カイム

2019年12月6日 (金) 01:57時点におけるハチミツボーイ (トーク | 投稿記録)による版 (→‎余談)

カイムは『デビルマン』の登場キャラクター。

カイム
登場作品 デビルマン (原作漫画版)
声優 石塚運昇(OVA版)
小山力也(crybaby)
谷昌樹(SRW代役
デザイン 永井豪
初登場SRW スーパーロボット大戦DD
SRWでの分類 機体
パイロット
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プロフィール
分類 デーモン
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概要

巨大な四足獣型のデーモンで、両肩から角を生やしているのが特徴。

瀕死の重傷を負いながらもデビルマンを倒す力を願うシレーヌの前に外のデーモン達と共に救援に現れる。闘争だけが全てのデーモンでありながらシレーヌをする心を持ち、シレーヌに勝利を与えるため合体を提案し、自ら首を刎ねて体を差し出した[1]

カイムと合体したシレーヌは圧倒的な力でデビルマンに反撃し、戦闘不能においやるが、勝利を確信した笑みを浮かべながら事切れるという壮絶な最期を遂げた。その姿はデビルマンに美しさすら感じさせた。

登場作品と操縦者

単独作品

スーパーロボット大戦DD
初登場作品。第1章Part3より登場するボスエネミー。攻撃特化タイプ。声は谷昌樹氏が代役で担当している。
原作では単独での戦闘は行わなかったが、本作では戦うことができる。
サイズSSながらスピードが500とMサイズのユニット並であり、防御力も高いのだがサイズ補正のせいでそこまで硬くは感じない。他のデーモンほど避けないのでシレーヌよりは戦いやすいかもしれない。

身体機能

技・必殺技

原作では単独での戦闘シーンがないため、SRWではシレーヌとの合体時の攻撃が採用されている。

突撃
肩の角を使い、高速で突進する。
『DD』では通常攻撃。
放電
両肩の角の間に電撃を発生させ、攻撃する。
『DD』では必殺技。

サイズ

SS

人間関係

シレーヌ
彼女を愛するがゆえに命を捨てた。
デビルマン
シレーヌを勝たせたい相手。原作ではデビルマンと直接会う前に絶命してしまうため接点が無く、彼とのやりとりはスパロボオリジナル要素となる

他作品との人間関係

イキマ
DD』ではシレーヌを助けるために彼らに助力を頼んでいる。その条件として敗北時には自身の命を捧げる約束をしていたが、覚悟を示した事で助命される。

名台詞

「おれは生きのびるつもりはない シレーヌきみにデビルマンをたおす勝利の感激をあじあわせたいだけだ おれのからだを おれの能力をきみにやろう!」
シレーヌに合体する事を提案し、生き延びる可能性が五分五分であると言われ、理由を語る。
「シレーヌ血まみれでもきみはうつくしい」
辞世の句にしてシレーヌへの最期の愛の言葉。直後、自らの尻尾を使って首を刎ね、シレーヌと合体した。

スパロボシリーズの名台詞

(…シレーヌ、君の瞳に俺が映っていないのはわかっている)
(だが俺は君のためにこの全力を尽くそう。必ずや、君に勝利を…)
DD』第26話「襲来!炎の幻魔要塞!!」より
原作漫画版やOVAと違いシレーヌの作戦開始前にすでに合流しており、自分の恋は実らなくともそれでも愛する物の為に戦うことを心に誓う。

スパロボシリーズの名場面

愛ゆえに
DD』の29話の同サブタイトルより。
ゲルマーの卑劣な罠により愛する者達を危険に晒され、激しい怒りをその元凶であるシレーヌに叩きつけるデビルマン宗介。感情の昂ぶりに反応し起動したラムダドライバの力でシレーヌは絶体絶命の窮地に陥るが、カイムが盾となり彼女を救う。その後深い傷を負いながらもシレーヌの安否を気遣い、撤退を促す。それを見たデビルマン達はデーモンが仲間を庇ったことに驚愕するのだった。29話はサブタイトル通り愛する者の為に戦う話なのだが、これはカイムにも相応しいタイトルと言えよう。

余談

  • 原作での登場シーンはわずか6ページも無く、戦闘などもせずにシレーヌの危機に駆けつけ体を託し絶命してしまうというあまりに短い出番なのだが、その今までのデーモンの描写や説明とは全く違う行動は読者や視聴者に大きな衝撃を与えた。物語が進むに連れ人間性を喪失していく人類とは真逆に、デーモン族でありながらも一途な愛に生きた壮絶な最期にファンも多い。
  • シレーヌはアニメ版にデザインに変更を加えて出演しているが、カイムは登場していない。
  • 後日談の一つになる漫画『デビルマンレディー』では、合体したまま地獄に落とされているがシレーヌの体にカイムの装甲が追加されている等の特徴が追加されている。また、地獄に落とされている影響でシレーヌが分離した際にカイムの体の方もそのまま復帰している。

脚注

  1. デーモン同士がただ合体したのではどちらの意識が残るかは五分五分であり、シレーヌの意識が残った場合は彼も死ぬはずだったが、あえて彼はシレーヌに勝利の感激を味わわせるために自ら死亡し、彼女の意識が残るよう仕向けた