『機動戦士ガンダム』で酸素欠乏症に罹ったアムロの父親テム・レイ(SRW未登場)が持っていたパーツ。
テム本人は「これでガンダムの性能が上がる」と言い張りアムロに渡すが、アムロは「こんな旧式」と心の中で叫び、テムと別れた直後に捨てている。
作中では上記の通り捨てられてしまった為に実際に装着されたことはない為、いったいどのような効果があった回路なのかは不明だが、「こんな旧式」と投げ捨てられてしまったが為にSRWを含むゲームでは、ほかのパーツには存在しない特殊な効果を持つクセの強い強化パーツとして登場する。
テム=レイの回路
機体性能を全体的に下げるが、修理費が10になる強化パーツ。 主に自爆時の修理費カットなどに用いる。
登場作品
- スーパーロボット大戦α
- EVA初号機の暴走時の修理費カットに使える(が、よりにもよってS2機関取りこみイベントでは装備出来ない)。イベントで強制撃墜された味方ユニットの修理費を取られる事があるので、その対策にも。「アムロ再び」を通らないと手に入らないのが欠点。したがって、ガトーをスポット参戦させたい人には縁がない事になる。
- スーパーロボット大戦α外伝
- どのルートを通っても一つ取得する機会がある。バザーでは定価が10だが、売りに出されているシナリオでは数百倍の値が付くので、使わない場合はその時に売ってしまおう。なお、バグを使うと10で買えるため、また高くなったときに売ってBSを稼ぐことも可能。
テム・レイ回路
こちらはユニットの防御及びEN消費を悪化させる代わりに攻撃力を引き上げるパーツとなっている。
登場作品
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 同作では修理費の概念が存在しないためか、この仕様に。上位版の「テム・レイ回路S」も存在する。
余談
- 2007年秋にバンプレストがコンビニエンスストアを中心に販売したスピードくじ「一番くじ」のシリーズ商品である「機動戦士ガンダム 脱戦士編」の景品のひとつとしてこのテム=レイの回路を再現したUSBハブがある。賞名は「こんなものHUB賞」。所謂福引のティッシュ一個やラップ一本に当たるハズレ景品である。
- ちなみに、性能もわざと一昔前の規格であるUSB1.1専用であり、アムロでなくても「こんな旧式」と心の中でつぶやきたくなるこだわりの逸品である。ただし、これは観賞用としても十分な再現なため、捨てるのはもったいない。
- なお、この企画がメーカーに持ち込まれた時「もうUSB1.1のチップそのものがほぼ無いから、メーカーに頼んで特注で作ってもらう必要がある。その分コストが余計にかかる」という旨の忠告をされていたが、ジョークグッズとしての再現度を優先してそのまま発注されたという逸話が残っている。
- アーケード用デジタルカードゲーム「ガンダムトライエイジ」のオリジナルMS、ガンダムトライゼータはΖΖガンダム、Ζガンダムをベースに「ガンダム博士」を名乗るテム・レイが開発した本回路を取り付けたことで誕生している。一年戦争から数年経過しているので酸素欠乏症から回復し、回路自体がより高性能になっているのかもしれない。