄

全体的に良く悪くも印象に残る扱いをされている。単純な能力的には優秀な場合が多いが、精神コマンドのラインナップが微妙だったり乗機の性能が追い付いていなかったりなど何処かしらに欠点がある場合が多い。 また、大体の作品で途中離脱するが、その際に優秀な機体であるデルタプラスを残してくれるので重宝する。

原作では終盤にて故意にやったわけではないとはいえマリーダを殺害してしまうが、殆どの参戦作品ではフラグ次第でマリーダは助かるのでその点では救われている。

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
初登場作品。最初はリゼル(Cタイプ)に乗るが、途中でデルタプラスに乗り換える。
ただ、今作の時点ではニュータイプ技能が無いうえ、原作中盤までの再現ということを考慮してか精神コマンドが完全にサブ要員な上に、主要なボスキャラとの戦闘前会話も用意されておらず、「もう一人の主人公」という事を考えるとあんまりな扱いとなっている。当然アムロカミーユといったNTのエース達と比べると明らかに見劣りしてしまうのが難点。それ故、愛機のデルタプラスが序盤の乗機が貧弱すぎるアムロやカミーユに取られてしまう事も…。漫画『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』よろしくバイアラン・カスタムに乗せてもいい。
ストーリー面でも当初こそ友好的な軍人として自軍に溶け込んでいるものの、原作再現が半端なところで終わる上にダカールでの戦闘ではロニを説得しに来たカークスを撃墜するなど、原作以上に汚れ役を担ってしまい、加えてマーセナス家とクロノの関係など、原作よりも重荷を抱えながらストーリーが完結するという扱いを受ける(エピローグでは一人だけ険悪な表情で場の明るい空気をぶち壊す)。
なお、こんな精神状態でもアンチスパイラルの多元宇宙迷宮を突破している辺りから、プレイヤーからはよくないものと取り引きしてそう」と言われる事も。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
第9話蒼の地球ルート「平和への暁」でデルタプラスに搭乗して参戦。精神的に追い詰められながらも次の話で立ち直ろうとするが、その矢先にマリーダのバンシィからバナージを庇って撃墜され、行方不明となる。なお、デルタプラスは残るのでありがたく使わせてもらおう。
その後は第37話宇宙ルート「暗黒のリディ」でクロノ保守派の実行部隊隊長として再登場し、バンシィ・ノルンに搭乗して敵対する。裏切り後の迷走ぶりはひどく、民間人を巻き添えにするような作戦すら実行してくる。一方でリリーナを人質として使うことを当初は拒否するなど中途半端にプライドが残っている描写があり、迷走ぶりを際立たせている。
正式参戦は原作イベントをこなした第45話「虹の彼方に」で、バンシィ・ノルンは他のパイロットも乗ることができるが、ユニコーンガンダムとの合体攻撃はリディでしか出来ない。
原作通り途中でニュータイプに覚醒するものの、精神コマンドのラインナップがほぼ『第3次Z時獄篇』のままであり(集中直感に変更された)、攻撃系精神が闘志止まり、追い討ちをかけるようにエースボーナスも時獄篇と同様のチームの獲得資金1.2倍であり、悲しいほど火力が足りないため、素直に熱血or魂持ちにバンシィ・ノルンを譲った方が賢明という『第3次Z時獄篇』の悪夢再びとなってしまった。強力な機体が少なかった時獄篇と違い今回は自軍戦力が充実した終盤の参戦なので降ろされにくいのが救いか。援護攻撃役またはサブに徹するのが無難。
正式復帰後のセリフとグラフィックとカットインは終盤仕様に一新され、穏やかな表情は増えたが初期より憔悴しており、怖い表情パターンも多い。目も濁ったままなので瞳の光彩が復活しているカットインとのギャップが凄まじい。
「敵でいる期間のほうが長く、味方として使える期間が短い」「原作以上に迷走していて、敵対組織の走狗に成り果てている」「味方に復帰しても穏やかな顔グラが少ない」など、『第2次Z再世篇』におけるスザクを彷彿とさせる扱いだが、復帰しても精神コマンドのラインナップ的な問題で恵まれていないのが違いか(スザクはを覚えるため爆発力は高い。反面、復帰参戦がどちらのルートもリディ以上に遅いのだが)。
総じて『時獄篇』『天獄篇』両方においてストーリー的に見ても戦力的に見ても「もう一人の主人公」としては微妙な扱いであり、スパロボ補正がマイナスに働いてしまったキャラと言える。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦BX
音声が新規収録されている。スポット参戦を経て、第12話「それぞれの決意」で参戦する。本作ではバナージより正式参戦が先だが第17話「みんなの心をひとつにしろ!」終了後に一旦離脱し、その後は第25話「虹を見た日」でスポット参戦した後第32話「対の獣と光」にてバンシィ・ノルンに乗り換え敵として立ちはだかる。敵対後の展開が原作と多少異なりバナージ達と敵対した挙句マリーダを撃ってしまった事への罪悪感からどこにも帰る事ができず独り死のうと彷徨うも宇宙海賊ビシディアンに救出され、第38話「たったひとつの望み」にてビシディアンの面々と共に参戦し自軍に復帰する。『第3次Z天獄篇』と違い、復帰すると顔グラが序盤仕様に戻り、穏やかな表情を見せる。
なお、参入時点で既にニュータイプ技能を獲得している。クシャトリヤに乗せてファンネルを使うと自身の能力を肯定的に捉えた台詞を発する他、専用のカットインが用意されている。
今作ではバナージと二人一組で戦闘前会話が用意されているなど明確に「もう一人の主人公」としての扱いを受けている(『UX』におけるシンの戦闘前会話でのキラアスランに近い)。
能力的にはニュータイプ能力もあり、精神コマンドのラインナップもまともで扱いやすいキャラクターとなっている。序盤での参入時は乗機のデルタプラスが5段階改造ずみなので、特に1周目では頼れる助っ人として活躍してくれる。が、後半の乗機であるバンシィの性能が悲惨……とまでは行かないが微妙の一言で『第3次Z』とは逆に今度は機体の方が彼の能力に追い付いていない。しかも今回は他に宇宙世紀系作品がないので乗り換える機体が少ないうえ、追い討ちをかけるように乗り換え可能な他の二機は隠し機体である。
敵AIの思考の関係でHPの少ないMSは狙われにくいため、バンシィのままだと突撃を持たない彼は足を止めて撃ち合うタイミングが来るまでビームサーベルで立ち回らなければならない。活躍させたいならデルタプラスの入手をしておきたい。

VXT三部作

スーパーロボット大戦V
今回は初登場時からデルタプラスに乗っている。熱血も習得し、バンシィとユニコーンの合体攻撃も健在でしかも使いやすく修正を受けているため過去作に比べると格段に使い易くなった。だが、デフォルト搭乗機の最強武器が格闘属性に変更されているため、多少養成をしてやりたい。
だが、機体と能力が噛み合ったかと言われると微妙な所で、前述の武器属性の変更があったり、最強武器や合体攻撃が有射程P属性であるにも関わらずエースボーナスが「加速使用時に突撃がかかる」というものになったりと機体と本人のてこ入れが見事にすれ違ってしまった。
では結局Zシリーズと変わらず乗機を奪われる立場なのか、と言うと今作は奪う立場にもなりうる。エースボーナスで移動範囲+射程を爆発的に上げることが可能なため、気力にいくらか補助をしてやった上でΞガンダムペーネロペーを与えてやれば、切り込み役や遠い敵機への対処に関して右に出るものはいなくなるだろう。
シナリオ面では、Gハウンドに所属して敵対している間は原作以上にバナージへの逆恨み感が酷く、バナージという存在に縛り付けられていなければミネバは自分と歩むという道を選ぶことができたと言い出すなど色々拗らせている。
ちなみに、第32話「戦場のクロスハート」ではバナージと対面する場面があるのだが、グラフィックの差分がなかったらしく、バンシィに乗る前にも関わらずバンシィ用のパイロットスーツを着ている。
エーストークは離脱前と復帰後でそれぞれ内容が異なっている。離脱前のエーストークが見られるのは第23・24話なので、2周目以降に復帰後のエーストークを見たい場合、この2話の間はファクトリーに入らないように。

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
デルタプラスとバンシィ・ノルン(デストロイモード)のパイロット。
スーパーロボット大戦DD
序章ワールド2に登場。NPC。地球降下前に乗機を失ったとのこと。
その後第1章Part2にて、新たな機体を受領した直後の戦闘でオードリーと共に戦線離脱してマーセナス邸に向かったと語られる。

パイロットステータス

能力値

本職の軍人だけあり、基礎能力はバナージを上回る部分が多い。

精神コマンド

第3次Z
加速集中直感不屈闘志直撃
構成が完全に戦闘用サブ向け。「加速」のないキャラと組ませるのが良い。
メインを張る前に原作再現が終了する『第3次Z時獄篇』は兎も角、もう一人の主人公としての頭角を現す『天獄篇』でこのラインナップは不遇の一言。
『第3次Z天獄篇』の後半ではニュータイプ能力を発揮した影響か、「集中」が「直感」へと変わっているが、はっきり言ってしまえばターン単位で回避をサポートする精神が無くなってしまったので敵ターンを考えればメインに据えておくには更に辛くなってしまった。
BX
加速集中直感闘志熱血
本作では「熱血」を習得し、メインに置いても戦えるようになった。
V
加速ド根性気合必中不屈熱血勇気
構成がなぜかスーパー系になっている。「ド根性」は再加入時に「気合」へ変わる。後述のエースボーナスを含めると本作の『勇気』の構成その物である。
X-Ω
集中不屈闘志
パイロットパーツ装備時
直感不屈激闘

特殊スキル

第3次Z時獄篇
闘争心気力+ (回避)援護攻撃L1
ニュータイプとして高い素質を持つ割に、『時獄篇』では肝心の技能は「?????」ですら存在しない。
第3次Z天獄篇
味方時
ニュータイプL8、闘争心気力+ (回避)援護攻撃L1
ニュータイプが解禁されて戦闘力は上がったが、精神コマンドがついてこない。更に最終盤に再加入にかかわらず、L5からで他のニュータイプや強化人間勢が最大レベルにほぼ上がった後に漸くL6に上がる遅さ(この時点でファが残っているがリディがL7に上がる前に最大レベルのL4になる)。L8に至ってはレベル97と前作のバナージ以下の遅さである。
敵対時
???底力L6、ガード闘争心戦意高揚気力+ (ダメージ)気力+ (命中)反骨心
完全な受け型スーパー系のラインナップで、こちらが育っていると反骨心でダメージを上げてくる。ただし、2回行動精神耐性も持っていないため、ハマーンフロンタルと比べると御し易い。
余談だが、「反骨心」とは本来「不当な権力等に屈せず、反抗できる精神」のことである。自軍を裏切った挙句権力者の犬として立ち回るリディにとっては皮肉な技能としか言い様がない。これが「逆恨み」だったら違和感が無かったのだが。
BX
ニュータイプ援護攻撃援護防御全体攻撃
最初からニュータイプを持っており、精神コマンドや機体性能も相まって機体の少ない序盤は一目置ける存在になっている。
V
味方時
???→(ニュータイプL8)、援護攻撃L2、気力+(ATK)
敵対時
???、援護攻撃L2、気力+(ATK)底力L6、闘争心L2、ガードL2

エースボーナス

自チームの獲得経験値、資金1.2倍
第3次Z時獄篇』『第3次Z天獄篇』で採用。優秀なボーナスだが、デルタプラスを奪われた状態では撃墜数が稼ぎにくい。自チームなのでサブに回っても効果を発揮するのが強み。強運とも重複する。
敵対する軍勢のフェイズ時に命中率+30%、与ダメージ1.1倍
第3次Z天獄篇』での敵対時はこちら。正直味方の時もこちらの方がよかったのだが。
獲得資金1.2倍、獲得経験値1.2倍。
V』一時加入時。
気力130以上で精神コマンド「加速」使用時、精神コマンド「突撃」がかかる。
『V』再加入後。
気力制限こそあるものの、実質SP15で「突撃」が使えるというのは非常に強力。
今作の宇宙世紀モビルスーツ乗りに「突撃」持ちがあまり居ない事もあり、一時加入時とは打って変わって強力なボーナスとなったのだが、最強武器のアームド・アーマーDE、合体攻撃のツイン・ビーム・マグナムのいずれもP武器のバンシィ・ノルンとの相性はイマイチ。一応、ビーム・マグナムを移動後に撃てるのは利点だが、合体攻撃を切ってでも他に活かせる機体(α・アジール等)を探すのも手。

人間関係

ローナン・マーセナス
父親。
第3次Z時獄篇』ではローナンからマーセナス家が代々クロノ13人評議会の一員を務めてきたことを知らされ、家に深く失望する。
シンシア・マーセナス
姉。リディとは6つ年上。リディには言葉こそ強いが、気遣っている。SRW未登場。
バナージ・リンクス
当初は信頼関係を築くが、やがてオードリーとの関係や意見の相違によって憎しみを抱く。
オードリー・バーン
自身と同じく血の呪縛に囚われている彼女に対して好意を寄せるが、拒絶される。
ブライト・ノア
ラー・カイラムに着任した際「自分を特別扱いしないでほしい」と伝えるも、「それ自体が自分を特別扱いしている証拠だ」と一喝されている。
ナイジェル・ギャレットワッツ・ステップニーダリル・マッギネス
ラー・カイラムに着任した際、ナイジェルに「トライスターに入りたかったら、俺達3人の誰かを後ろから撃てばいい」と茶化される。
アルベルト・ビスト
原作小説版では終盤においてバナージを憎む者同士の共犯関係じみた繋がりから基本的に行動を共にしており、奇妙な友情が芽生えていく。OVA版ではアルベルトが再度宇宙へと上がらないため終盤はほとんど関わることがない。
マリーダ・クルス
原作終盤では暴走した末に彼女を殺害してしまうが、皮肉にも彼女の死がバナージと和解する切っ掛けとなった。OVA版でも彼女を撃つ経緯はほぼ変わらないのだが、リディがネェル・アーガマに照準を合わせたという明確な描写がないため、原作を知らなければ無抵抗のマリーダを撃ち抜いたようにしか見えない。
第3次Z天獄篇』で生存した場合は自分を救ってくれた女性と言うこともあり、彼女に想いを寄せるようになる。
アンジェロ・ザウパー
『V』ではフロンタルの改心を機に暴走しガミラスに降ってまで地球艦隊・天駆と敵対した彼が捕虜となった際、彼をかつて暗闇に堕ちていた頃の自身と重ねて諭し、憎しみと絶望に染まっていた彼の心を氷解させる。

他作品との人間関係

ガンダムシリーズ

宇宙世紀ガンダムシリーズ

アムロ・レイ
第3次Z時獄篇』DLC「新世代とニュータイプ」では彼から「(ニュータイプの)素質はあるが、頭のほうはオールドタイプ」と評される。奇しくもこの評価、原作後半のリディそのまんまである。
V』ではガランシェール参入フラグを立てている場合、ミネバを撃とうとした際に彼に止められる。
カミーユ・ビダン
第3次Z』では同じロンド・ベルに配属されている。当初は先輩と後輩としてフランクな関係を築いていたものの、リディがバナージに対して負の感情を抱き始めた事にカミーユは気付いてしまう。
カツ・コバヤシ
『第3次Z』では同じロンド・ベルに配属されている。リディとは(劇場版での)声優が同じ。
『第3次Z天獄篇』ではリディがクロノの実行隊長としてZ-BLUEの前に立ちはだかった際には、リディの離反に激怒すると共に「リディはバナージとミネバの仲に嫉妬して裏切った」と吐き捨てるなど、嫌悪感を露にしていた。
エマ・シーン
『第3次Z』ではロンド・ベルでの上官。リディの家柄について早くから気付いていた。
ハサウェイ・ノア
ブライトの息子。『第3次Z』ではロンド・ベルの同僚。
アデナウアー・パラヤ
『第3次Z時獄篇』では彼にもマーセナス家の人間である事を見抜かれた。
ジェリド・メサヤザン・ゲーブルレーン・エイム
『V』ではGハウンドの同僚。ジェリドはバナージへの私怨に満ちたリディの姿を自分自身とも重ねていた。

その他のガンダムシリーズ

ヒイロ・ユイ
第3次Z時獄篇』第17話A「善意のトレスパス」では彼より女心を分かっていると自慢する(直後にデュオから比較対象が低過ぎると突っ込まれた)。
キラ・ヤマト
第3次Z天獄篇』においてミネバやカガリを守るためにオーブで行動を共にし、戦う理由について諭された。
シン・アスカ
『第3次Z時獄篇』では同僚で、カミーユから彼の事を知った。第17話B「後の祭りのフェスティバル」において、ルナマリアへの連絡を忘れていた彼と比較して女心を分かっていると主張する。
『第3次Z天獄篇』ではリディの離反により一時敵対関係となり、そのリディの離反時に犯した凶行には彼も激怒している。
ラクス・クライン
『第3次Z』では彼女のファン。彼女がキラと付き合っていることを知ると落胆する。
カガリ・ユラ・アスハ
『第3次Z天獄篇』では序盤に彼女とミネバを守るべくキラと共にオーブに赴任しており、以来彼女にも気にかけられる事になる。後にリディがZ-BLUEに復帰した後に再び出会い、彼女から激励の言葉をもらっている。
キャプテン・アッシュ(アセム・アスノ)
BX』ではバナージやBXと敵対した末自らの犯した過ちを悔やみ独り死を選ぼうとしていたところを彼に救出され、自分を見つめ直すよう諭され、後に共にBXに合流する。
ゼラ・ギンス
『BX』では特別な関わりは無いが、中の人が同じである為、特殊戦闘台詞が存在する。
騎士アレックス
『BX』では序盤に惑星アーストで出会い、マーダル軍を相手に共闘する。
ドラゴンベビー
『BX』ではバナージへの憎しみに染まっていたところを付けこまれ、彼の魔力によって心の闇を更に増幅され、BXを討つ為の手駒として彼にも利用されそうになる。

スーパー系

シュレード・エラン
『第3次Z』では中の人が同じ為か、特殊戦闘台詞が発生する。
ジン・ムソウ
第3次Z時獄篇』DLC「新世代とニュータイプ」において彼の死に動揺していたのだが、アムロの教えの元で同じ状況だったバナージ、カツ、ハサウェイと共に乗り越えた。
レイディ・リンクス
BX』ではオウストラル島に不時着した時、オードリー共々一時世話になる。
田神悠宇
『BX』では惑星アーストに転移した直後いち早く再会し、騎士アレックスも加えてマーダル軍を相手に立ち向かう。
後にリディがビスト財団の放った刺客として憎悪に満ちた姿を現した時は動揺するが、リディが早くブライティクスに戻ってくることを強く願っていた。

リアル系

桂木桂
第3次Z天獄篇』で敵対した時、彼からの特殊戦闘台詞で「見損なった」と言われてしまう。
テレサ・テスタロッサ
第3次Z時獄篇』では、彼女を見て彼女のような少女がトゥアハー・デ・ダナンの艦長だったことを知り驚愕している。
アカツキ・ナガレ
BX』では彼にマーセナス家の人間である事を見抜かれた。
早乙女アルト
『BX』では序盤、シェリル救出のために奮起する彼を激励した。中盤に敵対した際は「誰も彼もが全部分かるわけじゃないのに、勝手に自己完結して」と、彼から痛烈な言葉を浴びせられることに。
ちなみに「家系に反発してパイロットを目指した」という点ではリディと共通している。
ジョルディ・ボーダー
『BX』では惑星アーストに転移した後にいち早く知り合っており、ビスト財団の放った刺客として憎悪に満ちた姿を現したリディを前にした時は動揺するが、リディが早くブライティクスに戻ってくることを強く願っていた。
沖田十三
V』では彼がダグザに向けて言った「軍人であっても一人の人間として行動しなくてはならん時もある」という台詞を聞いており、それが後に己の呪縛を断ち切ることに繋がる。

バンプレストオリジナル

AG
第3次Z時獄篇』にて、デルタプラスに乗ることになった事に対して「知らない事はいい事だ」と呟いた。
西条涼音
『第3次Z時獄篇』では、彼女の人格の変化についてストレスが原因ではないかと分析した。
第3次Z天獄篇』ではアムブリエルとしての彼女と共闘し、お互いに「自分の知るお前はこんな人間ではなかった」と訝しんでいた。
アドヴェント
『第3次Z天獄篇』にて、バンシィに撃墜され宇宙を漂っていたところを彼に回収されラプラスの箱の真実とクロノの教義について聞かされることに。

名台詞

小説

「ニュータイプ……。あんなの、宇宙人の迷信なんだよ」
第2巻にて、クシャトリヤ1機に1個中隊が壊滅したとの情報を聞いて、毒づく。この時点ではニュータイプに対し、一般の人間以上の感想を抱いていなかった。
「ちょっと、君……!」
「やっぱりそうだ。怪我はなかった?気になってたんだけど、確かめる時間がなくて……」
民間人として収容されたミネバを目にとめて。OVAではほぼリディがミネバに惚れた描写がかなりざっくり削られているが、小説では割と分かりやすく一目惚れしている
「≪ガンダム≫見たい人、この指とーまれ」
ガンダムを見に行くのを誘うシーンにて。かなり軽い印象を受ける。
「これ以上、誰も殺させない。箱の犠牲になる人間は、俺一人で十分だ…!」
第6巻「重力の井戸の底で」より、シャンブロとの戦闘中に。だが、その強い責任感が次第にリディを追い詰めていく…。
(やはり、こいつとは勘が合う)
「一点突破だ!お前の打撃力と、俺の機動力。二つを合わせて奴の土手ッ腹をぶち抜く!」
同上。言うまでもないが、ビルギット・ピリヨのオマージュ的な台詞である。
「あの時のリディ・マーセナスは死んだ」
第7巻「黒いユニコーン」より。なお、漫画『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』におけるこのシーンのリディの表情は、凶悪そのものである。
「《ユニコーンガンダム》……人が見る究極の思惟……」
「……冗談じゃない。認めない。こんなのが人の進化の終着点だなんて、おれは認めないぞ」
「そそっかしいんだよ、おまえは。あとさき考えずに、一気に階段を駆け上がりやがって……!少しは周りを見てみろ。誰もそんな結果は求めちゃいない。可能性があれば、それでいいんだ!」
「《バンシィ》!」
「あのバカを捕まえるぞ、《バンシィ》」
「可能性の地平……虹の彼方になんか行かせない。必ず連れ戻してやる。おれも、おまえも、まだこの世界でやることがいっぱいあるんだ」
第10巻「虹の彼方に(下)」より、覚醒したユニコーンを見ながら。バナージの帰りを待ち侘びる人たちを置き去りにして、真のニュータイプとなり旅立とうとするバナージを連れ戻すべく、変身させたバンシィで懸命に追いかける。なお、小説版ではユニコーンガンダムのサイコフレームとの共鳴を振り切って変身させたため、サイコフレームが緑色に発光したOVA版とは違い、本来の金色に発光している。

OVA

「子供の頃、ザビ家の演説を聞いたことがある。ジークジオン、ジークジオン。気味の悪い光景だったよ。ギレン・ザビ。君の伯父さんに扇動されて…何千人もの人間が一緒になって叫んでた。ネオ・ジオンでもやってるんだろ?ジークジオンってさ。ここでいてみろよ!言えよ!!」
「別の場所で、会いたかったな…」
第2巻の出撃後、捕虜となったミネバとの会話にて。同僚、上官が相次いで戦死し、ほぼ何もできなかった悔恨もあり、ミネバに食って掛かったが、相手に逆に論破されてしまった。狭隘な人間であれば逆上し兼ねない状況であるが、リディは入室したときよりも落ち着いていったあたり、本来は聡明でものがわかる人物であるといえる
「それでいいわけつくだろ!帰っちまえ!」
パラオ攻略戦にて、一瞬で旧型相手とはいえ3機戦闘不能にした際の台詞。これもシーブック・アノーの台詞のパロディである
「殺し文句だな…」
バナージの「男と見込んだ!」からの台詞。後の行動から見ると「信じてくれた相手を裏切った」と反射的にとれそうだが、小説版の地の文以外の他媒体でも描写されているとおり、リディを「呪縛した」言葉である。「善意から発した行動であっても、必ずしもいい結果を招くわけでなく、相手を束縛してしまう場合もある」という、ガンダムUCらしい会話といえる
「俺は……とんでもない所に君を連れてきてしまった。君の力になれると思ったのに……」
「何があっても君だけは守る。だからここにいてくれ。俺のそばに……俺を、独りにしないで……!」
第4巻において、父ローナンからマーセナス家とラプラスの箱の真実を聞かされた後に実家が「情けない家」であったことに失望し、ミネバにすがりながら言った台詞。
この後、リディはミネバにジオンもザビ家も捨ててマーセナスの人間になり、争いを止めて自由を手にするよう説得するが、ミネバは「そんな自由は自由とは呼べない」とリディを拒絶する。『BX』では「何があっても~」の部分はDVE
「そうさ…囚われているんだよ、逃れられない血の呪縛にな……」
父の恨みを晴らすべく破壊活動を行うロニに対して。己自身と照らし合わせた台詞。
「可能性に殺されるぞ! そんな物、捨てちまえ!!」
ロニが乗るシャンブロの撃破を躊躇うバナージに対して。この台詞を言ったのはまさに撃ち合う直前の状況なので、街の被害やロニの救出以前の問題である。
「降りろバナージ、そのガンダムには捕獲命令が出ている。」
(お前さえ居なければ、こんな事にはならなかったんだ……)
結局、奪ったビームマグナムで自らシャンブロを撃破した後にバナージに降りるよう命令しながら心中で漏らした独白。バナージが「撃てなかった」ことで心中に秘めていた憎悪や嫉妬を爆発させる。ここから、リディの心が徐々に暗闇に堕ちていくことになる…。OVA版では分かりやすく「闇落ちした」と視聴者に認識させるため小説でもあったこの台詞が使われたが、そもそも小説ではこの台詞を言った状態では酷く手前勝手な責任転嫁と希望的観測をバナージに押し付けている自覚もあり、酷く葛藤した後にバナージを見逃そうとした
第3次Z時獄篇』でも再現されているが、プレイヤーの選択次第ではよりにもよってバナージがロニを死なせずに止めてみせた直後に言う。
「このガンダムめがぁ! ガンダム! ガンダム! ガンダム! ガンダム! ガン……!」
第5巻終盤ミネバがリディを振り切った後にリディは怒りのあまりデルタプラスでガルダの格納庫内にてバンシィと交戦するユニコーンを傍から狙い撃とうとするもバンシィを駆るマリーダが乗機をガンダムと誤認し攻撃を仕掛けられ、乗機が大破。そしてコックピットから飛び出して錯乱しながらバンシィに向かってこう言いながら拳銃で何発も撃ち込むも気絶してしまう。
皮肉にも、この行動がマリーダの正気を取り戻すことになり、これを機にリディの心の闇は完全に染まりきる。
「バナァァジィィィ!!!」
第6巻ラスト、戦場に現れたバナージを見て。
「みんなで…みんなで俺を否定するのか!」
マリーダの体を張った説得シーン。これも「心配してくれたのに仇で返した」ととれそうだが、しっかり映像を見てみると説得に耳を貸しそうになっていたが、サイコミュの暴走もありビームマグナムを撃ってしまった状態である。このセリフはサイコフレームが人の思惟を拾い過ぎた結果、強引に他人の思いがリディの頭に流れ込んできている状態になり、リディ本人からしたら「自分を押しつぶそうとしている」と感じ取れたが故の行動。良くも悪くも資質はニュータイプだが感性はオールドタイプであるリディでは必然とも呼べる行動となった
「その仮面の下にあるものを吐き出せ! フル・フロンタル!」
第7巻において、和解したバナージと共にネオ・ジオングに立ち向かったときに言った台詞。
宇宙世紀を始めたご先祖は、決して無責任に人々を宇宙に送ったわけじゃなかった。わずかな可能性を信じて、祈りとともに送り出したんだ。それを可能性にするか、呪いに変えちまうかは俺たち次第だ。知っておいて損はない。俺たちは、祝福されて生まれてきたんだってことを」
コロニーレーザーを防ぎに行く際に、ラプラスの箱についてバナージと語るときのリディの言葉。それに対して、バナージから、「最初からそう言ってくれたら、わかりやすかったのに……」と言われ。
「親ってやつは、いつも一言足りないのさ。だから、その分は子供が埋め合わせていかなくちゃならない」
先述のバナージからの返事に答えて。ここまでの戦いや苦難を乗り越えてきたリディだからこそ言える言葉かもしれない。この後、バナージは「災難……ですね」と返し、リディもうなずくのだった。
「そんなんでミネバを抱けるのかよ! オードリーを盗っちまうぞ、バナージ!!」
第7巻ラストにおいて、覚醒し結晶化したユニコーンを追いかけるときに出た台詞。無論、バナージに対して「人間として戻ってきて欲しい」と願って出た台詞であり、実際その時のリディは涙を流していた。

スパロボシリーズの名台詞

戦闘台詞

「バナァァァジィィィィィィッ!!」
「バナァァァァァジィィィィィ!!」
前者は『第3次Z天獄篇』におけるバナージとの特殊戦闘台詞、後者は『BX』でバナージによって撃破した際の特殊台詞。ボイスは同じだが、テキストは微妙に違っている。
後者は何故かバナージ以外が相手でも出る事がある。また、『V』ではどちらも採用されているため、場合によっては攻撃時と撃墜時に同じ台詞が出る事もある
「音楽が…聞こえる…?」
第3次Z時獄篇』より、シュレードへの援護攻撃における台詞。いわゆる、声優ネタ
「カツが俺に勝てるものか」
第3次Z天獄篇』より、敵対時のカツに対しての回避時の台詞。
同じく声優ネタであるが、「カツネタ」を意識しているようにも見受けられる。
「地球人類と俺達一族の運命をねじ曲げたあんた達だけは…!」
『第3次Z天獄篇』より、御使い達との特殊戦闘台詞
「ジオンのシンパなのかよ!」
「ジーク・ジオンって言ってるのか…!?」
騎士ゼノンマンサ相手の特殊戦闘台詞。勿論ゼノンマンサが言う「ジークジオン」とは闇の皇帝であるが、ジオン兵達の言う「ジーク・ジオン」に不慣れな騎士ガンダムとは真逆の反応といえるか。
「お前だって、祝福されて生まれてきたんだ! それを呪いに変えるな!」
BX』に於けるゼラ相手の特殊戦闘台詞
声優ネタの側面も有るが、ゼラの出自がイゼルカントクローンである事実を考えると、大変深い台詞である。

Zシリーズ

「男として生まれたからには家の力ではなく、自分の力で道を切り拓くべきだろ?」
『第3次Z時獄篇』第40話宇宙ルート「ラプラスの遺骸」より。ラプラス史跡においてマーセナスの名が出た際に。アルテア軍MIXがさらわれていたことで落ち込んでいたアンディからも、「いい台詞」と言われて「自分の進む穴は自分で掘り進む」と元気を取り戻したが、後の事を思うと…。
「そんな風にうまくいけばいいと思うけどな」
バナージ「リディ少尉…」
「俺は現実を言ったまでだ」
『第3次Z時獄篇』エピローグより。地球とコロニーの問題がひとまず解決した事で明るい雰囲気になるハサウェイ達に対して、一人険しい表情で言い放った。
カミーユの言葉で引き下がってはいたものの、彼の心の闇は晴れぬままであり、アムロはそのリディの心の闇の深さを察すると共に、危ういものを感じていた。そして、『第3次Z天獄篇』では案の定敵に回ってしまった……。
「は…はは…気にする…な…。民間人を守るのは…軍人の務めだ…」
『第3次Z天獄篇』蒼の地球ルート第10話「赤い彗星の影」より。暴走したマリーダの攻撃からバナージを庇った際に。軍人としての矜持と共に宇宙へ消えたリディだが、結果的にこの行動がきっかけとなって自分がバンシィに取り込まれ、マリーダを撃つ事になるのは何の因果か。
(…もうどれくらい、宇宙を流れているのだろう…こうやって何もない空間に放り出されて、やっとわかったよ…家の事…ミネバの事…バナージの事…。全てがクリアになっていく…もしかして、この感覚が
『第3次Z天獄篇』蒼の地球ルート第10話「赤い彗星の影」より。撃墜されて漂流されている最中に。真理への扉を開きそうになったリディであるが、突如聞こえた宇宙の声に真実を告げられ、絶望へ落ちてしまう…。
「人の心に踏み込むな、イノベイター! お前のような奴がいるから、クロノは存在しているんだ!」
「許せよ、刹那! お前の存在は世界のためにも許されないんだ!」
『第3次Z天獄篇』第37話「暗黒のリディ」より。刹那との敵対時の戦闘前会話
ニュータイプコーディネイターと同様にイノベイターである刹那にも敵意をむき出しにするが、同時に「許せ」と言ってもいるあたり、良心の呵責が伺える。

携帯機シリーズ

「親の用意した椅子に座って、それを自分の力だと勘違いしているのさ! ロイ・バルボアも報われないな!」
『BX』第12話「それぞれの決意」に於けるロッドとの戦闘前会話より。
「なら、そばに行って支えてやればいい」
「そんなに想う相手なんだ。何があろうと可能性を掴みとってやれ。俺達は最大限の援護をしてやる」
『BX』第15話「宇宙を吹き抜ける風」より、シェリル救出に向かうアルトに対して。
「あいつを止めてこの戦争が終わったとしても、本当の意味での終わりが来るわけじゃない。それでも…! ウチの爺さんが実現させたかった祈りを、現在に甦らせるぐらいはしないとな!」
『BX』第41話「君の中の英雄」より。ゼラとの戦闘前会話。ちなみにゼラとリディの中の人は同じである。

単独作品

「貴様のものではないだろうが!」
『V』宇宙世紀ルート第32話「戦場のクロスハート」にて、オードリーを連れ去ろうとしたバナージに対して。何の因果か、直前にバナージに発破をかけていたトビアベルナデットを連れ去ろうとした際にドゥガチに言われた台詞と似ている。
「言う程、簡単ではない事は知っているつもりだ。今まで積み重ねたものを全て捨てる事になるんだからな」
「だから、焦るな。時間はあるんだ」
『V』ヤマトルート第45話「人の生きる意味」にて、捕虜になったアンジェロを説得して。

スパロボシリーズの迷台詞

「嘘だろ!? どう見てもティーンエイジャーじゃないか!!」
『第3次Z時獄篇』第20話「疾るワン・ナイト・スタンド」より。テッサを見ての驚愕。顔グラも凄い事になっている。
ちなみにティーンエイジャーとは、英語で13歳から19歳までの若者を意味する。担当声優の浪川氏は洋画吹き替えを行うことも多いため、それらしいといえばらしい言い回しである
(どうなってるんだ…? ロンド・ベル成長株の俺が挙がらないなんて…)
『第3次Z時獄篇』DLC「力持ちアンダーグラウンド」より。リディに限った事ではないが、ここ登場する男性はどうも自意識過剰な気がする。
「許さん!!」
同上。ガドライトが「やる気が出ない」と後退したのを受けて。この時、表情がOVA第4巻のような激昂顔になる
「じゃあ、あの人が全ての元凶だったって事か!」
『第3次Z天獄篇』第54話「閃光!! 次元の果て!!」より。別働隊と合流した後、不動の正体がアポロニアスであると知らされて。確かに責任があったとはいえ、全ての元凶は言い過ぎである。
「画面の前を見てみろ、ミネバ! プレイヤーが、このやり取りを見てるんだぞ!」
「箱の正体を知らないプレイヤーもまだいるはずなんだ…。それなのに俺がネタバレをするわけにはいかないんだよ!」
『第3次Z天獄篇』中断メッセージより。箱の中身を問い詰めるミネバに対し、このメタ発言である。
「挟み込む! 上昇しろ!」
援護攻撃の際の汎用台詞。
台詞そのものは至って普通なのだが、飛べない機体相手でもこの台詞が飛び出す。どうやって上昇しろと?
「バンシィでなくとも!」
「戦果は挙げてみせる!」
『BX』の味方復帰後にデルタプラスの連続攻撃を使用した際の台詞。
本来の機体性能はバンシィ・ノルンの方が上のはずだが、本作ではバンシィ・ノルンの性能がリディの能力と噛み合わず、かつデルタプラスは性能が高いため、プレイヤーから見ればおかしな発言となってしまっている。
「必ず取り戻してみせる…! 行くぞ、バンシィ!」
同じく『BX』の第46話「心」で戦う機界新種用の戦闘台詞。高らかにバンシィの名を叫ぶのはいいが、別にバンシィに乗っていなくても発生してしまう
上述の理由もある為デルタプラスの方に乗せるプレイヤーにとってはこの事態に直面してしまう可能性が高く、困惑必至である。

搭乗機体

リゼル
本編では一般機に搭乗するが、『第3次Z時獄篇』ではCタイプ(隊長機)に搭乗する。
デルタプラス
OVA版第3巻以降の乗機。
バンシィバンシィ・ノルン
原作小説における搭乗機体はバンシィであるが、一方OVA版ではマリーダが搭乗していたバンシィを改修した機体(バンシィ・ノルン)をリディが乗ることになる。OVA版第6巻から登場。
『V』ではOVA版の(アームド・アーマーVNとBSを装備した)バンシィにも一度だけ搭乗する。
バイアラン・カスタム
漫画『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』で搭乗。

余談

  • 担当声優の浪川大輔氏は、オーディションに受かった際、喜びの余り「俺はどのガンダムに乗るんですか?」とスタッフに聞いている
    • バンシィもかなりお気に入りらしく、ガンダム関連のコンテンツに出演した際は「一番好き」という旨の発言は頻繫にしている[3]
  • 福井晴敏氏はインタビューにおいて、本作の主人公であるバナージ・リンクスとの彼の対比として、「バナージは改革派の象徴、リディは保守派の象徴」「バナージもリディも根本的な部分は一緒。世界をよくしたいと思っているし、自分がよく思われたいと思っている。だが、立場を入れ替えたからといって二人は全く同じ道は歩まない」と語っている
  • 同氏は実家に帰省した際の彼の恰好を「田舎のおぼっちゃん」、「空気が読めない」と頻繁に発言し、先行上映会で催されたFilm&Liveにおいて、自ら監修した浪川大輔氏の演技を「気持ち悪い」と評していた。だが、どれも当然だが笑いながら冗談めかしての発言である
  • スタッフには好かれており、OVA5話の最後の鬼の形相(最大限悪い顔でというオーダーがあったらしい)をはじめとした「顔芸」ともとれる表情に人気があり、作画班にリディの作画担当したい方いますか?と聞こうものならすぐに大勢から挙手があがるほど
  • リディ・マーセナスはストーリー中で(展開上必要とはいえ)闇堕ちしてしまう故に、良くも悪くもネタにされやすいキャラクターであるが、彼を演じた声優の浪川大輔氏は、「リディは人間味溢れる人物である」とフォローしている。
    • ちなみに、『機動戦士ガンダムUC』の原作者である福井晴敏氏は、「リディはミネバと出会う以前に(別の女性との)酷い失恋を経験したことが無かったから、闇堕ちしてしまったのではないだろうか」とコメントしている。
  • 本作の監督の古橋一浩氏は彼について「シリーズを手掛けた最初は、リディというキャラクター自体を省きたかったんですけど」と発言をしており、これらの認識がOVAにおいて彼の描写がごっそり減ってしまい、憎まれ役を多く買うことになった一因かもしれない

脚注

  1. 機体名は「フォッカーDr.I」。余談だが、リヒトホーフェン男爵は機体を真っ赤塗ったエースパイロットと言う事から「赤い男爵:レッドバロン」と呼ばれており、「赤い彗星」の元ネタとされている。
  2. なお、OVA版では透明な容器に小さな複葉機が入った「お守り」を左腕に付けているという設定に変更されている。一方、漫画『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』ではシナンジュとの最初の戦闘後に複葉機のプラモデルを自らの手で壊している。
  3. ガンダムスローネツヴァイは演じた役が射殺され、スーパーガンダムは背中にくっついてるだけという理由でイマイチ好きではないとのこと

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