『スーパーロボット大戦GC』は「スーパーロボット大戦シリーズ」のゲーム作品。
スーパーロボット大戦GC | |
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移植版 | スーパーロボット大戦XO |
開発元 |
エーアイ アトリエ彩 |
発売元 | バンプレスト |
対応機種 | ゲームキューブ |
プロデューサー |
寺田貴信 じっぱひとからげ 菊池博 |
ディレクター |
赤羽仁 三谷一弘 |
シナリオ | 蒼田昇三 |
キャラクターデザイン | 田口栄司 |
メカニックデザイン | 大河原邦男 |
音楽 |
太田修司 nkis |
発売日 | 2004年12月16日 |
価格 | 8,190円(税込) |
CERO区分 | 全年齢対象 |
概要
『スーパーロボット大戦64』以来の任天堂据え置き機用タイトル。『スーパーロボット大戦α for Dreamcast』に続き、戦闘シーン演出は3Dポリゴンが採用された。戦略マップは2Dで構成される。単独作品だが、全体の雰囲気やゲームバランスの取り方などは携帯機シリーズに近いものがある。
本作の開発にはサンライズインタラクティブが協力しており、同社が開発した『サンライズ英雄譚』や『機甲武装Gブレイカー』の機体やBGMがアレンジされ登場している(Xbox移植版も同様)。
宇宙世紀ガンダムシリーズはファーストガンダムとΖΖが中心となっており、特にファーストは序盤において一年戦争の展開を再現している。マジンガーシリーズとゲッターロボシリーズが双方ともOVA版となり、J9シリーズ三部作が揃い踏みで参戦するのも今作で初となった。更に参戦困難とされた『絶対無敵ライジンオー』の参戦はファンを驚かせた。
後に『スーパーロボット大戦XO』としてXbox360に移植され、オリジナルの設定の一部改変やサブシナリオなどの追加が行われている。
新システム
- 部位ダメージ制
- HPが最大で4つの部位に分かれるようになり、攻撃時に敵の部位を指定するようになった。損傷・大破時にはステータス低下の影響を受ける。従来のHPに相当するのはBODY。
- 捕獲
- BODY以外の全部位を破壊した敵一般兵の乗るユニットを、自軍の戦艦で捕獲できるようになった。自軍で運用・売却・強化パーツ変換のいずれかが可能。
- サブシナリオ
- 本筋とは関係ないマップ。必ずしも通らなくてもよいが、繰り返しプレイすることができるので、全滅プレイをせずとも資金や経験値を稼げる。また、サブシナリオをプレイしないと加入しないユニットや追加武装なども存在する。
- スキルエースシステム
- 従来のエースシステムに、技能ポイント制やパイロット養成などの要素を加えたもの。
主な既存システムと変更点
- サイズ差補正
- サイズが敵より2段階以上大きい機体はBODYしか狙えなくなり、一部の武器が使えなくなる。逆に2段階以上小さい場合は、BODYへの攻撃が他の全部位を破壊するまで行えない。この仕様により、従来の作品以上にサイズ差が重要視されるようになった。
- 狙い撃ち
- 新特殊技能。持っているだけで、常にサイズ差を無視して全部位への攻撃が可能。
- 精神コマンド「狙撃」
- 一度だけ、サイズ差を無視して全部位への攻撃が可能になった。
- HPの回復手段
- 部位ダメージ制の採用に伴い、仕様が変更。BODYは従来通り回復可能だが、それ以外の部位は回復方法が限定される。
- 援護攻撃・援護防御
- 今回は導入初期のように、「援護」技能1つで両方が使用可能。ただし、一部キャラは援護攻撃しかできない。
- 信頼補正
- マップ上での行動(援護、合体攻撃)によって、各パイロットの各作品グループとの信頼度が上昇。隣接時に命中率と回避率に補正がかかるようになる。
- スキルパーツ
- パイロットに装備するタイプ。『D』とほぼ同じ。
- 精神コマンドの消費SP
- 個別制が採用されている。
- ショップ
- 『D』と同じく、不要な強化パーツやスキルパーツを売却可能。
難易度
熟練度が存在しないので、ゆっくりプレイ可能。全体的に見て難易度はそれほど高い方ではないが、部位システムにより小さいサイズのユニットが主力だと戦艦系の敵を撃墜しづらい。また後半には倒しても復活するボスが多くいるため、やや攻略に手間がかかる。
演出面
戦闘画面はフル3Dとなった他、任天堂ハードでは初めて戦闘シーンがフルボイスになった。
本作の時点ではパイロットのカットインが存在せず、部位が破壊されても演出上は変化がなかった。
話題
- 発売時に購入者特典として、ファミコンミニ版『第2次スーパーロボット大戦』が抽選で配布された。
- 今回のバンプレストオリジナルは主人公の苗字、機体のデザインなど、アトリエ彩が開発に関わっていた『サンライズ英雄譚』シリーズのオリジナル『機甲武装Gブレイカー』と共通する部分がある。BGMについても同シリーズから流用されたものが多数ある。
- この事が理由で、『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』では『GC』のオリジナルロボットは味方側はソウルガンナーが登場せず、敵側も登場メカに大きな変更が加えられている。
- 『熱血!必中!ボイス・スパログ!「ムーン・デュエラーズ篇」第3回』によると、リアル系主人公機はサンライズ側が、スーパー系主人公機はバンプレスト側がそれぞれ権利を持っているとのこと。
- 大小問わず、非常にバグが多い。『XO』ではほぼ全て修正されている。
- DVEはかなり少なく、各作品のラスボス格が敵を迎える時とスーパーロボットの合体イベント程度。
登場作品
新規参戦は★の5作品。
- 機動戦士ガンダム
- 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
- 機動戦士ガンダム 第08MS小隊
- 機動戦士Ζガンダム
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 重戦機エルガイム
- 蒼き流星SPTレイズナー
- 機甲戦記ドラグナー
- ★マジンカイザー
- 真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ
- 超獣機神ダンクーガ
- 無敵ロボ トライダーG7
- ★最強ロボ ダイオージャ
- 未来ロボ ダルタニアス
- 銀河旋風ブライガー
- ★銀河烈風バクシンガー
- ★銀河疾風サスライガー
- ★絶対無敵ライジンオー
隠し機体としてOVA作品『絶対無敵ライジンオー 陽昇城カラクリ夢日記』の「巨大からくり雷神王」が登場しており、「20周年記念特製ブックレット」では参戦作品欄に『陽昇城カラクリ夢日記』が記載されている。
終盤で『超獣機神ダンクーガOVA』(God Bless~)の展開が一部再現される。『機動戦士ガンダム』については劇場版の要素も取り入れられている。
また「ガンダムシリーズ」は宇宙世紀作品のみで構成されており、据置機完全新作としては『第4次スーパーロボット大戦』以来となる。[1]
バンプレストオリジナル
登場メカ(オリジナル)
本作のオリジナルメカのデザインは全て大河原邦男氏が担当し、ソウルセイバー(スーパーソウルセイバー)、アラウンザー以外の機体はサンライズインタラクティブが著作権を持っている。
主人公機
男女に関わらず、リアル系かスーパー系を選択できる。
- スーパーソウルセイバー
- スーパー系後継機。
- スーパーソウルセイバーFF
- スーパーソウルセイバーFG
- スーパーソウルセイバーGF
- スーパーソウルセイバーGG
- ヘッドセイバー
- ソウルセイバー、スーパーソウルセイバーの分離形態。
- セイバーブースター
- スーパーソウルセイバーの分離形態その2。
- ヘッドセイバーブースター
- ヘッドセイバーとセイバーブースターの合体形態。
ガディソード
クラウドハーケン、クロイツ・ヴァールハイトについては味方機としても運用可能。
- クラウドハーケン
-
- クラウドハーケン/F
- クラウドハーケンの変形形態。
登場人物(オリジナル)
主人公及び関連人物
主人公は男女のどちらか一方を選択。その他の人物については主人公の別に関わり無く登場する。
尚、主人公の名前は男女どちらでも「赤月秋水」だが、リメイク作品の『XO』では女性主人公の名前が「赤月光珠」に変更されている。
- 赤月秋水
- 男性主人公。
- 赤月光珠(赤月秋水)
- 女性主人公。
- フェアリ・ファイアフライ
- 赤月瑞雲
- 川西陣風
ガディソード
ジーク、サリーについては後にガディソードを離反する。
関連記事
ゲーム中データ
分類 | 記事 |
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全話一覧 | 全話一覧/GC |
隠し要素 | 隠し要素/GC |
精神コマンド | 精神コマンド/GC・XO |
強化パーツ | 強化パーツ/GC・XO |
特殊能力 | 特殊能力/GC・XO |
特殊技能 | 特殊技能/GC・XO |
メカ&キャラクターリスト | メカ&キャラクターリスト/GC |
- 合体攻撃 / 合体攻撃/GC
- エース(スキルエース)
- スキルパーツ
- 周回プレイ
- 母艦
- 修理装置
- 補給装置
- バグ (ゲーム)
- 中断メッセージ / 中断メッセージ一覧/GC・XO
- 部位
- 捕獲
- サブシナリオ
- 信頼補正
関連用語
- 最上重工
- 主人公の父親が経営する重機メーカー。
- 異次元同盟
- C.U.B.E
- 『XO』では「XENON」に変名されている。
余談
何故か本作では単体ユニットの攻撃力の最大値が軒並み6150で統一されており、それを上回るユニットは僅か2機である。しかもその2機はテキサスマックとボスボロットである。主役機ではないどころかボスボロットに至っては本来ギャグ要員である。
脚注
- ↑ もっとも、『第4次』発売時点において既に完結済みの宇宙世紀以外を舞台にするアニメ作品はSDガンダムシリーズを除いて存在していなかった(『機動武闘伝Gガンダム』もまだ最終回を迎える直前)のではあるが。