ペインキラー(PAINKILLER)
- 登場作品:鉄のラインバレル
- 分類:マキナ
- 頭頂高:18.6 m
- 全高:18.6 m
- 重量:48.7 t
- 動力:電力
- 装甲材質:ナノセラミック・ニューロカーボン
- MMI:電脳
- 開発者:城崎天児
- 所属:JUDA
- 意匠:九枚笹に蛇の目
- ファクター:九条美海
- メカニックデザイン:清水栄一
JUDA特務室所属・九条美海の搭乗機。機体名は英語で「鎮痛剤」を意味する「painkiller」から取られている。
アニメ版
拠点防衛用のマキナであり、丸みを帯びた機体フォルムが特徴。単体での戦闘能力はそれほど高くなく、後方支援や防衛目標の確保を主な任務とする。防御能力が高いので、漫画版とは逆にその名称にふさわしいと言える。
原作漫画版
「単機での拠点強襲」を目的としたマキナであり、アパレシオンと同時期に製作された最新鋭の機体であるとされている。「パルド」と「ロック」という獣型随伴機を従え、随伴機が運搬する武装を適宜選択・運用することで絶大な戦闘能力を誇る。
初期状態では増加装甲を纏っていた(この時はアニメ版同様の外見)が、鎌を武器とするなど細部に違いがある。また、増加装甲を排除すると紺を基調とした本体が現れる。なお、本体を露見してしまった場合、「敵の完全殲滅」を意味する事態となる。製造元を秘匿する目的もあったようである。また、ラインバレルとは別の意味で他のマキナとは違う特徴が多いらしく、色々と『怪しい』マキナ。美海の戦い方もあって、アニメ版のタリスマンよろしく名前の由来とまったく噛み合ってない機体である。ファンの間では「イタい女が操る殺人機械だからペインキラー」などと揶揄されることも。
心神喪失状態で近くを彷徨っていた美海を誘導してファクターとしたが、これは森次の推測によると、「自身が動くため、近くにいた美海を『精神的な生命の危機にある=放っておくと死んでしまう=ファクターとして生かす必要がある』と判断した、『マキナの原則』を都合よく曲解した結果である」とのこと。この一件により、特務室の面々はマキナの存在に少しずつ疑問を抱き始めることになる。
登場作品と操縦者
- スーパーロボット大戦L
- バリアフィールド持ちであり、Dソイルと修理装置によるHP回復効果のため、盾役として最適。原作通り戦闘力はあまり高くないのでサポート要員として割り切ろう。
- スーパーロボット大戦UX
- 原作漫画版で参戦しているため、後述における「増加装甲解除形態」が登場する。修理装置が削除されており、『L』とはうって変わって完全に戦闘型となっている。
装備・機能
武装・必殺武器
アニメ版
- 短剣投げ
- ナイフを3本投げつける。ナイフは手に持っての使用も可能。これを使う美海本人も投げナイフの腕前は相当なもの。
- レールガン
- 主武装。両腰にマウントしている。単射・速射を使い分けることができるが、スパロボでは単射のみ。
- ペインキラーフルパワー
- アニメ版でタリスマンに追いつめられる浩一を救うべく、美海がペインキラーのDソイルを意図的に暴走させて行った攻撃。アポトーシス(自死)臨界までエネルギー代謝率を高め、全身の装甲を展開させ、肩の装甲は展開後エネルギーを放出して翼を形成。猛スピードで突撃する。原作ではラインバレル mode-Bを発動させた浩一によって途中で止められて事なきを得たが、本来ならば自爆に等しい危険な技である。
原作漫画版
- ムチ
- 基本武装。切断力を備えており、どちらかというと「蛇腹剣」とでも言うべき。本来はロックが保持しているのだが、UXでは本体が備えている。
- パルド
- 随伴機の片割れで狼型。地上・接近戦を担当する。単体であってもアルマを軽く蹴散らすほどの戦闘力を持つ。
- ロック
- 随伴機の片割れで鳥型。下部にミサイルポッドを搭載しており、空中・爆撃戦を担当する。
- パルド・ロック連続攻撃
特殊能力
- 修理装置
- 「痛み止め」の名の通り、ダメージを回復する。アニメ版準拠のLのみ。
- バリア
- 最大2000ダメージを無効化。こちらもLのみ。
移動タイプ
サイズ
- M
機体BGM
- 「鬼帝の剣」
- 主題歌。
- 「Linebarrel」
- 次回予告。UXではこちらを採用。
対決・名場面など
余談
原作者でメカデザイン担当である清水栄一氏はペインキラーの装甲解除形態がある事を誰にも教えていなかったらしく、相方の下口智裕氏も登場直前まで知らされていなかった様子。