エマーン(Emaan)とは、『超時空世紀オーガス』に登場する東南アジアに位置する人類とは異なる進化を辿った平行世界の“人類”エマーン人の国家。
概要
エマーンは本来、彼らの世界において「地球」を指す言葉である。政治体制は幾つかの貴族的名家による合議制。赤道に近いため、相克界による温暖化の影響をまともに食らっており、町全体が巨大なドームに覆われている。
商売の国を自負し、各地に数多くの隊商を派遣しており、交易が盛ん。シャイアの率いるファクトリーはこの隊商の一つである。ちなみにエマーンの商人は非常にがめついことで有名。
エマーン軍はエマーンの慣性制御などの高い技術を利用した兵器を有しているが、商業国家であるがために兵の質はあまり高くはない。
エマーン人
人類(チラム人)と外見は殆ど変わらないが、後頭部から触角(触手)が女性は2本、男性は1本生えているのが大きな違い。作中では感情に沿ってよくうねうね動いていたが、特に意味のない退化器官である。
エマーン人女性の妊娠期間は17歳までしかなく、17歳を越えると数度の高熱を発した後に生殖能力を失ってしまう。そしてそれ以後の女性は恋愛対象にならない上、本人も性的羞恥心が完全に無くなってしまう(例えばシャイアは桂に何度か裸を見られているが、何とも思ってない)。いわば女として死んでしまうと言える。
エマーン人の男女の出生比率は男子1:女性2と女性が生まれる割合が高いため、その影響でエマーンは完全な女系社会になっている。また、子供はたいがい双子で生まれる。
登場作品
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 多元世紀を構成する国家の一つとして登場。原作どおり特異点である桂を狙って中盤で敵対、後に和解する。