車弁慶は『ゲッターロボG』の登場人物。
車弁慶 | |
---|---|
読み | くるま べんけい |
外国語表記 | Benkei Kuruma |
登場作品 | |
声優 | 八奈見乗児 |
デザイン |
永井豪・石川賢(原案) 小松原一男(TV版) |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 |
パイロット サブパイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 男 |
年齢 | 18歳 |
所属 |
浅間学園 新早乙女研究所(ゲッターチーム) |
概要
TV版
浅間学園への転校生。後に野球部のキャプテンを勤め、野球部だけにパイロットスーツは野球の捕手の防具一式である。
流竜馬や神隼人ですら苦戦した新ゲットマシン用シミュレーターに乗っても平然としているタフな体力を買われ、ゲッターチームにスカウトされた。子供好き且つ動物好きの優しい性格で、争いを好まない平和主義者ゆえ、当初は早乙女博士の申し出を断っていたが、早乙女ミチルの弟である早乙女元気が百鬼帝国の攻撃で負傷したのを見て、ゲッターチームの一員として戦う事を決意する。愛読書は当時、「週刊少年チャンピオン」にて連載されていた山上たつひこ氏の漫画『がきデカ』[1]。
物語序盤は臨戦態勢の最中に有っても子供との約束や動物の保護を優先する過度のマイペース振りを発揮し、それがチームワークを乱す要因にも繋がるなどトラブルメーカーとして描かれる事が多かったが、戦闘面では竜馬に次ぐ百鬼メカ撃破数を誇り勝利に貢献する機会にも恵まれていた。その反面、殺伐とした日々の影響なのか物語終盤では些細な事で激昂する様子が多々見受けられ、序盤の平和主義者設定が雲散霧消化してしまった感は否めない。
劇場版の『グレートマジンガー対ゲッターロボG・空中大激突』ではゲッターチームの補充人員として秘密訓練を受けていた設定で登場する。『決戦!大海獣』では強敵・ドラゴノザウルスの弱点を看破し、攻略の突破口を開く。
原作漫画版
漫画版ではゲッターロボG登場後に早乙女博士がどこからかスカウトしてきた補充要員。いきなりゲットマシンで竜馬と隼人をからかう結構嫌なヤツである(すぐに馴染んだが)。また、自意識過剰なところがあり、「俺がいる限りゲッターは無敵」「俺がいれば恐竜帝国との戦いも早く片付いた」と豪語したりする。おかげで『真ゲッターロボ』では途中で骨折してゲッターに乗れなくなった際に、竜馬と隼人にボロクソに言われてしまった。
尤も、同作において、初めて乗ったベアー号での合体が難しいと発言しながらも、それより遥かに操縦性が上がったゲッターGに乗ったハチュウ人類よりも速く合体を成功させていたり、竜馬がゲッタードラゴン、弁慶がゲッター1に搭乗し、それぞれの他のゲットマシンにはゲッターチームの新人パイロットが乗りこんで(隼人は早乙女博士が不在だったため、研究所で指揮)出撃した際、戦闘の途中で新人パイロット達が恐怖から発狂しかけていた事を考慮すると、弁慶のパイロットとしての適性は決して竜馬・隼人に見劣りするものではない。同作中、真・ゲッター用のゲッター炉となっていたゲッターGで敵を迎撃した際にゲッター線の暴走によって行方不明になってしまう。理由はそれ以前に発表された続編『ゲッターロボ號』では存在を完全に忘れられたためと思われる(正確には写真や回想で登場しているが…)。
なお、『小学一年生』『小学四年生』に連載された方の漫画では、中々存在感のある活躍をしている。
石川賢によるコミカライズ版『グレート対ゲッターG 空中大激突』では、元やじり専門の野球部員という驚愕の設定になっている。
登場作品と役柄
武蔵より登場頻度は多いが、イベント的にはあまり目立たず、また作品によっては水中戦の機会が少ないことでゲッターポセイドンや真・ゲッター3に変形する機会が減り、精神コマンド要員と化していることも度々ある。武蔵の死亡イベントが本編以前に消化され、最初からゲッターチームの一員としてゲッター3に乗っている作品も少なくない。
原作やTV版では武蔵との面識はなく、大雪山おろしを使うのもスパロボのオリジナル設定である。なぜか多くの作品で弁慶は武蔵を先輩と呼んでいる(竜馬も隼人も愛称か呼び捨てで呼ぶ)。先代ゲッター3パイロットであり、作品によっては弁慶合流前に仲間のために命を散らした武蔵に敬意を持っているのかもしれない。この設定が逆輸入されたらしく、『世界最後の日』の弁慶は武蔵を「先輩」と呼んでいる。ちなみに小説『スーパーロボット大戦』では「ムサシさん」と呼んでいる。
旧シリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦
- 初出演作品。戦死した武蔵の代わりに登場。初期レベルは40で、竜馬と隼人が弁慶よりも高いレベルになっていることが多いが、弁慶が敵を倒してレベルを上げた際、高レベルである竜馬と隼人も弁慶が上げた分だけレベルが上がる。武蔵と同じく気合はあるものの、熱血は覚えない。
- スーパーロボット大戦EX
- 最初からポセイドンで参戦。本作では彼がゲッターチームの幸運担当となる。PS版では幸運が隼人に移ったのでいつも通り気合担当、気合を持たないガラリアに激励を使う手もある。
- 第4次スーパーロボット大戦
- ゲッター3で参戦。大雪山おろしの特訓イベントがある。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 今回から声が入った。
- スーパーロボット大戦F
- 『第4次』同様、大雪山おろしの特訓イベントがある。序盤、ガギエルを攻略する場合、EVA弐号機のアスカと共に活躍する。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 真ゲッターロボの初登場シナリオで出番がある。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 劇場版の設定を受けてか、補充人員として登場。今回は武蔵が直々に大雪山おろしを伝授すると発言するのだが、その前に離脱してしまい、結局いつの間にか大雪山おろしが使えるようになっていた。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 第1話ではゲットマシンで強制出撃する。未来編以降はリョウとハヤトの反目に巻き込まれ、隠し事をするリョウを心配し、また戦闘中に負傷するなどシナリオにも絡んでくる。今作より戦闘台詞にてリョウ、ハヤトとの掛け合いが追加された。
- 戦闘面では援護を初期習得、早期に2に上がるため、武器の地形適応を補うとかなり強力な援護役となれる。今回はひらめきを覚えるため、分離での削り、援護、精神はがし役もハヤト同様こなせる。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- クスハ編では隼人・武蔵と共にゲッターGに乗るステージがある。そこで、ゲッターの合体機能が破損したため正式参戦はもう少し先である。必中・ひらめき・熱血等を覚えるのでSPアップを覚えさせると重宝する。珍しくアムロとの声優ネタがある。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 竜馬がコスモとの絡みが多いので、必然的にイデオン系との絡みが多く、惑星キャラルでは泣き虫のファードにケガを我慢するのが男ってもんだとアドバイスしているが、逆にプル達に女の子は泣いて良いのかと突っ込まれる。
- エンディングでは隼人が造る「ゲッター線を使わないロボット」について「どうせ並の奴じゃ乗れない」とテストパイロットになる事を表明した。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 久々に大雪山おろしを使わない(使えない)。また、TV版の設定を受けているようで最初はゲッターに乗るのを拒否していたらしい。珍しく武蔵を呼び捨てにしている。ポジションはいつもと一緒。チームワークの特訓の際、シルヴィアを庇った。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- ゲッター3に乗っている。
- スーパーロボット大戦COMPACT for WSC
- 援護を習得したため、援護攻撃や援護防御で活躍できるようになった。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
- 同上。ゲッター1が地上に対して不利なため、ゲッター3を必中+鉄壁で敵の中へ放り込むのが定石。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- 海マップが少なく、最終話も宇宙なので出番が減る。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- リメイク前と同じ。序盤はゲッター3に乗る。第1部中盤で乗り換える。『ナデシコ』の参戦により、「なぜなにナデシコ」へ飛び入り出演するイベントが追加されている。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- デフォルトでガッツを覚えている。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- ゲッターロボGが完成していたためか、すでに早乙女研究所にいてドラゴンを持ってきた。なお今作では条件を満たすと武蔵は死亡しない。
- スーパーロボット大戦W
- 武蔵死亡後のため最初から登場。だがゲッターはマジンガーのおまけ感が強く影が薄い。
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- オリジナル設定で登場。石川賢先生書き下ろしであり、髪型がモヒカンスタイルになっている。元々原作漫画版でもその出自が全くといいほど描かれていないためか、プロフィールはTV版のものが流用・アレンジされている。宇宙編初登場時ベテランのように振舞っていたが、宇宙では真・ゲッター3は活躍させられない…。
- 地上編ではスーパーロボットが主戦力なので、激励が役立つ…と言いたいところだが出撃できるのは終盤の4マップ(しかもそのうち1面はイベント面なので使うまでもない)のみ。
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場。
- スーパーロボット大戦64
- 中盤でアヴィエスレルムにゲッターで特攻を仕掛けた武蔵の代わりに登場。中条長官による紹介でゲッターチームに加入するという独特の経緯で登場する。顔グラフィックはいつになくしょげた様な雰囲気が漂う。
- スーパーロボット大戦MX
- 劇場版をベースにした登場。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- ゲッタードラゴンのサブパイロット。
パイロットステータス
能力値
防御がゲッターパイロットの中では高く、格闘の高さは3人の中では中間に位置することが多い(竜馬>弁慶>隼人)。ただし、射撃、命中、回避が一通り低い。竜馬や隼人に比べて見劣りする点が多いものの、「必要に応じて形態を使い分ける」ゲッターチームの特性故に、能力そのものを気にする機会は少ない。ゲッター3やポセイドンが燃費の良い高威力武器を持つことが多いので、地上戦が苦手な竜馬に代わって陸のボスユニットを相手にすることもある。
精神コマンド
主に気合、必中、努力を担当する。激励やかく乱などのサポート系の精神コマンドを覚えることもあるが、ほとんどの場合自分やチームメイトの気力上げだけで手一杯。
- 第3次
- 根性、ド根性、気合、加速、集中、友情
- 第3次(PS版)
- 偵察、努力、ド根性、気合、激励、友情
- EX
- ド根性、気合、友情、加速、幸運、激怒
- EX(PS版)
- ド根性、気合、偵察、激励、努力、鉄壁
- 第4次(S)
- ド根性、気合、必中、偵察、友情、探索
- F、F完結編、64
- ド根性、気合、努力、鉄壁、友情、かく乱
- α
- ド根性、気合、努力、必中、友情、かく乱
- α外伝
- ド根性、気合、ひらめき、必中、熱血、友情
- 第2次α、MX
- ド根性、気合、努力、必中、熱血、友情
- 第3次α
- ド根性、気合、ひらめき、必中、熱血、絆
- Z
- 努力、ド根性、気合、鉄壁、激励
- IMPACT
- ド根性、気合、鉄壁、熱血、幸運、激励
- COMPACT3
- ド根性、気合、必中、鉄壁、熱血、修行
- A(A PORTABLE)
- ド根性、気合、努力、必中、鉄壁、応援
- W
- ド根性、気合、鉄壁、必中、熱血、絆
- 新
- 根性、気合、ド根性、熱血、激励、激怒
- リンクバトラー
- 気合、友情、かく乱、鉄壁、努力、ド根性
特殊技能(特殊スキル)
竜馬や隼人と同様にあまり特殊技能は覚えない。ガードや援護防御Lvが伸びるなど防御系スキルを修得する。
- 第4次(S)、F、F完結編、α
- 底力
- α外伝
- 底力、援護L2
- 第2次α、第3次α、Z
- 底力L9、援護攻撃L2、気力+ (ダメージ)
- COMPACT3
- 援護攻撃、援護防御、ガッツ
- A(A PORTABLE)
- 底力L8
- W
- 底力L7、援護防御L2、マルチコンボL2
- 64
- 底力L8
- MX
- 底力L9、援護防御L2、ガード
小隊長能力(隊長効果)
固有エースボーナス
- パイロット地形適応「海」がS
- 『A PORTABLE』で採用。
パイロットBGM
- 「ゲッターロボ!」
- 前作から継続して使用されているTV版OPテーマ。
人間関係
- 車大介
- SRW未登場の父親で、ジャンボジェット機の機長を勤める。中年体型にも関らず身のこなしが軽い上に、百鬼兵数人を打ち倒すほど腕っ節も強い。48歳。
- 流竜馬
- チームメイト。戦闘中にヘマを遣らかした場合、高確率で彼から手厳しいダメ出しを喰らう事が多かった。
- 神隼人
- チームメイト。最終決戦前に彼と一寸した諍いを起こすが、行方不明になって以降はその事を悔やんでおり、後に彼の生存を確認した際には涙を流して喜んだ。
- 巴武蔵
- 戦死した先任メンバー。スパロボでは生存する事もままあり、「ムサシ先輩」と呼ぶ事が多い(『Z』では「ムサシ」と呼んでいる)。
- 早乙女ミチル
- 仲間。武蔵のように彼女を異性として意識している様子は全く見られず、「タダ飯を喰わせてくれる人」程度の認識しか無い模様。
- 早乙女元気
- TV版では彼の存在が弁慶の行動理念の1つにまで位置付けられており、仲の良さを強調したシチュエーションが多い。元気自身も、歴代メンバーの中で最も弁慶を慕っている様子。
- 三頭鬼
- 『G』第7話に登場する百人衆。搭乗していたメカ三頭鬼を失い逃亡を図る彼に対し、弁慶は豪速球を投げつけて角をへし折り撃破した。SRW未登場。
- 清水一角(一角鬼)
- 『G』第34話で浅間学園野球部の面々をフルボッコにした彼の所業に怒るも、直後の野球対決を経て意気投合し新早乙女研究所へと招待するが、その正体は「角面鬼三兄弟」の長兄・一角鬼だった。SRW未登場。
他作品との人間関係
名台詞
TV版
- 「あのな、あんまりカッカしない方がいいよ。怒るのは健康に良くないからな」
「つまんない事で喧嘩なんかしちゃいけないよ?みんな仲良く平和にやっていかなきゃ」 - 第1話で勃発した柔道部VS剣道部の諍いに介入し双方の主将を宥める際に発した台詞だが、弁慶の飄々とした物言いは彼らの神経を却って逆撫でする結果に…。
- 「平和主義者」という弁慶のキャラクターを印象付ける一幕だが、同時に「武蔵の居ない柔道部」に一抹の寂寥感が漂うシーンでも有る。
- 「お前たち百鬼一族は、いつだって汚い遣り方をするんだ!お前の母親が誘拐した元気君はな、俺の命より大切な友達なんだ!」
「俺はな、お前たち百鬼一族を1人残らず殺してやりたいぐらいだよ!!」 - 第8話で元気が白骨鬼に誘拐された事を知り、怒髪天を衝く勢いで娘のリサへと怒りをぶつける。弁慶が如何に元気を大切に思っているかが窺えるのと同時に、普段のんびりとした発言が多い分だけ、弁慶らしからぬ苛烈さが印象に残る。直後、ミチルから窘められるも弁慶の怒りは収まらなかった。
- 「ゲッターロボでアメリカのギャング退治かあ…いや、カッコいい~!」
- 第12話で新早乙女研へFBIからの捜査協力要請が舞い込み、西部劇気分が味わえると大はしゃぎする。
- 「どうだい、お前達やっぱり西部に来たらこの恰好じゃねーとなあ?どっから見たって西部の男よ。TVにでも出演するかなあ、うん?」
- ゴーストタウンの廃屋で見つけたウェスタン服一式を身に纏って御満悦の発言だが、いつものユニフォームの上から強引に着込んでいる為、「西部の男」云々と形容するには少々苦しい。
- 「2人とも二枚目ぶっちゃって自信タップリだな…だが、こっちは心で勝負だ!ドンと来い!」
- 第15話より、抜け駆け無しで胡蝶争奪戦に挑む事を誓った竜馬&隼人を目の当たりにして、負けじと弁慶も発奮するが…。
- 「百鬼帝国にもあんな奴がいたとはな。まともにやってたらゲッターロボがやられていたかもしれねぇな」
- 第16話より。鉄甲鬼の壮絶な死に様を見て。メカ鉄甲鬼と対峙した際は、「貴様ら百鬼帝国に正義などあるもんか」と非難した弁慶だが、彼の正々堂々とした戦いに見方を変えた。
- 「リョウ、そう剥きに成るなよ。俺達だって人の子だ、親父やお袋を恋しいと思うのは、みんな同じだろう?」
- 第31話で父・竜作の模範試合の結果を気に掛けるあまり、特訓に身が入らない竜馬の不調を「ホームシックを患ったから」と誤解し茶化すが、デリカシー皆無な弁慶の発言に竜馬はブチ切れ、あわや乱闘寸前の険悪な雰囲気に。
- 「真打ち?この俺がか?成程ぉ、言われてみればそれもそうだな。よ~しリョウ、最初はお前やれ!」
「後にこの俺が控えてるからな、思う存分戦ってきな!」 - 第34話でゲッターチーム相手にタイマン勝負を挑んでくる一角鬼へ、当初こそ先陣を切って相手になろうとする弁慶だったが、隼人から上手く煽てられた事ですっかり気を良くし、リーダー風全開で竜馬に出番を譲る。
- 「胃袋ってのはな、魚でも何でも背中には無い筈だよ」
- 劇場版『決戦! 大海獣』にて、ドラゴノザウルスも生物である事に変わりない点に着目し発したトリビアで、竜馬やデュークから感心される。
漫画版
スパロボシリーズの名台詞
旧シリーズ
- 「もっと俺向きの必殺技があると思うのよ、ジャ○ビニ流星打法とか」
- 『第4次』での大雪山おろし特訓の前の会話デモより。ジャ○ビニ流星打法は漫画『アスト○球団』が元ネタ。弁慶が野球部出身であるための発言だが、ミチルに「どうやってゲッター3で打つのか」と突っ込まれて没になった。だが『α』では『トップをねらえ!』のタカヤノリコにバスターホームランを伝授した(そしてあの作品にはジャコビニ流星アタックを必殺技にするロボットがいる)。
- 「ポチっとな!」
- 『F』における中断メッセージでタイミングよくボタンを押した時のおまけ台詞(裏技)。元ネタは『ヤッターマン』で八奈見氏が演じたキャラ・ボヤッキーの有名な台詞(声優ネタ)。
- 「俺達がただ何もしないなんて…そんなことムサシ先輩も…何より達人さんが望んでいるワケありません!」
- 『F完結編』「解かれた封印」より。真ゲッターロボ乗り換えイベントにおける台詞。
αシリーズ
α(α for Dreamcast)
- 「すいません!俺、野球やってたもんスから!!」
- スーパー系ルート第19話「激突! ゲッターロボVSゲッターロボG」に於けるゲッターチームとの初対面時、通常会話でも人並み外れた大音量で喋る事を竜馬達に驚かれての返答。「ヤジ専門のベンチ要員ゆえに声がデカい」というコミカライズ版『グレート対ゲッターG』を反映したネタであろうか?
- 「よろしく頼んます、ムサシ先輩!俺、先輩の技・大雪山おろしのデータを見て研究してました。今度、特訓をお願いします!」
- 自己紹介を終えた後、改めて武蔵に差し向かいで挨拶を送り「大雪山おろし」の教えを請うが、この台詞によって武蔵は自分がチームのリストラ対象にされたと早合点し、弁慶を敵視する事に…。
- 「だったら、俺のゲッターポセイドンに任せてくれ。使徒だろうが何だろうが、ムサシ先輩直伝の大雪山おろしで…」
- 第26話(宇宙ルート経由)「海からのマレビト」の第6使徒ガギエル戦にて発生する台詞。水中戦ゆえに苦戦を予想するアムロの言葉を受け、武蔵から伝授された奥義の披露に闘志を燃やすが、その意気込みもアスカの乱入によってカットアウトされてしまう。
α外伝
- 「…あいつ、気づいてないんだよ」
「自分の帰る所がここだってこと」
「ま、あんまり心配すんな。あいつはきっと戻ってくるって」 - 熟練度15以上ルート第26話「果てしなき大空に誓う」より。プリベンターを抜けた鉄也を共に心配し、もう戻ってこないのではと悲観する甲児にかけた言葉。
第2次α
- 「…もしかしたら、あの人には仲間なんか最初からいらなかったのかもな…」
- 第30話バイタル・ネット作戦ルート「コロスは殺せない」より。αナンバーズの面々が万丈の去就問題に揺れる中、ふと漏らした不用意発言…ではあるのだが、初めて負の側面を曝け出した万丈を端的に表した言葉とも言える。しかし、レイカ達の前で発するには余りにも迂闊すぎた感が否めず、本人もすぐに彼女らへ謝罪するが。
- 「悲しいけどよ…それでこそ俺達の仲間だった、あのクワトロ大尉だぜ」
- 第54話ハマーン休戦ルート「逆襲のシャア」or第56話ハマーン拒絶ルート「BEYOND THE TIME」に於けるシャアとの戦闘前会話。竜馬の説得に応じず、自分なりのけじめをつけようとするシャアの覚悟に感銘を覚える。
第3次α
- 「なあ…こうやって一緒に行動するのも何かの縁なんだ。お互いにツンケンするのはやめようぜ」
- 第38話惑星キャラルルート「運命の炎の中で」より。
- 「どうした、ボウズ?男の子が、この程度で泣いてちゃ駄目だぞ」
「ケガをすれば誰でも痛い。でも、それをぐっと我慢するのが男ってもんだ」 - 同上。転んだ程度でベソをかくファードに発した精神論。頭ごなしに怒鳴りつけるモエラとは対照的な対応に、子供好きという弁慶の性格が反映されているのだが、直後にプルやアーシュラからツッコまれた事もあり、何となく空振りに終わってしまった感は否めない。
- 「お前のやってるのは合体じゃねえ!ただ相棒を従わせているだけだ!」
- 第44話「闘志、未来のために」or「四神招魂、ここに」or「鋼の戦神」or「マイホーム・マイフレンズ」でのヴァイクランとの戦闘前会話。
- 地球の合体メカを「赤子のオモチャ」と侮蔑するハザルの傲慢さを一蹴し、真の「合体」を叩き込む。
Zシリーズ
- 「地球から人類を抹殺する日の為に、ずっと眠り続けていたとは御苦労な事だぜ!」
- 『ZSPD』シークレットエピローグ最終話「黒い歴史を越えて」に於けるXAN-斬-との戦闘前会話より。チームの先陣を切って、古より人類の淘汰を画策してきた悲観主義者達への怒りを叫ぶ。
COMPACTシリーズ
- 「百鬼の大将も似たような事言ってたぜ! 人間様を舐めるとこうなるんでえ!」
- 『IMPACT』第3部銀河決戦篇第14話「妖魔の島」より。自身の敗北に愕然とするバラオへ放った台詞
- 「じゃあオープンゲットして逃げてもいいんだぜ? 隼人」
- 『IMPACT』第3部銀河決戦篇隠しシナリオ最終話「メビウスの宇宙を越えて」より。落下するアクシズを、ロンド・ベルの機体総動員で押し返すという無謀さに皮肉を漏らす隼人へ発したジョーク。
単独作品
- 「完全平和主義か……。案外、俺が考えていたよりも骨のある代物かも知れないな……」
- 完全平和ルート「浄化」より。サンクキングダムでゲッター線や光子力エネルギーの研究を行うことに、考えを改める。
- 「…他人のフンドシでスモウを取ろうなんざ、鬼共も底が知れたな」
- 第30話(『MX PORTABLE』では第31話)(「地上に残す」ルート)より。ベガ星の戦力で新早乙女研究所を襲うヒドラー元帥へ吐き棄てた台詞。
- 「すまねえな、ドラゴノザウルス…!お前をこんな風にしちまったのは、人間なのかも知れねえのによ…!」
- 第33話(『MX PORTABLE』では第34話)(「地上に残す」ルート)「決戦! 大海獣」で発したドラゴノザウルスへの謝罪。原作や他のスパロボシリーズでは特に感じる事の無かったシンパシーを、ここで寄せている。
- 「そんな勝手な理屈が通るか!俺が自慢の角を叩き折ってやるぜ!」
- 第42話(『MX PORTABLE』では第43話)「神よ、百鬼のために泣け」での合体百鬼ロボットとの戦闘前会話。「百鬼帝国の長=世界の支配者」と主張するブライの妄執を、バッサリ斬り捨てる。
搭乗機体
余談
- 初期案では彼の代わりに大枯文次(SRW未登場)がゲッターチームに加入する設定だった。
- 「大柄な体格」「キャッチャー姿」「声優が八奈見乗児氏」という共通項から、スポ根アニメ『巨人の星』の名脇役・伴宙太と比較される事が多い弁慶だが、実際に八奈見氏は弁慶を演じるに当たり「敢えて伴宙太のニュアンスを意識してアフレコに臨んだ」と証言している。
脚注
- ↑ 本編内では『ガキデカ』と表記。