ヒイロ・ユイ
ヒイロ・ユイは『新機動戦記ガンダムW』および『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』の主人公。
ヒイロ・ユイ | |
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外国語表記 | Heero Yuy |
登場作品 | |
声優 | 緑川光 |
デザイン | 村瀬修功 |
初登場SRW | 新スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人(日系人) |
性別 | 男 |
年齢 | 15歳 → 17歳(Endless Waltz時) |
出身 | L1コロニー群 |
身長 | 156 cm |
体重 | 45 kg |
所属 | L1コロニー群 → ピースミリオン → ガンダムパイロット |
役職 | ウイングガンダム・パイロット |
概要
新機動戦記ガンダムW
地球圏統一連合及びOZに対するコロニー側の反抗作戦「オペレーション・メテオ」を遂行するため、L1コロニー群から乗機・ウイングガンダムと共に地球に送り込まれたエージェントである。「ヒイロ・ユイ」は彼の本名ではなくコードネーム。原作世界においてA.C.175年に暗殺されたコロニーの伝説的指導者(この少年と区別するため、一般的に「指導者ヒイロ・ユイ」と言われる)の名前をそのまま使っている。
戦災孤児だった幼い頃、指導者ヒイロを狙撃して暗殺した元OZ工作員のアディン・ロウに拾われ[1]、8歳の時に彼が作戦中に帰らぬ人となるまで育てられた。アディンはこの少年に「アディン・ロウ・ジュニア」を名乗らせ、成り行き上工作員としての基礎を教えていた。アディンの死後、少年はドクターJに引き取られ、彼からガンダムパイロットとしての本格的な英才教育を受けて少年兵として成長した。そしてオペレーション・メテオ決行直前にドクターJに「指導者ヒイロ・ユイ」の名をコードネームとして与えられ、これが彼自身を指し示すパーソナルネームとして定着することとなった。
細身で低身長ながらも鍛え抜かれた身体を持ち、破壊工作に関してずば抜けた能力を持つ。ちなみに、アニメイトのボイスカセット(番外編コメディだが)によれば「エージェントとして訓練を受けた結果、あらゆるスポーツや、日曜大工など日常的なこともこなせる」そうである[2]。特にその身体能力はアニメ的演出ということを考えてもかなり人間離れしており、劇中では崖+50階の高層ビルから身投げしても片足の軽い骨折程度で済み(おまけに力ずくで骨を繋げて治した)、銃弾は素で避け、鉄骨折りを軽々と行い、反応速度はスーパーコンピュータでも計測不能と描写されている。ウイングガンダムを自爆させた際は、さすがに重傷を負って意識不明になったが生還した。後の『EW』においても、大破したウイングゼロが高度数百メートルの上空から地面に落下し、普通ならただでは済まないような衝撃を受けても生還したどころか、そのままリリーナ達の元へ駆けつけている(さすがに無理をしていたようで、後述の通りマリーメイアに空砲を撃った後に気絶した)。
MSなどの兵器の操縦技術も優秀で、当初の乗機であるウイングガンダムのほか、ガンダムヘビーアームズ、メリクリウス、ガンダムエピオン等数々のMSを乗りこなした。カトルが取り込まれてしまったゼロシステムには初めは翻弄されるが紆余曲折の末に完全に克服し[3]、最終的にウイングガンダムゼロを乗機とした。リーオーで、同じガンダムパイロットである張五飛搭乗のアルトロンガンダムへ挑んだ際も、相手が本気で無いとはいえ、機体性能差があるにも関わらず一定の間渡り合う技量を見せつけ、五飛に舌を巻かせている。また後日談小説『Frozen Teardrop』ではEW後に起きたサンクキングダム占拠事件の際に、水中用MSであるキャンサーでビルゴIIIに勝利するという戦果を挙げている。
ガンダムタイプを任せられた正パイロットでありながらも、自らの乗機をただの道具として見ている事でも有名[4]。中の人とは真逆である。
彼の行動の原則はアディンから受け継いだ「感情のままに行動すること」であり、後にトロワ・バートンにも自身の理念として語っており、小説版EWでは平和のために戦っているように見えるのも正義感などのものは持ち合わせておらず、感情のままに行動しているだけとされている。その反面、原作序盤では任務遂行を優先し、感情を表に出さず冷徹ともとれる行動を取り、敵兵士を殺して高笑いするなどサイコパスな一面を見せたり、他人に対して突き放すような態度を取っているが、これはかつて自らのミスで民間人の少女を死なせてしまった事(このエピソードは続編の『EW』にて明らかになる)がトラウマとなり、戦いの中で自分は死ぬべきと自分の心を押し殺し続けた結果だ、と理由付けされている。実際コロニーを盾にとられ投降を呼び掛けられた際は何のためらいもなく自爆するなど、自身を尊重しない傾向は初期から多々見られた。しかし前述の少女の死をいつまでも悔いていることからも明らかなように、元来の彼は心優しい性格であり、そのことは平和論者であったノベンタ元帥をOZに嵌められ殺害してしまった後には、彼の身内に自身の命を賭して贖罪の旅をしたことからも伺える。物語の中でリリーナ・ドーリアンや他のガンダムパイロットと触れ合う中で本来の優しさを徐々に取り戻していき、精神的な脆さも見せなくなっていった。中でもリリーナが彼に与えた影響は大きく、最終的には互いにかけがえのない存在となっていく。
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
TV版終了後は表舞台で活躍するリリーナ・ドーリアンを影からサポートしていたが、リリーナがマリーメイア軍に拉致されたことで、彼女の救出のために本格的に活動を開始。マリーメイア軍を追う中でかつて共闘した張五飛が立ちはだかり、彼と激闘を繰り広げる。戦いこそが兵士達の拠り所となるとしマリーメイア軍に加担し戦争を繰り返そうとする五飛に対し、ヒイロは自らの過去(自分のミスで死なせてしまった少女と子犬のこと)を回想し、「悲しくみじめな戦争を繰り返していいのか?」と五飛に問いかけながら、気を失い海に墜落していく。
終盤に満身創痍のウイングガンダムゼロとともに大統領府に姿を現し、ツインバスターライフルの精密射撃によってリリーナの閉じ込められた大統領府のシェルターを破壊、内部突入を敢行し彼女の無事を確保した。しかし彼自身もまた既に限界を超えており、リリーナに抱きとめられながら再び気を失ってしまうのであった。なお、この狙撃シーンにおいて、漫画版や小説版では「俺もすぐに行く」と独白しており、どうやらリリーナ諸共シェルターを破壊し、その後リリーナの後を追って自殺するつもりだったらしい。幸い、3発目の狙撃の際に上記の少女と子犬がフラッシュバックして咄嗟に照準をずらしたためにリリーナ諸共シェルターを破壊するという最悪の事態は避ける事が出来た。その後は再び何処へともなく姿を消した(漫画版ではリリーナのSPになっている描写がある)。
新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop
小説『Frozen Teardrop』では本編終了後にコールドスリープに入っており、本編から数十年後でも若々しい姿を保っている。そのため「オーロラ姫」と呼ばれている。
登場作品と役柄
スパロボにおいては冷静で無口なキャラクターとして書かれる事が多く、奇行とも言えるTV版のエキセントリックな行動はなりを潜めている。声を担当した緑川光氏の特にお気に入りのキャラであり、スパロボで登場すると真っ先に搭乗機に改造を施し、即一軍入りさせる事で有名。この辺りは公式ブログ【スパログ】にも掲載されている。
TV版で登場でする場合は『F』やαシリーズでは当初は敵キャラとして登場している。主人公であるにも関わらず、作品によって説得などの条件を満たさないと仲間にできないことも。久々のTV版参戦となった『第2次Z』では序盤から無条件で参戦しているが、シナリオの関係上自軍から一次離脱した後ゼロシステムによって暴走し敵対する展開がある。性格も特にシナリオ序盤では未熟だったり自身を尊重しなかったりと不安定だが、シナリオが進むにつれて原作同様に成長し、リリーナとの絆も深めていく。
『EW』版で登場する場合は、中盤から仲間になる事が多く、TV版とは違い無条件で自軍に参加するようになった。スパロボにおいてもリリーナのピンチには必ず駆けつけるゾッコンぶりを見せる。原作で死闘を演じた五飛を説得することができることも(説得しなくても五飛は仲間になるのだが、参戦が若干早まる)。性格も冷静な判断力と本来の優しさ、思いやりを併せ持った性格であるため、言葉一つ一つに重みが感じられる。
旧シリーズでは、全体的に控えめな能力で特に回避が低く2回行動も遅くスーパー系に近い能力値で乗機と噛み合わない能力だったが、第2次α以降からは回避含め全体的に能力が向上し純粋にリアル系の能力値となった、また、デフォルトまたは、固定パイロットであるウイングゼロ(ウイングゼロ (EW版))も、かつてはゼロシステムの能力補正が気力制限が厳しい割に上昇が固定値で補正量も少なく有用性が低かったが、『第2次Z再世篇から気力に比例して上昇するようなり最大補正量も上がった為、気力限界突破等と併せればニュータイプ勢に匹敵する回避や命中を得ることも可能となった。当初は無口なキャラ(戦闘のセリフも「…」などがあった)であったが、作品を経る事にやや口数が多くなってきている。ゲームシステム上の問題や緑川氏の意向による影響も大きいと思われるが。
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F
- 序盤から敵として登場。『新』の頃よりは喋るようになった。切り払い、シールド防御のLvが高く射程も長い、攻防ともに強力な厄介な敵である。ジェットスクランダーを破壊しようとしたが失敗したりなど、自軍の敵ということもあり作戦失敗が続く。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 原作の自爆イベントの後、隠し要素の複雑な条件によって説得してウイングガンダム共々仲間になるが、終盤ポセイダルルートを選択しなければ仲間に復帰しない。主人公にも関わらず、条件次第では仲間にならないというかなり不遇な扱い。
- また、能力面でも回避がリアル系とは思えない程低くそれ以外の能力もあまり高くない。反応の成長も悪く、2回行動可能レベルが61と遅いのが難点。しかし、集中、鉄壁を覚えるので命中系の精神コマンドを覚えない他のW系パイロットに比べれば優秀。Lv40~50代で2回行動できていれば、だいぶ使い勝手は違っていただけに惜しい。活躍させるのであればウイングガンダムゼロのカスタム化は必須。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 序盤は敵として登場。中盤から自軍に加わる。シンジの中学校に潜入した際にたまたま出会った鈴原トウジにエヴァのパイロットと間違えられて喧嘩を売られ、さらに綾波レイと無口合戦をくりひろげた。
- また、特殊技能に初めて底力が設定された。NT勢に比べると回避が低めだが、搭乗機の運動性が非常に高いのとゼロシステムで全能力が+10されるのでほとんど気にならない。信頼補正が他4人のガンダムパイロットとの間に存在する。終盤、彼でエンジェル・ハイロゥを破壊しようとすると、EWでのやり取りが一部再現される。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 序盤の現代編ではEWのストーリーが再現される為、出番は多い。ただしシェルター狙撃イベントは任意出撃かつ彼をゼロカスタムに乗せている時にのみ発生する。未来編では中の人繋がりで迷子になったマサキをゼロシステムで探し出す他、中断メッセージでは「ヒイロの声真似をするマサキ」を見つけて声をかけるというやり取りもある。
- 能力自体は『α』と殆ど変わらないが、ゲームバランスの変更により『α』より回避率が不安定。その分底力を活用する機会が増え、援護も遅めだが習得する。魂をゼクスと共に引き続き覚え、W系では唯一の覚醒持ちなので、作中屈指のMAP兵器を持つゼロカスタムとの相性が良い。MAP兵器版ツインバスターライフルは3発と弾数に余裕があるため、底力発動中ならあえて魂よりも覚醒を優先して連発、クリティカルを狙って火力を出す手段も取れる。
- ただし激励を受けられるようにならないと使い勝手が悪く、必中を覚えないためリアル系の強敵相手には強化パーツなどでのフォローが必要。そのため改造したトーラスなども乗り換え候補に入る。また、ひらめきを覚えないので終盤のボス戦は要注意。覚醒と自爆を両立している唯一のキャラなので、テム=レイの回路と合わせて1ターン目から味方の底力、ガッツを強引に引き出すことも可能。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 邪魔大王国の人質となったリリーナを救出するために幹部のミマシと戦うイベントがある(しかもミマシを退散に追い込むという荒業をやってのける)。本作から「自爆」を忘れただけあり、一味違う? 特殊技能に初めて強運が追加された。
- また現状では、アラドルート限定だが第1話「末梢されたMk-III」から(αナンバーズを操作できないマップを除く)最終話「争いのない日々を、荒野に花束を」まで味方として使用可能である唯一の作品でもある。能力値自体もリアル系でもトップクラスである。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- いるだけ参戦だがマリーメイア軍に重ねた戦闘台詞がかなりある。緑川氏の協力的な姿勢もあってか、ザフトのガンダムシリーズに対する特殊台詞が豊富。引き続き能力値もリアル系トップクラスで、ビーム主体のウイングゼロとPS装甲との相性も良好なので、積極的に狙わせると面白い。
- おそらく両者が敵対するイベントがあるためかゼクスとの特殊戦闘台詞が存在。
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 久々のTV版での参戦で、スパロボでは珍しくガンダム系主人公での最年少キャラである(次点がガロードか刹那。ガロードは原作開始時点で15歳だが、今作は『Z』での時間経過があるため16歳以上と思われる)。
- 原作通りウイングガンダムに乗りオペレーション・メテオを決行するが、その後は(TV版基準では珍しく)序盤から自軍に参加する。TV版序盤の設定なのでまだ精神的に未熟であり、度々感情のままに暴走し、戦闘台詞ではTV版第1話「少女が見た流星」で見せた高笑いも披露している。
- また、リリーナと出会って以降は彼女への感情を理解できず、困惑し苦悩する(例の招待状破りも再現される)。また、似た境遇のキャラである刹那との絡みも豊富で、最終的に親友と言っていい間柄になる。[5]
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 『破界篇』に引き続きTV版基準での参戦。今回はTV版の原作再現が豊富で、かつ他作品キャラ(主に『コードギアス』と『00』)との絡みが多く非常に出番が多い。
- 刹那と相変わらず親友であり、自力で正体を突き止めたゼロとは「共犯者」の間柄となる。また、彼の「感情のままに行動する」という理念は他作品のキャラクターにも大きな影響を与えていく。
- プロローグで原作通りウイングガンダムを自爆させた後、修復されたウイングガンダムでゼクスと決闘⇒自軍に参加という流れで加入。中盤OZの捕虜になり自軍から離脱、原作通りゼロシステムに飲まれたカトルの暴走を止めるが、自身もゼロシステムに振り回され暴走し自軍と(というかゼロと)敵対、一時行方不明となる。
- その後、レッドワンを名乗ってカタロンに参加していたところをクワトロに拾われ、トレーズからガンダムエピオンを受領。アザティスタンにて自軍と合流する。その際原作同様ウイングガンダムゼロに乗り込んだミリアルドと交戦したことでエピオンシステムが発動し暴走してしまうが、GN粒子の共有空間を介して刹那達からの後押しを受けたことでシステムを克服。ミリアルドと機体を交換し、ウイングガンダムゼロと共に自軍に復帰する。
- 終盤ではゼロシステムを完全に使いこなし、刹那と同じく人の限界を超え、イオリアの望む「革新者」の一人として成長していく。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- OVA版での参戦。『W』と同じくハイジャック事件で登場する。今回は宗介に加えキリコとデュオも協力する。
- また、カロリーフレンドは戦闘後に事件解決のお礼として宗介から貰い、それがきっかけでハマる…という展開になっている。刹那との友情も健在。ゼロシステムの仕様上気力限界突破は優先的に欲しい。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 序盤から参戦する。今作は敵のサイズが全体的に大きいため、ダメージが通りづらい傾向にある。殲滅力を活かしきるために優先的に育成、乗機の改造を施していきたいところ。
- 今作で、『破界篇』『再世篇』『時獄篇』から続く刹那との友情が「来るべき対話」によって結実を迎えることとなる。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- EW版で初参戦。シーン3「プリベンター」で仲間に加わる。五飛を説得できる。また、クワトロ・バジーナの正体をいち早く見抜いていた。
- 能力値は悪くないが、2回行動レベルが56と絶望的に高いので、UCガンダム系パイロットと比べると劣る。必修精神コマンドは自爆、熱血、魂。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 射撃が高く、特殊技能狙撃を修得する射撃のスペシャリストだが、射撃重視という点が本作では仇となり、オーラマシンやガイメレフ戦では苦戦を強いられる。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- ウイングゼロカスタム固定パイロット。中盤で一度ゲスト参戦した後、『EW』のシナリオを経て正式に仲間になる。
- しかし、全37話中第27話「あなたがいて、私がいるorエンドレス・ワルツ」終了後になって本格的に使用可能のため信頼補正を上げづらいことと、射撃と格闘の技量ポイントの蓄積が遅れること、さらにウイングゼロの性能の悪さから第一線で戦うのは難しい。本作では他のガンダム系主役級同様にヒイロも魂を修得しない。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- ウイングゼロ(EW版)固定パイロット。
- GBA版ではサポート回数が少なかったが、本作では援護攻撃がLv4まで上がるため援護攻撃の面でも活躍できる。だが、機体にフィットしないエースボーナスやウイングゼロの性能がスタッフの私怨としか思えない程のものである(フル改造しても最大攻撃力が6200にしかならないツインバスターライフルなど)上に援護攻撃ではトロワというより優れた存在がいるため、今作でも第一線で戦うのは難しい。
- スーパーロボット大戦R
- ウイングゼロカスタム固定パイロット。本作でもリリーナの危機に颯爽と駆けつける。とある理由でガロード・ランとツイン・バスターライフル、ツイン・サテライトキャノンをそれぞれ向け合う場面がある。
- 今回は魂を修得してくれるので『A』の頃より攻撃力が遥かに高い。欠点は援護攻撃の修得レベルが高い事。
- EDでは、シャアの話によれば5年後でも相変わらず一匹狼な様子だが、リリーナが危機に陥ると何処からともなくウイングゼロに乗って助けている様子である。
- スーパーロボット大戦D
- 久しぶりのTV版での参戦。宇宙ルート序盤で仲間になる。射撃と命中に優れるが、特殊技能があまり充実しておらず、ヒット&アウェイとカウンターを持つゼクス(射撃が低めなので、要射撃補強)にウイングゼロを譲るという選択肢もある。
- また、本作では原作のようにメリクリウスに乗ったヒイロを使うことも可能。宇宙病に罹っても冷静に行動し、ニュータイプをはじめほとんどの人間が不調に陥ったエンジェル・ハイロゥによる影響も少ないなど、原作通り人間離れした存在として描かれている。
- リリーナが誘拐された時はすぐ救出に行き、最終局面では彼女を騙す形ながら宇宙に送ってその安全を策すなど、シャアの下に付いているゼクスとの対比がより印象的である。
- スーパーロボット大戦W
- ウイングゼロ (EW版)固定パイロット。境遇や性格・見た目の設定に共通項の多い『フルメタル・パニック!』の主人公相良宗介と仲が良さげで、千鳥かなめの護衛任務についている彼に対し、ヒイロはリリーナのボディーガード役を務めている。第2部ではルート次第で1度だけ五飛とともに敵として登場するが、後に復帰。
- パイロット能力もリアル系トップクラスであり、長射程・高威力の射撃武器を擁するので、ヒット&アウェイを付加したい。EDでは他のガンダムパイロットと共にカガリ達の護衛を務めている。
- スーパーロボット大戦L
- 序盤から登場し、対ロゴス戦において何度かスポット参戦するも、正式な参入はレクイエム戦であり、歴代シリーズの中でも正式参入のタイミングはかなり遅めとなっている。
- 本作でも『SEED』キャラと絡む場面が多く、序盤にキラの前に現れ助言を与え、共闘、中盤のヘブンズベース戦でデストロイの奇襲を受けるがシンに援護を受けるなど、ガンダム同士で助け合う場面が多い。後にダイダロス基地での決戦でリリーナをジブリールに人質に取られた際、原作のようにツイン・バスター・ライフルの精密射撃で状況を打開しシンにジブリールを討たせるチャンスを作った。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- ヒイロのイメージBGMである劇中曲「思春期を殺した少年の翼」が初採用されている。
- 設定はTV版ベースだが乗機は最初からゼロカスタム。コロニーからの指示によりシースに協力する。
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 序盤、ユニウスセブン攻防戦の際に一度だけスポット参戦し、その後キラ達の住んでいる邸宅にいてキラ達の脱出を手伝う場面で正式に登場。デュオは「あの馬鹿。どこに首突っ込んでんだ」と言っていた。なお、同作においてヒイロを含めた『ガンダムW』のガンダムパイロット五人は、ヤキン・ドゥーエ戦役にて連邦・ザフト両軍の双方の大量破壊兵器を破壊した後、消息を眩ましていたという、TV版最終決戦の『EVE・WARS』をSEED色で織り交ぜた設定となっている。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦X
- マナの国ルート第14話より登場。音声が新規収録された。初登場でリフレクターパック装備のG-セルフに原作再現のツインバスターライフル三連射という無体な事をする。中断メッセージでは無言ネタと見せかけてまさかの寝落ちを披露する。
- 精神コマンドが戦闘特化型で使いやすく、乗機の性能も相まって加入時から最後まで活躍可能。またバディ・コンプレックス関連でシナリオに関わることが多く、意外なほどインターミッションに登場する。名ありパイロットとの特殊戦闘台詞も豊富。
- また、仕様の穴のようなものだが、終盤とあるシナリオでモビルドールが出てくるが、そのパイロットがAIなので戦闘台詞で対AI用の「モビルドールと似たようなものだ」という矛盾した台詞が再生される。
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 初出演作品だが、放送中での参戦なので原作再現はほぼ無い。数話のスポット参戦を経て複雑な条件を満たした上で宇宙編最終面2話前でやっと仲間になる・・・と微妙な扱いだが、その分ステータスは鬼のように高い。
- 戦闘シーンが初めてフルボイスになった作品だが、台詞は少なく息遣いのみの「!!」のみである場合もある。キャラクター事典では「彼があの精神コマンドを覚えるのはお約束」と言われている。
- なお本作ではウイングガンダムにしか乗らない。また「宇宙世紀ガンダムシリーズの機体には乗り換えできない」という設定は、初出演の本作から既に始まっていた。
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場。
- スーパーロボット大戦64
- 本作から無条件で加入するようになった。原作再現が歴代で最も多く、トレーズの下で戦う際にはちゃんとエアリーズに乗っていたりする。能力を『F完結編』から見直され、2回行動レベルがニュータイプ勢程ではないがLv39と早い段階で可能になり扱いやすく能力値もNT級。
- 本作でも集中を持ち、性能の超強化と引き換えに使いにくくなる事が多い『EW』化もウイングゼロだとTV仕様と遜色ないレベルで使えるので『W』勢の中では頭一つ抜きん出ている。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- TV版基準での参戦。第1章ではスポット参戦のみ。刹那とともに千島列島にある連邦軍施設(強化人間の研究所)を強襲する。
- そのためにコネクト・フォースと一触即発の事態になりかけるが、インベーダーの襲来を受けて共闘することになる。その後、機械化帝国の兵器工場破壊ミッションで共闘し、コネクト・フォース入りする。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- EW版設定で2016年6月から追加参戦。ウイングガンダムゼロ、および期間限定参戦のウイングガンダムスノーホワイトプレリュードに搭乗。
- 2017年4月開催のイベント「青い空と虹」ではボイス付きパイロットパーツが実装された。
- スーパーロボット大戦DD
- EW版設定。序章ワールド5より登場。原作終了後直後に異世界へと転移したという設定。
関連作品
- スーパーヒーロー作戦
- ウイングガンダム・ガンダムエピオンに乗り、中ボスとして、或いはスポット参戦の味方として登場。最終的にはウイングゼロに乗り、味方に。
パイロットステータス
能力値
近年の作品では大きく飛びぬけたものは無いが、射撃を中心に全体的に高く安定した能力を持つ。UC系のガンダムパイロットに比べ回避がやや低いが、防御や格闘が高めでバランスが良い事が特徴。第2次α以前のシリーズでは、ガンダム系主人公だが回避がかなり低く防御がスーパー系並に高い傾向があった(劇中序盤でガンダニュウム合金の装甲を活かして真っ正面から敵に向かっていった再現と思われる)。
成長タイプは万能型で万遍なく全ての能力が高くなる。ただし、他のリアル系主人公同様にSPは少なめという傾向にある。
精神コマンド
ヒイロといったら「自爆」が定番であったのだが、近年では全て戦闘用で統一されてきているためバランスは良い。しかし、使いやすさが先行してしまった感があり、個性が失われてきたのも事実。自爆は実用性やゲームシステム(自爆自体がなかったり、小隊システムなど)などの面からその傾向は無くなってきている。
また、鉄壁を覚えたり、ひらめきが不屈に変更されたりと、避けるより受けて耐える様な精神コマンドを習得する傾向もヒイロの特徴であった。突撃が採用されている作品では高確率で習得しているのも特徴。
余談だが、近年の作品では使用すると撃墜扱いになる自爆系の武器を持つユニットがあるが、現在のところヒイロが搭乗可能なユニットでは存在しない。
- F、F完結編
- 自爆、ひらめき、熱血、集中、鉄壁、魂
- α(α for DC)、α外伝
- 自爆、集中、熱血、鉄壁、覚醒、魂
- 第2次α、第3次α、W
- 集中、ひらめき、必中、熱血、直撃、魂
- COMPACT3
- 自爆、集中、熱血、見切り、突撃、覚醒
- 第2次Z
- 加速、集中、直感、突撃、気迫、魂
- 第3次Z
- 集中+、直感、突撃、気迫、魂
- A(A PORTABLE)
- 自爆、集中、加速、熱血、突撃、ひらめき
- R、D
- 自爆、集中、不屈、熱血、突撃、魂
- L
- 集中、ひらめき、必中、直感、魂
- X
- 集中、直感、突撃、狙撃、気迫、魂
- 新
- 加速、自爆、偵察、必中、ひらめき、魂
- リンクバトラー
- 集中、ひらめき、熱血、自爆、加速、魂
- 64
- ひらめき、集中、自爆、加速、熱血、魂
- OE
- 不屈、気合、熱血、加速
- X-Ω
- 集中、魂、希望
特殊技能(特殊スキル)
参戦当初から全体的に防御系技能が充実している。α以降は底力を習得。携帯機シリーズでは援護も持っている。長らくヒット&アウェイを持っていなかったが、Zシリーズでは習得している。
- F、F完結編、COMPACT、64
- シールド防御L8、切り払いL6
- α(α for DC)
- 底力、シールド防御L9、切り払いL9
- α外伝
- 底力、援護L1、シールド防御L3、切り払いL3
- 第2次α、第3次α
- 底力L9、切り払いL4、強運
- 第2次Z破界篇、第2次Z再世篇
- 第3次Z
- 底力L7、ヒット&アウェイ、ハーフカット
- COMPACT3
- 狙撃、カウンター
- A
- 底力L2、切り払いL4
- A PORTABLE
- 底力L2、切り払いL4、援護攻撃L4
- R
- 底力L3、防御L3、援護攻撃L1、援護防御L1
- D
- 底力L3、シールド防御、斬り払い、撃ち落とし、援護攻撃L1、援護防御L1、コンボL2
- W
- 斬り払い、撃ち落とし、底力L8、マルチコンボL2
- X
- 底力L7、ガードL2、闘争心L2、精神耐性
- OE
- 底力、精密攻撃、無頼
- DD
- ゼロシステム適応者
- 『DD』の固有スキル。攻撃力、照準値に補正がかかる。
- ピンポイント攻撃
- 『DD』の固有スキル。与ダメージに補正がかかる。気力130以上の時、ステージ中一度だけ「狙撃」(レベルが上がると「奮起」も追加される)がかかる
小隊長能力
エースボーナス
パイロットBGM
- 「JUST COMMUNICATION」
- 前期OPテーマ。 初登場の『F』、『64』などで採用。
- 「思春期を殺した少年の翼」
- 劇中BGM。 ヒイロのテーマ曲であり、次回予告にも使われているBGM……ではなく、実は次回予告の方は別の曲であちらは「コードネームはヒイロ・ユイ」というBGMである。Wの五人にはそれぞれ専用BGMが存在するのだが、スパロボで採用されたことがあるのはこのヒイロの曲のみである。
- 「LAST IMPRESSION」
- 『Endless Waltz』劇場版テーマ。『第2次α』、『COMPACT3』にて採用。通常の楽曲の一番に相当する長さのスローパートを経てテンポアップするのが印象的な楽曲。スパロボでは基本的にテンポアップ部分のイントロから使用されるが、『第2次α』ではパイロット側やヒイロとデュオが乗るトーラスに設定されているバージョンはスローパート有りのものとなっている。
人間関係
- リリーナ・ドーリアン
- 海岸に打ち上げられたヒイロを介抱するが、顔を見たことからヒイロに命を狙われる事に。しかし、リリーナの存在はヒイロを徐々に変えていく事になる。
- ちなみにデュオに言わせれば、ヒイロはリリーナに「ぞっこん」。スパロボでも最終決戦直前に彼女に通信を入れるなどしている。
- ゼクス・マーキス
- TV版ではライバルであると同時に、共にリリーナのために戦う一種の同志でもある。『EW』においては味方。
- ドクターJ
- コロニーでの養育者であると同時にウイングガンダムの開発者でもある。漫画版では死を覚悟したドクターJから最後の任務を与えられる場面がある。
- デュオ・マックスウェル
- 性格は真逆だが、序盤での遭遇以来相棒同然の間柄に。名前を騙ったり腕前を当てにしたりする。なお、『W』では逆にデュオがヒイロの名前を使う。
- トロワ・バートン
- 自爆した時に助けられ、贖罪の旅にも付き合ってもらった。テレビ版では一番行動を長く共にしており、それなりに打ち解けていた。
- カトル・ラバーバ・ウィナー
- 仲間。初めてゼロに乗ってゼロシステムに飲み込まれた際、彼の呼びかけにより助けられる。リーブラ破壊に成功し無事生還した際、「宇宙の心は彼だったんですね!」とカトルらしい表現で評された。
- 張五飛
- 彼から戦士として認められていた。『EW』では、考え方の違いから対決した。
- トレーズ・クシュリナーダ
- 中盤、彼から「敗者とならねばならない」という言葉と共にガンダムエピオンを送られる。ヒイロにとっては彼の思想は理解しがたいものであるらしい。
- マリーメイア・クシュリナーダ
- ツイン・バスター・ライフルの攻撃で、恐怖を教えた。なお、彼女の父であるトレーズと母レイア・バートンの馴れ初めを作っており、知らないところで彼女の出生にも深く関わっていた。
- 指導者ヒイロ・ユイ
- 名前の元ネタ。暗殺されたかつてのコロニー独立運動の英雄。青年期の容姿がヒイロに似ており、小説『FrozenTeardrop』では血縁者なのではという可能性を示唆されていた。
- アディン・ロウ
- 彼に工作員としての基礎を教えた人物。小説『FrozenTeardrop』ではヒイロの実父だが、アディンはそうとは知らず育てていたとされる。
- ちなみに、『アディン』とはロシア語で数字の1(odin/один)を意味し、ヒイロ・ユイの『ユイ』(=唯一=1)と共通する。
- アオイ・クラーク
- 小説『FrozenTeardrop』に登場するヒイロの実母。OZのエージェントで、彼女自身高い身体能力を持っており息子のヒイロにも受け継がれている。
- セイス・クラーク
- 小説『FrozenTeardrop』に登場するヒイロの養父。リーオーの開発者であり、ヒイロは彼を尊敬しているためリーオーに愛着を持っている理由にもなっている。
- アディン・ロウ・ジュニアクローン
- 小説『FrozenTeardrop』に登場するヒイロのクローン。総合能力はヒイロより劣る。
- 少女、メリー
- ヒイロが過去の任務で出会った少女とその飼い犬。任務中のミスで彼女達を死なせてしまい、それがヒイロに深いトラウマを植え付けることとなる。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- 彼に対して敬意を表しており、彼からも一目置かれている。作中の援護攻撃などのシーンカットでも「アムロ大尉」と呼ぶ場面が確認できる。
なお、ヒイロの名前はWの主要キャラ同様数字を示すものと同時に、彼の名前にも由来している。
- シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)
- 『新』では彼の部下となっている。『D』ではゼロシステムの見せた未来により、自らの意思でネオ・ジオンに協力する。
- 『第2次Z 再世篇』では自分を見失い放浪していた所を彼に拾われ、トレーズと引き合わされる。
- ヤザン・ゲーブル
- 『第2次α』のアラド編にて、彼の部下として五飛と共にティターンズ残党に潜入しており、その際には「デュオ・マックスウェル」の名前を使っていた。また、そのことに関するヤザン相手の特殊セリフがある。
- バーナード・ワイズマン
- 第2次αのアラド編にて、「ザクでガンダムと戦った男」として彼の事を語った。
- シロー・アマダ
- 『SC』では、彼のセンチメンタリズムに呆れながらも何かと共同戦線を張っていく。
- フォンセ・カガチ
- 『α』や『D』にてエンジェル・ハイロゥ内にて対峙。『D』では彼に直接手を下そうとするが、デュオに「(カガチは)撃つに値しない男だ」と言われ、手を下すのを止めている。
アナザーガンダムシリーズ
- ドモン・カッシュ
- 『新』では彼とガンダムファイトをする事に。その際、ドモンの実力を認めている。また、熱血漢のドモンとクールなヒイロで対になってはいるが、両者とも重い過去もあってか、寡黙で無愛想でぶっきらぼうである。
- 東方不敗マスター・アジア
- 『A』と『R』で条件を満たしていれば共闘。
- ティファ・アディール
- 『α外伝』では、市長邸宅を脱出する際、彼女がヒイロの乗るウイングガンダムゼロカスタムに同乗。デュオ曰く「無口な者同士気が合うと思った」とのこと。
- カリス・ノーティラス
- 『α外伝』では、ドーラット博士の言いなりとなってパトゥーリアの生体ユニットにされた彼に、自分の弱さを受け入れて人は初めて強くなれると説く。
ガンダムSEEDシリーズ
- キラ・ヤマト
- 『第3次α』では『SEED DESTINY』の彼の行動に繋がる様なアドバイスをする(後述)。
- また、『SC2』ではラクスの窮地に駆けつけた際にそのまま共闘(ちなみにLでも同じ場面で共闘している)、彼を後押しする場面も。
- なお、作品によって彼とヒイロの年齢関係はかなり異なる。最新の共演であるZシリーズでは『SEED DESTINY』のみの参戦なので、『第3次α』の時の年齢差が大幅に逆転をした。
- アスラン・ザラ
- 『第3次α』では彼にもキラと同じくSEED DESTINYの彼の行動に繋がる様なアドバイスをする(後述)。
- マリュー・ラミアス
- 『第3次α』では、軍の機密事項であるストライクを、資料も読まず一目見ただけでコンセプトや性能を見抜いたため驚愕される。
- カガリ・ユラ・アスハ
- 『第3次α』では、境遇をリリーナと重ねてか、助言をしたりする場面があった。『W』のEDにて彼女に「国家元首として足りないものが多すぎる」と指摘した。
- ロンド・ミナ・サハク、ロンド・ギナ・サハク
- 『W』では一時期リリーナや五飛と共に彼らロンド姉弟の世話になっていた。ヒイロの言葉は、ミナの思想を変えるきっかけの一つにもなった。
- ギルバート・デュランダル
- 『SC2』では崩壊するメサイア内部にてキラや五飛と共に彼と対峙し、問答を演じる事に。
- シン・アスカ
- 『L』では共にロード・ジブリールを追う者として(ヒイロはジブリールに拉致されたリリーナを助けるため、シンは戦争の根源たるロゴスの首魁を討つため)何度も共闘する。ヘブンズベースではデストロイガンダムから不意に狙われ、彼に援護を受ける。ダイダロス基地には生身で潜入し、ジブリールを追い詰める。リリーナという人質を諦めることで尚も逃亡を図るジブリールの撃墜をシンに託した。彼はヒイロが独り戦う姿に「誰かを救うために戦っている」事を感じ取っていた。
- ロード・ジブリール
- 『L』ではリリーナを人質にとった彼を追い続け、何度もあと一歩のところでとり逃してしまうも、ダイダロス基地にてついに追いつめる。その際にも往生際悪く逃亡を図る彼については、引導を渡す役目をシンに任せている。
西暦作品
- 刹那・F・セイエイ
- 『第2次Z』における戦友であり、無二の親友。お互いに名前で呼び合う間柄。キャラとしての共通点が多く、『第2次Z破界篇』ではヒイロが刹那を引っ張っていくが、『第2次Z再世篇』では逆に刹那がヒイロを後押ししていく。
- シナリオ上でも互いに重大な役目を担い、対話や対立を繰り返しながらお互いを支えあい、共に「革新者」として成長していき、『再世篇』終盤ではお互いの自機がイオリアの遺産を受け継ぐ「事実上の兄弟機」だったことが発覚する。黒の騎士団ルートでの二人のクロスオーバーは必見。
- 『OE』においても彼とは盟友関係であり第一章では共に千島列島にある連邦軍の強化人間開発施設を襲撃する。
- なお、ヒイロと刹那の両名は「数字に関係した言葉が含まれている名前(コードネーム)である[6]」という共通点が存在する。
- ティエリア・アーデ
- 『第2次Z破界篇』当初は彼から不審の目で見られていたが、自爆してでも目的を果たそうとする姿勢に感銘を受けたのか、後に謝罪される(その際「自爆してでもナドレの秘密を守るべきだった」と落ち込む彼に対し、例の「死ぬほど痛いぞ」を発言)。
- 『再世篇』の終盤ではヴェーダと一体化した彼から、「もう一人の革新者」として最大級の賛辞を受ける。
- ルイス・ハレヴィ
- 原作どおりリリーナからの招待状を破り捨てたため悪印象を抱かれていた。この事を根に持たれていたらしく、『再世篇』終盤のレグナント搭乗時、戦闘台詞で言及されている。
- 沙慈・クロスロード
- ゼロ残留ルートのEDではまた学園へ遊びに来るよう誘っているが、その際彼に招待状破りの件をバラされ女性陣から非難を受けてしまう。
- バラされた瞬間の動揺した表情から見る限り、今ではヒイロ本人にとってもバツが悪い過去になったようだ(その後の女性陣の非難にも反論できずに困っており、結局刹那からフォローされている)。
- イオリア・シュヘンベルグ
- 『第2次Z』におけるゼロシステムの考案者。この作品のゼロシステムはソレスタルビーイングで製造されていたため、ゼロシステムを使いこなしたヒイロは刹那と同じく彼の遺産を受け継いだ「イオリア計画の体現者」といえる(当然、ヒイロ自身は与り知らぬ事実だったが)。
- リボンズ・アルマーク
- 『第2次Z再世篇』での仇敵と呼べる存在。シナリオ終盤では、ゼロシステムを介したヴェーダからの情報の奔流に耐えきったことで彼に特大の精神ダメージを与える。その後刹那と共に自機のシステムを狙われるが、「明日を見ようとしない者にゼロは何も語ってくれない」と真っ向から切り捨てている。
リアル系
フルメタル・パニックシリーズ
- 相良宗介
- 『W』『第3次Z』にて共演。何かと共通点の多い為か仲も良い。
- もっとも、宗介の方は実は感情表現が苦手なだけで人並みの感情を持っていたりするのだが…。
- 千鳥かなめ
- 言動等が宗介に似てる為、彼女曰く「相良君の親戚」。またゼロシステムも彼女に言わせれば「占い」になってしまう。
- ガウルン
- 『W』では序盤に対決。お互い素性を知っていた。彼からは「プリベンターの告死天使」と呼ばれる。ゼロシステムをして「このまま戦えば全滅する」と言わしめた強敵の一人である。
- ボン太くん
- 『第3次Z時獄篇』ではボン太くんの着ぐるみを着てFBを迎撃した。
- マジード将軍
- 『第3次Z時獄篇』では彼の護衛についていた。
- クダン・ミラ
- 『W』では彼女を助けた事を示唆する発言をしている(後述)。
その他リアル系
- キリコ・キュービィー
- ヒイロのオマージュ元ともいえるキャラクター。刹那同様、『第2次Z破界篇』の無口仲間(?)。同作の中断メッセージ画面でもヒイロ・刹那・キリコの3人が登場するものがある。
- また、『第2次Z』では共にゼロ(ルルーシュ)と絡む機会が多く、ゼロの正体が暴かれるよりも前に、ヒイロは自力でその正体に辿り着き、(騎士団ルートへの条件が成立していれば)キリコはゼロ自身からその正体を明かされる事になり、黒の騎士団ルートへの条件を満たしている場合、ゼロの正体が露見した際にも共にゼロへの信頼の意思を示している。
- ルルーシュ・ランペルージ(ゼロ)
- 『第2次Z破界篇』中盤で、マオに誘拐された妹を奪回すべく奔走する彼に助力し、救出に成功する。また、その際に学生離れした彼の行動力、決断力に疑念を抱き、その結果『再世篇』で他作品のキャラの中で真っ先にゼロの正体に辿り着き、「共犯者」となり、理解者となる。なお、その際にさらっとルルーシュの生存フラグを立てている。
- 紅月カレン
- 『第2次Z』では『破界篇』序盤からアッシュフォード学園で鉢合わせたり、エリア11での黒の騎士団との共闘などで、何かと絡む機会が多い。
- 黒の騎士団
- 『第2次Z』では『破界篇』から共闘する機会が多かったが、『再世篇』のゼロレクイエムルートでは扇や南、杉山ら、シュナイゼルの策にまんまと乗せられて理不尽にゼロを追放したメンバーに対し、五飛と共に彼らを痛烈に非難する。
- ユーフェミア・リ・ブリタニア
- 『第2次Z破界篇』では、リリーナと親交のある彼女が日本人虐殺命令を出したことに疑念を抱いていた。そして、『再世篇』にて真相を知る事に。
- ビゾン・ジェラフィル
- 『X』では彼の感情のままに戦う姿勢以外にも、ゼロシステムがゾギリアの一兵士でしかないはずの彼を警戒している事から、個人的に注目している。
スーパー系
- 剣鉄也
- 共に戦う為だけに生きている者同士であり、お互いに理解し合っている。
- 司馬宙
- 『第2次α』ではヒイロの「リリーナを守るためなら、戦うだけのマシンになる」という言葉に深く感銘を受けた。
- 綾波レイ
- 無口者同士。『α』では無口対決を繰り広げる場面も。αシリーズでは仲が良く、彼女と会話している場面も多い。
- 鈴原トウジ
- 『α』ではEVAのパイロットと勘違いされ喧嘩を売られるも、返り討ちに。
- 村雨健二
- 『64』では彼によって任務失敗に追い込まれたことがある。以来、互いに一目置くように。
- ジェイソン・ベック
- 『D』ではリリーナを拉致したため、ヒイロの怒りを買う。
- 天海護
- 『W』では、同じ秘密組織の隊員として行動を共にする事があったらしく、互いに面識がある。
- ロジャー・スミス
- 『第2次Z再世篇』では彼も独力でゼロの正体を突き止めた。そして、共にゼロの秘密を共有する間柄となる。
- ドクター・ウェスト
- 共演はしていないが、『デモンベイン』のドラマCDにて緑川氏演じるマスターテリオンに「余の物真似をしてみせよ」と言われ、咄嗟に出た台詞が「任務、完了」であった。
- MIX
- 『第3次Z時獄篇』にてボン太くんの中から出てきた際に彼女からの顰蹙を買っている。
バンプレストオリジナル
- マサキ・アンドー
- 中の人が同じ。『α外伝』では中断メッセージで共演し、物真似される。
- クスハ・ミズハ
- αシリーズでは初代『α』からの戦友。『第2次α』にて彼女が作った栄養ドリンクを飲むが、声が同じ彼とは違いヒイロはピンピンしていた。
- ヴィンデル・マウザー、レモン・ブロウニング
- 五飛がシャドウミラーの思想に共鳴して加担していた事について彼らに言及された際、彼らに対して「五飛とお前たちは(思想が)違う」と突っぱねた。
- アイビス・ダグラス
- 『第2次α』序盤では護衛対象の竜崎勇博士を守りきれなかった事で、彼女から痛烈な皮肉を浴びせられる一幕も有ったが、EDでは後述にもあるように、彼女の成長を認め、その旅立ちを祝福している。
- ジョシュア・ラドクリフ
- かつて共にOZと戦ったことのある戦友同士。以前から親しい間柄という事もあってか、彼と行動を共にする場面も多い。
- クォヴレー・ゴードン
- 『第3次α』序盤から共闘する機会が多く、彼の生き方に大きく影響を与えていく事に。序盤の彼はαナンバーズのメンバーの何人かに「昔のヒイロに似ている」と評されている。
- シュウイチロウ・ユキムラ
- ゼロシステムですらも勝利の可能性を導き出すことのできなかった相手で、ヒイロを心胆から戦慄させた数少ない強敵の一人。彼はヒイロを「コロニーの一兵士」と見下し、嘲笑している。
- 悠凪・グライフ、HL-0 ハルノ
- 『L』の序盤にオーブにて暗殺部隊やGreATの部隊を相手にキラと共闘した際に、彼らとも共闘。詳細は不明だが、彼らの素性も把握している様子だった。
- クロウ・ブルースト
- 『第2次Z破界篇』のエリア11ルート序盤で、彼の暗殺を目論み深手を負わせるも反撃に遭い、自身も負傷する事に。
- アサキム・ドーウィン
- 『第2次Z破界篇』の第23話「新世界の幕開け」で初対面し、その後エリア11ルートの第27話にもその後も度々会うが、何れも絡み合いは無かったが、『第2次Z再世篇』で初めて敵対され、もちろんヒイロがウイングガンダム系に乗せた際のバスターライフル最大出力のターゲットにも扱いをさせる。
名台詞
TV版
- 「お前を殺す」
- 第1話。自分の顔を見たリリーナの学校に転校した当日、彼女から渡された誕生日パーティの招待状を破り捨て、その去り際に一言。
- すれ違いざまに彼女の浮かべた涙を拭うという、どこか気障な所作も併せて「シリアスな笑い」のような要素も加わる。まさかの殺人宣言に度肝を抜かれた人は多い。ヒイロを連想させる台詞として有名だが、実はヒイロが「殺す」と言った人間は誰一人死んでいないため逆に「生存フラグ」となっている[7]。
- 「G GENEATION ADVANCE」では「手加減攻撃」効果のIDコマンドとなっているほど。スパロボでもクロスオーバーで他作品のキャラにも言うことがあるが、Lまで(つまり、第2次Z発売前までというかなり長い間)は生存フラグでなく赦されざる巨悪に対する決め台詞として使われていたフシがある(『第2次Z』以前にこの台詞を言われて生き残ったのは『新』のシャアと第2次αのイルイ、『W』のインファレンスくらいしかいない)。『第2次Z』でようやく生存フラグとしてしか使われなくなった。
- なお、当たり前のことであるが、ネットを含めた現実世界で発言すると逮捕される可能性があるのでご注意を。ちなみに、ヒイロ・ユイを演じた声優の緑川光氏は、上記の台詞を「物騒な台詞」と評している。[8]
- 余談だが、ヒイロには第1話の冒頭で、ドーリアン親子の乗るシャトルを地球へ降下の邪魔だから撃墜しようとしたとんでもない前科がある。ゼクスらが割り込んできたお陰で未遂に終わったが、もし実行されていたら地球圏はどうなっていたことだろうか。
- 「これで何もかも終わりだ…! 任務、完了…」
- 第2話より。デュオがサルベージしたウイングガンダムを始末しようとして魚雷を発射した時の台詞。この場面前のデュオに「何しやがんだバカヤロー!」とごもっとも過ぎるツッコミと、まだ第2話にもかかわらず海中に沈むあんまりな扱いの主役機2体、そして何よりヒイロが背を上に向けた状態で海面に浮き「つづく」のテロップが入るというあまりにもシュール過ぎる展開の為、第1話ラストと並びガンダムW屈指の迷場面として有名。
- マジメに解説すれば、ウイングガンダムがゼクスに左推進システムを破損させられヒイロにとっては足枷と化していたと思われる事情があり、「ガンダムを見た物を生かして帰すな」とか「証拠は自分自身を含めて消し去れ」とかいうスパイや地下組織の鉄則をあまりにも愚直に守ろうとした結果こうなってしまったのだろうが、大真面目過ぎて却って笑いを呼んでしまう(しかも沈んだだけでガンダムを壊せなかったし、ヒイロも魚雷のバックブラストに煽られながら普通に生きていた)。ゲームでも撃墜された時の台詞として採用されている。
- 「俺のMSは、他人に触ってほしくない。それだけだ」
- 第4話。ウイングの修復を手伝おうとするデュオへの返答。「ヒイロは愛機のウイングガンダムに愛着はない」と思われがちの中、珍しく愛着を見せるような発言だが、「必要な限りは使う」という考えゆえのものであろう。
- 「惨めな仕事だ…俺の、俺のミスだぁぁぁっ!!」
- 第8話。トレーズの策略により、ノベンタ元帥を殺してしまったヒイロ。その後、第8話にてサリィ・ポォの依頼を受けた彼は連合ニューオリンズ基地内に仕掛けられた爆破装置の解除に成功した後、この台詞を叫ぶ。
- 「だったら一つだけ忠告がある。死ぬほど痛いぞ」
- 第12話。任務完遂のために自爆を敢行後、トロワに助けられ、自分も任務を完遂するためには自爆を敢行する意思を表明したトロワに言った台詞。真顔でこの台詞を放ったヒイロに対しトロワは傑作な冗談と取ったらしく爆笑、キャスリンを驚かせた。
- 第2次Z 破界篇でも同じセリフが出るが、トロワではなく、自爆をしてでもナドレを表に出すべきではなかったと言ったティエリアに対してである。
- 「感情で行動することに異論はない、俺はそう学んだ」
「言ったはずだ。感情で行動するのは正しい人間の生き方だと」 - 第13話。ヒイロが他者に説教(?)をするレアシーン。前半はこれからの身の振りについて最後の決心がつきかねるトロワに対してで、後半は前半の助言に従い自爆ショーを企てるも未遂に終わり、ためらいなく死を選ぶヒイロの強さには敬服すると言う彼に対して。トロワの評を肯定も否定もせず、感情からの決断なら自爆するにしろ断念するにしろ正しいと励ましている。
- ただし序盤のヒイロは感情に従い行動するというより、リリーナ絡みで感情に振り回されて理屈の合わない行動をさせられている場面が多い(飛び降り自殺を図るもリリーナに叫ばれてつい落下傘を開いてしまう、リリーナに止めを刺すつもりでつい庇ってしまうなど)。
- 「ノベンタ元帥を殺したのは私です」
- 第14話。ノベンタ元帥の墓に献花した後にノベンタの孫、シルビアにこう打ち明ける。ヒイロにしては大変めずらしい敬語の台詞。
- 「俺にはこの生き方しか出来ない…」
- 和平派のノベンタ元帥らを誤射してしまった事件を清算するため、ノベンタの孫シルビアに自身の生き死にを委ねるが、当のシルビアから「卑怯者」「何故そう綺麗に考えられるの」と拒絶されての返事。
前話で「強い(からためらいなく死を選ぶ)」と言われたが、そうではなく、失敗を己の死以外に償う術を知らないということなのかもしれない。 - 「言いたいことはそれだけか?」
「全てが狂っているなら、俺は自分を信じて戦う。カトル…お前を殺す」 - 第24話。ウイングガンダムゼロを駆りOZやコロニーに無差別攻撃するカトルに対して静かに宣戦布告するヒイロ。コミックボンボン版でも同じ台詞を言ったが、ニュアンスは180度異なる。
- 第2次Zでは「狂って」が「歪んで」に変わっていたが、後の『Gジェネレーション クロスレイズ』では原作通り「狂って」であったことから表現に関する配慮ではなく同時参戦している00との兼ね合いによるものだと思われる。
- 「俺は逃げない…俺の後ろにはコロニーがある」
- 第25話。ゼロシステムに呑まれたカトルに対して、あくまでもコロニーのために戦うという意志を明確にする。直後、そのコロニーが大嫌いになったというカトルの叫びとともにツインバスターライフルが放たれるが…。
- 「誰よりも戦い抜いてみせる…地球上の誰よりもだ!サンクキングダムのリリーナよりも…!」
- 第30話。地球に戻り、トレーズ派の傭兵として戦うヒイロ。新生OZのモビルドール・ビルゴ部隊の猛攻に苦戦しながらも、彼は生きる意志を捨てなかった。
- 「全てを消し去る…」
「戦うもの全てが敵だ!!」 - 第34話。トレーズの開発したガンダムエピオンを操縦することになったヒイロ。ゼロシステムの予測に翻弄され続ける彼は結果的に発狂、トレーズ派も新生OZ派も問わず全てのMSを破壊してしまうのだった。この時のヒイロはまさに殺戮兵器そのものであり、悪鬼が乗り移ったかのように凶悪である。
- 「駄目だ! 駄目だ、駄目だ! 黙れ、エピオン!!」
- 第36話。サンクキングダムを襲撃する新生OZを迎え撃つヒイロだが、出撃時にエピオンのゼロシステムの予測音に翻弄されかかる。
- 「俺の…俺の敵は何処だ!?」
- リリーナの降伏宣言と共にサンクキングダムは崩壊する。戦う理由と己の敵を見失い、ヒイロは新生OZのMDを破壊しながらこの台詞を叫ぶ。
- 「わかっている、ゼロ。このままでは、俺たちはゼクスに勝てない・・・」
- 第44話にて、出撃を見合わせてウイングゼロからゼロシステム関連のデータを抜き取っている最中にウイングゼロに語り掛ける。この時、ゼロ側もヒイロに語り掛けようにカメラアイが明滅している。
- 「床に伏せて頭を抱え込め」
「ピースミリオンが突っ込んでくる」 - 第47話にて、リリーナと共にリーブラ内部を移動している際に。台詞だけで見ればなにもおかしくはないのだが、この時ヒイロらは外部の様子が一切わからない場所を移動していた。
- 「気にするな、リリーナ。命なんて安いものだ…特に俺のはな」
- 第48話。最終決戦に向かうヒイロがリリーナに対して呟いた一言。なお、この直前にヒイロを引きとめようとしていたリリーナに対して、「俺を信じろ」と言っておいてこの台詞である。ただし、『α』では順序が逆。
- 「ゼクス、強者など何処にもいない! 人類全てが弱者なんだ! 俺もお前も弱者なんだ!!」
- 第49話(最終回)「地球という強者がコロニーという弱者を生み出した」と論じ、リーブラを落下させんとするミリアルドを否定する。
- 「俺は…俺は…俺は…俺は、死なない!」
- 地球に降下していくリーブラのブロックを破壊する際の叫び。今まで散々自分の命を軽視してきたヒイロが、初めて明確に生きる意志を示した台詞。
スパロボではリーブラ狙撃がないため、シナリオ中でこの台詞を言ったのは後述の第3次αくらいであるが、被弾時に瀕死になった際に「俺は…死なない!」と言う事がある。
Endless Waltz
- 「五飛、自爆スイッチを押せ」
- 五飛に対して。『64』では、ズール皇帝に洗脳された五飛に対してこの発言をしている事で有名。
- 「これがお前の言う正義なのか?」
「兵士は平和の為に戦ってきたはずだ!今、ここにある世界を信じてみろ!」
「お前が戦えば戦うほど、平和の為の犠牲が無駄になっていく!もう気付いているはずだ!」
「五飛! トレーズはもういない! トレーズはお前が倒したんだ!」 - 五飛との宇宙での決戦時におけるやり取り。
- 「五飛……教えてくれ。俺達は……あと何人殺せばいい?」
「俺は、あと何回あの子とあの子犬を殺せばいいんだ…」
「ゼロは俺に何も言ってはくれない…教えてくれ、五飛!」 - 『EW』のクライマックスで五飛に言った台詞。過去の任務の際に誤って死なせてしまった少女と小犬のことをいまだに悔いている証拠であり、ヒイロを象徴する名台詞とも言える。五飛には当然何のことだか分からなかったはずだが、五飛の脳裏にも自身の過去の悲劇が去来していた。
- なお、ネット上では「○○、教えてくれ。俺はあと何回××すればいい?」という形でパロディにされやすい台詞である。
- 「ゼロ、動けるか?」
「……いいだろう。これが、最後の出撃だ」 - 『EW』特別編の追加シーンより。気絶していたヒイロの覚醒を促すようにディスプレイが明滅し、そして上段のセリフに答えるように海中に水没して機能を停止していたウイングゼロのシステムが再起動をはじめ、下段のセリフと共に翼を広げ最後の任務に向けて飛び立っていく。
- TVシリーズの頃からヒイロはゼロに対して語り掛けたり激戦を終えてボロボロになったゼロを労わるシーンがあり、基本的にガンダムですら一道具としか見ていないヒイロであっても、ゼロに対してはヒイロなりの愛着があったことが伺える。
- 「確認する…シェルター・シールドは張っているな?」
- 満身創痍のWゼロでマリーメイア軍が篭る大統領府へツインバスターライフルをロックオンして。
- この後、コンマ0.2の狂いも無くツインバスターライフルを最大出力で3連射。そして…。
- スパロボでは色んなものに三連射するので、シェルター・シールドの部分がアレンジされることが多い。
- 「この一発で、すべては終わる……」
「おまえ一人のために、せっかくの好機を逃すわけにはいかないんだ……」
「さようなら、リリーナ……」
「安心しろ……おまえ一人じゃない」
「オレもすぐに行くんだ……」 - 小説版『EW』におけるシェルター狙撃場面でのヒイロの独白。「オレもすぐに行く」という部分から、「お前を殺して俺も死ぬ」を本気で考えていることが伺える。
- 「オレはもう誰も殺さない…。こ、殺さなくてすむ」
- 『EW』版で最後、マリーメイアに空砲を撃ち「殺した」後の台詞。この直後にヒイロは気絶してリリーナに抱きとめられている。
漫画版
- 「死にな」
- ボンボン版第1話での迷言その1。ウイングガンダムをバードモードからMS形態へと変形させて、この台詞と不敵な笑みとともにバスターライフルのトリガーを引き、リーオー2機を破壊する。
- 「オレの名などどうでもいい」
「あんたはここで死ぬんだ さようなら」 - ボンボン版第1話での迷言その2。初対面のリリーナにいきなり銃口を向けながらやけにうれしそうに言った台詞。
- 「ハハハハ オレか? オレは人殺しさ」
- ボンボン版第2話での迷言。自身の正体を問い質すリリーナの問いかけに対し、ヒイロはこの台詞と共に「その気になればいつでもお前を殺すことができる」と言わんばかりに右手を構える。
- アニメ本編の後期以降の彼を思うと印象がまるで違うその姿に色々とギャップを感じてしまうが、TVアニメでも序盤は高笑いしていたので、初期設定ではこういうキャラだったのかもしれない。
- 「俺は信じあえる仲間と共に人として…生きる資格が欲しいからだ!」
- ボンボン版最終話のゼクスとの決戦にて。人類全てが弱者だとゼクスに諭し、それに対して「何故そこまでやさしくなれる」と言う問いに対して。仲間と共に数々の経験を積んだヒイロの成長が見られる台詞。この台詞と共にエピオンをサーベルで貫き決着が付く。対するゼクスも「成長したな…」と返した。
- 「いいや、まだだ。このリーブラを地球に落としてはならない。これも俺たちの任務だ、ミリアルド」
- 地球とコロニーが手を取り合う時代が来て役目は終わったと言うゼクスに対して。ゼクスのことを「ミリアルド」と呼ぶ貴重なシーン。直前に「ゼクス・マーキス」を殺したと言うヒイロの意思表示であろう。
- 「任務…了解」
- ドクターJからのリーブラの破壊方法と「死ぬな」と言う「最後の任務」を受けて。自爆するピースミリオンを背に6人のガンダムパイロット達は最後の任務に向かう。
- 「おまえにオレが必要になった時は……戻ってくる」
- 『BATTLEFIELD OF PACIFIST』(未参戦)にて、リリーナとの別れ際に。漫画版のEWではリリーナはこのヒイロの言葉を回想している。
- 「オレたちの暴走はオレたちがたがいにとめられる」
「そして、おまえたちの暴走も、オレたちが止めるっ!!」 - 『BATTLEFIELD OF PACIFIST』より。スコーピオとウルカヌスを掌握したP3(パーフェクト・ピース・ピープル)の総帥ビクター・ゲインツ。彼の執拗な問答に困惑するカトルらに加勢するかのごとくこの台詞とともにウイングゼロカスタムが現れた。
- 「おまえのいう平和は支配でしかない!」
「トレーズが脱しようとし、ゼクスが望まなかった力による支配だ!!」 - 『BATTLEFIELD OF PACIFIST』より。ゼロシステムの分析によりビクターが元・ホワイトファングのメンバーだった事を知ったヒイロは、「地球圏の平和と安定」のためなら手段を選ばず、ウルカヌスを利用し管理者にならんとする彼の思想を真っ向から否定した。
- 「人々が望むならオレたちはこの力をすてられる!」
「それがオマエとの違いだっ!!」 - 『BATTLEFIELD OF PACIFIST』より。過去も暴かれ、デュオとカトルの手によりウルカヌスのコントロールも抑えられたビクターが「きさまらこそ平和の監視者気取りで力を手にしているのではないか?」と悪あがきのごとく問いかけるが、ヒイロはその台詞と共に、ツインバスターライフルでスコーピオごとビクターの野望を破壊した。
その他の媒体
- 「他に手がある。このコロニーごと自爆する」
- ラジオドラマ『BLIND TARGET』にて。敵の黒幕が判明したのもつかの間。敵のMS部隊が迫る。ガンダムもない絶体絶命の状況で、ヒイロが仕掛けた手は・・・コロニーごとの自爆(で敵の目をくらませて脱出する)だった。
- 「羽ばたけ、俺のガンダムゼロカスタム!」
「この戦いを、プラモデルで君に伝えたい……」 - プラモデルのCMより。「ガンダムゼロカスタム」という珍しい呼び方と、ヒイロらしからぬどこかロマンチックな語りが印象に残る。
- 「データが間違っていたんだ! 俺のせいじゃない!」
- カトルが男性と偽って女性であるという情報を鵜呑みして、結果カトルが激怒したときに言った。ヒイロにしては珍しい責任放棄。デュオの言う通り、OZのデータを調べなければ起きなかったため、結果的に、ヒイロにも責任がある。(発端はトレーズの悪戯だが)
- 「初めて会った時から予感がした。きっとお前から目が離せなくなる。その通りだった」
「俺のヒイロ・ユイの心になんの躊躇いもなく飛び込んできたお前の存在は俺の中でどんどん大きくなっていく」
「気づけばお前のことを思う自分がいる」
「その意思の強さを示す唇。真っ直ぐに自分の理想を見つめる瞳。目が離せない」
「お前に負けない自分でありたい。そしてお前を守りたい」
「愛している……」 - カセットコレクションでのラブコールで言ったセリフ。何時ものヒイロから想像つかないが他のメンバーからはあの人への告白みたいに聞こえると意見があった。そして当の本人はノーコメントと言ったが明らかに動揺していた。
スパロボシリーズの名台詞
戦闘台詞
- 「ターゲット…○○○○○」
- よく相手の対象に言う台詞。なお、「○○○○○」の部分は相手の対象であり、スパロボシリーズでは緑川光氏のオリジナル台詞が数十パターンに渡り毎回収録されている。
- ちなみに汎用パターンは「ターゲット・ロックオン……」と普通なのだが、『時獄篇』のボーナスシナリオではこれ(御丁寧にDVE)を聞いたロックオンが、自分が狙われたと勘違いして驚く場面がある。確かにロックオンだが。なお、『時獄篇』本編ではアンチスパイラルのみであり、それ以外は汎用で固定されている。
- ちなみに『X』のエフゲニーは本来の名前で呼ぶ。
- 「ターゲット確認、ツインバスターライフルで障害を取り除く!」
- 主にα外伝で使われたツインバスターライフル使用時の台詞の一つ。何と原作であるTV版・EW版双方を差し置いてトレーディングカードゲーム『ガンダムウォー』で収録されたEW版ヒイロのフレーバーテキストとして採用された事がある。
- 「マリーメイアの過ちを繰り返すな……!」
「平和の犠牲は俺達だけでいい!」 - ザフトに対してツインバスターライフルを使用した際の特殊台詞の一つ。
- 「この戦いに何の意味がある……?」
「ナチュラルもコーディネイターも、平和を望む心を持っているはずだ!」 - 同じく第3次αより、ザフトに対してのツインバスターライフル使用時の台詞の一つ。
- 「目標確認、X103バスター…」
「火力の違いを…教えてやる!」 - バスターに対してのツインバスターライフル使用時の台詞。
- 「カミーユ、下がれ。後は俺がやる」
- 『第3次α』と『第2次Z再世篇』より、カミーユへの援護攻撃における台詞。この作品から導入された、ガンダムシリーズの主人公同士ならではのクロスオーバーである。何気に台詞が、アムロと同じである。αの頃から付き合いがあるのか、アムロやジュドーと違って、カミーユが頭に血が上りやすく感情任せに突っ走りやすい性質を理解してるのか、抑えに回るような台詞回しである。
- 「キラ、お前は先に行け」
- 『第3次α』と『第2次Z再世篇』より、キラへの援護攻撃における台詞。優柔不断で決断力に欠けてなおかつ押しの弱い彼を後押しするような台詞である。抑えにまわっていたカミーユの時とは対照的である。
- 「貴様に人類を裁く権利などない」
「クルーゼ。お前を殺す…」 - 『第3次α』での最後のクルーゼとの決戦時の戦闘台詞。生存フラグではない「お前を殺す」を使った例。のちに前者の台詞は再世篇で対リボンズの特殊台詞に流用された。
- 「ゼクス、遠慮は不要だ」
「ゼクス…お前の反応速度を…超えてみせる…!」
「状況、大破。トールギスIIIとの戦闘…続行可能」 - ゼクスからの被弾台詞。本編中ではこの両者が対戦するステージはなくはないのだが、この台詞を聴けるのは稀である。
- 「霊帝、この世界に貴様の居場所など無い…!」
「排除する! その憎しみと怨念ごとな!」
「例え滅び去る運命であろうと、俺は自分を信じて戦う…!」
「ケイサル・エフェス…! お前を殺す!」 - 『第3次α』最終話の逆襲時に於けるケイサル・エフェスとの特殊戦闘台詞(ツインバスターライフル)。この時のヒイロの精神状態は霊帝の言によると、「温かな波動に満たされて」いたらしい。所謂生存フラグではない「お前を殺す」であり、別の人物によって最期を迎える事となる。
- 「ハハハ! ハハハハハ!」
- 『第2次Z破界篇』にて、初登場時のイベント戦闘でバスターライフルで敵機を撃墜した際のトドメ台詞。恐らく歴代でも初となる高笑いの顔グラが使われている。なお、バスターライフル最大出力のトドメ演出で高笑いが通常で2種ある。また、回避時に高笑いするパターンが別にある。
- 「ターゲット、アサキム・ドーウィン…!」
- アサキム戦でツインバスターライフル最大出力を使うとこの台詞が出る。ちなみに声優は両方とも緑川光氏である。
- 「エースと呼ばれる実力、見せてもらう」
「舞人を殺すというのなら…俺がお前を殺す」
「ターゲット、エースのジョー」 - 『X』でのジョーとの特殊戦闘台詞。上記のアサキム同様、こちらも両方緑川氏が声優を務める。一方ジョーもヒイロに対して闘志を燃やす台詞がある。
旧シリーズ
- 「ティターンズ発見、これより攻撃に移る」
- 『F完結編』第14話「悪意のオーラ」にて、第3軍として出現した時の台詞。前作『F』の序盤からロンド・ベルの前に立ちはだかり、散々邪魔をしてきたものの、今作の序盤におけるレディの暴走の一件から、遂に攻撃対象をロンド・ベルからティターンズへと変更したのである。
- なお、このマップでデュオとトロワが仲間にいる場合、ヒイロを説得し仲間にできるので、ヒイロとウイングガンダムを自軍に加えたいプレーヤーは、是非とも挑戦してみよう。
αシリーズ
α
- 「なんだ、この女は…」
- リアル系ルート第19話「第二次直上会戦」で、レイと無口対決を繰り広げて。レイはヒイロから見ても異質な存在であるらしい。
α外伝
- 「お前達は何に怯えている…?」
「今ある世界から逃げようとするお前達に…新しい世界を作ることなど出来ない」 - 第37話「僕らが求めた戦争だ」でのフロスト兄弟との戦闘前会話。
第2次α
- 「口車に乗るな。あれも奴の策だ」
「だが、大口を叩いた以上…奴にはそれなりの目に遭ってもらう…!」 - 第17話「青と赤」より。ハイネルをネタに使った憎々しげなド・ベルガンの挑発に激怒した健一に対して。
- 仲間を制止しつつも、敵への制裁を後押ししている点がヒイロらしい。
- 「気にするな。戦いある限り…俺はお前を守るためなら、あの頃に戻れる」
「戦うだけのマシンだった、あの頃にな」 - 第22話 目覚めろジーグ!怒りの反撃!!」or「戦うだけのマシン」より。ミマシの魔手からリリーナを救出した際の台詞。この命懸けの行為は、自らの秘密を知り自暴自棄状態だった司馬宙に大きな感銘を与え、再起させる切欠となった。
- 「今まで、リリーナは多くの者にそうやって立場や、その主義主張を利用され続けてきた…」
「リリーナを利用する者は、俺が許さない」 - 同上。リリーナの誠実さを利用し、嘲笑するミマシへ静かなる怒気を込めた宣戦布告。
- 「…気絶しただけだ。心配することはない」
「…俺は気にならなかったが」 - クスハ編第37話「超機人の宿命」より。自身が作った栄養ドリンクを飲んで健一達が倒れたのを見てうろたえるクスハに対して。
- 「…もうお前は負け犬ではない」
- アイビスルートエンディングで、アイビスの成長を認め、彼女の旅立ちを祝福する。
第3次α
- 「…あれが並みの機体ならな」
「実体弾を無効化する装甲、換装可能な装備…。あれが量産されたら、連邦とザフトの勢力図が変わるかも知れん」
「新型の肩部と背部にハードポイントらしき物があった。そこから推測したまでだ」 - 第7話「崩壊の大地」のシナリオデモで、アークエンジェルのブリッジで今後の方針について話し合っていた時に、幸い奪われずに済んだストライクを外見から性能やコンセプトを見抜いた台詞。開発者として携わったマリューからは、資料すら読んでいない彼が機密事項を難なく見抜いたので「換装可能って…あなた、どうしてそのことを?」と驚愕したが、戦闘のプロフェッショナルとして育てられたヒイロからすれば、そんな事は造作もない事なのは容易に想像できる。
- 「…自信がないのなら、下がれ」
「お前の判断は、不利な状況に対しての逃げに過ぎない」
「そうだ。それでは守るべきものを守れない」 - 第7話「崩壊の大地」より。ヘリオポリスの被害を考慮せず、ストライクガンダムの防衛を優先しようとするクォヴレーを咎めていた。
- 「…撃てないのなら、帰れ。戦えない者は足手まといだ」
- 第15話「遥かなる凱歌」より。オービットベースに攻めてきた原種を迎撃する際の戦闘で、キラに向けられたヒイロの言葉。因みに、本作で初めてヒイロが彼に対して話しかけた場面でもある。見かけこそ少々棘を感じる言葉だが、「戦う意志の無い者は戦うべきではない」というWキャラ独特の基本スタンスを考慮すると、「無理をするな」という彼なりの配慮が含まれていたのかもしれない。
- 「戦いは戦場だけで行われるものじゃない。お前にしか出来ない戦いがあるはずだ」
- 第30話「終わらない閃光」より。αナンバーズを離れ、オーブに残ることとなったカガリに対して。
- 「…駆動部だけを狙う…だが、この男相手に出来るか…」
- 第41話「銀河が消滅する日」より、ケミカルボルトの支配下に置かれたガオファイガーとの戦闘前会話。凱の実力を熟知しているが故に、ヒイロも苦戦を強いられる事を覚悟する。
- 「どんな小さな命だろうと、生まれた以上生きる権利はある。だが、ハザル」
「それすらわからないお前は存在することを許されない」 - 第44話に於けるハザルとの戦闘前会話より。周りの命を虫けらと見下すハザルに、お前はいてはならないのだと正面から言い切る。ヒイロの台詞の中である意味最も重い相手の存在自体の完全否定である。
- 「馬鹿はどこにでもいる。お前もその一人だ」
- 第46話宇宙ルート「永遠を信じて」より。アスランに対して「馬鹿だ」と言うカガリを揶揄してヒイロが発言する。
- 「平和と戦わない事は似て異なるものだ。それを俺がお前に教えてやろう」
- 第52話「世界の中心でアイを叫んだけもの」より。対EVA初号機悪魔Verとの戦闘前会話。人類補完計画の完遂により平和が訪れ、ヒイロ達の使命も終わると嘯く碇ゲンドウへの反論。
- 「お前はかつての俺と同じだ…任務を忠実にこなすだけだった、機械の様な俺とな…だから、お前を討つ…その存在を認める訳にはいかない…!」
- 第55話「まつろわぬ神」に於けるエイスとの戦闘前会話。一切の感情を持たぬ戦闘マシン・エイスへ過去の自分を重ね、シンパシーを覚えつつも照準を絞り込む。
- 「その決意を忘れるな。戦い以上に大切なことは、その戦いが終わってからのことだ。 だが、俺達は人間だ…。迷ったり、時には誤ったりもする…」
「独りで結論を急ぐな…。絶対の正義がない世界ならば、手探りでそれを探していけ…。その時は力ではなく想いでな…」 - 「戦いが終わった後も歴史の中で争いは続く。その時になったら、どうするつもりだ?」と言う内容の質問に対して答えたキラとアスランへ。SEED DESTINYでの彼らの行動を暗示しているかのようであり、この直後キラ本人も「その言葉…覚えておくよ」と言っている。
- 「俺は…死なない!」
- イデエンドである「銀河で君と」の戦闘前台詞。誰もが絶望に支配される中、死んでなるものかと未だ生きようとする意志を抱いている。しかし、そんなヒイロの意志をも嘲笑うかのように、無限力は呑みこんで行く……。
Zシリーズ
第2次Z破界篇
- 「刹那・F・セイエイ…! お前はガンダムではない!」
「ならば、お前はガンダムになれ!」 - リリーナに「戦いは戦いを呼ぶ」と断じられ「俺はガンダムになれない」と意気消沈していた際に、この言葉を発して発破をかけた。
- 「そうか…」
- 第20話「砂塵に舞う悪意」より。刹那に「お前もガンダムだ」と言われたことを受けての返答。表情からは喜んでいるのか呆れているのか、普通に流したのか判断は付かないが、再世篇EDにおいて素直に受け止めていたニュアンスを感じる場面がある。
- 「目的を果たさずして死ぬ事が怖くなったようだな…」
- 第33話「天を突く命」より。刹那から「いつか自爆したとき、死ぬのが怖くなかったのか?」という質問をされて。この会話の直前にカミナが戦死しており、その死が刹那にも影響を与えていたことをヒイロは見抜いたようである。
- (あのルルーシュ・ランペルージなる男……ただの学生とは思えない)
(俺に指示を与えた知略と決断力……まさか……) - 「囚われの心」にて。ナナリー救出作戦におけるルルーシュの行動に、たった今自分達を指揮して戦うゼロが被る。そして、ヒイロのこの予感は、再世篇において裏付けられることになる。
- 「ユーフェミア・リ・ブリタニア…。リリーナとも親交のあった女…。何故だ、何故あのような命令を出すに至った…?」
- 行政特区日本記念式典会場における日本人虐殺の際の言葉。リリーナと絆で結ばれているユーフェミアが虐殺を引き起こしたことに疑問を持っていることが覗える。
第2次Z再世篇
- 「俺の敵…それは…!」
「ゼロ…お前を殺す」 - 「ゼロVSゼロ」にて、イベントでブシドーとの模擬戦を行っている最中にゼロシステムが稼働して。この時ヒイロが見たのは「ゼロレクイエム」の顛末だったのだが、勘のいいプレイヤーはこれがゼロの生存フラグだと気付いたはず(というか、ヒイロはゼロの共犯者になった際も同じ台詞を言っているので、破界篇やこの後の展開も含めると実に4回も生存フラグを立てている)。
- なお、この時ヒイロが乗っているのも通称「ゼロ」なので、一瞬「?」となったユーザーも多い。
- 「ルルーシュ…。お前はナナリーのために世界を破壊すると言ったな」
「だが、お前はあまりにも多くの事を犠牲にしてきた。それが何を意味するか、同類である俺にもわからなかった…」
「同時にお前は優しい男でもある。そんな人間が罪を背負えば、その先に待つのは破滅しかない」
「ルルーシュ…いや、ゼロ。取り返しのつかない悲劇が起きる前に俺はお前を殺す」 - 「ゼロVSゼロ」におけるルルーシュとの会話。最終局面におけるルルーシュの行動と目的を思えば、あまりにも的確すぎる指摘である。
- (そうだ……運命は戦って変えればいい)
(ルルーシュ……俺に殺されたくなければ、お前も自分の運命を変えてみせろ) - 「戦士達の叫び」のエンドデモにて。変えられるかどうかは、プレイヤー次第である。
- 「…リリーナ…………お前を…殺す」
- 「明日へのあがき」人造次元獣ルーク・アダモンとの戦闘前会話より。間を置いてからの一言がルーク・アダモンに対して言ったのか、ただリリーナを思い出していただけだったのかは不明。
- 「奴の正体も、ギアスを持っているという事実も、意味がないと判断したまでだ」
「奴はゼロだ。それ以外の事は無意味だ」 - ゼロレクイエムルートに進んだ場合に、玉城にゼロの正体を知っていながら黙っていた理由を尋ねられた際の返答。彼にとってはゼロがブリタニアの皇子であることもギアスという魔法を持っていることも重要ではなく、彼が何をするかを見届けることを選んでいた。五飛もこの見解に同調し、上記の事実を明かされてゼロを処刑しようとした黒の騎士団の行動を批判した。
- 「ティエリア、ヴェーダとゼロシステムをつなげ」
「早くしろ!」 - 「革新」にて、ヴェーダを掌握することに成功したものの切り札であったトライアルフィールドを封じられ、それでも仲間を救うためにリボンズに掛けられたプロテクトを外そうとするティエリアに対して。ゼロシステムとヴェーダを直結することは莫大な情報が脳内に流れ込む非常に危険な行為だが、そのリスクを承知でヒイロは己の限界へと挑む。そして…
- 「…勝手に俺を殺すな」
「コードX1409・EA・RAY…!」 - 上記の台詞の後、「人に耐えられるはずが無い」と嘲笑うリボンズに対して。ゼロシステムに打ち勝ち、ヴェーダからの莫大な情報にすら耐えきり、人の限界を超えて望む未来を「視る」ことに成功した瞬間である。この直後にはヴェーダと完全に同期したティエリアから「もう一人の革新者」と認められ、最大級の賛辞を受ける。同時にイノベイターではない「革新者」となったヒイロを前に、リボンズのアイデンティティは完全に崩壊することとなった。
- なお、このパスコードはイオリアの盟友だったエターナル・アラン・レイの名前が元ネタ。
- ヒイロ「刹那…!」
刹那「分かっている!」 - イオリア計画の全貌が明かされた後、真実を認めずに己を「救世主」を嘯き、傲慢さを隠そうともしないリボンズに対して。イオリアの遺産を手に入れることで「神」になろうとする男に、彼の遺産を受け継ぎ、変革を果たした2人の「革新者」が立ち向かっていく。
- 「お前にゼロを使いこなす事は出来ない」
「未来を見ようとしないお前達にゼロは何も語ってはくれない」
「未来とは明日への希望だ。それを摘む者は世界の…俺の敵だ」
「ターゲット確認…。攻撃目標、リボンズ・アルマーク…!」 - リボンズとの戦闘前会話。目の前の事実も未来も見ようとせず、自身のプライドに固執する彼の言葉を真っ向から否定し、未来を掴み取るために戦いを挑む。
- 「…ガイオウ。戦いしか知らないお前は以前の俺と同じだ」
「だから、お前は俺が倒す」 - 最終話におけるガイオウとの戦闘前会話。
生存フラグとして知られる「お前を殺す」を回避した言い回しになっている。…一見すると凄みがなくなっている感がしなくもないが。
「代わりがいないから生き残らせてはいけない」トレーズとの戦闘前会話でもこの言い回しをした。一方でルルーシュとは最終決戦でもやはり「お前を殺す」だった。 - ヒイロ「刹那」
刹那「何だ?」
ヒイロ「お前はガンダムだった」
刹那「お前もだ。そして、お前はガンダムに打ち勝った」
ヒイロ「お前はガンダムを超えた」
刹那「ありがとう。最高の褒め言葉だ」 - EDにおける刹那とのやり取り。「ガンダム」への幻想を超えてイノベイターとなり、「真の革新者」へと変革した刹那と、ゼロシステムに打ち勝ち、人の限界を超え「もう一人の革新者」として揺るぎない強さを獲得したヒイロとのこれまでの戦いと2人の関係を総括するような会話であり、再世篇でも屈指のクロスオーバーである。 破界篇から再世篇まで彼らの成長を見てきたユーザーなら、このセリフを違和感なく受け止めることができるはず。
第3次Z時獄篇
- ヒイロ「五飛、教えてくれ。俺達はあと何人、殺せばいい?」
五飛「…!」
ヒイロ「俺はあと何回…任務の名の下で誰かの生命を奪えばいいんだ…」
五飛「ヒイロ…」
ヒイロ「ゼロは俺に何も言ってはくれない…。教えてくれ、五飛!」
五飛「………」 - 「永遠の円舞曲」での五飛に言った台詞。少女と子犬の件が無いため変化している。
- …のだが、天獄篇で邪神達にトラウマを抉られた際には少女と子犬の件について触れている。
- 「五飛…。ゼロが何も言ってくれないなら、俺の取るべき道は一つだ」
「未来は俺自身の手で見つける」 - その後ブリュッセルで戦っている仲間達の元に向かうために撤退する際に五飛に残した台詞。
- 「バナージ・リンクス。 お前は運命に屈するのか?」
「未来を変えるのは、お前自身だ。 お前が諦めれば、それは運命に屈することだ」
「可能性を信じるというのなら、未来を変えてみせろ。 お前のガンダムで」
「そのガンダムは人を殺すためにあるのか?」 - 「重力の井戸の庭で」にて、暴走したロニを止めるために殺す――しかしロニと分かり合ってしまった為にそれができずに立ち尽くすバナージに対して。
- 「俺は…そんなものは認めない!」
「俺は…お前達の創り出す世界を否定する…!」
「時の止まった世界…未来のない世界など…リリーナは望んではいない!」 - 「開かれる扉」にて、ガドライトの「いがみ合う双子」のスフィア・アクトによってZ-BLUEの面々が次々に戦意を失い時の牢獄を受け入れようとする中で、彼は未来を望む強い意志によってゼロシステムを作動させる。使いこなすには強靭な精神力を必要とする同システムをこの状況下(一歩間違えば最悪の精神状態)で使った事でデュオからも「どういう神経してやがる!」と驚かれていた。
第3次Z天獄篇
- 「お前は大きな勘違いをしている」
「リリーナはピースクラフトとしてではなく、ドーリアンとして生きる事を選んだ」
「お前の言う家や血に囚われず、自分の意志で生きる道を選択した以上、ピースクラフトの名で呼ぶのは許されない」
「嫉妬するぐらいなら、お前もそう生きろ。それが出来ないような男なら見限らせてもらう…!」 - 第37話「暗闇のリディ」との戦闘前会話で、クロノの走狗として敵対したリディから「リリーナ・ピースクラフトがいるのをかぎつけてきたようだな」と言われて。
- 家柄や血筋ではなく、自らの意志で生きていくことを決めたリリーナに対し、それらに囚われて道を見失っているリディを痛烈に批判する。
- 「かつてマリーメイア・クシュリナーダは、歴史は戦争と平和と革命の三拍子で終わりのないワルツを踊ると言ったと聞く…」
「ならば、俺は…俺とお前とガンダムの三拍子で果てなき道だろうと平和が来るまで戦い抜く…!」 - 同じく37話で、リリーナの乗せられた輸送艦を攻撃する際に。この台詞の後、「ツインバスターライフル最大出力連射」が追加される。
- 「リリーナ!今、行く!!」
携帯機シリーズ
A
- 「銃をおろせ。…銃を向ける限りは、自分も撃たれる覚悟はできているのだろうな」
- 第30話「父と子の絆」or「父よ、わが子よ」にて、不正を暴かれてもなお銃を構えていた三輪に対して。のちに似たようなセリフで有名になる作品とネタ元は同じだろうか[9]。
- 「う……」
(気圧されただと…) - 上記のシーンの後、三輪を撃とうとして一矢に割り込まれ、気圧された際の呻き。感情を表すことはあっても動じることのないヒイロが、珍しくはっきりと怯んだ場面。
- 「熱血で任務遂行ができるなら俺だって叫ぶ。…だが、そううまくはいくまい」
- 第33話「怒りの日輪」or「メガノイドの野望」より。木連の陰謀による白鳥暗殺未遂とその後の白鳥の檄により、かえって自軍の士気が上がった際に。「熱血だけで物事が上手くいくなら世話は無い」ということなのだろうが、似たようなシチュエーションのW23話「それぞれの『自分らしく』」でも似たような台詞がある。
- 「勘違いするな」
「五飛とお前の言っていること…似ているかもしれんが、根本的なものが違う」 - 最終話「極めて近く、限りなく遠い世界に」にて、ヴィンデルとレモンが五飛がシャドウミラーの思想に共鳴して加担していた事について言及してきた際に彼らに対して。
R
- 「放っておけ。自分の未来も自分で作れない奴に用はない」
- ネオ・ジオンによるコロニー落とし作戦を阻止するべく、デュオ、トロワ、カトルらと共に、L3 X18999 コロニーの制御室でコロニーの軌道修正を行っている最中に、迷いながらも自分達に銃を向けるランスローをトロワやカトルが必死になって説得する中、ただ一人だけ彼を突き放すように言い放った台詞。戦場に迷いを持ち込むような人間は早死にするだけだと、そういう人間に対しては非情かつシニカルな態度を貫く、ヒイロらしい言葉である。
D
- 「…フォンセ・カガチ。お前を殺す」
- ウッソ達と共にエンジェル・ハイロゥに潜入しセンターブロックでシャクティを救出した際に、なお往生際が悪くシャクティを連れ戻そうとするカガチに銃を向けて。TV版でリリーナの時のようなものではなく、この時ばかりは本気でカガチを殺そうとした場面である。しかし直後に、わざわざお前が殺さなくたってこいつは終わりだとデュオに止められ、未遂に終わる。
W
- 「もらおう。俺もフルーツ派だ」
- 第1部第9話「戦うボーイズ・アンド・ガールズ」より、宗介にカロリーフレンドを渡されて。それにしてもエンドレスワルツ時代のヒイロとは言え、自身の嗜好を話すとは随分お喋りになったものである。
- なお、うますぎWAVE第426回にて、実際に緑川光氏がこの台詞を喋っている。
- 「つかまっていろ、リリーナ。相良と護に借りを返す」
「ああ…フルーツ味の分のな」 - 上述の借りとしてASに襲われる宗介をゼロカスタムで助けて。
- 「俺は以前にシベリアでこの女と同じような少女を見た…薬物の使用により彼女の自我は崩壊寸前まで追い込まれていた」
- 第1部第9話にてラムダ・ドライバを発動できない宗介にハッパをかけようとして。他の面々のハッパが強烈過ぎてスルーしそうになるが、さり気なくフルメタ原作冒頭で宗介が助けたクダン・ミラの事に触れている。特に助けたとは言われていないが、好意的に解釈すれば『W』では彼女はヒイロに助けられてプリベンダーに保護されたという事だろう。
- …地味にフルメタ原作終盤に関わる色んなフラグが折れている気がしなくもない。
- 「木連の兵士たちも自分の意思で戦うことを知った……の、だろう…………………この際、きっかけは問題ではない。あとはガルラを叩くだけだ」
- 第1部第24話「それぞれの『自分らしく』」にて、ガルラ艦隊の登場とゲキ・ガンガーのテーマに意気上がる木連と、同調して士気が最高潮まで達したヴェルターの面々を見つつ。本作で共演した似た者同士・宗介はしっかり引きずられているのに対し、明らかに周囲のテンションについていけなくなっている。
- 「俺が特別だとしたら俺に力を与えてくれる人間がいるからだ」
「俺にとっては、その女こそがこの宇宙で最も強い存在だ」 - 第1部第26話「勇気ある戦い」より、Zマスターとの戦闘前会話。自分に臆さないヒイロを特別だと言ったことに対して。ヒイロにとって宇宙最強は彼女だった。
- 「世界か…。だが、それは一人一人の人間が造っている事を忘れるな」
「どんなやり方をしようとも人の心までは支配できない」
「信念を持つ者がいる限り、この世界はお前とお前の弟の思うようなものにはならないだろう」 - 第2部第42話「暁の閃光」シナリオデモでミナに対して言った言葉。ミナがロウと出会うことがない『W』ではヒイロのこの言葉がミナの考えを変えるきっかけとなった。
- 「モビルスーツ単体としては最高レベルの火力になるな」
- 第2部第46話「新しい時代の始まりに」にて、劾のブルーフレームにローエングリンランチャーが追加されたのを聞いて。間違ってはいないのだが、ヒイロのウイングゼロのツインバスターライフルは設定上、その倍近い火力があったりする(ゲーム中の数値ではLLが勝る)。
- 「その想いは殺さない…。インファレンス…お前のゆがんだ使命を殺す…!」
- 最終話(1週目)「果て無き未来への出航」、インファレンスとの戦闘前会話にて。ヒイロもインファレンスの境遇には同情していたようで、第2次Z以前では珍しい死亡フラグではない「お前を殺す」である。余談だが、言い回しがどこかの聖戦士ソックリである。
L
- 「了解している。そちらの素性もな」
- 初登場時、ハルノからの通信に対して。機体の開発で地下にこもっていた悠達と直接面識が会ったとは思えないが、レディから連絡でもあったのだろうか?
- 「リリーナ、今度こそ救い出す…!ツイン・バスター・ライフル、出力最大…!攻撃目標、レクイエム…!破壊する…!」
- 第32話のイベント限定の戦闘台詞。リリーナを人質に取って、LOTUSを投降させようとしたジブリールの脅しを無視して彼が立てこもっているレクイエムに向けて、ツイン・バスター・ライフルを発射した。
- 余談だが、上記の対レクイエムのイベント戦闘の際は台詞だけに留まらず、実際にレクイエムの砲口を照準内に捉えるという、このイベントのためだけの戦闘デモが用意されている。他にこの手の演出があるのは、ガルトデウスの超長距離砲撃のデモだけである。
- 「撃ちたければ撃て。だが、その瞬間に…お前を…殺す」
- 第32話より。LOTUSに敗北して完全に勝機を失ったにもかかわらず、ダイダロス基地に逃げ込んで人質となったリリーナに銃を突き付けたジブリールに対して。やはり生存フラグではない「お前を殺す」であり、事実ジブリールはシンに引導を渡される事となった。
- 「かつての俺は、命令されるがままに殺戮を繰り返す戦闘マシーンだった。心を押し殺して命など安いものと言い聞かせて…だが、人の命は安いものではないんだ! 俺の命も、お前の命も!」
- 第33話「選ばれた未来」に於けるレイとの戦闘前会話。「自分は人間以下の存在」と評したレイを、昔の自分を思い浮かべたが、戦いを乗り越え、命の意味を実感したヒイロはレイの台詞を真っ向から否定した。
- 「心に傷跡を残されるのは俺達パイロットだけじゃない。人々の心の痛みは一生消えない…」
「感情を無視する世界など、俺は認めない。グレイス・オコナー…お前を殺す…!」 - 第39話「ジャーニーズ・エンド」に於けるグレイスとの戦闘前会話より。「感情のままに生きる」人間であり、心の傷がどれほどに癒えないものかを知るヒイロにとって、グレイスの理想は絶対的に受け入れられないものであった。
- こちらも生存フラグではない「お前を殺す」で、最終的にはアルトにトドメを差されてしまう。
Scramble Commanderシリーズ
- 「ゼロシステムは仮想の未来を見せる。相対した敵に勝利するために取るべき行動を…だが、奴…ユキムラを前にして、ゼロは俺に未来を見せなかった。ゼロが沈黙する理由は一つしかない…勝利の可能性が見出せなかったからだ」
- 『SC2』にて。鳥の人の頭部をめぐる攻防戦の後、ゼクスに対して打ち明けた台詞。あまりにも恐ろしい存在であるユキムラに戦慄すると同時に、ただ一人ユキムラに対抗しうる人物は彼しかいない事を確信する…。
- 「ためらうな、キラ・ヤマト。撃たねば終わらんぞ」
- 『SC2』のメサイア内部にて、デュランダルを撃つ事をためらうキラを後押しして。
VXT三部作
X
- 「確認する。リフレクターは用意できているな?」
「リフレクターは完璧なんだな?」
「その位置を絶対に動くな」 - マナの国ルート第14話での初登場時、カットシー部隊の攻撃から街を守ろうとG-セルフのリフレクターパックを展開するも、出力が足りていない状況でベルリに通信を送って。言わずもがな、シェルターシールドのシーンのパロディ。
- この後、G-セルフに向かってツインバスターライフルを撃ち込み、機体を傷つけることなくリフレクターを展開させることに成功する。
- 「お前が敵ならば…殺す」
- 第39話(イオリ編)「ドグマの意味」より、イオリを見限ってエクスクロスの前に敵として立ちはだかったホープスに対して。
- やはり生存フラグであり、この時のホープスは再びイオリの元に戻ってくる。またエンディングでもアル・ワースを支える存在となって永訣したかに思われたが、イオリやアマリの前に再び姿を現している。
単独作品
X-Ω
- 「信じるものがあるなら、戦えばいい。たとえたったひとりでも」
- シャア「…?」
- (中略)
- 「ひとりでも戦い続けられる。だが、仲間がいれば変えられることも多い」
- シャア「若い世代に教えられる、か…」
- 「地球外勢力の襲来によりグリプス戦役が中断、ネオ・ジオンとティターンズは双方健在のまま、シャアが新生ネオ・ジオンを率いることなくカミーユと共にエゥーゴを離脱した」という衝撃のifを描くイベント「起死回生のシャア」より。
- アムロの「ネオ・ジオンに対抗するため、ロンド・ベルに協力してくれ」という要請を、「体制側にいては世界は変えられない」「ネオ・ジオンの行動が連邦とティターンズを消耗させられるなら、それでもいい」という強硬な姿勢で突っぱねるシャアだが、カミーユ、ジュドー、シーブックら次世代のニュータイプ3人との感応と、孤独な戦いの中、仲間のガンダムパイロットやリリーナと触れ合うことで変わっていったヒイロの言葉に触発され、ロンド・ベルへの協力を決意することに。
- また、略したやり取りの中では「ジオン・ダイクンと指導者ヒイロ・ユイは友人関係にあった」というさりげないクロスオーバーが行われている。
スパロボシリーズの迷台詞
αシリーズ
- 「………『ゼロ』…」
- 『第2次α』にて、新しい部隊名を決める時にカトルからどんな名前を考えているのか聞かれた時に咄嗟に出した答え。直後にデュオから「味気ねえ~! しかも、それ…お前の機体名だろうが。もう少しひねれよ、もう少し」とツッコまれてしまう。あまりこういうセンスはないようだ。(もっともこの時は彼に限らず大半のキャラがネーミングセンスの無さを露呈しているのだが)
Zシリーズ
- 「エースボーナス、入手完了…。資金、ノープロブレム…。プレイ続行…! 見たのか?くっ…! 次に会った時、お前を殺す…!どこへ逃げようと無駄だ。だから確実に戻って来い。いいな…!」
- 『第2次Z』における中断メッセージ。明らかに中の人が乗り移っている上に非常に大人気ない理由で殺そうとし、トドメにツンデレである。プレイヤーの生存フラグが立った瞬間でもある?
- 「それがパワーアップしたブラスタ…」
- 『第2次Z再世篇』第31話「ジ・アンブレイカブル」より。リ・ブラスタが出てきたときのセリフではなくアクシオ・スコートSP・VRマキシマIIが出てきたときのセリフ。ヒイロには珍しいボケ台詞で、すかさずデュオに「んなワケねえだろ!」とツッコまれる。
- 「どうやら、俺はこの機体に不似合いなようだ。あとはお前に任せる」
- 『第3次Z時獄篇』第17話依頼受諾ルート「善意のトレスパス」より。倉庫にあった宗介のボン太くんを着込んでファイヤバグを迎撃したあと、MIXに非難されて。意外に傷ついたようだ。
- 「にんむ…りょうかい」
- こちらはその反対ルートである「後の祭りのフェスティバル」にて。さすがのヒイロもボン太くんの中にキリコが入っていたという事実を知った際には激しく動揺しており、台詞がひらがなになってしまった。
単独作品
搭乗機体
- ウイングガンダム(ウイングガンダム (EW版))
- 地上でゲリラ戦を行った機体。愛着を持ってもらえなかったという点で特筆される主人公機。
- ウイングガンダムゼロ(ウイングガンダムゼロ (EW版))
- 終盤の搭乗機。ホワイトファングの代表となったゼクスのエピオンと交戦し、物語を締めくくる。愛着を持ってもらえなかった前期機体とは打って変わって度々「ゼロ」と呼びかける等愛着を持たれている。
- ガンダムヘビーアームズ
- ゼクスのトールギスとの決闘時にトロワから借用した。なお、トロワにより左前腕を外し前腕部スペースにビームサーベルを仕込むという、当時左腕の怪我が癒えていなかったヒイロ向けの臨時改造が行われた。
- メリクリウス
- OZに捕まった際に操縦技量を見込まれて搭乗する事になった機体。カトルのウイングゼロと戦闘を行った。
- リーオー
- トレーズ派の傭兵として戦闘を行っていた際に使用。EWではX-18999コロニー潜入時に使用した。
なお、『Frozen Teardrop』によればヒイロはアディンに育てられる以前に実母の結婚相手としてリーオーの開発者を義父に持っていた事があり、実はリーオーには思い入れがあるらしい。 - ガンダムエピオン
- トレーズから託された機体。この機体のシステムエピオンの体験から、後にゼロシステムを使いこなせるようになる。
- 白雪姫(スノーホワイト)(SRW未登場)
- 『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』での搭乗機。
- ウイングガンダムスノーホワイトプレリュード
- 白雪姫のプロトタイプ。
SRWでの搭乗機体
余談
- ヒイロ・ユイは原作小説版『機動戦士ガンダムUC』の著者である作家の福井晴敏氏のお気に入りのキャラらしく、福井氏の処女作『川の深さは』に登場するあるキャラクターは、命が特に安かったり任務完了したりとヒイロそのものである。
- なお、ユニコーンガンダムのビームマグナムも、ツインバスターライフルをイメージしたと言われている。
- 自爆しても生きていたという場面を拡大解釈したのか、ヒイロ・ユイは初代の『SDガンダム G GENERATION』ではなんと強化人間として扱われており、ニュータイプLVは逆シャア時代のアムロやシャアに匹敵するレベルに達している。
- 身長が156cmとガンダムシリーズ主人公の中でもかなり小柄な部類に入る。1stシーズンの刹那(162cm)やガロード(161cm)にかなりの差を付けられており、なんとティファ(157cm)より身長が低い。
- そもそも身長156cm、体重45㎏という、通常のフィクションでは女性キャラに使用されるような設定自体がおかしいのだが、これは本作のガンダムがコクピットが狭すぎて大人は操縦出来ないようになっているという設定があったためだと思われる(事実、ガンダムWのガンダムパイロットの身長はトロワが160cm、ヒイロを含む他4名が156cmである)。…にしても低すぎだが。なお、レディ・アンがウイングガンダムに乗った事があるので設定が消滅したか、OZで改造されたかと言われる事もあるが、レディはトロワと大差ない161cmなので普通に操縦出来た可能性もある。そもそもウイングゼロにトラント・クラークやゼクス・マーキスが搭乗しており、真のトロワ・バートンの事を考えるとコクピットの設定が消滅している可能性は高いが。
- しかし、ガンダムシリーズから離れると、僅か1歳差の碇シンジ(144cm)より12cmも身長が高いという恐ろしい事実があったりもする…。
脚注
- ↑ 小説『Frozen Teardrop』では、拾ったというのはあくまでも建前で、本当は作戦中に救い出した自分の実子だったとされる。
- ↑ このボイスカセットでは最終回でリリーナに贈ったクマのぬいぐるみもヒイロの手製と判明している。
- ↑ 小説版EWの地の文によれば『征服』の域に達している。
- ↑ とはいえ、ウイングガンダムの整備を手伝おうとするデュオに対し、「俺のモビルスーツを他人に触ってほしくない」と返答したり、『BLIND TARGET』において、ウイングガンダムゼロを封印する際、「誰にも邪魔されず、ゆっくり眠れ」とねぎらいの言葉をかけている辺り、自機への思い入れがないわけではない様子。
- ↑ 余談だが、声優の緑川氏は「(本作の)1周目クリア時、ヒイロの撃墜数が400オーバーだった」と発言している。
- ↑ 具体的に言うと、ヒイロ・ユイの「ユイ」とは唯一(=1)の意であり、刹那・F・セイエイの「刹那」とは小数の単位(100京分の1)である。
- ↑ ただし、第2話でデュオに妨害されるまでの「殺す」は何気に本気で、その冷徹な殺意で躊躇なく銃を向け、リリーナを恐怖させる一幕もあった。
- ↑ 余談だが、緑川氏がポプ子を演じたバージョンの『ポプテピピック』第14話では、この台詞を始めヒイロの名台詞がいくつかパロディされている。
- ↑ そもそも原作におけるゼクスの発言である「お前は優しすぎる。そうでなければ生きる資格がないということか」「ならば私はどこまでも生き抜いて見せる!誰よりも強く、戦士としてな!」も同じネタ元である。