次元連結システム

2019年9月30日 (月) 21:25時点における111.99.174.214 (トーク)による版

次元連結システム(Dimensional Consolidation System)とは、『冥王計画ゼオライマー』に登場するシステム。

概要

異次元から無限のエネルギーを取り出す一種の永久機関の様なシステム。開発者は木原マサキ天のゼオライマーグレートゼオライマーのみが装備している。なお原作漫画での名称は超次元システムとなっており、美久の胎内に次元ジョイントが挿入され、OVA版の名称はこのジョイントを元に変更したものだと思われる。ここで言う異次元とは、「物質世界」がビッグバンにより生まれた際に同時に生まれた筈とされる「反物質世界」であり、ゼオライマーの動力源はこの反物質世界との連結による平行宇宙を丸ごとリソースとした対消滅エネルギーである。

無尽蔵のエネルギーを抽出出来るこのシステムを持っているだけで、ゼオライマーは他の八卦ロボ全てを合わせても比較にすらならない程の出力・能力を発揮する事が可能。また、抽出されたエネルギーは攻撃や防御だけでなく、移動にも転用出来、全方位のバリアーや空間跳躍、そしてエネルギーそのものを攻撃に転用した化け物染みた破壊力を見せている。これだけでも既に太刀打ち出来る者が殆どいないまでに恐ろしいのだが、原作漫画版では更に自己修復機能まであり、機体は勿論例えコクピットごと攻撃され即死したパイロットにもその効果は適応される。スパロボのシステムで例えるならばイベントユニットが使用する「SP無消費版ド根性がほぼ常時かかっている」ような状態かつ、パイロットにまで反映されているといった所か。流石にこの辺りの無制限な描写は、OVAやスパロボでは再現されていない。一応代用としてHP回復S及び小が採用されてはいるが。

システムの本体

誤解されがちであるが、ゼオライマー(正確には動力源となっている美久)に搭載されているシステムは、あくまでも異次元からのエネルギーを抽出する為の「受信装置」に過ぎず、エネルギーを供給する役割を持ったシステムの本体は、ゼオライマーや美久には搭載されていない。

原作の設定だと、「システムの本体そのもの」は、ゼオライマーの数十倍にも及ぶ巨大さで、抽出するエネルギーの充満している異次元そのものに存在しているとされている。そのシステム本体とゼオライマーの動力源としてエネルギーが供給されている受信装置(氷室美久)とは、目に見えない巨大なケーブル(現代的に意訳するならば「ワイヤレス」)で、次元の壁を越える形で「連結」しており、これによってゼオライマーは異次元のエネルギーを無尽蔵に抽出する事が可能というメカニズムになっている。OVA版の次元連結システムのメカニズムも大体これと同じと思われ、「次元連結」という名称からもその事が伺われる。

登場作品 

スーパーロボット大戦MX

第23話において、ドーレムに取り込まれ異次元空間に飛ばされて行方不明になった碇シンジ神名綾人を救出する為に「このシステムが使えるのでは」と秋津マサトが提案した際、タップから「『次元連結システム』という名前がいかにもそれっぽく上手く救出できそう」という理由から絶大な賛同を得るが、肝心のシステムの内容が不明である(この時点ではマサトはマサキと人格統合されていなかった)ため彼の支持も空しく、この案は却下された。

スーパーロボット大戦Card Chronicle

ゼオライマーに秘められたその能力を遺憾無く見せつけるかのようにジェネシスを防ぎ、別の宇宙に跳躍していた。

スパロボ内での能力

スーパーロボット大戦MX

気力130以上で発動。

  HP回復(小)(毎ターン最大HPの10%を回復)
  EN回復(大)(毎ターン最大ENの30%を回復)
  特殊能力分身発動(50%の確率で敵の攻撃を完全回避)
  特殊能力バリア発動(あらゆるダメージを1000軽減)

ラスボスかと思うほどの凶悪な性能で、味方ユニットの特殊能力としてはトップレベル。
EN回復のおかげでMAP兵器メイオウ攻撃がガンガン撃てる。なお、分身は空間跳躍回避の代替能力という形で採用されている。 

スーパーロボット大戦J

気力130以上で発動。

  分身(本作では自分と敵の技量差で発動率が決定)
  移動コストなし、移動にかかるEN無し

一見、露骨なまでに弱体化してしまっているかのように見えるが、バリア・HP回復・EN回復は別能力として常時発動しているので、MXの時より性能は上昇している。なおこちらも本来分身は空間跳躍回避の代替であったが、グレートゼオライマーではトゥイン・ロード単騎版を使用する際に活用してると言う形でアレンジされる事になった。