概要
第72話に登場する、ベガ大王の娘であるベガ星の王女。
かつてフリード星に留学に来たことがあり、デューク・フリードのかつての婚約者でもあった。冷酷非道な侵略者である父親のベガ大王からも愛され、ベガ大王にとって二人の婚約は政略結婚に過ぎなかったが、ルビーナ自身は本当にデュークの事を愛してしまっていた。
ベガ星連合軍の占領下にあるルビー星の支配を任されるが、住民の反乱によってルビー星を離れ、スカルムーン基地に向かう途中でベガ放射能に異変がおきフリード星の環境が回復に向かっている事を知った彼女はそこでデュークと共に暮らしたいと願い、父の反対を押し切って地球に訪れるが、ズリル長官の謀略の末に彼の攻撃からデュークを庇って致命傷を負う。最後はスカルムーン基地の所在を教え、フリード星に最初に咲いた赤い花に「ルビーナ」と名付けて欲しいと願い、デュークに看取られながら帰らぬ人となった。
プレ作品『宇宙円盤大戦争』(SRW未参戦)に登場する王女テロンナのポジションを担う。敵将の娘といった基本設定やトサカ状の装飾が施されたヘルメット、主人公を庇って散る末路や中の人までもが同じと、その近似性は徹底している。
登場作品と役柄
これまでの『グレンダイザー』出演作品で父ベガ大王の出番があまりなかった為か、「敵ボスの娘」という重要なポジションながら彼女にも出番が中々巡ってこず、ナイーダやキリカよりも大幅に遅れての参戦となった。いずれの作品においても便利な支援系精神コマンドや特殊技能を修得するのでサポート役としてはかなり使えるキャラクター。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 序盤にデュークとベガ大王の台詞で登場するが、その時には既に死亡していたかのような扱いになっていた。しかし、実際には存命であり、後半にNPCで登場し、守りきれば自軍に加入する(守りきれた場合はエンディング等に関わるENDポイントが加算される。失敗すると加算されず)。SP回復を持ち、支援系精神コマンドが充実しており、集中と不屈で身を守れる一級の小隊員。ボスボロットに乗せた時の台詞は聞いてみる価値あり。
- 没データでマジンカイザーの技を叫んでいるボイスが存在しており、ファンの間では「遂にカイザーと競演か?」と噂されている。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 今作でようやくの初参戦。中盤に父ベガ大王の話を立ち聞きしてデュークが処刑されると知り、ベガ星連合軍に捕らわれていたマリアとひかるを救出し、自身はダブルスペイザーに乗って共にロンド・ベルに合流したものの、直後に突如現れた主人公・ライバルの手でダブルスペイザー共々連れ去られ、ベガ星連合軍の元へと戻される。
- 終盤で今度は小バームに捕まっていたジュドーとルーを救出して共に脱出、再度ダブルスペイザーに乗って現れ今度こそ自軍へ参入する。
- 合体攻撃はデュークとしか出来ず、能力も戦闘向きではないのでサポート要員。精神は激励、補給を習得。スペイザー要員としてはデュークが所有していない集中と加速が使えるようになるのが利点。
単独作品
- スーパーロボット大戦MX
- ほぼ原作通りの展開となり、仲間にはならずに死亡する。無条件で死が確定しているのはこの作品のみ。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
小隊長能力(隊長効果)
- HP・ENの回復量+50%
- Zで採用。
人間関係
- ベガ大王
- 父親。かつてフリード星の調略の為にフリード星に送り、その後もズリル長官との縁談を持ちかける等、ベガ大王にとっては自身の政略の道具という面はあるが、基本的は溺愛している。
- ズリル長官
- 臣下。彼に利用されてしまう。
- デューク・フリード
- かつての婚約者。政略による関係であったが、ルビーナ自身は本気でデュークを愛していた。
- グレース・マリア・フリード
- デュークの妹で、将来的には義姉妹になるはずだった。彼女とも面識があったと思われる。
- 牧葉ひかる
- 一応は恋敵ともいえる関係で、ルビーナの最期の場面では複雑な感情を見せていた。
- スパロボでは共演しても大した会話は無いが、『MX』では「大介(デューク)が信じる人なら…」と言われる。
- 兜甲児
- 『MX』では大介(デューク)を通してだが信用される。
- 余談だが、ルビーナが生き延びた『A』や『Z』なら、将来的に義姉弟(夫の妹の婿)になる可能性もある。
- ナイーダ
- デュークの幼馴染。一応は恋敵…なのだが、原作及びSRWでは共演したことがない。
- コマンダーミネオ
- SRW未登場。第9話に登場するルビー星人の女性コマンダー。ルビーナの領民に当たるが、彼女と面識があるのかは不明。
他作品との人間関係
名台詞
- 「それはお父様がフリード星を滅ぼしたからです」
- 「地球の人たちも同じです。我々を攻撃を仕掛けるから、彼らも反撃をするのです」
- 父たちの暴虐を批判しつつも、「我々」という表現を使うあたり、自分自身もまた暴虐の恩恵に浴してきたことを理解している模様。
- 「デューク。私は死にません……赤い花と共に何時までも貴方のそばに……」
- ルビーナの最期の台詞。彼女の死にデュークは激しく慟哭する。