ケロロ軍曹 (Sergeant KERORO)
- 登場作品:ケロロ軍曹
- 声優:渡辺久美子
- 種族:ケロン星人(ガマ星雲第58番惑星ケロン星出身)
- 性別:男
- 年齢:推定10500歳以上
- 身長:55.5cm
- 体重:5.555kg
- 所属:ケロロ小隊
- 階級:軍曹(OR-6・ケロロ小隊隊長)
- 搭乗機:ケロロロボ、ケロロロボMk-II、ゴッドケロン、ガンダム
- キャラクターデザイン:吉崎観音(原作・原案)、追崎史敏
『ケロロ軍曹』の主人公。ケロン星からはるばる「ペコポン」(地球の事。原作では「ポコペン」)侵略の一環として地球の日向一家に侵入したものの、日向姉弟の日常的なやり取りで偶然侵入していた事を知られてしまい、頼みの綱である武器ケロボールも没収されてしまう。さらにそれが原因で本隊から切り捨てられ援軍を出せない状況を招いてしまう結果となり、以降捕虜(と言うより居候)として日向家の一員となる。
性格は一言で言ってしまえば『適当』であり、実際中間報告書などの問題を後回しにして提出期限ギリギリになって送る事が多く、また幼少期の頃から「行くなと言った所に行く」など問題のある行動を多くしてきたなど、おおよそ隊長、というよりも軍人として非常に問題のあるような人物である。ついでに漢字力と数学力や発想力などは小学生とあまり大差がないとまで言われている始末(実際、小隊員からの人徳がない事を伺わせるエピソードも少なくない。ただし本人なりに良心と責任感は持っており、小隊全員の健康を願うなど部下想いな所もある)。
一方で「あの頃」と呼ばれる黄金期は現在の腑抜けた姿からは想像もできないほどの武勇伝を有していたらしく、実際多くの大会で優勝経験を持っていたりする。またカエルに似た宇宙人らしく水泳が大得意で、湿度が99.9%を超えると頭脳が活性化し夏美や小隊員達も手に負えなくなるほどのフルパワー状態となる。
また、妙に要領が良く持ち前の腹黒さもあって侵略行為の一環として悪巧みを実行し、実際に成果を得る事も多い(しかしその後、すぐ調子に乗ってしまう事も多くそれが原因で侵略行為には大抵失敗している)。
趣味はガンプラ収集と制作、セルフパロディである漫画とアニメ『ゲロロ酋長(アニメでは『宇宙戦艦ヤマト』のパロディである『ゲロロ艦長』となっている)』の観賞やネットサーフィンなど。特にガンプラについては収集に熱意を捧げるあまり侵略行為の妨げとなっていたり、ガンプラを壊されるとほぼ必ず恐慌状態に陥るなど「偏愛」とも呼べる域に達している。
ちなみに一人称は「我輩」で二人称に「~殿」と付けており、口癖として語尾にほぼ必ず「~であります」と付けている。また、熊本県の郷土菓子である「いきなり団子」が好物である。
登場作品と役柄
- スーパーロボット大戦OperationExtend
- 初登場作品にしてイラストのセンターを飾るという大金星を治める。
- 一応侵略者である彼らがどのように自軍部隊と絡んでいくかユーザーから期待されている(と同時に「どうせ『ペコポン侵略は我々の方が先!!後からやってきた奴らになど渡さないであります!!』とか言って地球を守っちゃうんだろう」と予想されてもいる)。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
ケロロ小隊
- タママ二等兵
- 部下。基本的にケロロを尊敬し愛情も向けられているが、一方で下に見ているような場面もある。
- ギロロ伍長
- 部下にして幼馴染。しかしケロロの性格に振り回される事もしばしば。
- クルル曹長
- 部下だが階級は彼の方が上。これはケロロが隊長の素質を持っている事と、クルルは基本的に技術兵のため指揮官としての立場はケロロに一任しているため。一応、何らかの事情で小隊長が不在となった時に臨時として小隊長に付くことはできる。
- ドロロ兵長
- 部下にして幼馴染。ケロロ曰く仲の良い友達との事だが実際はいじめっ子といじめられっ子のような関係に近く、無謀な遊びをドロロに半ば強要していた。結果的に宇宙アサシンとしての力を身につけていく事となったものの、ドロロはその事が未だにトラウマとなっている。
- アンゴル=モア
- 幼少期の彼女とよく一緒に遊んでおり、その事が縁で彼女から「おじさま」と呼ばれ慕われている。
ケロン人
- プルル看護長
- 同僚にして幼馴染、彼女に淡い恋心を抱いており「プルルちゃん」と呼んでいる。
- ジョリリ
- 彼の意味不明なポエムに翻弄されている。
- ケロロ父、ケロロ母
- 両親、この2人に良い恰好を見せるために部下に演技をさせることもしばしば。
- ケロロ祖父
- ケロロの祖父、軍曹の台詞でのみ存在がわかっている。
- ケロロ上司
- 上官であり、ケロロからは「指揮官殿」と呼ばれている。
- モリリ、テルル
- ケロロの親戚、モリリはケロロの叔父であり、テルルはケロロの従弟。
地球人たち
- 日向冬樹
- 侵入した際に出会ってから次第に良きパートナーとなっていく。ただし本気で怒らせるとフルパワー時のケロロですら手がつけられなくなる一面も。
- 日向夏美
- 一応侵略者のためケロロ達を警戒しているものの、力関係は彼女の方が上であり、悪巧みの際にはお仕置きとして罰を与える事が多い。また夏美もケロロを「ボケガエル」と呼び心配しているような場面もあるなど、その様子は「悪友」か「手のかかる弟」のような関係に近い。
- 日向秋
- 日向家の長。ケロロたちが居候でいられるのは彼女の許しを得たため。
- 日向秋奈
- 秋の母で冬樹、夏美の祖母。ケロロ達ケロン人に対しても優しく接しており、ケロロは「提督殿」と呼んでいる。
- 西澤桃華
- タママの保護者、ケロロにとってはいい金ヅル
- サブロー
- クルルのパートナー。彼の実体化ペンを使って悪巧みをしたことも。
- 綾瀬かえで
- ケロロがよく通うプラモショップの店員、ケロロの良きガンプラ仲間として良い友好関係を築いていたが、彼女の都合で離れ離れに。別れの際にケロロは彼女に友情の証として一緒に組んだシャア専用ザクを渡した。
その他関係者など
他作品との人間関係
名台詞
- 「な…なぜバレたのでありますか…!?」
- 初登場時の第一声。夏美の「あっ、宇宙人」の言葉と共に指を差した場所に彼が潜伏しており…
- 「ゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロ………」
- 共鳴時の鳴き声。
- 「ごめんねゼロロ!あの時~したの・・僕なんだぁああああっ!!」
- ドロロのトラウマスイッチが入った際にケロロの変なスイッチが入った時の台詞。罪悪感は感じていた様子。
- 「ひどいであります!冬樹殿と一緒に買ったジムスナイパーカスタムがぁあああっ!」
- 超劇場版1にて、キルルによって破壊された日向家の残骸に潰されたジムスナイパーカスタムを見て。この時のケロロはガンプラを破壊された時の悲しみよりも、「冬樹と一緒に買いに行った」ガンプラが破壊されたことに悲しんでいた。ちなみにこのジムスナイパーカスタム、このときの為にカトキハジメが書き下ろしたオリジナルのパッケージであり実際には販売していない。
- 「冬樹殿、我輩はやはり、侵略をするであります。」
「冬樹殿や夏美殿、ママ殿がいるこの地球を侵略したいのでありますよ!」 - 「このバカちんがぁっ!友達ってのは、友達ってのは、そういうもんじゃないんでありますよ!」
- 超劇場版3にて、あくまで他者を道具としか見ない自身の分身たるダークケロロに対して、彼は自分の信念をそのままぶつけた。冬樹との間に地球人とケロン人を超えた友情を感じた彼だからこそ言える台詞である。
迷台詞
基本的に原作がギャグ漫画のため、必然的に迷台詞が多い。また、他作品のパロディが多いのも特徴である。
- 「ケロロ!行くであります!」
- 言うまでもなくアムロ・レイのパロディである。
- ケロロ「明確な意図を持ってエッジを出す…しかし主張しすぎず…400番…600番…1000番…」
夏美「不健全極まれりね」
ケロロ「わっ何!?もうだめだよ勝手に入ってきたらぁ!今、表面処理中なんだから!一本の毛埃が無限の絶望を…」
夏美「やる事もやらずにやってる事なんて知りません。それ没収ね」 - 日向家の日常風景である「家事をサボってガンプラ制作に打ち込む所を夏美に見られて罰として没収されるシーン」。
- 「てめぇらの血は何味だぁ~~!?」
- ガンプラを壊した宇宙のTVタレント(の偽者)にブチ切れて。
- ちなみにこの台詞は漫画『北斗の拳』のレイの台詞のパロディ。
- 「死(ち)ねぇ~~~!!」
- コゴロー初登場回での一騎討ちにこの台詞と共に飛びかかった。言うまでもなく小隊員たちからは「死ぬ感じ」と言われ、実際に敗北した(ごっこ遊びのため実際に死んではいないのだが)。
- 「リュウさんの無念を味わえゴルァ~~~!!」
- アニメ111話Bパートにて、ガンタンクのプラモを壊された事での報復の際の台詞。
- 「いやぁ~歌はいいねぇ!リリンの生み出した文化の極みでありますなぁ~!」
- 「トニーたけざきのエヴァンゲリオン」にて、「ケロッと!マーチ」を口ずさみながら登場。これも渚カヲルの名台詞のパロディ。
余談
- 分かりやすく言えば国民的漫画作品『ドラえもん』のパロディキャラ(性格面などはむしろ野比のび太に近いが)であるとも言え、実際に劇中では『ドラえもん』のパロディがいくつか描かれている(ただしアニメ版では多少控えめになっている)。
- 原作漫画の初期と現在では絵柄の変遷もあってキャラクターデザインが大幅に違っており、初期は帽子が盛り上がっており、黒目が非常に大きく腕と脚が太めになっているなど現在のような全体的に丸っこく足と腕が細く黒目が小さいデザインとは印象がかなり異なっている。この事は22.5巻のおまけ漫画でネタにされていた。
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