衝撃のアルベルトは『ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』の登場人物。
衝撃のアルベルト | |
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読み | しょうげきのアルベルト |
外国語表記 | Alberto the Impacter |
登場作品 | ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日 |
声優 | 秋元羊介 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦64 |
SRWでの分類 |
機体 パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 38歳 |
血液型 | バシュタールA型 |
所属 | BF団 |
役職 | 十傑集 |
概要
衝撃波を自在に操る能力を持つ(そのことから衝撃の、という字を戴きに置いている)。その戦闘能力は、単身敵の基地に乗り込み、大打撃を与えるほど凄まじい。
過去の国際警察機構のエキスパートとの戦いにおいて盟友・眩惑のセルバンテスを倒し、自分の右目を奪った戴宗に恨みを持っており、自分の手で彼を討つ事を望む。しかし、電磁ネットワイヤー作戦においての戴宗との戦いは、戴宗が命と引き換えにしてまで任務を優先した為、不完全な形で決着がついた。戦いの内容に満足出来ないアルベルトはやりきれない思いを抱える事になる。
登場作品と役柄
SRWシリーズでは生身でモビルスーツ、果ては使徒とまで戦う為(しかも気力さえ上がってくれれば倒せる可能性が高い)、やっていることの方が「衝撃」である。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 生身の体で第3使徒サキエルと壮絶な戦いを演じ、碇ゲンドウなど一部を除くネルフ職員に驚愕される。運動性が200もあり、無敵とも言える身のこなしでサキエルの攻撃は全て命中率0%。生身でも攻撃は強力だが、さすがに使徒のA.T.フィールドには弾かれてしまう。「防御攻撃」を選択すれば撃墜シーンが見られるのだが、生身の人間である彼が爆発する様は、『α』屈指の迷シーン。ちなみに、戦闘デモでは爆発せずに暗転する。使徒との戦いに比べればインパクトには欠けるものの、一般兵の操るジェガンを生身で破壊する場面も。
- 敵として登場するステージではイベント戦闘後に撤退するため、アルベルトと直接戦闘をする機会はない。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 『α』であまりに反響があった為か、リメイク版の本作では新規EDルート終盤で再登場、精神コマンドを使えばEVA量産機を撃破する事が可能。PS版よりも攻撃力や運動性が大きく上がっており、特に運動性は255という驚異的な高さ。追加ステージでは5段階改造されて280という恐ろしい値になっており、本人の回避の高さとサイズSSなのも相まって、後にも先にもこれほどの回避率を誇る男はいないだろう。ちなみに限界反応も初期値で999あり、限界反応が採用されている作品では唯一4桁の数値を見せてくれる。戴宗と決着を付け、崩壊するターミナルドグマで最期を迎えた。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- 初登場作品。殆どイベント戦闘での登場になるがその内容は非常に濃い。東方不敗マスター・アジアと間違えられ、怒って間違えた相手のモビルスーツを破壊するイベントや、東方不敗やドモン・カッシュとの対決イベントがある。コ・エンシャクがシールド扱いで登場する。
装備・機能
ここでは生身ユニットとしての衝撃のアルベルトについて解説する。
武装・必殺武器
- パンチ
- 『64』で使用。ごく普通に接近してパンチ。
- キック
- 『64』で使用。きりもみ回転しながら突進し蹴撃を見舞う。ゲリラのザクIIを粉砕した。
- 衝撃波
- 衝撃波を放つ。『α』では発射前に葉巻を吸う描写がある。
- 格闘
- 『α』で使用。素早い打撃を連続して加える。
- 大衝撃波
- 『α』で使用。強力な衝撃波を放つ。強制戦闘で連邦兵のジェガンを大破させたのはこの技。
- 使用には気力が130必要だが、操作できるステージでは気力を上げる手段が無いため、PS版『α』では見る機会が強制戦闘の1回しかない。
- DC版『α』においては、気力を150まで高め、かつ魂をかければEVA量産機をATフィールドごとぶち抜いて沈めることも可能。
移動タイプ
- 陸
- 当たり前だが飛べない。
- ちなみに陸専用というわけではなく、設定上では宇宙にも出撃可能(ユニット・武器性能共に全地形適応がAである)。
サイズ
- SS
- 生身ユニットのであるため当然SSサイズ。
パイロットステータス
能力値
『α』では射撃が最低クラスだが射撃武器を持っていないので関係ない。逆に技量、回避、命中はずば抜けた高さを持っており、全パイロット中でもトップの数値を持つ(技量のみ同率にイサム・ダイソンがいる)。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
パイロットBGM
人間関係
他作品との人間関係
- 東方不敗マスター・アジア
- 様々な意味で似たもの同士。『64』では戴宗に代わって彼が宿命のライバルであり、激しい死闘を繰り広げる場面も。
- ドモン・カッシュ
- 『64』では修行中の彼の前に姿を現し、生身で死闘を演じる場面も見られる。ライバルの東方不敗の弟子である彼の実力を認めている。
- 第3使徒サキエル
- 『α』における戦いでは、プレイヤーとネルフの面々にかつて無い程の衝撃を与えた。
- キール・ローレンツ
- DC版『α』では、彼と他のゼーレの幹部を皆殺しにする。
- アルベルトにとって彼らゼーレの委員会のメンバーは、孔明同様に「傍観者」であるとし、気に入らない存在だった。
- 碇ゲンドウ
- DC版『α』では彼の人類補完計画を阻止すべく、セントラルドグマにてロンド・ベルと共闘する。
名台詞
- 「何を言う戴宗!わしは納得いかんのだ!貴様との決着がこんなものでよいはずがあるまい!!」
- 戴宗が電磁砲の制御装置をかばいアルベルトの直撃を受け死んでしまう。
- 「あの女にはもう一度会いたいからな。何せ珍しい物を見せてもらったからな、他に類を見ないあの能力、BF団では誰かさんだけの能力だと思ったがな…」
- 銀鈴のテレポート能力を見て幻夜の秘密に感づいた。
- 「十傑集を、なぁめるなァァァァァァァァァァ!!」
- このあとジャイアント・ロボでも突入できない大怪球の高エネルギーを衝撃波で相殺するが…。ちなみに十傑集の一人である白昼の残月(SRW未登場)の台詞に「十傑集が集まれば、大怪球の一つや二つ」というものがあるのだが、一人で何とか出来てしまうのだから、他のメンバーもいれば確かに一つや二つどうとでもできそうである。
- 「いいか小僧、わしは決してお前達に加担するのでもなければ、慣れ合うわけでもない!だがな、この作戦、たとえどんな裏があろうとこれだけはわかっているぞ…!そう、世界の運命はこんな若造などに好きにさせるものではない!全ては我々BF団と、貴様ら国際警察機構とで決着を付けるものだ!違うか!違うか!!違うかぁぁぁぁぁぁ!!」
「なぁ、戴宗……」 - 声優の秋元羊介氏の熱演が光る魂の叫び。そして、大怪球のエネルギーを全て吸い取った為、体中にヒビが入って砕け散り、塵となってその生涯を終えた。
- 「もとより何もかも覚悟の上よ!」
- 水田麻里の漫画版での台詞。アニメでは事の真相を知らなかったが漫画版では孔明からの勧告を受けたうえで造反、国際警察機構の大怪玉フォーグラーの破壊に協力した。
スパロボシリーズの名台詞
- ゲリラ「き、聞いたことがある。素手でMSを破壊する奴がいると…」
アルベルト「ふん、貴様らごときでもわしの名をしっておるか。それに免じて楽に死なせてやろう」
ゲリラ「確か……あのドモン・カッシュの師匠……東方不敗、マスター・アジア!」
アルベルト「なんだとぉ!? 貴様、楽には死なさんぞ!!」 - 『64』より。アルベルトと遭遇したゲリラの痛恨の人違い。
- 「楽に死なせてやろう」と言っていたアルベルトだったが、東方不敗と間違われて態度を一変させてしまう。やってることと声が同じなので、間違えるのも無理もないが…
- 「あれが使徒か…」
「一つ試してみるか。諸葛亮孔明のいう通り、使徒が本当に人類の敵なのかどうかをな」 - 『α』第15話「使徒、襲来」にて。突然現れる上に生身で使徒と戦闘を敢行して、人類の敵かどうかを見極める際の台詞。正気の沙汰ではないが、倒せてしまいそうなのが不思議である。明らかに倒そうと思えば倒せるという前提で話を進めている。十傑集は伊達ではないということか。
- 「笑止!!貴様らが何を企もうが、これだけはわかっているぞ!世界の運命は貴様らや孔明のような傍観者の好きにさせるものではない!!全てはこの戦いに関わるワシらの手で決着をつけるものだ!!」
「フン!ならば、ワシが先にこの手で貴様らの終わりを告げてくれる!あの世とやらでこの世界の行く末を見るがよいわ!!」 - DC版『α』の終盤、ゼーレの本拠地にてキールやイングラムと対峙しての台詞。アウグストゥスとビッグ・ファイアによる死と新生の真実を知って驚愕しながらも、原作同様、世界の決着は戦いの当事者である自分達の手で着けるものであると主張。補完計画もGR計画も行き着く先は同じだと語る「傍観者」のキール達ゼーレの面々に引導を渡す。
余談
- オリジナルの出典は、『六神合体ゴッドマーズ』の原作でもある漫画『マーズ』に登場する無性生殖人間の一人。『マーズ』でも設定上では人間をはるかに超える身体能力を持っているはずだが、作中では披露する機会がなくメカや銃器に頼っている。本作やSRWで大暴れする彼を見た後では、その姿に凄まじい違和感を覚える事だろう。