碇ユイ
碇ユイは「エヴァンゲリオンシリーズ」の登場人物。
碇ユイ | |
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読み | いかり ユイ |
外国語表記 | Yui Ikari |
登場作品 | |
声優 | 林原めぐみ |
デザイン | 貞本義行 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦MX PORTABLE |
プロフィール | |
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旧姓 | 綾波(新劇場版) |
種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 女 |
生年 | 1977年 |
年齢 | 享年27(肉体の消滅) |
没年月日 | 2004年 |
髪色 | ダークブラウン |
髪型 | ショートヘア |
最終学歴 | 京都大学 |
概要
碇シンジの母にして、碇ゲンドウの妻。かつてEVA初号機起動実験中に肉体が取り込まれ物質的に消滅、法的に死亡する。現在は魂のみ初号機の中に取り込まれている。一応、公式には実験による事故で死亡扱いとなっている為か、広大な墓地の中に彼女の墓があるが、単なる形だけの物である。
彼女の背後にはゼーレ、及びその関係組織が存在しているらしく、当初ゲンドウはそのバックボーンを目当てに彼女に近づいたらしい。が、結果としてゲンドウはユイ自身に強く惹かれていく事となる。なお、ユイとゼーレの関係性は作中では詳細が明らかにはなっておらず、終始不明のまま。漫画版においては兄(シンジの伯父)がいる事が判明している。
容姿は息子である碇シンジ、綾波レイと非常に似ている(特に後者)。研究者としても非常に優秀で、EVAの基礎理論と概念は彼女が構築したものである。加えて先述したように、ゼーレと繋がる程の家柄の出、周囲の男性を惹きつける魅力と、女性としての幸せや家庭に入る事も考えられる柔軟性を持ち合わせる。その一方、「人の生きようとする意志こそ素晴らしい」と言う一見して希望に満ち溢れた主義を貫き過ぎて「エヴァと一つになって生きれば永遠になれる」と考えるなど、その精神構造はあまりに超然としている。本編ではその存在が既に失われているからこそ、大きく物語に影響を与えている人物でもある。
TV版最終話での平和な世界では似た者親子のゲンドウとシンジに頭を悩ませる、妻として母としての彼女が登場する。また、これを元にした関連作品でも同様に登場するが、年齢(恐らく30代半ば~後半)の割には27歳頃の姿である為に若々しく見える。また、ゲンドウを尻に敷いている事も。
新劇場版では旧姓が綾波である事が判明(このことからゲンドウは婿養子ではないと思われる)。また、冬月が手元に一枚だけ健在だった頃の写真を持っていた為、シンジは記憶から消えていた母の姿を再確認できた。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦MX PORTABLE
- 初登場作品(NPC)。キャラクター事典には登録されない。
人間関係
名台詞
TV版
- 「もういいの?」
- 第拾六話にて。ディラックの海に沈んだ初号機の中で、シンジは母のイメージと邂逅する。
- 「そう、よかったわね」
- 同上。ディラックの海から生還した直後に、母の声と同じ言葉をある少女から聞くことに…
- 「あの人はとてもかわいい人なんですよ。みんな知らないだけです」
- 第弐拾壱話にて。セカンドインパクト前から現在に至るまでの冬月の回想より。ユイから六分議ゲンドウと付き合っていると聞かされ「君があの男と並んで歩くとは…」と嘆息する冬月に、ユイは微笑みながら答えた。
旧劇場版
- 「人はこの星でしか生きられません。でも、エヴァは無限に生きられます。その中に宿る人の心とともに」
- 「たとえ、50億年たって、この地球も、月も、太陽さえなくしても残りますわ。たった一人でも生きていけたら。とても寂しいけど、生きていけるなら」
- 垣間見える彼女の思想。この台詞から考えると、エヴァの事故は彼女の意図によるもの、もしくは予測しながら看過したものであると考えられる。
- あまりに超然としていて常人には理解しにくい思想といえる一方、「とても寂しいけど」と言う人間らしさも感じさせる。
関連作品
- ユイ「そういえばあなたあの事 シンジには話しておいてくれた?」
ゲンドウ「あ…ああ」
ユイ「………まだなのね?」
ゲンドウ「すまん…ユイ ぐはッ」 - 『碇シンジ育成計画』(漫画版)第1話にてシンジに「あの事」を話すのを忘れたゲンドウに、眉間にシワを寄せながら笑顔で彼に問い詰めた(ちなみに2行目と3行目の間に沈黙が走った)。
- この作品のユイはゲンドウを尻に敷いており、彼が不手際を起こした時はよく制裁をしている(最下段の台詞から察するに、やはりゲンドウは制裁を食らったのだろうか…)。それ以外にも、ラッキースケベを炸裂させてリツコにセクハラをかました際なども制裁している(なお、リツコはゲンドウに恋する乙女状態なのでまんざらでもない)。
- ゲンドウの項目にもあるがまさに、まるでダメなお父さん「マダオ」状態である。